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【くさりがま】

Last-modified: 2019-06-22 (土) 06:00:18




概要 Edit

DQ2で初登場した【武器】。鎖鎌。
後発シリーズほど値段がインフレする謎の武器。
 
草刈り鎌に鎖分銅を取り付けたような形状をしている。
【公式ガイドブック】等の説明では「鎖で敵を絡め取ってから鎌で斬りつける」や、「鎌の方を敵に投げつける」など様々な用法があるのも特徴。
【戦士】など前衛型のキャラクターは鎌の部分メインで斬撃を行い、刃物を扱えない【僧侶】や後衛のキャラクターは【チェーンクロス】のように分銅などで攻撃しているのかもしれない(当然ながらヒット時のエフェクトは斬撃系で固定ではあるのだが)。
ちなみにDQの鎖鎌で「鎌を投げる」ことが出来るのは、そのために鎌の部分を軽量化している為らしい。
 
現実の使用例などに関してはページ下部にて余談としてまとめているが、かなり癖のある武器である。
そもそも何でこんなマニアックな武器がドラクエ世界では量産されているのかも不思議だが、ゲーム序盤=モンスターの弱い地域=農具を改造した武器も実用されている土地柄、という密かな表現だったりするのだろう。
実際、スマホ版以降のDQ2では「農夫の自衛の武器」という説明がついている。ということはこの武器で【イネカリぎり】を……?
 
あるいは単に、これと同時期に購入できるようになる【くさりかたびら】との語呂合わせ(頭韻)を意識したという気がしないでもない。
そうでなければDQ1のてつのおのと同様に「てつのカマ」あたりで済むはずだ。
鉄よりも1ランク軽い立場の「鎖シリーズ」の武器ということで、こういうユニークな武器になったのかもしれない。
 
現実ではマイナーな上に使い辛い武器だが、DQ世界ではかなり多くのキャラクターが装備できる仕様で、特にDQ3・DQ4では呪文攻撃中心の非力なキャラ以外は全員が装備可能となっている。
基本的に「【どうのつるぎ】から【はがねのつるぎ】までの繋ぎ」といった立ち位置にある武器である。
 
序盤地域では最強の購入武器というケースもあるが、【勇者】達がこれを構える姿にミスマッチを覚えるのもやむを得ない。
しかも大抵コストパフォーマンスがあまり良くないため、人気はイマイチ。
【鎌スキル】が出たDQ8でも見事にハブられ(まあ元々鎌枠としては無理があったが)、登場できなかった。

DQ2 Edit

初登場。攻撃力は15で値段は390G。
【リリザ】【ムーンペタ】で買え、【ローレシアの王子】【サマルトリアの王子】が装備可能。
値段は多少高いが、【ローラの門】を抜ける以前では最強の武器。これがあると【湖の洞窟】攻略が若干楽になり、【はがねのつるぎ】までの繋ぎとして活躍出来るので、ローレシア王子には是非とも購入してあげよう。

非力なサマルもこれがあれば多少のダメージが期待できるようになるが、価格に見合ったダメージとは言い難いかもしれない。
彼の攻撃を【ギラ】主体にするなら武器はローレのお下がりで十分。その分、くさりかたびらの購入資金に当てるのが良い。
その場合でもローレの打撃がオーバーキルになるような弱い敵相手には鎖鎌をサマルに回せるので、地域によって使い分けるのも手。
 
【大灯台】の宝箱からも入手できるが、時期的に使い道は無いので金策に役立てよう。
また【グール】が結構な確率で落とす。くさり(腐り)違いじゃ……

リメイク版 Edit

価格は330Gになり、【サマルトリア】でも販売している。

DQ3 Edit

攻撃力24と高めだが値段も550Gと結構高めに設定されている。
【魔法使い】以外は全てのキャラクターが装備できる。
ただし、【武闘家】が装備すると攻撃力が12下がる。
【レーベ】で販売されており、【アリアハン】大陸最強の武器だが、アリアハンで550G貯めるのは正直キツイのでスルーされがち。
【ロマリア】まで行くと、これより上の【てつのやり】や鋼鉄の剣が買えてしまう。
だが、当時は難関のいざないの洞窟対策として装備固めする人も多くロマリアに突入後も更に金策に追われる事になる。

勇者ロトと仲間たちの出会いを描いた『ロトの紋章外伝 ここより永遠に』の冒頭では魔法使い率いるモンスター集団に襲われたアリアハンの旅人が、くさりがまで応戦しているが、投げつけた分銅をあっさりかわされている…

リメイク版 Edit

320Gとお求めやすい価格になった一方で攻撃力は16に後退した。
銅の剣の3倍以上するわりに攻撃力は4しか違わないので、FC版の【とげのむち】より割高感がある。
しかも、棘の鞭が強化されて、アリアハン大陸最強でもなくなった。
上位武器の鉄の槍や【はがねのつるぎ】も値下がりしたので、やはりスルーしてもいいかもしれない。
銅の剣を装備できない盗賊には上記の棘の鞭か、【いざないの洞窟】に落ちている【せいなるナイフ】でも与えておこう。
 
ちなみに、武闘家は爪以外の武器を装備すると攻撃力が武器攻撃力値の半分だけ減少するはずなのだが、減少値がFC版だけでなくSFC版でも12となっている。
これは単純に修正ミスだったのか、GBC版では減少値が8になった。
このような武闘家が装備した際に減少する値の修正ミスは【てつのやり】【てつのオノ】でも見られる。

小説版 Edit

【ポルトガ】で商人のサバロを襲撃したならず者たちが装備していた。
パーティが手にすることはない。

DQ4 Edit

攻撃力+20、値段は550G。
前作に比べて攻撃力は4も下がったのに、値段は据え置きとなってしまった。
【ブライ】【マーニャ】以外の全キャラが装備可能で、各章の序~中盤の町で販売している。
販売品の中では、ライアンにとっては【てつのやり】、アリーナにとっては【てつのつめ】に次ぐ攻撃力を持つ。
しかし、200G安い【ブーメラン】(リメイク版は【クロスボウ】)と攻撃力が2しか違わないので、繋ぎの武器として購入するにはコストパフォーマンスがかなり悪い。
ただし、鉄の爪が買えるのは2章最終盤であり、その道中には難関である【さえずりの塔】を含むため、多少コストパフォーマンスが悪くともアリーナの攻撃力を上げておく手も決して悪くない。
3章では【レイクナバ北の洞窟】で落ちているものを早い段階で手に入れられるため、初期装備に武器が無い【トルネコ】にとっては序盤から中盤までお世話になるだろう。あるいは最初は素手で逃げ続けて、これを入手してから攻撃を始めるのもアリかも。
そのため初見プレイヤーでもなければ、アリーナ、トルネコ以外のキャラに装備させることはあまりないだろう。
攻撃力さえ前作のままだったら、鉄の槍が値上がりした本作ではブーメラン(クロスボウ)並みにコスパの良い武器になりえたのだが。
 
上記のレイクナバ北の洞窟のものを取らずに残しておけば5章の【勇者】に回せるが、そもそも【女神像の洞窟】にもっといい【はがねのつるぎ】が転がっているので、武器としては役に立たない。
しかし、序盤の売値412Gは地味に大きいので、少しでも小遣いを稼ぎたい場合は5章に持ち越した方がいいだろう。
これらアイテム回収の際は戦闘を姉妹に任せ、勇者はレベルが上がるまで後方で防御していた方が無難。
 
PS版の移民の町では最終形態を【グレイトファーム】にした時にコレが販売されている。
まさか町の農民たちはこれで草刈りや刈入れを行っているのだろうか?

小説版 Edit

ミネアが使用している。最初は鎌の方を振り回してマーニャに「危ない」と言われていた。
コーミズ西の洞窟でエドガンの無残な死体を目の当たりにし、マーニャ共々八つ当たり気味に魔物の群れと戦う頃には鎌を振り回すスタイルは変わらねど自在に使いこなしていた。

DQ5 Edit

攻撃力は27とかなり上がったが、その分値段も900Gと跳ね上がった。
販売は【オラクルベリー】【アルカパ】のみ。
効果範囲は敵一体。本作の世界では鎌を手に持って直接斬りつける方が主流の様だ。
しかし、この作品以降は複数攻撃武器に押されがち。特に入手時期が被っている【やいばのブーメラン】には劣勢。
【ヘンリー】【イエティ】など多くのキャラが装備可能だ彼らにはもう少しゴールドを貯めて【チェーンクロス】などを装備させた方が良い。
 
【ラインハットの関所】を抜ける前に【スライムナイト】を仲間にした場合はこれがこの時点での最強武器になる。
はがねのつるぎと比べて値段が半額以下で、攻撃力が6(実ダメージ3)しか違わないので、お金に余裕がなければ、こちらでしばらく粘る選択肢もある。
 
『ドラゴンクエスト5 知られざる物語』の裏表紙では、これを手にして魔物と戦っている【ヘンリー】の姿が見られる。
こちらはちゃんと分銅を振り回しているスタイルである。

DQ6 Edit

攻撃力は27で格好よさ+13、値段はついに4桁越えの1100G。DQ4の2倍……
【ハッサン】が刃のブーメランを装備できないため一時的に活躍が見込める。
だが、これが【武器屋】の品揃えで初登場する【サンマリーノ】の街中で【てつのつめ】がタダで手に入るため、ただでさえ金欠気味のDQ6で攻撃力6上昇のために1100Gという大枚を叩くプレイヤーは少なかっただろう。
何よりこの先、特にボス戦もダンジョンも挟まず辿り着く【アモール】で鋼鉄の剣が売られている。
一周目ならともかく二周目以降のプレイヤーは歯牙にもかけやしないだろう。

かの有名な【クワこうげき!カマこうげき!!】があるが、さすがにこちらではなく普通の鎌だろう。

DQ7 Edit

攻撃力27で格好よさ+13と性能は前作据え置きなのに値段は1700Gとさらに上がった。
【キーファ】【ガボ】【アイラ】【メルビン】が装備可能。
ただしガボが装備すると攻撃力が13低下する。
初登場は過去【旅の宿】の武器屋。【ふきだまりの町】でも売っており、【牢獄へ続く洞窟】でも1個拾える。
 
本作では見事に空気と化していて、存在自体が無意味と言っても過言ではない扱いになっている。
 
購入できるようになった旅の宿(過去)の時点では既にキーファは離脱後で、装備する機会は無い。
メルビンとアイラは加入がずっと後であり、アイラは言うに及ばず、メルビンですら初期装備でくさりがまよりも強力な武器を持っている。
唯一、初登場の時点で装備できるガボは装備したら逆に弱くなってしまうので装備する理由が無い。
 
この不自然な設定を見るに、本来はダーマ編まではキーファは同行するはずだったのかもしれない。
吹きだまりの町では攻撃力が6上で主人公も装備できる鋼の剣を売っているが、あちらは1000ゴールドも高いので、キーファがいるなら安価な強化手段としての選択肢としてあり得たかも知れない。
一応、キーファ離脱前に移民の町を第6段階まで持っていけば武器屋で購入可能だが、その場合、同時により攻撃力の高くほぼキーファ専用装備の【おおかなづち】が売っている。
まぁ、どちらも他のキャラに使いまわせないので買わない方が無難。

リメイク版 Edit

配信石板の【ドキドキのパーティ】に登場する【グール】がドロップするため、キーファがいるうちに入手することも比較的容易にはなった。
しかし、敵からのドロップを狙うなら【しりょうのきし】がドロップする【はがねのつるぎ】【からくり兵】が落とす【てつのオノ】の方が性能がいいので狙うメリットはない。
結局、本作でも待遇にほとんど変化はなく、実質的な装備可能者がいない空気っぷりはいっさい変わらず。
ちなみに、装備させた際の攻撃モーションは斧系統と同じただ持って斬りつけるだけで、あまりくさりがまっぽくない。
というか、そもそも装備時の見た目がどう見てもただの【鉄のかま】。鎖部分はいずこに……?

DQ10 Edit

ドレスアップ用の課金アイテムとしてDQXショップに登場(DQH2よりも後の実装)。
ムチの見た目をこれに変更できるが、鎌の方を投げるモーション。

DQH2 Edit

【トルネコ】の特技として復活。消費MPは通常が8、改が13、極が19。
くさりがまを振り回して攻撃する。溜め継続中は鎌を振り回し続け、その部分は攻撃判定が出る。
この時は鎌の方をブンブン振り回している。
仮にも武器商人であるトルネコがこの様な使い方をしているという事は、DQ世界ではこちらが普通なのか?
単に開発元の【オメガフォース】の影響なだけかもしれないが……。
(オメガフォースの代表作である無双シリーズにも鎖鎌を用いる武将がいるが、いずれも鎌の方を振り回すスタイルである)
あるいはスクウェアとの合併つながりで、「聖剣伝説」に出てくる「鎖鎌」の使い方を模したのかもしれないが…
(あちらも鎌の方を振り回す。射程は短いが自分の周囲を攻撃する性質上、一部のマップトラップ発動や、草を刈って道を進むなどの使い道もある)

余談 Edit

現実世界では帯刀できない農民が護身用武器として考案したもの。
フィクションの世界では、戦国時代前後を舞台とした剣豪ものや忍者題材で広く知られるようになった。
現代でも各地の忍術や兵法流派で、これの扱いを伝える所が散見される。
 
実際には鎖分銅の方がメインで、これを振り回して打ち据えたりするのが基本的な使い方。
一方で鎌の方は懐に飛び込んできた相手への対処や鎖で絡め捕って引き寄せた相手を斬り付けるときに使用する。
間違っても鎖の方を振り回して遠心力を付けた状態で鎌を投げつけたりはしない。
そんなことをしたら敵だけでなく自分たちの陣営に対しても危険な上、手に持って斬り付けた方が狙いを定めて腰の入った斬撃を放てる分強力だからである。
第一、重さがさほどない鎌の方を振り回しても大して斬撃の威力が増さないのが実情で、あくまで分銅のオマケ的ポジション。
ちなみに鎖分銅の扱いはかなり難しく、慣れないうちは事あるごとに自身に当たって痛い思いをすることになる。
 
前述のように、小説ドラゴンクエスト4でもマーニャが鎌の方を振り回そうとした【ミネア】に慌てて突っ込みを入れている。
(ミネアにとってはこの使い方がデフォなのか、CDシアターの挿絵でも鎌の方を振り回している。非常に危険なので読者諸君はやめておくこと)
現実にも分銅の方を持って鎌を投擲する流派もあるらしいが、実際にはかなりの技量が要るのだろう。
ちなみに他のフィクション作品では鎖の両端が鎌になっていてそのどちらをも振り回す武器も存在する。
鎌を大型化して鎌の方も十二分な殺傷力を持つ武器とする大鎖鎌なんて物もあるが、リスクがデカすぎるのでやめた方がいい。
 
2014年5月に放送された「水曜日のダウンタウン」にて、お笑い芸人のケンドーコバヤシが「鎖鎌最弱説」を提唱し、検証されたことがある。
そのときは「棒術」「トンファー」「ヌンチャク」「三節棍」「十手」と鎖鎌の6種の武器の使い手が負け残りのトーナメントを行い、見事に最弱武器に輝いた。
ただし、あくまでも実戦ではないルールありのスポーツの形であったこと、使い手の力量の差、実際の鎖分銅の殺傷力や破壊力等が考慮されないことなどから、あくまでも参考記録である。