【もょもと】

Last-modified: 2022-01-14 (金) 11:27:54

DQ2(FC・MSX・MSX2版)

おそらく最も有名な【ローレシアの王子】の名前。
かの有名な復活の呪文【ゆうていみやおうきむこう…】を入力すると出現する。
表音・音節文字である日本語の平仮名表記としてはあり得ない組み合わせであるため、名前をどう発音するのかは不明。
道行く人々が「もょもとおうじ!」などと話しかけてくる様子から見るに、どうやらあちらの世界の言語では普通に発音できるらしい。
現実の世界でも日本語の拗音(ゃゅょ)を母音として使う言語は多くあるので、そうした言語と平仮名を両方理解できる人ならそれらしく発音できたりはする。概念としてはウムラウトつきのドイツ語といった感じか。
書き方で言えばカナ表記した際のアイヌ語でもこうした表記が見られるが、いずれにせよ「もょもと」は平仮名表記が出発点なので、それの発音が正しいのかと言えば結局のところ謎である。
 
会話の中で必要になったら表記優先で「もよもと」または「みょもと」のように発音したり、「も」に強烈なアクセントを置いて「よ」を弱く見せるなど、人によって読み方は様々。発音優先で「ももと」「もぉもと」のようになる場合もあるだろう。
このサイトを見ている我々のような人間ならば、この程度のブレがあっても何の事なのかは理解できるだろうが、何の予備知識もない人に発音だけで「もょもと」を的確に伝えるのは限りなく不可能に近い。

実力

まだ【サマルトリアの王子】を探しに行く前の段階にもかかわらず異常に強いことで有名。
どこで積み上げたのか既に942,197もの経験値を得ており、【最大レベル】まであと2に迫った脅威のLv48。
HP229、ちから155、すばやさ130を誇りながら、一切の武器も防具も持たぬ裸一貫で黒雲渦巻く【サマルトリア】の地に降り立ち、鍛え上げられた自らの肉体のみで以て魔の眷属に誅伐を下すその姿は、まさに世紀末救世主。
その豪腕は序盤の難敵【マンドリル】4匹組など有象無象の山猿の如く蹴散らし、メタルボディにすら風穴を開け、かの【じごくのつかい】も素手の一撃で叩きのめす、生ける殺戮兵器である。
…ということは、自分の家のじごくのつかいを牢にぶちこんだのもこいつなのだろうか?
なお、素手の状態でも地上のフィールドの敵のほとんどは【せいすい】で封殺可能で、【くさりがま】以上の武器を装備すれば【ロンダルキア】以外のフィールドの敵は完封できる。
 
さらに、服も護身用武器も持たぬ割に27,671Gもの大金で懐を温めている。
本人は当分武具など要らず「親にもらった体一つ」だけで充分すぎる強さだが、必要とあらばこれを軍資金に仲間の装備を気前よく買い揃えるリッチマン。
たださすがに【大灯台】ぐらいまで進むといくらこいつでも無敵とはいかず、すっぽんぽんだと15ダメージは入るため15回前後の被弾で死んでしまう。少なくともこの頃までには装備を整えてあげよう。
それでも【ロトのつるぎ】【ガイアのよろい】【ロトのたて】【ロトのかぶと】が多少の手間さえ惜しまなければタダで調達できるのでそれで充分。お金で買う必要があるのは【はやぶさのけん】【ちからのたて】ぐらいだが、絶対なければ困るほどでもない。
判断力の高い敵が【にげる】をキャンセルしなくなる条件が異様に厳しいDQ2だが、さすがにこのもょもとを前にすると多くの敵が怖気づいて逃げるようになる。
通常プレイではまず逃げる姿を見られない【オーク】【ホークマン】といった敵の行動パターンに「逃げる」があることを実体験として知っているプレイヤーは、もょもとで頑張った可能性が高いと見ていいだろう。もちろんコイツに頼らずスーパーやり込みで発見した人もいるだろうが。
 
異様に強いのは肉体だけではない。
ストーリー進行【フラグ】も先走っており、本来ならいずれも船を手に入れてからでないと取りにいけないはずの【5つの紋章】のうち、太陽・水・命の3つを一人旅の段階で既に持っているのだ。特に初見で見つけにくい太陽と命は入手場所を再訪する羽目になった人も多く、あらかじめ所持しているのはなかなか気が利いている。
いつの間にやら【ルプガナ】【グレムリン】を倒したフラグまで立てており、ルプガナを訪問すればいきなり感謝の言葉と【船】を受け取れる。
 
驚異の肉体美を誇る世紀末救世主もょもとに対し、旅のお伴となる【すけさん】王子【アイリン】王女は通常通りの初期レベルで加入するため、仲間にした直後は逆に足手まといにもなりかねない。
だが彼の強さに頼りきりで二人を置き去りにしたままずっとゲームを進めていると、【ロンダルキア】の台地に降り立った時点で後ろの二人がレベル15前後しかないという事態も起こりうる。流石にここまで来るといかにもょもと王子と言えど一人ではキツくなるので、クリアするなら結局【レベル上げ】と仲間の力が必要。
二人のレベルアップを面倒がって2つの棺桶を【やくそう】で満たした「薬草タンク」にしてゴリ押そうとしたプレイヤーもいたようだが、その程度の回復アイテム備蓄で乗り越えられる程敵の攻撃はヌルくはなく、大多数が挫折を味わった。
我らが世紀末救世主がこの通り実質無敵とも言えるほどの強さなので、後ろの二人は充分な装備を固めてとことん保身に徹していればやがてレベルも上がり、ちゃんと戦力になってくる。
手段を選ばないなら【エンカウントエリア】のはみ出しを利用して大量の経験値を獲得する荒業も通常プレイより遥かに簡単なので、歴史的な超難関RPGである本作もステータス的な力不足からクリアできないなんてことにはならないだろう。
 
【一人旅】にチャレンジするなら、フラグ消化とレベル上げを大幅に省けるという点で、もょもと一人旅はサマルやムーンの一人旅より遥かに難易度が低い。
それでも【はかぶさの剣】(隼の剣25000G)なぞやろうものなら所持金は不安なので最低限節約は必須。ドロップ関係が不安なら稲妻の剣で代用するのも手だろう。
 
圧倒的な強さ、復活の呪文の出来、そして何より意味不明な名前で絶大なインパクトを残した偉大な人物。
発売から30年以上経過した現在もネタにされる事は多い。
例えば、コナミの通信対戦クイズゲーム『クイズマジックアカデミー』では、

ゲーム『ドラゴンクエストII』で初期レベルが48になる復活の呪文
「ゆうていみやおうきむこう…」と入れたときの勇者の名前は?

という問題が出題されているほどである。
また、Vジャンプブックス発行の「いたストSPガイドブック」でもローレシアの王子に「もょもと」と名付けている画が存在する。