【酒場】

Last-modified: 2024-02-10 (土) 03:25:12

概要

ご存知、酒を飲む店。RPGの情報収集の場として非常に有名。
作品によって大小さまざまな店が登場しており、【バーテンダー】【バニーガール】が店主として切り盛りしていることが多く【宿屋】【カジノ】と併設されていることも多い。店内にオルガンがある事も。
DQでは【ルイーダの酒場】が特に有名であろう。
 
店として利用できる機能を持っている事はほぼ無く、専ら人が集まりやすい場として、情報収集やイベント発生などの起点にされる。
どちらかというと夜間のみ営業する酒場の方が多いのだが、24時間営業の店も少なくない。これは【昼と夜】のシステムがある作品と無い作品があるのも影響している。
【地図】画面ではビールジョッキまたはワイングラスのアイコンで示される。
 
現代世界では未成年が入店しすることが厳しく戒められている事が多いが、ドラクエにおいてはそのようなことは無く、あるいは歴代主人公たちがすでに成人扱いされているからか、入店を拒まれる事は無い(DQ5の幼年時代だと【アルカパ】のように怒られるケースがあるが(*1))。
SFC版以降の作品では、【樽】のオブジェクトが置かれていることが多く、中には【せいすい】【アモールのみず】が入っていたりする。酒の原料にしているのだろうか……。
 
モンスターズシリーズでは酒場にモンスター同士のお見合いを希望するマスターが訪れることがある。

DQ3

「酒場」というもの自体が初登場。【アリアハン】【ルイーダの酒場】のほか、【カザーブ】にも酒場がある。
また【○○○○バーク】には劇場内に併設されていたが、革命後はお酒を取り扱わなくなる。

DQ4

ルイーダの酒場は登場せず。
普通の酒場は、【エンドール】【モンバーバラ】【ハバリア】【アネイル】【コナンベリー】【スタンシアラ】と多数登場。
宿屋に併設され始めたのも、本作より。また、酒場に欠かせない【バニーガール】【NPC】が初登場した。

DQ5

バーテンダーのNPCが初登場。
多くの町に存在、初登場は幼年期の【サンタローズ】だが、幼年時代は【主人公(DQ5)】【ビアンカ】は子供なので店員に大人になったらまた来るようやんわりと促される。【オラクルベリー】では、単体営業している酒場の他、【カジノ】に併設されているものもある。
また【ルラフェン】には「夜の仕込み」なるものを行っている酒場の店主や、リメイク版では【ルラフェンのじざけ】なるものも登場するなど、シリーズ中でも珍しく酒造らしき描写を見ることができる。
温泉地である【山奥の村】にも酒場がある。
 
【グランバニア】の城内にも存在し、この酒場は青年時代後半になるとルイーダの酒場となる。なんと、本作と次作のルイーダはバニーガールの衣装である。
また、青年時代に入って【オラクルベリー】の酒場に行くと、主人公が今まで酒を飲んだことがないことに驚かれたり、【サラボナ】の酒場では主人公がお酒に強くなるイベントがあり、主人公の成長と時間の経過を感じさせる施設としても機能している。
 
【ポートセルミ】の酒場では爺さんにお酒を奢って情報を聞くことができるが、これはシリーズでも珍しい「主人公が酒場でお酒を購入する」イベントである。

DQ6

【ランド】【ライフコッド】の酒場の息子である。
本作にも多数の酒場が登場するが、その一部がルイーダの酒場の支店の役割を果たしている。
なお、【ひょうたん島】内にも酒場が存在する。
【ロンガデセオ】には酒場が2つ(カジノの併設を含めれば3つ)あり、ひとつは重要なイベントがあり、もうひとつは見付けにくい所にある。
ちなみに隠れ酒場で男に50G支払うと、とっておきの情報が聞ける。

DQ7

過去の【ふきだまりの町】のような荒んだ町にも、2軒存在する。
特技を奪われ自暴自棄になった人々がここで飲み続けているのだが、元ダーマの神官もずっと飲み続けており、ダーマ神殿が奪還されても飲み続けているあたりやるせなさを感じさせる。

DQ8

専用のBGM【酒場でブギウギ】がある。最初の【トラペッタ】から【三角谷】までそこら中の町に存在。他の作品に比べてストーリーを進めるために必須のイベントが発生する事が多い。

DQ9

またもルイーダの酒場が登場。今回は【リッカの宿屋】の一角に存在。【酒場のポルカ】という酒場をイメージした曲も登場した。

DQ10オフライン

【小国】【大国】などにある。DQ8と同じく【酒場でブギウギ】がBGMになっている。
【討伐依頼書】を引き受けるためのフレンドの登録をする「冒険者の酒場」と【ダーマの神殿出張所】が併設されており、地下には【モンスター酒場】(オフラインではサービスなし)もある。

DQ10オンライン

各地の都市や町村に登場。大半の酒場にダーマの神殿出張所が併設されている。
チェーン店であり、ルイーダらしきオーナーの存在を匂わすメッセージもある。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

やはり各町村に存在する。【ホムラの里】の酒場は【ベロニカ】の初登場シーンであるほか、ここを訪れることでイベントが進行する。
その他、公式の配布壁紙では酒場で楽しそうに酒盛りをする勇者一行が描かれているなど、地味ながらも切っても切れない存在であるようだ。

トルネコ1

【ネネ】【バー・ネネ】をオープンさせている。
お客の要望に応えて作られたものであり、大成功している。
なお、トルネコ2以降はお店の方までいけないため、どうなっているかは不明。

ビルダーズ2

【オッカムル島】【アーマン】の潰れた酒場跡がある。無気力となっている住民達に気力を取り戻すため、まずはこの酒場を【バーの設計図】?の通りに復興させるのが最初の目標となる。
更に終盤では【ゴルドン酒場】を建築することになる。
 
部屋レシピとしては【バー】【みんなの酒場】【ゲーム酒場】を作る事が出来る。
いずれの部屋もバーテンバニー、またはバニーの真似事をする【ホイミスライム】を揃える事で機能する。

脚注

(*1)中世から近世のヨーロッパでは、飲用に適した水の入手が日本より難しい事が多く、飲料水の代わりに水で割ったワインやビールを飲むことが多かったので、未成年の飲酒が禁じられたのはそんなに昔の事ではない。(現に親の監視の元でなら子供に酒を飲ませても良い国はヨーロッパには未だに多い)
「西洋人は未成年飲酒に厳しい」という印象を持つ人が日本人に比較的多いのは、酒に厳しい米国人のピューリタン的禁欲主義がハリウッド映画などによって日本に入って来ていたせいである。