【ドラゴン系】

Last-modified: 2024-04-20 (土) 02:23:54

概要

""ドラゴン""クエストのシリーズタイトルの冠を被っているモンスターの【系統】。「ドラゴン族」とも呼ばれる。ファンタジーの王様。
【ドラゴンクエスト25thアニバーサリー モンスター大図鑑】によると、2012年(テリワン3D、DQ10オンラインのリリース前)時点で126種類が登場し、スライム族の98種類を上回っている。
火を吐くやつや力自慢なやつ、正統派なドラゴンから爬虫類に該当する恐竜、トカゲやヘビまでドラゴンに分類される。
ただ、そこまで範囲を広げても、全モンスターから見ればその割合は必ずしも多くない。
ナンバリング作品において、スライム系のモンスターは初登場以来常連になることがほとんどなのに対して、ドラゴン系はどのモンスターも登場作品が少なめで常連になることが少なく、作品ごとに登場する種族がごっそり入れ替わることが多いため、1作品に出てくるドラゴン系は概ねスライム系よりも少ない。
「ドラゴンクエスト」の名のわりに案外レアな系統である。

本編作品での特徴

ヘビやトカゲはさておき、正統なドラゴンは耐久力や攻撃力が高めで、よくブレスを吐くので注意が必要。
この系統は【炎系】に対して高い耐性を持っているイメージがあるが、実際には炎ブレスに強い種は一部に留まり、大半が弱耐性以下だったりする。
また、DQ8以前では炎に耐性があっても、なぜか【メラ系】の耐性に穴があったりもする。【ギラ系】についてはほとんどの作品で炎と同じ属性か、もしくは炎より効きづらい。
同じ炎なのになぜ耐性が低いのかは不明。
DQ9以降はこれらはすべて【炎属性】で統一され、ダメージ倍率が共通になったが、やはり炎に弱いドラゴンは多い。
 
また、【吹雪系】【ヒャド系】【氷属性】)の耐性が低いものが多いが、その逆に炎系よりも吹雪系の耐性のほうが高い種も珍しくない。
炎・吹雪両方に完全耐性を持つ【グレイトドラゴン】のようなパターンはレアケースである。
 
DQ3の【スカイドラゴン】やDQ4の【ドラゴニット】、および【ドラゴンゾンビ】系統などのごく一部の例外を除き、【ニフラム】は無効か高い耐性を持つのが基本となっている。
高位のドラゴンは行動封じ系の補助呪文にも高い耐性を持つが、初期の作品では【混乱】が穴になっている場合が多い。
DQ4の【ボス級モンスター】【アンドレアル】にも混乱が効いてしまうのは有名な話だろう。
 
DQ3からドラゴン系のフラグが設定されており、【ドラゴンキラー】をはじめとする特効武器や特効特技で弱点を突くことで大ダメージを狙える。
作品によって仕様などが異なるが、該当武器は剣系全般(DQ9、DQ10からは片手剣・両手剣)、【ドラゴンキラー】【ドラゴンスレイヤー】【ドラゴンバスター】(DQ10)、【ドラゴンクロー】(3DS版DQ8、10)、【竜王のツメ】【竜神のツメ】【竜神王のツメ】【神竜のツメ】、該当特技は【ドラゴンぎり】がある。
ただし、ドラゴンだと思っていた奴がデータ上はドラゴンじゃなかった、なんてこともあるので注意。
 
主人公たちが敵対するモンスターとしてではなく、味方サイドにおいて、シナリオ上重要な役割を与えられた(ときに【神】を称する)高位のドラゴンが登場するのも、ドラクエシリーズの定番となっている。
DQ3の【竜の女王】、DQ4・5の【マスタードラゴン】、DQ9の【グレイナル】、DQ11の【聖竜】などがこれに当てはまる。
彼らは、ドラゴン族を率いるリーダーではなく別種族たちに敬われているものが多い。
通常エンカウントするような一般のドラゴン系モンスターとの関係は、ゲーム内では触れられず謎になっている。漫画・小説等の派生作品では詳細な設定が与えられることもある。
キャラバンハートのマスタードラゴンのように、モンスターズシリーズではドラゴン系モンスターとして一般参戦するキャラクターも見られる。

モンスターズでの特徴

DQM1から多くのドラゴン系モンスターが出演している。
ちなみに、系統分類としての「ドラゴン系」は、本編作品に先んじてDQM1が初登場である(10の系統のうちの1つ、のちにDQ8で本編に逆輸入)。
しかし、キャラバンハートでは系統としてのドラゴン系がなくなり、【魔獣系】に内包されるかたちとなった。
ジョーカー1以降はドラゴン系が復活し、魔獣系は動物のモンスターたちを集めた種族となった。
ジョーカー3では、なぜかカエルである【ガマキャノン】系も含まれる。魔獣系や【自然系】の方が似合いそうな気がするが。
 
【天敵】となる系統は【ゾンビ系】。元ネタはDQ8の【ワイトキング】【討伐モンスターリスト】の『まめちしき』が由来だろうか。
ジョーカー2以降の種族の基本耐性はマインド(休み)・斬撃封じ・息封じ無効、ギラ、マヌーサ、フール半減、毒・ルカニ弱点。
テリワンではドルマ無効が基本耐性なのだが、ドルマ弱点も少なくない。
【ジバリア系】追加以降はジバリアに弱いものも多い。
 
系統を示すアイコンはドラゴンの横顔。これはキャラバンハートの魔獣系のアイコンとしても使用されている。

その他の作品での特徴

トルネコ3では【炎系】に吸収される形となり、系統名としては登場していない。
 
ライバルズでは、系統シナジーが強化された第4弾カードパック「モンスターもりもり物語」以降、【グレイナル】などを与えられた僧侶、【しんりゅう】などを与えられた占い師の中心系統となった。
やはりスタッツや効果の暴力で勝負するカードが多い。
 
以下では、各作品におけるドラゴン系に該当するモンスターを列挙する。
モンスターズまで含めると多すぎて書ききれないので、そちらは各自で参照願いたい。

DQ3

DQ4

DQ5

DQ6

【フェアリードラゴン(DQ6)】【イーブルフライ】【マジックフライ】は非ドラゴン)
【フーセンドラゴン】【バルンバ】
【バトルレックス】【アックスドラゴン】【ドラゴンソルジャー】
【オーシャンキング】【ディゴング】

DQ7

【よろい竜】【アイアンキッズ】【ゴールドキッズ】
【グリーンドラゴン】【アンドレアル】
【ベビーニュート】【ドラゴンキッズ】【メラリザード】
【ドラゴスライム】【ドラゴメタル】【スライムブレス】は非ドラゴン)
【ドラゴンヘビー】 【ドラグナー】【デッドドラグナー】
【りゅうき兵】(雑魚版のみ)【リザードマン】(【まかいファイター】【セト】は非ドラゴン)
【ギガントドラゴン】【ドラゴン・ウー】
【ダッシュラン】【テラノライナー】【ヘルジュラシック】
【首長竜】【ウィングドラゴン】【ケベナヒモス】【やみのドラゴン】
【ドラゴンコープス】【くさったまじゅう】は非ドラゴン)
【オルゴ・デミーラ】(ダークパレス第1形態)

リメイク版

【ヘルダイバー】【ギガントブラッド】
【りゅうき兵(ボス版)】

DQ8

【デンデン竜】【ドラゴンバゲージ】【ボボンガー】
【いばらドラゴン】【樹氷の竜】【ドラゴンブッシュ】
【バトルレックス】【ドラゴンソルジャー】
【リザードファッツ】【アルゴリザード】【アルゴングレート】
【海竜】
【竜神王】・巨竜シリーズ

3DS版

【追憶のアルゴン】(分類上はEXTRAだがドラゴン斬り有効)

DQ9

【ウィングスネーク】【ヘルバイパー】【オーシャンナーガ】
【ガメゴン】【ガメゴンロード】【ガメゴンレジェンド】
【リザードマン】【シュプリンガー】【りゅう兵士】【まかいファイター】
【ギガントヒルズ】【ギガントドラゴン】【ドラゴン・ウー】【アノン】
【グリーンドラゴン】【レッドドラゴン】【アンドレアル】
【グレイナル】【闇竜バルボロス】
【イデアラゴン】

DQ10オフライン

【メラリザード】【ベビーニュート】【ドラゴンキッズ】【リトルライバーン】
【フェアリードラゴン】
【ベビーサラマンダ】
【リザードマン】【りゅうき兵】【シュプリンガー】【アカツキショウグン】
【ダッシュラン】【テラノライナー】【せつげんりゅう】【ヘルジュラシック】
【スマイルリザード】【みずたまドラゴン】【ファンキードラゴ】
【スカルゴン】【ドラゴンゾンビ】【波怨竜】【バラモスゾンビ】
【おにこんぼう】【ギガデーモン】【ギーグハンマー】
【ギガントヒルズ】【ギガントドラゴン】【ドラゴン・ウー】【魔瘴竜】
【キングリザード】【ドラゴンガイア】【大地の竜バウギア】
【水竜ギルギッシュ】
【怪獣プスゴン】【怒りのプスゴン】
【キングヒドラ】

Ver.2

【フォレストドラゴ】【エルダードラゴン】【ヴォルカドラゴン】
【バトルレックス】【アックスドラゴン】【パラディノス】【トマホーガー】
【ベヒードス】【魔創兵グリモス】
【リザードファッツ】【アルゴングレート】
【ギーグハンマー・狂】
【赤飛竜】【青飛竜】【黄飛竜】
【覚醒プスゴン】

DQ10オンライン

Ver.3で【竜族】【竜化の術】で変身した姿や、ラスボスの【邪竜神ナドラガ】なども該当。
詳しくはこちらを参照

DQ11

【ドラゴン】【キースドラゴン】【ダースドラゴン】
【スカイドラゴン】【スノードラゴン】【サラマンダー】【魔竜ネドラ】
【スカルゴン】【ドラゴンゾンビ】
【ドラゴンライダー】【ガーディアン】【ハデスナイト】
【おにこんぼう】【ギガデーモン】
【ブラックドラゴン】【グレイトドラゴン】【グランシーザー】
【ウィングスネーク】【ヘルバイパー】【オーシャンナーガ】
【デンデン竜】【ドラゴンバゲージ】【ボボンガー】【デンダ】
【キングリザード】【カイザードラゴン】【ドラゴンガイア】
【ワイバーンドッグ】【ウルフドラゴン】【レジェンドウルフ】【人食い火竜】
【りゅうはかせ】【ドラゴビショップ】【ドラゴンロード】【フールフール】
【サバクくじら】【コーラルモンス】【アメジストワーム】【覇海軍王ジャコラ】
【邪竜軍王ガリンガ】【バルデバラン】

トルネコ1

【ドラゴン】

トルネコ2

【ドラゴン】【キースドラゴン】【ダースドラゴン】

DQMSL

イメージ通り息による攻撃を得意とするモンスターが多い。対戦では高い素早さを活かして敵を殲滅する戦法を得意とする。
息以外にも強力な特技を持ち、属性も無属性攻撃も強力なものを持つモンスターが多いため攻撃能力は随一のもの。
更に系統間でシナジーのある特性や装備も多いため、あらゆる局面に対応しやすい。
一方で構築に必要なモンスターのレアリティが高いものがほとんどで、期間限定のコラボモンスターも多い。
更に素早さが命であるためそれらの星を重ねる必要もあり、構築難易度が非常に高い。
こうしたことから課金者向けの系統であるため、いろいろな意味でプレイヤーから恐れられている。

ライバルズ

モンスターの系統のひとつとして登場。
全体的にコストが高く、高い能力を持つものが多い。
第4弾「モンスターもりもり物語」では【グレイナル】などが追加された【僧侶】【しんりゅう】などが追加された【占い師】が得意な職業として設定され、ユニットやシナジーを持つカードが追加された。

ライバルズエース

真3弾「星降りの決戦」では【戦士】【魔法使い】が得意な職業として設定され、ユニットやシナジーを持つカードが追加された。

魂の絆

ドラゴン系、スカイドラゴン系、ヒドラ系、ドラゴンキッズ系、グレイトドラゴン系、バトルレックス系、ダッシュラン系など。
 
ドラゴン系モンスターへの与ダメージを増加させる【討伐の証】「ダースドラゴンの証」、被ダメージを軽減する「スカイドラゴンの証」が存在する。