九九式艦爆

Last-modified: 2024-04-24 (水) 10:53:52
No.023
weapon023.png九九式艦爆艦上爆撃機
装備ステータス
火力雷装
爆装+5対空
対潜+3索敵
命中回避
戦闘行動半径4
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発可、改修可
改修更新
九九式艦爆九九式艦爆二二型*1 九九式艦爆二二型(熟練)
複葉の九六艦爆から一新、単葉の近代的な艦上爆撃機として登場しました。
「九九艦爆」と呼ばれ、「九七艦攻」と共に初期の機動部隊の攻撃隊戦力の中核を担います。
固定脚の低速機であるため、より高性能な高速艦爆「彗星」にその座を譲っていきました。

ゲームにおいて

  • 多くの空母の初期装備。
  • 九七式艦攻との違いは、雷装の代わりに爆装があり、対潜値索敵値で劣る。
    • 爆装と雷装の違いは、大雑把に説明すると「雷装が高いと開幕航空戦で有利、爆装が高いと砲撃戦で有利」と言うこと。どちらを重視するかは提督と状況次第である。
      • 砲撃戦での航空攻撃は、制空権の有無や出撃機数は関係ないため敵に空母がいないなら艦戦は最低限載せるだけで大丈夫だろう
  • 序盤の海域では活躍するが、中盤以降では上位互換の彗星が主力となる。
  • 装備図鑑には妖精さんだけを表示する機能があるが、本装備は妖精さん単体ではなく背景の機体まで一緒に表示される。

アップデート履歴

  • 2013/11/01のアップデートで、対潜能力が+1から+2に上方修正。
  • 2013/12/24のアップデートで、対潜能力が+2から+3に上方修正。上位互換の彗星並の対潜能力をGETした。
    • 対潜能力が僅かながら上方修正を受け続けている。
  • 2014/6/6のアップデートで熟練パイロット達が操縦する九九式艦爆(熟練)が装備として実装された。
  • 2014/7/18のアップデートで蒼龍の艦爆隊である九九式艦爆(江草隊)が装備として実装された。
  • 2020/10/16のアップデートで改修と更新が可能となり、九九式艦爆二二型九九式艦爆二二型(熟練)が実装された。
  • 2019/03/08のオンラインメンテナンスで、熟練機と一緒に機体グラフィックがようやく更新された。
    2019年3月8日アップデート以前の画像

    2019年3月8日アップデート以前の画像
    023.png

対地特効補正について

対地特効補正について/艦上爆撃機・噴式戦闘爆撃機より転送

対地特効補正について

対地特効補正について

装備数乗算補正aキャップ後補正補足
ソフト
スキン
砲台小鬼離島棲姫港湾夏姫集積地
追加
1積み×1.0×1.5×1.4×1.3×1.0艦爆噴式機合計数で計算
2積み以上×3.0×2.45×1.32~1.62?

集積地追加のみキャップ後補正、他は火力値にかかる補正。
補正のかかる正確な位置については、対地攻撃を参照。

  • 陸上型の一部に対して対地特効が発生し、全滅時(搭載数が0に減少時)も効果は有効
    • 合計数については、対地艦爆噴式機も合わせて計算される。
      ただし、空母が対地攻撃を行うためには、対地艦爆最低1スロットに搭載する必要がある。
  • 夜間航空攻撃の場合、対地特効は発生しない

小ネタ

  • 元ネタは、愛知 九九式艦上爆撃機一一型(D3A1)。最も多くの連合軍艦船を沈めた爆撃機として知られる。連合軍コードネームはVAL
    愛知航空機他2社に競争試作の形で開発が命じられ、最終的に愛知の機体が採用されるに至った。
    • ドイツのハインケル社のHe70という多用途機を参考に開発。布張りの複葉機だった先代(九六式艦爆)から一転、近代的な全金属製の単葉機が完成した。
      零戦九七式艦攻と共に大戦初期~中期の快進撃を支え、多数の軍艦を葬った名機。
    • 特に大戦初期では搭乗員のチートっぷりにより縦一列に並んで編隊を組み、順番に急降下爆撃し、次々に命中弾を喰らわせてくるという命中率の高さにアメリカ軍やイギリス軍を驚かせた。
      • 1943年になると一一型では性能面で物足りない部分が増えてきた為、エンジンなどを改良した二二型(D3A2)が開発し速度や加速、上昇性能は向上したが、それでも十分なものではなかった。
    • 大戦後半になると、現場からは「九九式ドンバク」や「窮窮式艦爆」と不名誉なあだ名をつけられ、果ては生存性の低さを揶揄して「九九式棺桶」と自嘲される有様であった。それもあり南方戦線の基地航空隊は1943年末~1944年を境に急速に彗星に主力艦爆の座を譲り、九九艦爆は予備兵器となり操縦性の良さを活かし後方任務や対潜哨戒、夜間爆撃、練習機などに用いられた。一方、彗星は南方の陸上基地へ優先的に配備された為、空母機動部隊には彗星が行きわたらず、こちらは1944年以降になっても九九式艦上爆撃機二二型が使われている。
      • と、この通りマイナスイメージが強い九九式艦爆ではあるが、操縦性が良好、信頼性も高い点は好評だった。特に操縦性が良い点は急降下爆撃には重要であり夜間爆撃に投入されたり、機体ごと敵艦に突っ込むアレに使われた。
    • 同時期の米軍の艦上爆撃機ドーントレス*2と比較すると機動性や航続距離は勝るものの、速度や爆弾搭載量、防弾性能等で劣っていた。
      初期型同士の比較ではまだ一長一短で済むものだったが、Ju87に刺激を受けたドーントレスは基礎工業力に裏打ちされた改良を次々と実装。
      エンジン出力上昇、機銃攻撃力の増大、防弾設備の拡充。果ては艦上爆撃機として初の索敵レーダーを搭載することになる。
    • ただし、九九式艦上爆撃機の肩を持つならばそれでも九九艦爆は世界的に見ると高レベルな艦上爆撃機である。
      • 例えば同時期のドイツのJu-87Cより速度で勝り、イギリス海軍の艦上爆撃機、ブラックバーン・スクアと比べてペイロード、出力、速度で優っており、同時期の機体の中ではそこまで悪い機体ではなかった。
  • 余談だが、本機を木製化した試作練習用艦爆「明星」がある。
    当初は実用艦爆にするつもりで作ったが、重量は700kgも増加。性能不足は否めず練習機に変更された。
    結局試作機が7機完成したのみに終わっている。
    なお、こちらの制作は愛知飛行機ではなく空技廠が制作した。
  • イラストの機体番号はE II-206瑞鶴飛行隊所属機、搭乗者不明。別名は「報国525『第五八全日本號』」。
    • 報国525号は朝日新聞社が紙面で寄付を募って購入し、海軍へと寄付された献納兵器。詳しくは九六式艦戦の項を参照。

これさえ読んどきゃだいたい艦爆のことが分かる

これさえ読んどきゃだいたい艦爆のことが分かる

  • そもそも艦上爆撃機って?
    • 海軍において、急降下爆撃できる機体を爆撃機、水平爆撃と雷撃ができる機体を攻撃機と区分していた。
      急降下爆撃を行うには、急降下とその引き起こしに耐える強靭な構造や、ダイブブレーキと呼ばれる減速装置、爆弾懸架装置の工夫など、専門性が高い機体だったためである。
      • つまり、艦上爆撃機は艦上運用できる急降下爆撃機と思えばよい。
  • づほの解説にて、急降下爆撃は運動エネルギーで貫通力が上がるって言っていたけどホントォ?
    • 嘘だよ。爆弾の貫通力は基本的に運動エネルギーではなく、位置エネルギーの影響が大きい。
      急降下爆撃を行う際は、エンジン出力を絞り、エアブレーキを展開して機体の速度を抑制する。
      つまり、例えば3,000mの高度から急降下して1,000mくらいで爆弾を投下するよりも、3,000mの高さで投下されて自由落下する爆弾のほうが速度も出るし、その分貫徹力も増す。
      なので近距離で爆弾を投下する急降下爆撃では貫通力は期待できない。
      ちなみに真珠湾攻撃時に使われた対艦用の250kg爆弾の99式25番通常爆弾の貫通力は50mm。同じく真珠湾で使われた対艦用800kg爆弾である99式80番五号爆弾の貫通力は150mm。
  • 250kg~500kg爆弾しか積めない艦爆より、強力な魚雷も積めて800kgで水平爆撃できる艦攻の方がいいんじゃね?
    • まあ確かに艦爆より艦攻の方が威力が高いのだが、水平爆撃において非常に命中率が悪いので、敵の対空砲とか上部構造を制圧しにくい。
      当時は航空機による対艦攻撃にて、水面からの雷撃+上部構造への爆撃が最も効果的だった。
      しかし、艦攻は雷撃ならともかく水平爆撃の命中率がまったく期待できない。
      だから急降下爆撃が取り入れられるのはごく自然なことだった。
      精密爆撃ができる艦爆は、その命中率を活かして上で多数の爆弾を投下することによって敵艦に対する対空砲/対空機銃周辺を吹き飛ばしまくったりして抵抗を弱めたり、損傷により機動力を奪ったり、あわよくば撃沈を狙っていたりしていた。
      対地上攻撃任務では、編隊を組み爆弾を一斉投下して面制圧を行う水平爆撃と、基地とか飛行場、格納庫などを精密爆撃する急降下爆撃という役割の違いがあった。
      対空母では飛行甲板を吹き飛ばして発艦不能にさせる目的の為に対空母攻撃では必ず艦爆隊が出撃している。
  • 急降下爆撃と言うのは実は世界的に見ても非常に危険な攻撃方法だったりする。
    敵の拠点のほぼ真上まで接近してから一直線に降下するという攻撃方法は、目標から見れば見かけの位置がほぼ止まって見えるため、対空火力の集中が容易だったのである。防弾ペラペラな九九艦爆などは言うに及ばず、米独でも非常に死傷率の高い兵科だった。
    日米でも大戦後半になると条件*3が良い時を除いて急降下爆撃を行うことは減り、代わりに緩降下爆撃を行うようになった。
    • 緩降下爆撃と急降下爆撃は一長一短。急降下爆撃は命中精度を高める目的と機体引き起こしを考慮して、降下中ダイブブレーキで速度を抑える必要があるのに対し、緩降下爆撃は角度的に機体引き起こしをそこまで考慮する必要が無い為速度を落とさず侵入する。当然降下角度が浅い上に速度が出る分着弾範囲は広くなる=命中精度が悪化するが、投下高度を急降下爆撃よりさらに低くすることで補った。
      命中を補う為に投下高度が低い分危険だが、減速する必要が無い分速度が段違いなので離脱時はこちらの方が生還の可能性が高かった。その為日本海軍では1944年以降から緩降下爆撃を選択することが増えた。
      米側でも似たような具合であり、違うところがあるとすれば初期生産ロットのSB2C-1では急降下時ダイブブレーキを展開すると機体に異常振動が起きて命中精度が悪化、最悪空中分解する危険性が勧告された為、緩降下爆撃を行うことになった。SB2C-4辺りで異常振動問題は解決されたのだが、結局急降下爆撃より緩降下爆撃を多用していた。

小ネタ2

艦娘による解説。おまけぐらいに見ていってください。

づほの解説

づほの解説

づほ

  • 「日本海軍の攻撃機と爆撃機の違いって?」
    • 攻撃機は、攻撃目標に対し、水平爆撃、雷撃を目的とした機体なの。海外ではTorpedo Bomberと訳されてるわね。艦上機なら九七式艦攻天山流星、陸上機なら九六式陸攻一式陸攻がこれに当たるわね。日本の場合は対艦雷撃する際は、肉薄雷撃するので、対空砲を回避するためなるべく艦船の甲板より低い低空、海面ぎりぎりに飛行コースを取るのが基本なの。
    • 一方、爆撃機は、攻撃機と同じく水平爆撃もできるけど、さらに急降下爆撃を行う機体なのよ。海外ではDive Bomberと訳されているわ。この九九式艦爆や彗星、そして陸上機だけど銀河も、急降下爆撃が可能な設計だったわ。
      • 設計上の違いとしては、爆撃機は急降下からの引き起こしの時に発生する高いGに耐える為、機体強度が戦闘機に準じた堅さとなっているわ。しかし高い機体強度と俊敏な運動性を実現するために機体が小型になりがちで、搭載量は攻撃機と比べてかなり妥協されているの。一方、攻撃機は爆撃機ほど運動はせず、むしろ1t近い魚雷を載せる為の搭載量が求められたので、機体が大型になりがちだったの。機体が大型ということは、機体強度と運動性ではマイナスポイントとなるわね。ただ、前述の通り攻撃機は任務の手前、機体強度や運動性はあまり必要なかったわ。
    • 急降下爆撃は、水平爆撃より着弾誤差が小さいという特徴があったの。もともとはアメリカ陸軍で考案された戦法で、それをアメリカ海兵隊が実戦使用されたんだけど、さらに航空機技術の発展に伴って世界中に広まっていったわ。ドイツのJu87C改やアメリカのSBDやイギリスのSkuaもその一つよ。
  • 「九九艦爆は、脚が可愛いのよ、脚が」
    • この脚、大きい分重そうに見えるけど引き込み装置より表面を覆うだけのカバーの方が軽いからむしろ引込脚より軽いのよ。空力的にはほとんどデメリットはなかったんだから。ホントよ。
      当時は重量を軽くするために固定脚にするって話があったぐらいなの。
      ちなみにそのカバーのことはスパッツって言うんだけど…って提督、陽炎型駆逐艦の子たちを変な目で見るのはやめてくれない?
    • 他にも、急降下爆撃機特有の装備として、主翼下に付けられたダイブブレーキがあったわ。これは急降下の速度が上がりすぎないようにするもので、命中率の向上と、爆弾投下後の機体の引き起こしで効果を発揮したのよ。あと、あまり知られていないけど、機首には7.7mm機銃が装備されていて、これで敵機を撃墜した記録もあるんだから。大きな主翼のおかげで運動性もよくて、爆弾投下後は空戦も一通りこなせるほどだったのよ。本職の戦闘機搭乗員ほどじゃないけど、一応艦爆搭乗員も空戦訓練があったのよ?
  • 妖精さんが死にそうだけど大丈夫かしら…?
  • 帝國海軍についてちょっとでも齧ったことがあれば、誰でも知っているほどの有名な艦上爆撃機ね。
    ドイツのHe70を参考に作られたもので、固定脚なんだけど、単葉全金属製の近代的な機体だったのよ。
  • その機体設計の優秀さは各地の戦場を駆け巡り云々…と言いたいんだけど、実際のところ複葉機の九六式艦爆と、先進的な設計だけど開発に時間が掛かりそうな彗星までの繋ぎとして堅実な設計で機体性能は悪くはないけど、操縦性と運動性を除けば同時期の艦上爆撃機の中ではそこまで突出した性能ではないのよね。
    • 特に同時期の米海軍艦爆「SBD-3」と比較すると、航続距離と操縦性、運動性では勝っているけど、速度では40kmほど遅く、搭載量ではSBD-3が545kgに対して九九式艦爆は370kgと175kgほど負けているわね。さらに武装、防弾装備の有無など基本的にSBDと比べて、勝っている部分もあるけど見劣りする部分が多いのよね。
      でも脚の可愛さは負けてないと思うのよ。
      • 一方同時期のイギリスはSkuaという急降下爆撃機があったんだけど…急降下爆撃機か戦闘機なのか曖昧で、ハッキリ言ってどちらにしても中途半端な機体だったの。まず戦闘機としては複座故に運動性は単座に勝てず足が遅いし、かといって急降下爆撃機として見ればダイブブレーキこそはあるけど、急降下爆撃用の照準器が退役間近になるまで未装備だったり、爆弾搭載量も九九式艦爆以下だったりするの。それでも艦載機不足が目立つイギリスでは唯一の単葉の艦上戦闘機かつ、急降下爆撃機だったのでかなり重宝されて、それなりの活躍はしているわ。ドイツには艦上爆撃機としてJu87Cがあるけど、99艦爆と比べると速度面では遅い代わりに爆装量が最大700kgとSBDの1.3倍、九九艦爆の1.9倍もあるの。他に機銃数自体は九九艦爆と同じだけどMG15なので九九艦爆の九七式七粍七固定機銃より若干発射速度が速いのと、若干威力が高いわ。
  • 九九式艦爆は、世界的に単葉機が開発されつつあるなか、複葉機の九六式艦爆を更新する目的で、1936年に開発が指示されたの。あくまで九六式艦爆の更新と彗星までの繋ぎなので、あまり冒険的な要求は盛り込まず、堅実性を第一に要求が求められたの。
    • 同時期に開発が始まったXBD-1、のちのSBDが開発開始から初飛行まで5年ほどかかっているのに対して、He-70という参考があったとは言え、初めて単葉の艦上爆撃機を作ったのに僅か2年ほどという短い歳月で初飛行したのよ? さらに周りの国が単葉の急降下爆撃機を装備し始める中、日本だけ取り残されるわけにはいかなかったので海軍の期待も大きかったの。
      • 結果としては、悪くない機体ができたの。複葉機の九六式艦爆より速く、搭載量も少し上がり、馬力や航続距離も向上しているので、海軍は1939年に制式採用して生産を開始したわ。
  • 実戦では一番最初に中支方面の第十二航空隊に配備されて日中戦争が初陣となったわ。この時、後に翔鶴艦爆隊分隊長として南太平洋海戦で活躍する有馬少佐によると、当時十二空の艦攻隊は単葉全金属機の九七艦攻に機種転換してたのにもかかわらず、艦爆隊は依然として複葉布張り機の九六式艦爆を使い続けていて、艦攻隊が艦爆隊に速度を合わせていたの。そこで単葉全金属、さらに九七式艦攻より速い九九式艦爆に機種転換したことで立場が逆転して艦爆隊が艦攻隊の速度に合わせて飛ぶようになったのよ。また、九六式艦爆から機種転換した搭乗員はみんな当時の九九式艦爆の性能の良さを褒めているわ。 太平洋戦争が始まると熟練パイロットの腕前のお陰で大戦初期は凄まじい戦果を上げていたのよ。例えば真珠湾攻撃では飛行場に並べられた航空機を爆撃し次々と破壊、制空権を確保したり、インド洋沖では次々と脱出を図る連合軍の艦船を追撃し撃沈などなどと、かなりすごかったのよ。「最も多くの連合軍艦船を沈めた爆撃機」として知られる機体なんだから。
    • 蒼龍さんに乗っていらした、蒼龍艦爆隊隊長の江草隆繁少佐は特に有名よ、興味があったら調べてみてね。
  • 本来なら、同じく1936年より空技廠で開発が始まり、後継機となるはずの彗星はかなり複雑な設計なので開発が予定より遅れ、仕方がなく九九式艦爆を改良して九九艦爆二二型を使い続ける羽目になっていったのよね。
    • い号作戦までは第一線で活躍したんだけど、それでもしばしば迎撃によって被害が拡大*4して、搭乗員からは「九九式ドンバク」だの「窮窮式艦爆」だの果ては「九九式棺桶」だのなんて不名誉なあだ名が付くことになっちゃったのよね。1943年からようやく南方の基地航空隊を中心に九九式艦爆は交代されていって、主に予備機、練習機、対潜哨戒機と後方に回されていったわ。しかしその操縦性の良さから若年兵でも扱いやすかったので、前線で使われる機体もあったわ。そしてその操縦性の良さから最終的にはアレにも優先的に使われて…
  • この機体について語る場合は、初期の栄光と末期の惨状、あと脚の可愛さを抜きにしては語れないのよ。
  • 2016年8月9日にデアゴスティーニ・ジャパンから発売された「第二次世界大戦傑作機コレクション」No.14が、この九九式艦爆一一型、真珠湾攻撃時の赤城所属機をモデル化している。シリーズ中でも出色の出来であり、瑞鳳さんおすすめの固定脚もバッチリ造形されているので、飛行台座を使わず駐機状態で飾るのにもおすすめのモデルである。これであとは九七式艦攻が揃えば…。

この装備についてのコメント

  • 相変わらず妖精さんが瀕死で同情を禁じ得ない -- 2019-03-09 (土) 09:30:13
    • リアル感重視の変更で機体は良くなったけど、可哀想なんで妖精さんも変えてあげて、表情だけでも。 -- 2019-03-16 (土) 21:17:47
    • た す け て -- 2020-03-12 (木) 20:26:48
  • 特に改修に使う装備が無いのに報酬入り…妙だな… -- 2019-03-11 (月) 17:11:18
    • Re.2001OR改の更新で使うで? -- 2019-03-15 (金) 09:03:08
  • 左翼の日の丸はもっと楕円になってないとおかしい…おかしくない? -- 2019-05-19 (日) 00:03:40
  • こっちもいつか改修できるようになるのかな? -- 2019-10-21 (月) 03:25:10
  • 精密誘導爆撃(人力)ができる -- 2020-01-30 (木) 17:50:59
  • パラごとに見ると本装備より低い機体はあるので、「最も弱い」という表現を消しました。 -- 2020-04-03 (金) 01:17:58
  • 瑞鳳改二・同改二乙・蒼龍改二にて改修確認 -- 2020-10-16 (金) 20:33:03
  • 江草隊を☆MAXにするのにこれを4機更新する必要あるのか…。ネジの出費が相当嵩む (^^; -- 2020-10-16 (金) 22:59:48
    • 彗星(江草隊)★10(爆装15と対空3.5)ができちゃう可能性があるからしゃーない。 -- 2020-10-16 (金) 23:06:41
      • 爆装は13のままだったわ、すまん… -- 枝主? 2020-10-16 (金) 23:30:26
  • ネジの消費が★6まで1、★7以降も2で済むのはありがたい。徹甲弾みたいに取り急ぎ改修したいものがないときのデイリー消化用に最適じゃない。改修できる曜日次第だけど。 -- 2020-10-17 (土) 10:37:26
    • 高射装置みたいなもんよね。改修難易度的にはB型改四に近い。 -- 2020-10-17 (土) 10:41:46
  • この飛行機のおかげで知ったけど、飛行機系の改修は結構ボーキサイト使うんだね。 -- 2020-10-17 (土) 12:10:49
  • ここ2ヶ月、延々これ+αをデイリーで改修する日々だった…そろそろ二二型が4機貯まるから江草作りにとりかかれる -- 2020-12-22 (火) 22:33:23
  • 7-1周回だけで集めようとしてるけど中々集まらん…… -- 2021-01-03 (日) 18:06:43
  • こんな装備で★6以降の確実化ネジ4は痛いな。ギャンブルでやったほうがいいかな。 -- 2021-01-04 (月) 07:47:14
    • じれったいけど、特に改修するべきものがない曜日に確実化なしで、気長にやるのが一番ネジに優しい。 -- 2021-01-05 (火) 02:40:48
    • なんとか★8までの2×4=8回を確実化無しでやって失敗1回で済んだ。9以上は勇気出ないので確実化しますてペースでやるつもり -- 2021-02-13 (土) 20:49:34
      • 自分はこいつだけめちゃめちゃ失敗する。その代わり他のは失敗少ないから、こいつが悪いテーブル吸ってくれてると思うとネジ消費抑えてくれてる感あるw -- 2021-06-25 (金) 12:11:33
  • 99巻爆が餌用にいるなあと思って開発…集中開発を20連敗。気分転換にデイリーやらウィークリーで軽空母5隻、正規空母2隻で7機揃ったw。 -- 2022-10-23 (日) 10:48:05
  • 小ネタ2の誤字修正と九九艦爆二二型のリンク追加 -- 2022-11-17 (木) 08:33:20

*1 熟練搭乗員が1個必要
*2 ドーントレスは愛称で正式にはSBD。偵察(S)と爆撃(B)に使えるダグラス社製(D)飛行機の意で、偵察爆撃機に分類される。
*3 近くに雲がある、太陽を背に向けれるなど主に狙われにくい状況など
*4 日本海軍の場合、急降下爆撃の時は縦一列で隊列を組み突撃していくので、命中率は高かったが、対空砲などによって迎撃された場合も被害を受けやすかったのも起因する。また、日本海軍は攻撃重視であり、攻撃機や爆撃機は多くて攻撃力は高かったのだが、護衛戦闘機が少ない中、迎撃機が多数居る状態の敵空母上空に突入したのも被害が拡大した一因である。