ドラマなどでは、「夢落ち」と並んで、乱用されるとうんざりする設定であるが、FFシリーズには記憶喪失の登場人物が出てくる作品が多い。
基本的には普通に記憶を喪失していくケースが多いが、中には失うべき記憶がない(始めから記憶を持たない)という変化球があるので油断できない。
チョコボの不思議なダンジョン時忘れの迷宮は記憶がストーリーのテーマになっている
FF3
FF4
テラ。一般的な記憶が失われた描写は無いが、魔法のほとんどを忘れてしまっている。試練の山にて全て思い出す。
- 記憶喪失っていうか単なる物忘れじゃないの?
開発室の時田氏。DS版で自分の名前を忘れかけている。
FF5
ストーリー開始後初登場の時点でガラフが記憶喪失に陥っている。
その影響で…
途中で記憶回復
FF6
序盤のティナ
ロックの過去回想のレイチェル。ロックを助けるために橋から転落して記憶喪失になった。
ロック曰く死に際に記憶が戻った。序盤ロックがティナを「守る」と言うのは
記憶喪失の姿がレイチェルと重なって見えたから。
FF7
5年前のニブルヘイム事件を回想した際、クラウドとティファが、セフィロスに斬られた前後の記憶がないみたいなことを言っていた(クラウドは回想そのものが…だし、ティファの方は意識が無かっただけかも知れないが)。
- ティファについてはこの記憶も喪失状態となっている。これによって、クラウドが謂れのない疑惑と叱責をニブルヘイムの住民から受けることとなる。
FF8
G.F.のジャンクションの影響で、主人公チーム全員が記憶喪失。
- 正確には出身がガルバディアガーデンのアーヴァイン、そもそもガーデン関係者ではないリノアは記憶喪失にはなっていない。
- その二人もGFを使ってるからどちらにせよ将来的に記憶喪失にはなる。
あくまでトラビアガーデンでのイベントでは目立って進行してないだけ。リノアに関しては魔女の力があるから下手したら将来的にもならないor他よりも軽くて済む可能性はあり得ない話ではない(そこまで魔女の力が万能かは置いておく)。
システム的なジャンクション=ストーリー的なジャンクションであるとは限らないけど一緒に戦うと決めた時点でストーリー的なジャンクションは行っていると思うからやっぱり将来的な記憶喪失は避けられない。
って言ってもエンディング時点で無理にジャンクションをする理由が無いから進行も抑えられるとは思うけど。(ノーグはいないし魔女もリノアで正式な騎士付きなので無問題。ガルバディアがどう出るかは不明)
- その二人もGFを使ってるからどちらにせよ将来的に記憶喪失にはなる。
FF9
パーティキャラには総じてこの描写は見られない。強いて言うならフライヤと再会したフラットレイくらい。
幼少期のガーネットはこれに該当…するのか?
ジタンのテラにいた頃の記憶はどうだろうか?
FF10
この世界では『シン』に近づきすぎると、『シン』の毒気にあてられて記憶障害になるらしい。ティーダが自分の言動を取り繕うための言い訳に「『シン』の毒気」を持ち出すと、周囲の者がみなひとまず納得しているので、実際にそのような症例があるのであろう。
劇中ではキーリカ・ビーストの選手イスケンが『シン』の毒気による記憶障害を起こしている。
また、ビサイド島には過去に毒気にやられて何も思い出せなかったと語る男性がいる。
FF11
アーティファクト再取得イベントなど、任意にプレイヤーキャラクターの記憶を消去することで再び発生できるクエストがいくつかある。単に記憶が消えるだけではなく、そのイベント中で死んだ人物も平然と再登場する(そして再び死ぬ)ので、どちらかというと限定的な時間の巻き戻しである。
NPCではセルビナ職工ギルドの娘マチルド、アドゥリンの腐女子パロネルなど、過去の記憶を失った人物も何人か登場している。
FF12
メインシナリオには関わらないが、記憶を失ったキャラはいる。
- ビュエルバから落下してフォーン海岸に流れ着いた男性。
- ナブディスのメダルイベントに関わる、兄を訪ねてラバナスタに来た帝国人女性。
- ギーザ草原の集落から脱走し、エルトの里に辿り着いたコカトリスのチィ。
DFF・DDFF
神々の戦士たちは、召喚直後では全員が記憶喪失。
戦いを繰り返すごとに記憶は戻っていくが、戦いに敗北した陣営は浄化を受ける際に記憶がリセットされる。
- 補足としてこの世界の「記憶」は定義が2つある。
召喚直後喪失しているのは「元いた世界の記憶」
「元いた世界の記憶」の有無や取り戻し具合がいつ頃召喚されたかの目安になることからこちらは浄化でリセットされない。
浄化でリセットされるのは「D(D)FF世界での前回までの戦いの記憶」
こちらの記憶がリセットされることで敗北を重ねてきたコスモス側の戦士達(プレイヤー)はこの戦いが何度も繰り返されてきたものだということを最初は知らなかった。- 浄化は対象者を召喚直後の状態に戻してしまう行為であるため、召喚後に得ることとなる「ディシディア世界での記憶」はリセットされるという仕組み。
なお消えてしまう記憶であってもその全てが消失するわけではなく、戦いの中でなんとなく思い出す、あるいは記憶のどこかに引っかかるなど、前回の記憶の影響が残っている場合がある。
- 浄化は対象者を召喚直後の状態に戻してしまう行為であるため、召喚後に得ることとなる「ディシディア世界での記憶」はリセットされるという仕組み。
カオスとの最終決戦、戦いの中で記憶が戻っていった戦士たちの中で唯一人WOLだけが記憶が戻らず、本人はそれを不安に思っていた。
FF14
新生編の開始時点ではシドが記憶を失っており、マルケズと名乗っている。
これとは別に、あらゆるNPCは旧版FF14で活躍したプレイヤーキャラに関する記憶が曖昧になっている。
旧版からの引き継ぎをしていた場合、それに関連してセリフが微妙に変わり、関わりの深かった一部のNPCからは物語を進めるにつれてはっきりと思い出されていく。
強いエーテル放射を受けた場合、記憶を司るエーテルが上書きされて記憶喪失や記憶錯誤に陥る(前述の第七霊災に関わるものはこれ)。
あくまでも「記憶が読み出せなくなる」だけなので、何らかの強いきっかけや魔法的手段で記憶を修復することは可能。それらが無ければ、文字通り墓まで持っていった後でその事実を思い出すという。
FF15
DLC「オンライン拡張パック:戦友」の主人公(アバター)が記憶をなくした王の剣の一員。
FF零式
特定のキャラに限ったことではなく、厳密に言えば記憶喪失とは言えないかも知れないが、クリスタルの影響で死んだ人間の記憶が欠落するといった描写が見られる。
- シリーズはもちろん、一つの作品としてもかなり珍しい部類に入る設定だと思う。
FFRK
ウララ。封印の影響で記憶を失っている
メビウスFF
ブランクたち。記憶を失ってパラミティアに流れ着いた異邦人達。過去が空白というのが、「ブランク」の由来。
WOFF
主人公であるラァンとレェンの二人が記憶喪失。
本編開始前に世界から切り離された際に記憶を失ったとのことで、失った記憶を取り戻すことが旅の目的となる。
FF:U
黒き風。
白い雲との戦いの記憶→アウラの記憶と徐々に戻っていくが、「12年前の戦い」の真相が明かされるのはアニメ最終回となる。
- この記憶喪失に関しては後の白い雲に起こったミスト喪失と同様に、
アンリミテッドが混沌と融合して死を迎えた際に起こる現象の一種…とも考えられる。
実際、一度共に死を迎えたはずの二人だが、混沌と融合していない場合はそういった障害が起こっていない。 - 風が自分から記憶喪失について話すことがないため、「本人は記憶喪失だと認識しているのに周りがそれを知らない」という妙な事態が起きている。
初対面の時に風が「名前など……忘れた」と言うシーンが唯一だが、流石にそれだけで過去の記憶が全て無くなっていると推察するのも無茶だろう。