【ガルナの塔】

Last-modified: 2023-10-14 (土) 18:59:08

DQ3

【ダーマ神殿】からまっすぐ北上した位置にある【塔】
攻略に必須なアイテムやイベントはないので実は攻略しなくてもゲームの進行に支障はない。
【賢者】に転職する際に必要なアイテム【さとりのしょ】が秘蔵されているので攻略の目当てはそれになる。
【公式ガイドブック】での到達レベルはLv21となっているが、できれば賢者転職予定のキャラがLv20になるまでにはクリアしておきたい。
ダーマからすぐ北に行ったところにあるので発見できないことは少ないだろうが、「その場所に塔がある」という情報はゲーム中に一切登場しない。これは【アープの塔】も同様。
 
1階入り口付近に2人の女性がおり、そのうち1人は「悟りの書があれば賢者になれましょう」と教えてくれる。
これがゲーム本編中における唯一の賢者への転職情報である。
この他瞑想をしている【老人】もいるが、役に立つ情報はくれないし、この部屋には宝箱も無いので、特に来る必要はない。
 
かなり複雑な構造をした塔で、土台となる広大な1階から中央・東・西に3本の塔(それぞれ3階+屋上・5階・6階建て)が聳え、さらに北西側に小さな2階建ての別棟が存在する。
階段で繋がっていない部屋がいくつもあり、これらを行き来するために【旅の扉】や、塔同士を繋ぐ【ロープ】が張り巡らされている。
ちなみにロープはDQシリーズ初登場である。
誤った方向に十字キーを押しさえしなければ落ちはせず、実際には壁の無い1マスの床と同じ効果だが、不安定なロープという心理的なプレッシャーを狙った演出といえる。
正攻法では悟りの書のあるフロアまで辿り着くことはできず、ロープの途中から飛び降りる必要がある。
【洞窟】とは異なる塔の特性を活かした初の仕掛けである。
 
西側の塔最上階にある宝箱には【てつかぶと】が入っている。
FC版の鉄兜は【ぼったくり商店】でしか買えないので、あの店で買い物をしたくなければ貴重な一品。
 
登場するモンスターでは【ベギラマ】連発の【ガルーダ】、強力な炎を吐きまくる【スカイドラゴン】が危険。
こいつらは2階以上にしか出現しないが、1階では【バハラタ東の洞窟】にもいた【キャットフライ】【ハンターフライ】のフライコンビが再登場する。
スカイドラゴンは【ニフラム】が必ず効くので、苦戦するようならこの呪文で消してしまうこともできる。
これを知っているかどうかでこの塔の難易度が大きく変わる。
それでも【不意打ち】が発生すると辛いので、常にHP満タンの状態で行動した方が無難。
また、悟りの書を取りに行く途中のフロアには【メタルスライム】が大量に出現するため、転職後にレベルが下がってしまった仲間のために【メタル狩り】を行うのもいいだろう。
メタル狩りを行う場合、メタルスライムは4階以上にしか出現しないので注意。一番出やすいのは5階。 
やり込んだプレイヤーなら種狩りの名所という印象も強いだろう。
特に2階ではスカイドラゴンから【いのちのきのみ】【ホイミスライム】から【ちからのたね】【おおくちばし】から【かしこさのたね】と、需要の高いものをまとめて狙うことができる。
 
4Fの北西部あたりから飛び降りると、その場所によっては、降りた後2Fの壁の中(悟りの書が入った宝箱が見える位置)にすっぽり入ってしまう場合がある。まさに「ウィザードリィ」の「いしのなかにいる!」だが、ちゃんと抜けられる。【ハマり】ではないのでご安心を。
 
なお、Wii版公式ガイドでは、この塔内の旅の扉のみ「旅の扉」ではなく「泉」という表記で統一されている。

リメイク版

1階の悟りの書の情報をくれる女性は【踊り子】に、もう1人は【シスター】に、それぞれグラフィックが変更された。
また前者は、悟りの書がこの塔にあることも明言するようになった。
一方瞑想している老人はFC版と変化なし。
 
【ひとくいばこ】が削除されたほか、最上階の宝箱が鉄兜から【ぎんのかみかざり】に差し替えられた。
防具として有用である上、【船】入手前ではここでしか手に入れられない。

小説版

塔の中で唯一、名前を含めて未登場。
小説版では「800年前に世界各国が協力して建造した4つの塔型要塞」という設定が登場しており、そのうち3つはナジミシャンパーニアープだと明言されているが、残りの1つは言及自体が無い。