吸血鬼の呼び名としては最もポピュラーな呼称。
表記は「バンパイア」「ヴァンパイア」のどちらも良く使われ、FFシリーズ各作でも表記が揺れている。
大雑把に言えば「血を吸うゾンビ」。
FFシリーズでもアンデッドとして扱われるケースが多い。
- 十字架、太陽光、流れ水、白木の杭などの数々の弱点で知られるが、太陽光で灰になる弱点は原典にはなく、日が昇る日中は特殊な能力が抑えられる程度である。
太陽光で灰になるのは映画設定によるもの。
また十字架の弱点も宗教的な意味合いらしく、キリスト教の力を誇示するための後付けであるらしい。
モンスターとしての知名度に反してシリーズ本編での出番は少ない。
バンパイアガールやドラキュレディといった派生モンスターもほぼ1作限りである。
FF1 
アースの洞窟の石版の前に陣取るボスモンスター。
彼を倒すとスタールビーを入手する事が出来る。
マップグラフィックが用意されたボスモンスターとしては珍しく後にミラージュの塔で雑魚敵として出現する。
アンデッドなのでディア系魔法や炎に弱いがそれ以外のほぼ全ての属性攻撃に抵抗力を持つ。
しかし、マヒ攻撃しかしてこない上、HPが低いので簡単に倒せる。
サーダによるとリッチのしもべに過ぎないそうだ。
バンパイアとは吸血鬼の総称であり、ドラキュラは個人名。
尚、WSC版以降のリメイクでは足の部分が顔と同じ色である事から
マントの下に肌と同じ色のタキシードを着ているのか、あるいは生足全裸なのか、
想像力を掻き立てさせられる。
- 「バンパイア様」と名乗る。…「バンパイア」が個人名なのか?
- 「人間様」のように種族名に様をつけるのは普通にある用法。人間種を見下しての物言いだとすればおかしなところはない。
FF6発売時に組まれた過去作品の攻略特集では、「うそつきバンパイア」と書かれていた。
どの辺が嘘つき?
- 真の黒幕がコイツじゃなくてリッチだった辺りか?
確かにあのアースの洞窟を苦労して進んでコイツを倒しても真の黒幕は別にいると聞かされたら嘘つきと呼びたくなるかも。 - 「僕たちの好きなファイナルファンタジー」でも、「そのあっけなさに、図らずもガーランドを思い出す」などと評されるのだから、勘のいい人なら「これで終わりじゃない」と気づくだろうが…
- この頃のRPGはボスのHPがとりわけ高いことはあまりなかった上、道中が厳しめなので、ハードの性能が上がってボスのHPが増えたゲームバランスに慣れている人ほど気づきやすいのかもしれない。
リメイク版では、「バンパイアさま」ではなく「不老不死のバンパイア」を名乗る。
…もちろん、簡単に死ぬ。
一人旅では意外な強敵となる。
麻痺はもちろん、地味にアースエレメントより強烈な物理攻撃も痛い。
もっともリッチ戦はそれ以上の難関ではあるのだが。
雑魚として大量に出現しても報酬はボスの時と変わらず、1匹あたり2000ギルも所持している。
その頃にはライトアクス等で簡単に倒せるようになっているのでおいしい。
FF1(GBA版以降) 
HPが280に上がっている。
今迄のボス敵が低確率で何かしら落とすためこいつも何か落とすのではと思いきや何もない。粘ったりしないように。
倒した後でモンスター図鑑見ればすぐ分かる。
ボスとして戦った時はボス戦BGMだがモンスター図鑑だと後に雑魚として出てくるせいか他のボスはボス戦BGMなのに通常戦闘BGM。
風の囁く洞穴でも登場する場所があるものの、ボスとしての再戦。
よって単体で出現するのだが、能力が全く同じである為、一撃で沈むであろう雑魚となっている。
FF11 
ゲーム中の種族分類は「ヴァンピール」。
かつては全ての個体がノートリアスモンスターであり、ゲーム全体を通しても*1数体しか存在しない希少な種族だったのだが、バージョンアップで通常の個体も登場するようになった経緯がある。
強さは全種族の中でも上位にランクインしており、ナメてかかればあっという間に屍をさらすことになる。
- 元々ヴァンピール(ダンピール)は吸血鬼と人間のハーフの意味、らしい。
- 日光も平気な半吸血鬼。ダレン・シャンとかで知られるようになったかな。
- 赤魔道士のモデルである『吸血鬼ハンターD』の主人公もダンピールである。
詳細はこちら→ヴァンピール
FF12 
表記は「ヴァンパイア」。
体を血のように赤い表皮でおおわれたスティールの亜種。
彼らは種の中で最も強い吸血性をもち、すべての栄養を吸血でのみ摂取するとされている。
魔石鉱などの薄暗い場所に生息し、そこに存在するモンスターや採掘作業員などの血を吸い生活している。
そのためモンスターが持つ病原体を媒介し、採掘作業員たちを一晩のうちに全滅させたこともある。
ルース魔石鉱・第1運送路(鉄格子奥)、第3鉱区採掘場、第9鉱区採掘場、第11鉱区採掘場で出現。
スティールの上位種のアンデッドモンスター。レアモンスターではない。
こうもりの姿をしているが、この系統の敵はかなり手強いので油断してはいけない。
中層のセーブポイントを中心に大牙狙いで狩りをしていれば、たまに出てくる。
聖が弱点。吸収する属性はなし。
ストップ、死の宣告、混乱、ウイルス、逆転、ドンムブ、スリップ、狂戦士を無効化する。
HPが2838~2958の時にヘイストを得る。
セーフティ、瀕死攻撃力UP、瀕死防御力UPのオプションを得ている。
HPが2838~2958未満時に瀕死攻撃ダメージUPの効果を得る。
リバースでも吸収できない吸血を習得している。
落とすアイテムは高値で売れるため、金稼ぎに有効。
超低確率でゾーリンシェイプをドロップする有難いモンスターとしても有名。
恐らく、ベルガ戦直前で、軽装備一の武器だと思う。
低確率でタウロスが盗める。
FF12RW 
表記は「ヴァンパイア」
タイプ:飛行 弱点:聖 ランク:II
説明:生きる者をねたみ 地をうろつく漆黒の紳士
基本技「吸血」を使う。
FFT 
クアールの上位種。紫色でちょっと異色。
ブラスターを使い、高低差無視、水侵入不可、地弱点。
普段ならバンパイアらしい技を使わないが、まじゅう使いのキャラがいると使えるようになる。
- デフォで吸血使えても困る。事前に知識がないとエルムドア戦みたいなことになるから。
- どの道吸血を使えようが使えまいが即時発動のブラスターの石化とストップで困らされる。
- エルムドアの吸血とは名前は同じでも違う技になっている。あちらと違ってこちらは100%吸血状態になるわけではない。
それでもなるときはなるのでやっぱりデフォで使えるのはちょっと困る。
野生で出会っても吸血など無いので、名前負けと思わず思ってしまう敵。
- そして油断したら動きが止まったり石にされたりする。
ヒスイの腕輪で対策しよう。
クアール種でバンパイアというのに理解に苦しむが
手塚治虫氏の動物を題材にした著作物に『バンパイヤ』と言うものがあるのでこれが元ネタかもしれない。
- 狼男に変身するバンパイヤ族の青年の戦いと苦悩を描く作品。
ここに登場するバンパイヤ族は、吸血鬼というより人狼のような動物に変身する人間のことである(作中、吸血鬼らしいイメージでコウモリに変身する人間も登場する)。
実写ドラマ化もされており、デビューしたばかりの水谷豊が主演した。
黒本には「実戦では役に立たないモンスターが戦力として唯一役に立つのがこのバンパイアである。ゴルゴラルダ処刑場での戦闘で高低差無視の特性を生かし、高台にいる敵を片っ端から石化させられるからだ。」というような記述がされているが…大して難易度変わらないような…
- 初回プレイ時、見事に鵜呑みにして実際に使いました。石化の確率もそんなに高くなく、バンパイア自体脆くてすぐ死ぬし、まだテレポでもして人間送ったほうがマシでした。
- もう一人テレポや高低差無視を付けたユニットを出してバンパイアのサポートを任せれば、それなりに使えることは使える。
……が、それならそいつ一人で高台の敵を担当させればいい話である。
- もう一人テレポや高低差無視を付けたユニットを出してバンパイアのサポートを任せれば、それなりに使えることは使える。
- 使い方を工夫すれば処刑場に限らず充分戦力になるモンスターではあるが、基本的には上級者向け。
普通の攻略に飽きたという人はやってみよう。
FFTA 
表記は「ヴァンパイア」
ゾンビの上位種だが、ゾンビとは別物。
ジョブコマンド「幻惑」にはゾンビ化攻撃や、青魔法のレベル?Sフレアなどが揃う。
矢かわしや復活能力の存在もあり、厄介な相手。状態異常耐性もなかなか高い。
眠らせたりして動きを封じてから「不死昇天」などで消し去るのも選択のうち。
数少ないテレポ移動モンスター。
妖精並の状態異常耐性とドレイク系に匹敵するHPを誇り、復活能力を考えなくてもしぶとい敵。
フェニックスがあれば、消滅こそさせられないものの100%一撃で倒せるので
用意できるのであれば是非活用したい。
聖剣伝説 
ビンケットの館のボスで、ヒロインをさらった張本人。
館から逃亡しようとする主人公たちを玄関前のフロアで待ち受けている。
部屋を動き回りながらマントを広げてコウモリを飛ばしてくる。
マントを広げる動作が露出狂のように見える。
- マントを開いた時が弱点…と思いきや、マントを開いたときの方が物理防御が上がる。
代わりに魔法防御は下がるが、魔法は発動時間があるので、
その瞬間を狙ってファイアを放つぐらいなら、素直に殴った方が早い。
倒すとスリプルの書が手に入る。
GB版ではコウモリが一度に飛んでくるのでチェーンフレイル一発で消しつつ攻撃できたが、
スマホ・Vita版ではコウモリを自分の周りに貯めてから次々に飛ばしてくる方式になった。
避けにくくなった上にヒロインがとばっちりを食らって相談を封じられる可能性も高い。
- あえてヒロインを盾代わりにしてコウモリ飛ばしを防ぐ戦法もある(騎士としては恥じる行為だが)回復はケアルやポーション、まんまるドロップで行えばいい。
- コウモリは盾でも防げるので、部屋に入ったところから一歩も動かずにタイミング良くファイアを撃てば無傷で倒せる。
FFUSA 
表記は「ヴァンパイア」
風の山脈や、ウィンディア地方のバトルポイントに出現。
ブラッドサッカーの上位モンスターで、
持ち技も同様に「アッパー」「ちをすう」「ちょうおんぱ」「エスナ」のほか、
たつまきの強化版「だいせんぷう」と「ブリザド」も使ってくる。
やはり血を吸う吸収攻撃や超音波の混乱が厄介。
ブラッドサッカーは火弱点だったが、こちらのヴァンパイアは何故か風&飛び道具弱点になっている。
そのためエアロがよく効く。
飛行系モンスターと同じ弱点なので、空を飛んでいるイメージなのだろうか?(グラフィックでは飛んでいないが)
なお、今作ではアンデッドではないためレイズは効かない。
FFL 
黄昏の章ルフェインの遺跡に出現する。
レア枠に大きな牙を持っている。その上出現場所のそばには回復ポイントもセーブポイントもあるので、
牙目当てのプレイヤーには乱獲されやすい。
FFRK 
FF1のボスとして登場している。ノーマルダンジョンでは「アースの洞窟 1」のボス。
通常攻撃の追加効果や「にらみ」で麻痺状態にしてくる。
弱点は炎と聖属性。
FFEX 
WOFF 
Mサイズのミラージュ。怪人めいたコウモリ男。
ウェアバットからヘンシンカ可能。亜種にデミバンパイア?がいる。
鋭い爪で引き裂くパンチ(?)が得意技。
光属性のほか、流れる水に弱いという伝承を反映したのか水属性にも弱い。
- 相手のパラメータを吸い取る変わり種のアビリティも習得する。
- 通常攻撃では爪で斬り上げているので、コイツのパンチはさぞかしアッパーカットといったところか。
本作では、さらに上に始祖がいる。
物理アタッカー。強化攻撃のパンチや体力を吸い取りつつ毒にする物理攻撃ブラッドファング、そして相手の魔法系パラメータを奪うアブゾマグ?を覚える。
ちなみに、闇に強耐性、風に弱耐性持ち。アンデッド体質ではないためポーションを敵対時に飲ませても回復する。
ストーリー上では人を吸血鬼に変えて古代図書街に混乱を齎していた。
ちなみに、元人間のほうはコウモリ人間ではなく、FF1等のに似ている。コウモリ人間に人間が変化することはないようだ。
チョコボの不思議なダンジョン2 
表記は「ヴァンパイア」
ヴァンパイア系レベル1。カラーは青紫色。
よくあるマント姿で、FF1のをチョコボっぽくデフォルメしたような感じ。
時空要塞ダンジョンの18~20Fに出現する。
攻撃力はそこそこだがたまに一時的に最大HPが減少する。
遠距離からはレベルドレインをしてくるので魔法などで早めに倒すが吉。
HPはたった50しかないので、レベルドレインチャージ中に普通に叩いてもいい。
また瀕死になるとウェアバットに変身して逃げ出す。
弱点は炎と聖属性。アンデッドなので回復系アイテムも効く。
倒すと多種類のレベル系アイテムをたまに落とす。バットになると落とす物が変わるので注意。
上位にリッチ、デミリッチがいる。
レベルのタネにレベルアップの実・レベルダウンの実、ツメに「吸血」付加の吸血鬼のエキス、
最上位種デミリッチからはブランドの首輪と、知っていると非常に便利な系統である。
- HPが少ないのと中途半端にHPを減らすとすぐにウェアバットに変身する点が手伝って、エキスを採取しにくい。
忘れんぼうの薬や迷子カードで足止めして、クラッシュストーン等でHPを削った後にトドメを刺すといい。
モーグリで挑む復活のダンジョンではコイツのところにさえたどり着ければレベルアップの実を盗みまくって
ゴリ押し攻略ができるようになる。ラストダンジョンに出現するレアモンスターたちから好きなだけアイテムを
くすねまくろう。
コイツに変身するとレベルドレインで敵のレベルを1下げられるが、生憎通常出現するモンスターはレベル1の個体ばかりなので、そのメリットをまるで活かせない。