概要
Tidal Wave とは潮の満干きによる「高波(潮津波)」のこと。
かつては地震性の「津波」もその意味に含んでいたが、今では区別してTsunamiと表されることが多い。
ちなみにFF的には似た技の「(大)海嘯」は英語で(Tidal) boreであり、もちろん意味も違う。
- 何故かダイダルだのダイタルだの名前を間違えられやすい気がする。
概ね、リヴァイアサンと神竜の二者の技となっている。両者は見た目も似ているが、やることも似ている。
- リヴァイアサンの得意技かどうかは、敵対時か召喚時で変わることが多い。
この特技が初登場したFF5では敵対時の得意技だったが、リメイク版FF3以降では召喚時の得意技となっているケースが多い。
FF1(GBA版以降)
追加ダンジョンである癒しの水の洞窟のボス・神竜の技として登場した。
全体に大ダメージを与えるが、FF1に水属性は存在しないので無属性となっている。
- 無属性なのでバオルやリボンで軽減できない。
基本威力は80とデスマシーンのかくこうげきと同等と強力。
…なのだが、神竜はこの技の他により威力の高いフレアー(基本威力100)も使うために、せっかくの専用技なのにそれと比べると見劣りしてしまうという少々悲しい状態になってしまっている。
- もっとも、当然ながらあくまで「フレアーと比べると多少弱い程度」というだけの話である。
神竜は70という高い知性からこれを放ってくるために、一撃で全員が400~500程度の強烈なダメージを受け一気にパーティが半壊してしまうので、普通に警戒すべき危険な技である。
FF1にはもともと「つなみ」というそのものズバリな特殊攻撃が存在するが、エフェクトはきっちり別のものが用意されている。
もっとも「つなみ」の方のエフェクトが著しく派手なのに対し、こちらは元ネタのFF5に忠実な三日月形の波が押し寄せるというものなのでいささか地味な感は拭えない。
その地味なエフェクトの直後に飛び出してくる破滅的なダメージのインパクトは大きいのだが…。
- PSP版では「つなみ」とほぼ同じエフェクトになった(開始部分が僅かに異なり、カオスやカイナッツォのつなみにあった目が光るエフェクトがなくなっている)。
相方オメガの波動砲は専用エフェクトのままなので若干の扱いの差を感じなくもない。
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版)
表記は「タイダルウェーブ」。
召喚魔法『リバイア』として使うと水属性の大ダメージを与える。基本威力350。
魔界幻士のみ使用可能。
水属性が弱点のモンスターに使えばその威力は「バハムル」のメガフレアをも凌駕する。
- 本作唯一の水属性攻撃。
FF3(ピクセルリマスター版)
魔界幻士のみならず賢者も使用可能。
FF4(DS版)
リヴァイアサンの召喚魔法名がこれに変更されている。
水属性。基本威力は200。
- 他の幻獣の必殺技もカナ表記の技に変更されている
FF4TA
神竜が使用する強力な波。
4000くらいの大ダメージになるので、パーティの地力がかなりないと話にならない。
FF5
FF5における正確な表記は「タイダルウエイブ」。ピクセルリマスター版含め、全機種で「ウェ」ではなく「ウエイブ」とエが大きい表記。
水属性の敵専用魔法で、大津波で全員に大ダメージを与える。効果値も195とかなり高く、大海嘯とまったく同じ。
神竜が使うと極悪ともいえるダメージを与え、パーティーを全滅に追いやる。
効果値は全体攻撃の中ではかなり高いレベル。
魔法倍率41の神竜が使った場合の与ダメージは7000を軽く超える。計算上の魔力上限がSFC版・GBA版の99から255になり、神竜改と共に魔法倍率が強化された旧スマホ版では、シェル無しだと確実に9999の被ダメージとなる。スマホ版神竜の魔法倍率は52、神竜改は72であるため、シェル込みですら7000以上の被ダメなので最早理不尽の領域。
敵専用技であるだろうが、味方PCも魔獣使いの「はなつ」で使用可能。
その場合は、スティングレイを放てばOK。
またスティングレイは操ると、神竜級の威力のタイダルウエイブを繰り出す(魔法倍率29。吸収なので回復するが)。
FF5で味方が使える水属性攻撃は、はなつや操るで発動させたタイダルウエイブの他には『すいとん(水遁)』と『ウォーターフォール』、リバイアサンの「大海嘯」に限られる。
敵が使う水属性攻撃はこの技だけしかない。
タイダルウエイブを使う敵はリバイアサン、神竜、ツインタニア、ハイドラの4種のみ。
「あやつる」使用でスティングレイも使用可(吸収するが)。
タイダルウエイブを使用するハイドラはアルキュミアのカエルのハイドラ(ロンカ遺跡のハイドラとは別物)であるため、初出はロンカ遺跡ではなくいストリーの滝となる。
- つまり、珊瑚の指輪が吸収できるのはタイダルウエイブだけ。
吸収できる技が一つしか無いにもかかわらず、その有用性が言われるのは、偏に神竜の存在があるから。 - 付加価値的だが、さんごのゆびわは炎属性無効もなかなか心強い。
リバイアサンは頻繁に使ってくるし、神竜の開幕タイダルウエイブ→全滅によるインパクトも強いので、記憶には残りやすい。
召喚を可能にする前に戦う敵リバイアサンが多用するが、
召喚魔法になると「だいかいしょう」を使うようになる。
これ以降のリメイク作では敵対時に津波や大海嘯を、召喚時にタイダルウエイブを使うケースが多いのとは真逆である。
FF6(GBA版)
魔石「リヴァイアサン」で発動する水属性の召喚魔法。
必中、効果値130、消費MP70。ウェイブの「ェ」は小文字。
前作5では味方召喚としての発動技は「だいかいしょう」だったが、FF6では元のSFC版において(元々FF6にはリヴァイアサンがいなかったので)青魔法としてすでに登場していたため、こちらの技名となった。
元々FF6は上記の大海嘯のほかアクアブレスに水遁、さらにリヴァイアサンの出番を奪ったビスマルクと(使用者や頻度は限定されるとはいえ)意外と水属性の技は豊富な上に、よりによってこのリヴァイアサン自身の魔石で新たに水属性魔法のフラッドを誰でも覚えられるようになり、わざわざこれを呼び出さなければならない場面はまずない。せっかく念願(?)の出演がかなったのに、魔石ボーナスも微妙でいらない子扱いされるリヴァイアサン……
- 一応これは大海嘯と違い必中技だが魔法防御を無視出来ず、要はフラッドと全く同じ特性なので本当に使えない。
しかも本作の召喚魔法は(ゴゴにものまねさせた場合を除き)戦闘中1回しか使えない。 - さすがに威力はフラッドよりは上。LV99、魔力60のエドガーでクロウラ3匹相手に試したところ、イヤリング等の魔法攻撃力アップのアクセサリは無しでフラッドは3400~3800ダメージほど、タイダルウェイブは4400~5000ダメージほどだった。せめて魔法防御無視ぐらいはあってもよかったんじゃ…。
FF9
神竜が使う水属性の全体魔法攻撃。パワーは81。
神竜が羽ばたいて高波を巻き起こすエフェクトだが、水気のなさそうな戦闘フィールドなのでちょっと違和感。
- リアルになったからこその違和感だと思うが、FF4ではマグマの中や月で津波が発生していたぞ。
- 水のない所でこれほどの(ry
FF10
表記は「タイダルウェーブ」。
リュックのオーバードライブ技「調合」の効果の1つ。
敵ランダムに900前後の水属性固定値乱数ダメージを9回与える。
攻撃回数が多いため、「カルテット99」とセットで使うとかなりのダメージを見込める。
水の魔石+Lv.1キースフィアで出すのがお薦め。
水の魔石と貴重なスフィアがベースとなる調合が多い。
FF10-2
表記は「タイダルウェーブ」。
アイテムシューターのアビリティ「合成弾」の効果の1つ。フラッシュフラッドの上位技。
水属性の攻撃で敵ランダムに375~423の固定値乱数ダメージを4回与える。
「水の魔石+ポーション」などで発動する。
FF11
リヴァイアサンの特殊技。
召喚士のSPアビリティ「アストラルフロウ」発動中のみ解禁される「究極履行」。
対象を中心とした範囲内の敵全てに水属性ダメージを与える。
詳細はこちら→タイダルウェイブ
FF12RW
やはりリヴァイアサンのチャージ技。
前方の敵をさらう大津波を起こす。水属性。
FF14
我が水の力…… 全てを押し流し、全てを浄化する力!
蛮神リヴァイアサンの履行技。
フィールドの魔法障壁発動器を使ってバリアを生成することで全滅を免れることができる。
だが、直前に現れる水泡を素早く撃破しないとバリアの生成に必要なエーテル量が足りず全滅してしまう。
- ちなみに疑似蛮神のリヴァイアサンも使用するが、こちらは後述する神龍仕様。
神龍のものはフィールド四方のうち一方から津波を発生させプレイヤー達を押し流す。
事前に立ち上がる水柱により発生地点は判断可能。予め傍に寄っていないと場外まで流され即死。
以降も似たようなギミックが登場する、その先駆けともなった。
- なおイベントシーンでも使用しているが、そちらは湖か海を作り出すかのような水量・怒濤となっている。
幸いにしてエーテルを用いた幻影でもあったようで、地上に爪痕は残らずに済んでいる。
FFT
本作ではリヴァイアサンを召喚した際の技名。
FFTにおいては貴重な水属性攻撃。
詳しくは当該項目を参照。
光の4戦士
リヴァイアサンの使う水属性全体攻撃で、5ターンのチャージの後使用する。
レベルを99にしてもHPが999にならないこのゲームで1000越えのダメージを叩き出してくれる大技。
ファイガの威力が15のゲームで、威力500という狂った技。
でも属性防御を2つ重ねればノーダメージ。
FFL
リヴァイアサンの召喚魔法。消費MPは56。
敵全体に水属性のダメージを与える。
DFFNT
神竜のHP攻撃。
前方に大波を放つ技で、凶悪な射程と範囲を誇る。
お約束通り開幕にぶっ放してくるので、始まったら急いで横ダッシュしよう。
それ以降の使用頻度も高く、特に神竜のブレイブが致死量になると狂ったように連射してくる。
この技のせいで近接キャラでの攻略難易度は大幅に上がっている。
FFEX
地上戦に特化した変異体リヴァイアサンの専用技で、通常体やプレイヤーは使えない。
今作の中でも屈指の凶悪さを誇る攻撃である。
まず、攻撃範囲がフィールド全体に及ぶため、どこへいても回避することができない。
威力も非常に高く、何も考えず無対策で食らえばまず即死してしまう。
おまけにディフレクト等の防御アビリティも通用しない上、
エリア外まで逃げたとしても、戻ってくると即座に再度撃ってくるという徹底ぶり。
- きちんと水耐性を高めればディフレクトで防御しきれるとの情報あり。
変異体リヴァイアサンと戦う上でこの技を受けることはまず避けられないため、
可能な限りHPと水耐性を高めて耐える、トランスなど一部行動の無敵時間でやり過ごす、
リレイズやフェニックスの羽根で蘇生を繰り返すなど、何かしらの対策が必須。
PFF
召喚「リバイアサン」の技。
敵全体に水属性の防御無視の大ダメージを与える。
そのほか神竜などの歴代ボスが使ってくる全体攻撃。
ボスのリヴァイアサンやタイダリアサンが使ってくるのは「大海嘯」と使い分けされている。
FFRK
FF5のリバイアサン、ツインタニア、FF9の神竜が使用する水属性の全体魔法攻撃技。
魔石「リバイアサン【V】」の超魔石スキル「【契】タイダルウエイブ」。
待機時間なしで敵単体に99999ダメージを与える攻撃+一定時間、味方全体の水属性攻撃力レベルを2段階アップ。
リュックのシンクロ奥義「タイダルウェーブ」。
シンクロアビリティは「ポテトマッシャー」「至高のツインスターズ」。
必殺技が付いている装備は「ミラージュクロー【X】」。
2019/9/21、5th ANNIVERSARYフェス装備召喚第1弾で追加された。
また、リュックの英雄専用アビリティ「タイダルウェーブ」としても登場している。
カテゴリは機工士で、敵単体に7回連続の水属性遠距離物理攻撃。