概要
全作品で使われている効果音。
DQプレイヤーなら誰もがご存じ、【レベル】が上がったときのMEである。
「テテテテ・テッテッテー」「チャチャチャチャ・チャッチャッチャー」などと擬音で呼ばれることも。
隠れたヒット曲であり、ガラケー全盛時代はしばしば着メロチャートの上位に食い込むこともあった。
なお、作曲者はもちろん【すぎやまこういち】。
基本的に「◯◯◯◯は レベルが あがった!」などのメッセージと同時に再生されるが、メッセージの前に鳴るか、表示と同時に鳴るかは作品や機種によってマチマチとなっている。
メッセージ前に鳴る | DQ1・DQ2・DQ4・DQ7、リメイク版DQ5・DQ6、スマホ版DQ8 |
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メッセージと同時 | DQ3・DQ5・DQ6、DQ8以降 |
ナンバリング作ではDQ11Sを除き、これが鳴っている最中はボタン操作を受け付けない。
DQ10からは、低音のチューブラーベルによる職人バージョンが登場した。これはWii U版オリジナルサウンドトラックに収録されている。
DQ1
戦闘後、レベルアップの条件を満たすと【勝利】の曲に続いてこの曲が流れ、曲の後にメッセージが表示される。
ただし、本作では1回の戦闘でレベルが2つ上がった際には1回しかこの効果音を聞くことができない。
DQ2
前作と同じく、曲の後にメッセージが表示される。
音色が若干変わりシャープな感じの音になった。
本作からDQ8までは、『勝利』が流れてからこの曲までの間は一旦移動時のBGMが流れている。
今作からレベルアップの各種メッセージは1レベルごとに表示されるようになったため、一気に多くの経験値を得て2レベル以上一気に上がると、連続してこの曲を聞くことになる。
DQ3
曲の鳴るタイミングが変わり、「◯◯◯◯は レベルが あがった!」のメッセージの表示と同時に鳴るようになった。
【転職】によってレベルが1に戻る仕様の本作ではこの曲を聞く機会も増加。この曲の繰り返しとともに強さが一気に上がるときの爽快感は堪らない。
【しあわせのくつ】を履いていると移動中にも聞けるようになった(FC版のみ)。
また、レベルアップ以外の場面で使われるようになったのも本作が初。
【ロマリア】で勇者が王(女王)にされたときに、画面の暗転とともにこの曲が流れる。
リメイク版
転職をしたときにも使われるようになった。
DQ4
DQ2までと同じく、曲の後にメッセージが表示される。
第三章では、【トルネコ】が【エンドール】で自分の店を購入したときにも流れる。
雇われる身から自分で店を経営する身へと、身分的な「レベルアップ」に相応しい使われ方だろう。
DQ5
再び「◯◯◯◯は レベル◯に あがった!」のメッセージの表示と同時に鳴る仕様になった。
【仲間モンスター】が多数登場することから今回も聞く機会は多い。
DQ6
前作同様、メッセージ表示と同時に曲が流れる。
最後の長音にドラム伴奏が加わり、格好よくなった。なお職業レベルの上昇時には何もMEが流れない。
以下のようにイベントで使用される機会も増加した。
- 主人公が上世界の【レイドック】の兵士に採用されたとき
- 【きこりの家】にて【ハッサン】が1人で小屋を立てたとき
- 呪文・特技のイベント習得
- ハッサンや主人公が本体を取り戻して、新しい呪文・特技を思い出したとき
- 【ルーキー】が【スラッジ】元で【かがやくいき】を伝授されたとき
- 【氷の洞窟】で合言葉が正解したとき
リメイク版
【スライムカーリング】では、ステージクリアの条件を満たしたときに使われる。
DQ7
前作同様にドラム伴奏がある。
本作ではまたまた、曲の後にメッセージが表示されるようになった。
PS版ではイベントでは流れず、今作は仲間モンスターもいないので聞く機会は少なくなった。
リメイク版
【モンスターパーク】で自作の【すれちがい石版】を発掘したときに、『勝利』に続いて流れる。
DQ8
ドラム伴奏は無くなり、トランペット風の力強い音色になった。
メッセージ表示と同時に曲が流れるが、その際メッセージ表示が名前の一文字目で若干引っかかる。
通常のレベルアップ音の他、モンスターの【マージリンリン】と【アイスチャイム】が使う、その名も【レベルアップの曲】という技があり、この時の音は鈴の音風になっている。
DQ9
今作以降はメッセージ表示と同時に曲が流れる。
今作からはレベルが一度に2段階以上上がった場合、「◯◯◯◯◯は レベル○から レベル○に あがった!」とまとめて表示されるようになったため、複数人がレベルアップする場合を除いて曲が何度も繰り返されることはなくなった。
イベントでは、序盤で【リッカ】が【宿王のトロフィー】を取り出し【レナ】たちに見せた時に使われる。
またタイトル画面で【冒険の書】が破損していた場合、前の冒険の書からのリカバリーに成功した時に使われる。
DQ10オフライン
【東京都交響楽団】によるオーケストラ版を使った通常版と、シンセサイザー版、職人バージョンの3パターンが使われている。
通常版は本来どおりレベルアップ時に流れる。仲間キャラがレベルアップすると、この曲の後にレベルアップしたキャラがボイスで台詞を発し、その間は操作を受け付けない。これはボイスをオフにしていても変わらない。
【釣り】レベルが上がった時にも同様に使われるほか、イベントでは【スピンドル兵士長】の登場シーンで使われる。
シンセサイザー版は【酒場】でフレンドのじゅもんの入力に成功した時と、そうびぶくろ拡張クエストで使われる。
職人バージョンは【ふしぎな鍛冶】の鍛冶レベルアップ時のほか、【エテーネの村のおはなし】で【ごきげんなぼうし】をプレゼントされる時にも使われる。
DQ10オンライン
職人バージョンが初登場。
詳しくはDQ10大辞典:【レベル・アップ】を参照。
DQ11
2Dモード以外では、レベルアップ時にこの曲と同時にレベルの上がったバトルメンバーがポーズをとるようになった。3DS版3Dモードではその時に「レベルアップ!!」というテロップも出る。
また【ふしぎな鍛冶】の画面を開いて鍛冶能力が上がった場合には、職人バージョンが流れる。
イベントではDQ6と同じく呪文や特技などのイベント習得時のほか、以下の場合に使われる。
- 【イゴルタプ】に能力を引き出してもらったとき
- 【きしどう】【はくあい】スキルが解禁されたとき
- 【天空の古戦場】で【ぱふぱふ】してもらったとき(2Dモードのみ)
- 【ウマレース】でベストタイムを更新したとき
DQ11S
レベルアップ時にこのMEが流れている最中でも、ボタンを押すとメッセージを進めることができるようになった。
ドラけし!
ドラ消しのスキルレベルが上がった時はDQ10のアレンジ版が流れる。
外伝
プレイヤーにレベルの概念が存在しないビルダーズでは【拠点レベル】が上がった時に流れる。
一方、トルネコ2およびトルネコ3では、ある状況下においてこの曲を連続で聞くことは恐怖以外の何物でもないだろう。
振り返れば奴がいる……。
アベル伝説
各話終了時のステータス画面や、作中(【モコモコ】の会心の一撃が決まった時など)で使われた。
ただしゲームとは違い「テテテテテ↓ーテッ、テ↑ー」といった感じの音で、後半の「テーテッ」で音程が一つ下がり最後の一音で元の音階に戻る(ゲームでは一度下がり上がった後最後に下がって元に戻る)。