Graf Zeppelin

Last-modified: 2024-04-22 (月) 22:33:44
No.232
Guten Morgen!私が航空母艦、Graf Zeppelinだ。貴方がこの艦隊を預かる提督なのだな。そうか……了解だ。Graf Zeppelin
(グラーフ・ツェッペリン)
Graf Zeppelin級
1番艦 正規空母
艦船ステータス(初期値/最大値)
耐久70火力10 / 40
装甲29 / 57雷装0
回避29 / 49対空40 / 70
搭載43対潜0
速力高速索敵40 / 69
射程4 / 39
最大消費量
燃料55弾薬65
艦載装備
20Bf109T改
1310.5cm連装砲
10未装備
装備不可
改造チャート
Graf ZeppelinGraf Zeppelin改(Lv50)
図鑑説明
Graf Zeppelin級航空母艦一番艦、Graf Zeppelinだ。
立体的な通商破壊戦を展開できる重武装の本格空母だ。
建造には日本の空母「赤城」の技術も参考にしたらしい。日本の艦隊…か……楽しみだな。

※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。

CV:早見沙織、イラストレーター:島田フミカネ (クリックするとセリフ一覧が開きます)

CV:早見沙織、イラストレーター:島田フミカネ

定型ボイス一覧

イベントセリフ改装段階備考追加



 

 
追加
入手/ログインGuten Morgen(グーテンモルゲン)!*1私が航空母艦、Graf Zeppelinだ。
貴方がこの艦隊を預かる提督なのだな。そうか……了解だ。
×編集
Guten Morgen(グーテンモルゲン).*2 航空母艦Graf Zeppelin、配置に着いている。Admiral(アトミラール).*3 今日もよろしく頼むぞ。×編集
母港*4編集
母港1詳細私が出るのか、いいだろう。編集
母港2詳細何だ? 気安いな。飛行甲板は私が常に管理している。心配はいらない。編集
母港3どういう事だ? それが貴艦隊の流儀というわけではあるまい。説明を願おう。編集
ケッコンカッコカリAdmiral、どうした? このGraf Zeppelinに何か? あぁ、これは…私に? 綺麗なものだ。いいのか? そう、か…編集
ケッコン後母港Admiral、何か気になることでも? そうか。なら、いいんだ。通商破壊戦のことで、なにか相談があるのなら…ぁ…何に関しても、まず私に相談してくれて…いいぞ編集
放置時メッサーシュミット*5、あれはいい機体だ。フォッケウルフ*6も、極めて強力な戦闘機。
…うむ、この艦隊の機体も…あ、Admiralも…なかなか、いい。あ、いや、なんでもない。なんでも…。
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編成出撃編集
編成航空母艦Graf Zeppelin、出撃する!Lichten des Ankers(リヒテン デス アンカース)!*7編集
出撃よろしい。この機動部隊は私が預かる。旗艦、Graf Zeppelin。抜錨する!編集
開戦・攻撃*8編集
戦闘1昼戦開始敵艦隊発見か。よろしい。攻撃隊、発艦始め! 蹴散らすぞ!編集
戦闘2昼戦攻撃攻撃隊、出撃! Vorwärts!編集
戦闘3夜戦開始フフッ、夜戦か。いいだろう。このGraf Zeppelinがただの空母でない所を
見せてやろう。艦隊、我に続け!追撃だ!
「ただの~」の部分を夜戦砲撃に流用編集
戦闘4夜戦攻撃稼働機は全部出せ! ハハッ、痛快だな。夜戦時は夜間航空攻撃に限る編集
戦闘時ステータス*9編集
小破んあぁっ!! 何だ、直撃か!?編集
中破/大破チッ、やられた。しかし砲はまだ健在だ。夜戦なら…Admiral!!編集
轟沈私が、艦隊戦で沈む…だと? …ハ…ハハッ…いいだろう!何だろうな、この気持ちは…ハ…ハハ…編集
戦闘終了*10編集
勝利MVPこのGraf Zeppelinが最大の戦果を挙げたというのか。そうか……ンフー×編集
実戦配備されたGraf Zeppelin。この戦果も当然の帰結だな、Admiral?×編集
旗艦大破被弾!? 飛行甲板、誘爆を防げ!編集
装備・改修*11編集
装備1改修/改造ほう、この艦載機…なるほど。Danke。×編集
フォッケウルフ*12も良い機体だが…なるほど、Danke.×編集
装備2なるほどな。編集
装備3改修/改造/開発/バケツ/遠征/発見Na, gut(ナーグート).*13 良い機体だ、ンー編集
その他編集
帰投Admiral、艦隊が帰投した。あぁ、作戦は…終了だ。編集
補給補給は必要だ。いついかなる時でも…な? 助かる。編集
入渠(小破以下)少し、艤装と体を洗いたい。問題ないか?編集
入渠(中破以上)すまない、大きな損傷を負ってしまった。ドックに、入渠させてもらう。編集
建造完了ふむ、新造艦か。この工廠からは多くの艦が生まれるのだな。活気が、ある。編集
戦績表示Admiral? あぁ、情報を確認したいのか。了解だ。編集

各ボイス項目の詳しい説明はこちらをご覧ください


時報ボイス一覧

時刻セリフ改装段階備考追加



 

 
追加
00Guten Abend(グーテンアーベント). *14Admiral、今日の秘書艦はこの私が担当する。任せてもらって…いい。×編集
01マルヒト、マルマル。これでいいのだろう?任せておけ、問題はないはずだ。×編集
02マルフタ、マルマル。ん、完璧だ。Admiral。Admiral?何かして欲しいことはないか?秘書艦としてベストを尽くそう。×編集
03マルサン、マルマル。そうか、コーヒーだな?任せておけ。最高のコーヒーを味わうがいい。我々はコーヒーの香りと味には、自信が、ある。×編集
04マルヨン、マルマル。どうだ。これが本格ドイツコーヒーだ。あ、まず先に香りを十分に味わってだな。その後…ああ、まあいい。飲んでくれ。×編集
05マルゴー、マルマル。もう朝だな、Admiral。シャワーでも浴びてきたらどうだ?ここの執務は、私がサポートしておこう。×編集
06Guten Morgen. マルロク、マルマル。Admiral、朝食はどうする?簡単なものでよければ、私が用意しよう。×編集
07マルナナ、マルマル。Admiral. カイザーロール*15、チーズとハム、熱いコーヒー。ここに置くぞ。手が空いたら食べてくれ。×編集
08マルハチ、マルマル。さあ、仕事にかかろうか。今日の艦隊の運用を始めよう。どうする?まず、赤城と演習から…か?×編集
09マルキュウ、マルマル。赤城、加賀。あれがこの国の第一線正規空母…か。カタパルトが着いていないな、主砲も無いようだが。×編集
10ヒトマル、マルマル。我がメッサーシュミット*16に似た機体もあるようだ。あれは艦載機ではないのか?空軍というわけか。…何?違う?×編集
11ヒトヒト、マルマル。そろそろ昼になるな。Admiral?昼食はどうする?何、マミーヤ…だと?噂は聞いている。ほう。×編集
12ヒトフタ、マルマル。ほう。これがマミーヤか。メニューは…豊富だな。Admiral、お勧めは何だ?カレーか。よし、それで。×編集
13ヒトサン、マルマル。昼のカレー、かなり…印象的な料理だった。ここの艦隊はあれを常に食べているのか。そうか…ふふ。×編集
14ヒトヨン、マル…ああ、ビスマルクか。貴女もここに来ていたのだな。私はまだ日が浅い。色々と教えてくれ。あぁ…それは…いいかな。×編集
15ヒトゴー、マルマル。この国の文化は独特だ。Admiral、私もなるべく勉強するように心がけよう。あのUボートのように。×編集
16ヒトロク、マルマル。あれが、ショウカク、ズィーカクか。精悍だな。あれがこの国の空母の完成形、というわけか。ふむ…。×編集
17ヒトナナ、マルマル。日が落ちるな。夕日はどの海でも綺麗なものだ。Admiral?どうした?私の顔に…何か。×編集
18ヒトハチ、マルマル。今日は夕食は…ああ、私は、セーキクーボノカイ、とやらに呼ばれていて…Admiral、一緒に行くか?あ、うん。×編集
19ヒトキュウ、マルマル。ああ、赤城。夕食会に招待してくれて感謝だ。Danke. それは…なんだ?ナベ…だと?不思議な料理だな。×編集
20フタマル、マルマル。ナベ…ポトフのようなものか。何故皆でナベを囲む?大鳳、教えてくれ。どうやって食べればいい。×編集
21フタヒト、マルマル。不思議な夕食会だった。だが…うん、楽しいものだ。Admiral. この艦隊は、ここは、良い所だな。×編集
22フタフタ、マルマル。Admiral、すっかり夜も更けたな。さあ、そろそろ今日の執務も終わりにしよう。コーヒー、淹れようか?×編集
23フタサン、マルマル。Admiral、今日は疲れたな。また明日頑張ろう。Gute Nacht(グーテナハト).*17×編集


季節ボイス一覧


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追加
桃の節句編集
春の訪れ編集
ホワイトデーAdmiral、これは? チョコレートのお返しだと言うのか? だ、Dan…Danke(ダンケ).*18編集
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春本番これがサクラ、か。うむ、綺麗なものだ。……なるほどな、何かわかった気がする。何か……編集
梅雨この季節は雨が多いのだな。私の工事が最初に中止されたのも、この季節だったな。忌々しいことだ。……いや、古い些事か。忘れてくれ。編集
初夏編集
この国の夏か…あの「スーイカワリー」という武道には私も興味がある。いつか経験したい。編集
盛夏編集
夏祭り編集
うん、アキマーツリか。聞いている。この国でも、オクトーバーフェスタはやるのだな。楽しみだな。編集
秋刀魚何? サンマ? ……どういうことだ。貴官の言う作戦任務が、全く理解できない。漁場保護……と、支援……だと? なるほど。……あ、いや、待て待て待て。編集
晩秋編集
ハロウィン編集
秋のワイン編集
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師走編集
クリスマスAdmiral、この艦隊もクリスマスは祝うのだな。このシュトーレン*19も悪くないぞ。この国の潜水艦が作ったのか。…ふ、やるな。編集
年末12月、か。私が進水したのも12月だ。懐かしいな。……なに、オーソージ? 私が、か?編集
新年編集
節分これが、オイゲンに聞いた、セッツブーンという文化か。確かに不思議な文化だ。よし、私も投げてみよう。赤城、いくぞ、覚悟!編集
バレンタインチョコレートを渡す文化…悪くないな。流石は礼の国だ。…よし。Admiral(アトミラール)*20、この包みだが…そ、そうだ。貴官に差し上げる。編集

二周年記念編集
三周年記念Admiral、この艦隊は三周年を迎えるというのか! よろしい、今日はお祝いとしよう。祝賀というものは良いものだ。編集
四周年記念Admiral、この艦隊は四周年を迎えるというのか! 良いものだな、おめでとう。今日はお祝いとしよう。Admiral、さっそく祝賀を始めよう。編集
五周年記念Admiral、おめでとう。この特別な時間を共に過ごせて、私も光栄に思う。……うん。編集
六周年記念編集
七周年記念編集
八周年記念編集


ゲームにおいて

  • 2015年11月18日のアップデートで新規に実装。2015秋イベント『突入!海上輸送作戦』のE-4 ボスマスドロップ艦。
  • Graf Zeppelinの実装によりドイツ艦娘だけの6隻艦隊が編成可能となった。
    • ただし現時点でイベント海域限定がGraf Zeppelinを含む3隻と多く、残りも一朝一夕では手に入らないため編成難度は極めて高い。

基本性能

  • 射程は五航戦改二および改造前のSaratoga同様初期で中射程。ただしこちらは正規空母固定なので中破で砲撃戦参加不可能になる。1巡目でのパスの順番が早くややリスクが高め。

  • 史実のグラーフ・ツェッペリンは、ドイツ降伏の直前まで避難先で生き延びたものの、艦これでは初の未成艦である。
    • 自沈後接収されて引き上げられたかと思えば標的艦としてまた沈んでいった。
      • これらのためか、未改造Lv1時点での運の初期値は4と実装時点では大鳳(2)・陸奥(3)に次ぐワースト3位だった。

夜戦砲撃について

  • 本艦最大の独自性として味方空母初の夜戦砲撃可能という特徴がある。
    • もっとも夜戦砲撃計算式*21の関係で昼より圧倒的に弱くなるので、大きな戦果は期待しづらい点は留意。
    • 改造前は3スロでどう考えても夜戦攻撃力はお察し。夜戦も見越した装備はせめて改造後にしよう。
    • 夜戦の仕様上中破でも夜戦砲撃を行ってくれる。また、昼戦と違い艦載機は必要ない。副砲2つで夜戦連撃も一応可能。
      • なお、実装当初は夜戦攻撃が艦載機を飛ばす演出(敵のヲ級flagshipと同様)となっていたが、運営ツイートによると実装ミスであり、砲撃演出に修正された。
        これは彼女が対艦用に15cm連装砲を搭載していたこと(小ネタ参照)にちなむものだろう。
        20.3cm連装砲を搭載した改装空母?知らない子ですね……。
        14cm砲を搭載してたり12.7cm連装高角砲を搭載している各空母が夜間攻撃出来ないのも気にしてはいけないのだ。……多分。
    • 同じ夜戦砲撃能力は大鷹改二雲鷹改二神鷹改二Saratoga加賀改二護も持っている。エフェクト面は若干異なる。
    • ただし夜間航空攻撃を行う条件を満たしている場合は、夜戦で夜間航空攻撃を行う。*22
      • 夜間航空攻撃を行うには他の空母と同じく夜間作戦航空要員など夜間作戦能力を持つ艦載機が必要。*23
      • その際のダメージの計算式は、前述の夜戦砲撃ではなく、夜間航空攻撃のものとなる。
      • もちろん夜間飛行機の組み合わせによっては一定確率で空母夜襲カットインが発動する。
      • 艦載機に夜間攻撃機夜間戦闘機を組み合わせて装備すれば、夜戦砲撃よりも大きな戦果が期待できるが、攻撃力に大きく影響する搭載数が元々少ないので(改造後でも)攻撃力は他の正規空母と比べれば低い方となってしまう。
      • なお、中破している場合は夜間航空攻撃を行えず、夜戦砲撃を行う。(攻撃力はお察しください……)
    • 夜戦攻撃セリフは夜戦開始セリフの後半部分を切り出したものなのだが、Graf Zeppelinを旗艦にして夜戦突入し、味方艦が探照灯エフェクト(照明弾まで出すとNG)を出してからGraf Zeppelinが攻撃を開始すると、この2つのセリフがちょうど同じタイミングで重なって再生され、まるで深海棲艦ボスCVのようなエフェクトがかかったように聞こえる(マシン環境によってはズレるかも)。

キャラクター設定について

  • 提督たちからの愛称は「グラ子」。
  • 基本的にはクールで真面目なよくある軍人キャラで、お触りをすると「気安いな」「説明を願おう」と凄まれるが、放置ボイスで提督のことを「中々いい」と評した後に照れ隠しをしたり、バレンタインデーやホワイトデーボイスでは分かりやすく照れるなど意外に乙女な部分がある。秋刀魚ボイスではノリツッコミもする。
    • 口調が時折柔らかくなるところを鑑みると、実際の性格はさほど厳格ではないのかもしれない。
  • 改造後は朝はコーヒーと朝食を用意し、深夜にもコーヒーを淹れてくれるなど甲斐甲斐しいところが垣間見える。
    • 同じく改造後には夕食時に「正規空母の会」なる集まりに招かれ大鳳に作法を尋ねる様子がうかがえる。
  • 設計の参考にしたといわれる赤城とは節分ボイスで豆を投げたり、正規空母の会に招かれるなど良好な関係を築いている様子。
  • 海外艦の例に漏れずPrinz Eugenに怪しい日本語を仕込まれている上にスイカ割りを武道だと勘違いしている。実際に挑戦している姿を見てみたいものだ。
  • 秋ボイスの「オクトーバーフェスト」とはドイツ南部のバイエルン州で毎年秋に行われる祭り。日本でいうところの屋台や移動遊園地などが展開する大規模なもので、中心となるのはビアツェルト(Bierzelt)と呼ばれるビールなどを出す仮設レストランである。
    • 日本でも上記を模した催しが各地で行われることがあるが、「オクトーバー(10月)」の名に反して秋以外のシーズンにも行っていることがある。
デザインに関するイラストレーター本人のつぶやき。

デザインに関するイラストレーター本人のつぶやき。

ノーマル状態は、39年に艦首をアトランティックバウに改修後(進水時は垂直ぽい)、建造中断にならずにそのまま実戦化されたところを想定しています。
改では工事再開後に追加されたバルジを艦娘状態でも再現しました。

 
塗装に関してはなにぶん未成艦であるため、42~3年ごろ、ノルウェーにいたティルピッツと同系統の塗装を施しています。
それ以外には、甲板パーツ先端の機銃を、3.7cm SKC/30(ノーマル)から3.7cm flak42(改)に変更しています

 
艦載機は、腰のポーチに金属エッチングカードの状態で格納されています。このカードを甲板エレベーター部裏のカードスロットにセットすると、不思議パワーで組み上がりカタパルト発進後実体化します。
 
実物は、カタパルト使用時に機体を乗せる台があるんですが、絵だと小さすぎてわからないので省略してます。
基本的にこれまでの独艦フォーマットを踏襲しつつ、肩から甲板パーツを下げたシルエット、船体を模した靴部分は気持ち日本空母のテイスト

 
かかと部分には、実物に搭載されていたらしい、シュナイダープロペラを描いています。
 
ツェッペリンが実際どこまで赤城の設計を参考にしてるか知識がないのですが、エレベーターの設計がそうらしい、との記述をみました。
エレベーターを「艦載機を格納位置から発進位置まで運ぶ機構」とすれば、艦娘においては手がそうなります。二人の手はちょっと似てるのかもしれませんね。

手、というか手相かな
 
そういえば、日本空母が弓や符術などファンタジー寄りの要素があるので、ツェッペリンのケープも西洋マジシャンの衣装ぽいテイストとして描きました。入ってる模様はケルト結び。


  • 最近実装された空母のお約束になっているのか、台詞がとにかく長い。
    • 敵の1発目の攻撃で小破した際に流れる台詞は、双方の攻撃が1巡する頃まで続く。
    • なぜか昼の砲撃戦時に「追撃」などと夜戦を意識した台詞が流れ出すことがある。夜戦台詞と共用しているのか、台詞登録が誤っているのかもしれない。
  • 編成・出撃時ボイスの「Lichten des Ankers!」は「抜錨!」をそのままドイツ語訳したと思われる*24。誤りではないが、より自然な文法なら「Lichtet den Anker!(リヒテット・デン・アンカー!)」となり、一般的な号令としては「Anker auf!(アンカー・アウフ!)」「Anker Lichten!(アンカー・リヒテン!)」(錨を上げろ)が用いられる。実際にドイツ海軍で「Anker Lichten!」を言ってる動画はこちら。動画名の「Anker auf!」は曲名。

小ネタ

艦歴

艦歴

193612.28キール・ドイッチェヴェルケ造船所において起工
193812.8進水
19406.工事中断
19425.工事再開。船体部分の改修やカタパルト追加の工事も同時進行される
19431.大型艦建造停止命令により工事中止
その後、空襲を逃れるためバルト海沿岸のシュテッティンへ疎開。
19454.25ソ連軍の接収を恐れ自沈
19472.3ドイツ国防軍解体によりソ連軍に割り当てられ、「PB-101」と改名される
8.14ソ連軍により浮揚されスヴィネミュンデまで曳航される
8.17魚雷艇TK-420、駆逐艦Славныйの演習標的艦となり沈没
20067.12波国の石油資源探索会社により艦体が発見される
  • Graf Zeppelin級のネームシップ。ナチス政権下のドイツが建造……しようとした2隻の正規空母、その1番艦。設計はヴィルヘルム・ハデラー*25によるもの。
    政治的なグダグダで幾度も建造中止の危機にさらされながらも、工程90%前後と完成寸前まで迫っていたが、結局はちょび髭の癇癪ヒトラー総統の無茶振り*26によって、建造中止となってしまった。
    • 一応、進水は完了してシルエットが水上へと浮いており、仮称「A」航空母艦改め「Graf Zeppelin(グラーフ・ツェッペリン)」という命名も為されていた。モルヒネデブヘルマン・ゲーリング国家元帥も出席し、ツェッペリン伯爵の娘であるヘレン・フォン・ツェッペリンが洗礼を行った。
      • これに対して2番艦・仮称「B」航空母艦は進水することも無く、予定されていたと言われる「Peter Strasser(ペーター・シュトラッサー)」の名も与えられず、最終的にドック上で解体されることになった。

  • その設計に際しては同盟国であり、自慢の海軍を有していた日本が大いに助けとなる。
    • しかし、時は昭和10年(1935年)、この頃は日本も航空機が発展途上であり空母の設計や運用手段もまだ確立していない時代。蒼龍*27は進水さえしておらず飛龍も起工すらしていない。
      当時の帝国海軍がエルンスト・アウグスト・ロス空軍少佐率いるドイツ側調査委員会に船体を見せて情報を提供したのは元々は巡洋戦艦として建造された大改装前の赤城、すなわち、当時の試行錯誤の塊であり、巡洋戦艦の装甲を船体に持ち、重巡洋艦と同じ連装主砲を装備された三段甲板の改装空母だったのである。
      なおドイツが主に求めていたのは空母や航空隊の運用といったソフトウェア面であり、ハード面はエレベータなど航空関係の艤装に関係するものは参考にされた。
      • 神鷹改装にあたって、日本海軍は空母はこうつくるんだとドイツに教えるつもりでやったというように両者の認識の隔たりは埋まらなかったようである。
      • この件に関して帝国海軍は積極的に機密事項でもある空母運用を乗艦のうえ見学させるなど、相当な配慮を実施している。
        本来ならば完成していないものの蒼龍あたりの資料を送ることもできたであろうが、帝国海軍は排水量16,000トンと軍縮条約違反の蒼龍を、対外的には条約の制限内である10,000トンと公表しており……当然そんな国家機密がバレる資料を国外に出せる訳もなく。
      • ドイツ側も空母の裏側まで見せてくれたためか、感謝して進水式には日本の武官を招待して直接お礼を言っている。*28

  • 陸軍国ゆえに設計には色々な課題があったものの、ドイツならではの先進的ギミックも多い。最たるものがカタパルトだろう。
    日本では実現できなかった甲板据え付けの発艦用カタパルトを、ドイツならではの技術で開発にこぎつけたのである*29
    どんな仕掛けだったかというと。

    どんな仕掛けだったかというと。

    • この発艦用カタパルトは格納庫内で専用の架台に艦載機を乗せてあらかじめ脚を折り畳み、エレベーター経由で敷かれたレール上を移動して飛行甲板のカタパルトまで移動、射出は架台ごと加速させて行う。
      加速させる方法は違うものの、簡単に言えば通常のカタパルトを甲板埋め込み式にしたも同然の物であり、唯一の利点は機体を乗せた架台をカタパルトにセットするためのクレーンが甲板上に必要無かったくらいである。
      一方、使用済みの架台を速やかに格納庫に戻すための機構が設けられており、可能な限り速いサイクルでの発艦作業が可能なように考慮されている。
      • この方式では甲板カタパルト装備の「発艦体制にある艦上機を甲板に並べておける数を増やせる」という大きなメリットが生きてこない点は注意が必要である。その一方、発進システムの付随機構として、エンジンオイルヒーターの装備が計画されていた点も見逃せない。
        格納庫内では最大8機分を同時に賄う蒸気式のものを使用してエンジン停止中に運転温度までの予熱が可能。さらに補助的な電気式のものを使用することで、甲板上でも温度の維持が可能となる予定だったという。
        これらがうまく機能していたとすれば、他国よりも素早く搭載機を暖気し、発艦体制へと移行させることが可能だったはずである。搭載予定機がすべて液冷エンジン搭載機であったことも関連していると思われる。まさか伊400と同じ発想を水上空母でやるとは…。
    • 動力には圧縮空気を採用している。
      最初はビスマルクやプリンツ・オイゲンにも搭載されている火薬式、しかも並べた火薬ペレットに順番に着火し、燃焼ガスで加速していく…という、仕組みを聞くだけで頭が痛くなりそうな奇天烈なギミックも考えていたが、*30結局は無難な……というより、いくらか連続射出に適したこの方式が採用された。
      • スペック上は2つのカタパルトで30秒に1機、計18機を連続で打ち出す能力を持っている。
        実戦での信頼性は未知数だが、地上試験ではそこそこの結果を示していた。
        フルに使うと圧縮空気の再充填に1時間近くかかるというどうしようもない欠陥も抱えていたが、少数の緊急発進機や定期の哨戒機であれば、わざわざ艦を風上に向けて全力で走らせずとも早急に発艦させる程度のことは可能だったのではないだろうか。
    • 後に連合国側で実用化された甲板装備型カタパルト(ホールドバックと呼ばれる器具で機体を甲板に直接繋ぎとめておき、ブライドルワイヤという鋼索でこれまた機体とカタパルトのシャトルを直接繋いで加速力を伝え、機体自体の降着輪によって滑走する)に比べるといかにも古臭い構造ではあるが、素早い発艦作業を可能にするためのアイデア自体は当時としては十分に先進的だったのも事実である。
      アメリカとイギリスにしても油圧式カタパルトの容量不足に悩まされており、結局打ち出し重量と連続射出能力を完全に両立するには蒸気式カタパルトの実用化を待たねばならなかった。

  • 艦これ空母界隈において初の夜戦攻撃を実現した彼女だが、対水上レーダー、対空監視レーダー、火器管制装置4基という充実した電探機器などを搭載している。
    その指揮管制能力は自艦の艦載機にとどまらず、地上からの友軍機の指揮をも昼夜問わずに可能にするというまさに飛行管制の鬼である。
    ゲーム中の夜戦では航空攻撃じゃなくて砲撃だけどね。
  • またキール運河での取り回しなども考慮して、艦首両舷に補助動作用のフォイトシュナイダー・プロペラ(VSP)を1基づつ装備している。
    • 回転する円盤に垂直に取り付けられた羽根の角度を調整することで、任意の方向への推力を作ることができるプロペラで、通常の舵とスクリューを持つ船より小回りが効く(360度超信地旋回も可能)利点があったため、かつては港内で活動するタグボートや消防艇、頻繁な離着岸を繰り返すフェリーなどでよく用いられた。

  • 機関は……アドミラル・ヒッパー級などと同じ方式の、ラ・モント高圧ボイラー16基。そんな鍋釜で大丈夫か?
    • やはり未成艦ゆえに性能には未知の部分が多いのだが、他艦での実績を考慮すると、この部位の信頼性が運用上一番のネックとなっていた可能性も無くはない。

  • 艦、艦載機、技術力、乗員の資質等、単体で見ると問題は無いのであるが、最初の空母ということもあり多数の問題点を抱えていた。はぁ。……空はあんなに青いのに。
    問題なのは船と言うより空母の存在価値とも言える艦上機の性能である。

    問題なのは船と言うより空母の存在価値とも言える艦上機の性能である。

    • 艦上機としては致命的な航続距離による攻撃範囲の狭隘さは言うに及ばず、特に問題なのはその離陸距離である。
      比較例をあげるとBf109戦闘機(約350m)に対し零戦(180m)、Ju87攻撃機(500m)に対し九九式艦爆(230m)九七式艦攻(270m)
      これはJu87は当然として、Bf109ですら増槽を付けたらカタパルトやRATO無しで発艦出来るのか?と疑問に思う程である。
      ただし、各機種の艦載機型には改修が施されているため上記の数値が参考になるか怪しいものであるということを付け加えておく。
    一方で、戦訓を踏まえるにデメリットとは言い切れない要素もある。

    一方で、戦訓を踏まえるにデメリットとは言い切れない要素もある。

    • 搭載機数に関わらずツェッペリンのカタパルトは連続使用回数に限度があり、仮に1度の出撃で18機出せるとしても、ひゃっはぁー!さん以下で初代甲板胸並みの攻撃能力しか発揮出来ない正規空母の存在意義を疑う提督は多いだろうが、その程度でもなんとかなることはイギリス海軍が各作戦で実証済みだ。
      • Ju87は弩級戦艦なら一撃で葬り去ることが出来る1t対艦爆弾による水平爆撃より優れた命中率を誇る急降下爆撃が可能であり、艦載機数で単純に比較することは出来ない。*31
    • 航空決戦には上記の通り軽空母並の戦力しか期待出来ないが、空母としての航空戦力に駆逐艦に次ぐ速力、軽巡洋艦以上の重武装と装甲を持っているため、戦艦では追いつけず捕捉不可能、重巡洋艦では艦載機に叩かれ、軽巡洋艦や駆逐艦が肉薄してもその装甲と砲力に撃退されかねないというやっかいな存在になったであろう。
    • 「航空機運用に特化せず砲戦力も持たせた空母」というと、その後の時流を知る者にとってはどうにも古臭い印象を受けるが、これには参考とされた三段甲板時代の赤城の資料のほか、その後に各空母保有海軍が指向した機動部隊運用戦術の違いも影響していると考えられる。
      • 日本海軍はアウトレンジ攻撃重視となり、長大な航続距離を持つ艦爆と艦攻を主軸として、これらを作戦の全航程にわたって援護しきれるだけの超長距離飛行が可能な艦戦を開発し、運用した。
      • アメリカ海軍も正規空母に関しては同様の戦術を想定したが、日本ほどには航続距離を重視せず、むしろ機体の防御力にペイロードを割いた。また圧倒的な数が配備された軽空母と護衛空母は、艦爆・艦攻よりも艦戦の搭載を重視し、船団防空や対潜哨戒を主任務とした。イギリス海軍は…どちらかと言えば後者に近いんだけども…。
      • これらに対するドイツ海軍の戦術はいまひとつはっきりとしないが、時期を見ると従来の通商破壊戦に新戦力として投入する意図はあったものと思われる。すなわち自艦の搭載機だけで打撃力を成すのではなく、僚艦と緊密に連携しながら、艦隊防空・制空権の維持から艦砲射撃まで、攻防幅広い面で通商破壊を支援する洋上プラットフォームというわけである。
        巡洋艦と軽空母の特徴を組み合わせた艦だと捉えることもできるだろう。航空巡洋艦、いや、むしろ戦後のキエフ級か?
      • また第二次世界大戦時において、自国での航空母艦の建造で完成まで辿り着いたのは日米英と仏の4か国のみで、航空母艦を持たない大半の国には十分な脅威になりえる。戦力評価としては、相手が複葉機が艦上機として現役だった地理的にも近いイギリスやフランスが基準であった事を踏まえてもらいたい。空母同士で殴り合う日米の方が世界基準では異常なのである。
    • もしも実戦運用されていたならば、中途半端な性能の正規空母として評価されたのか、それとも航空による通商破壊戦で無視できない結果を残していたのか。すべては歴史のifの中だが、なかなか興味深いものである。

計画

  • ご存じZ計画によって計画された…というわけでもない。彼女の予算はBismarckと同じ1935年度計画で承認されたもので、Z計画では既計画として組み込まれた。
    2番艦ペーター・シュトラッサーも翌36年度にティルピッツと共に承認されている。

  • しかし彼女は産まれる前から不遇だった。空母の命とも言うべき艦載機についてはゲーリングがごり押しで所有権を主張し、*32*33建造中も幾度となく方針の変更で中止と再開を繰り返した。
    なんとか工程約90%まで完成していたにも関わらず、最終的にはバレンツ海海戦(レーゲンボーゲン作戦)での敗北に激怒したヒトラーが下した「全ての大型水上艦の解体・建造中止」という極端な命令*34によって放棄されてしまう。*35
    • ただ、進水することすら叶わなかった妹に比べれば、水面に浮いた経験があるだけまだマシと言えるかもしれない。ドイツの扶桑型姉妹ポジションか?何にせよ、ちょび髭許すまじ。
  • 艦載航空隊となる予定だった第186空母航空団(Trägergeschwader 186)も建造中止に伴い陸上航空隊として各地を転々とすることになった。
    • 余談だが上記航空団に所属する第5戦闘機中隊(Trägerjagdstaffel 5)のBf109Eは胴体側面に箒に跨った魔女のマーキングを施していた。元祖ス〇ライクウィッチーズ?
  • ブレーマーハーフェンの北港は元々グラーフ・ツェッペリン級空母の停泊を想定して建造されたが、建造中止のために実際に彼女たちが使用することはなかった。


設計

諸元

諸元

初期段階設計変更後
排水量基準23,200t24,500t
満載29,720t33,550t
水線長250m
全幅27m31.5m
吃水7.35m8.5m
機関出力200,000馬力(ギヤードタービン2基4軸)
速力35.0kt33.8kt
航続距離19kt/8,000海里
兵装15cm連装砲架8基16門(片舷8門)
10.5cm連装高角砲6基12門(両舷指向可能)
37mm連装機関砲11基22門
20mm四連装機銃7基28丁
  • 上述のように、ドイツ最初の空母として様々な試行錯誤が盛り込まれている。
    • 空母としての能力は搭載機数43機で軽空母程度だが、軽巡洋艦と殴り合って勝てるぐらいの武装と装甲を持っていた。元戦艦の一航戦とは比較しないように。「ここは譲れません」「上々ね」
    • 格納庫は2段式で面積は5,450m²と翔鶴型(5,550m²)やアークロイヤル(5665m²)と同規模かつヨークタウン級(4200m²)よりも大きい。搭載機の内訳はFi167を20機、Ju87Cを13機、Bf109Tを10機それぞれ収容予定で、これらは装甲を施された最大積載量6500kgのエレベーター3基によって飛行甲板との移動を行う想定だった。
      ゲームにおける改造前の搭載数はこれに由来するとみられる。
      • 面積の割に搭載数が少ないのは北海や北大西洋という荒い海を行動範囲として想定していたことから露天駐機ができないことなどに起因する。
        そのため艦載機次第で80機ほどが搭載可能とする意見も存在する。
    • 一般に装甲空母と呼ばれるような艦には劣るものの飛行甲板にはある程度の装甲が施されており、エレベーターには40mm、それ以外の部分には20mmの装甲厚を確保している。


  • 搭載予定の戦闘機は傑作戦闘機Bf109の改造型Bf109T
    雷撃機は複葉機だが当艦に搭載する艦上雷撃機として開発されたFi167。
    爆撃機は先に実装されている初の海外機でお馴染みのJu87C
    • またBf109とのパーツ共有を前提に艦上戦闘機として開発が進められたMe155もある。
    • だがこれらの機体、どれも何かしらの問題点を抱えていた。
    • 搭載機については後に見直され、上述のMe155と雷爆統合機Ju87E型とする予定だったといわれている。
      -Bf109についてはこちら。
      • まずBf109T。原型機は大戦を戦い抜いた傑作機なのだが、構造上主脚のスパン(両主脚の幅)が非常に狭く、着陸時の姿勢が不安定で陸上基地ですら転倒しやすいという根本的欠陥があった。
        • この対策として、艦載型への改造に当たって主脚が折れないよう補強が行われ、主翼の延長を行い翼面荷重を低く抑えた。さらに高揚力装置も強化されているため、原型機よりも短距離離着陸性能が優れ、軽快な旋回性能を持っていた。
        • その影響もあって陸上基地では離着陸性能の向上が評価されていたが、実際洋上の飛行甲板での運用時はどうなったのか、今となっては知るすべもない。
        • また、原型機は航続距離が根本的に短いという問題もあった。
          戦闘機動なら零戦と大差ない、と言う意見があるが、艦載機の基本として、艦隊運動にまで影響がある離着艦時間はできるだけ少ないほうがよく、すなわち飛び続けられることも重要である。零戦の大航続能力も、元は空母の頭上を守り続けるために要求されたものである。
          さらに出撃して攻撃後、帰還時に燃料が足りなくなると機体・搭乗員共に無為に失ってしまう。陸続きなら搭乗員は最悪歩いて帰れるが、海上では味方の哨戒機が拾ってくれない限り生還は極めて難しくなる。
          空にガソリンスタンドが存在しない以上、省エネ運転でも飛び続けられなければ空母艦載機として使い勝手が悪いのである*36
        • 日本の搭乗員からは「ドイツの戦闘機はトンボじゃなくてバッタだ、ブーンと飛んだかと思えば直ぐに降りてくる」等と揶揄される程であり、発艦→空中集合→進撃→攻撃→帰投着艦と考えると、仮に完成していたとしても、戦爆混合の攻撃が出来たのか、非常に疑問が残るところである。
        • 結局のところはというと、T型は原型であるE型に主翼の延長等の改修を行うことにより最終的には1,000km程度の航続距離を確保できたようだ。
          この値はF2AやF4F、日本の同年代の機体である九六艦戦と比べるならばやや劣るものの、ホーカー・シーハリケーンに対してはやや勝っているものであり、航続距離の面において計画当初としては決して艦戦として不適格と決め付ける程劣る機体ではなかった。
          但し、度重なる建造中断によってグラーフ・ツェッペリンの就役計画が大幅に遅れていたため、仮に就役出来ていたとしても時代遅れの機体であっただろうということは否めない。
        • 後に、Bf109E型ではなくBf109G型をベースした艦載機型が考えられ、Me155へと発展した。
      -Fi167についてはこちら。
      • Fi167は……複葉機。イギリスのストリングバッグといい勝負の複葉機である。
        ちなみに任務もソードフィッシュと同じ雷撃が主用途のひとつとして考えられていた。
        爆撃や偵察・哨戒にも使用可能な多用途機であり、このへんもソードフィッシュとかぶっている。
        全体的に細身な胴体で、やたらカッコイイ気がしないでもない。
        そもそも複葉機でありながら一部で戦果を挙げたソードフィッシュと零式水上観測機は異端な存在なんや……。
        • 開発時点ではまだ良かったのだが、大戦が進み建造再開を決断するころには完全に時代遅れとなっていた。
          用兵側が「雷撃機いらなくね? 爆撃機だけでよくね?」と言いだしたこともあって*37
          更にはJu87自体も750-905kgの魚雷を搭載しグラーフ・ツェッペリンで運用される予定だった雷撃型のJu87D-4の試作を行っており、立場を失ったFi167はJu87CとJu87D-4に役目を譲り、静かに一線を去っていった。
          他にもJu87D-4またはD-5をベースにして爆撃や雷撃、偵察などが可能な機体も計画されたと言われており、一説にはJu87Eがこの機体であるとされている。
          詳細はWikipediaで解説されているのでそちらを見られたし。
        • 一部の機は売却先のクロアチアで輸送任務に従事していたが、ここで1機が英軍のP-51B/C(マスタング Mk.III)5機と交戦。相打ちになりながらも1機を撃墜することに成功している。
        • なお複葉を採用したのは信頼性確保とSTOL性能確保のためだったので下部主翼を外しても十分な飛行が可能であった。
      -Ju87Cについてはこちら。
      • そしてJu87C。傑作機スツーカであるが、42年ともなればバトルオブブリテンの洗礼を受け、もはやイギリス軍に対抗できるものではないとみなされていた。
        そんなスツーカに戦力を頼らざるを得なかった点からもナチスドイツの迷走ぶりが窺えるのである。
        • ちなみに艦これでは実質的なスツーカの後継機であるFw190Fの親戚(と思われる架空機体の)Fw190T改が実装され、若干だが攻撃能力も付随されている。
          だが、最大1.8tの爆弾を搭載できたFw190の戦闘爆撃型としては低い火力値なのでおおかた戦闘機型の改装機にロケット弾でも積んでいるのだろう。*38
        • また前述のとおり、Fi167が旧式であるためJu87Dを改修して雷装可能な試験機D-4型も作られたが試験機止まりとなった。
      -Me155についてはこちら。
      • Me155はBf109Tの後継として開発が進められた機体で、Bf109系と部品を共通化しつつも艦上機として改良を加えられた設計により、着艦に関するトラブルは大幅に軽減されたことだろう。
        • だが当艦の建造中止で艦上戦闘機としては1機も製造されず、その後設計が急降下爆撃機に高高度戦闘機にとコロコロ変わった。
          挙句、開発担当も他社(ブローム・ウント・フォス)に渡って再設計され名称もBV155に変更と迷走の果てに、そのBV155も最終的に試作機2機で終わっている。

余談

  • 当初の計画ではGraf Zeppelin級は2隻建造予定。上述の通り、2番艦は「ペーター・シュトラッサー(Peter Strasser)」*39と名付けられる予定であったというのが定説である。
    某ゲームに登場する超巨大二段空母ではない。
    英独海軍協定で得られた空母の建造枠4万7千トンを丁度等分して計画されており、その後Z計画によって2隻の空母が追加された。ただしペーパープラン化したのは言うまでも無い。

  • 大戦の推移で必要性を痛感した結果、様々な改造空母のプランが立案されては消えていった。
    • アドミラル・ヒッパー級重巡洋艦4番艦「ザイドリッツ(Seydlitz)」は進水済みで艤装工事も大半が済んでいたにも関わらず「ヴェーザー1(Weser-1)」計画のもと軽空母へと計画変更された*40、北米航路用の高速客船「オイローパ(SS Europa)」、極東航路用の貨客船「グナイゼナウ(SS Gneisenau)」「ポツダム(SS Potsdam)」も同様で、そして姉妹船の「シャルンホルスト」*41は日本に寄港中に第二次大戦が勃発し本国へ帰れないまま神戸に係留されていた為、日本海軍に買収された後に軽空母「神鷹」へと改造されている。
    • 総じて言えるのは火力が強力で搭載能力が低いこと。
      • もっとも、どうせ1、2隻しか用意できない以上は搭載機を無理して増やしても機動部隊運用など不可能なので意味がなく、規模が違う米機動部隊や英機動部隊なんかとガチ航空戦なんて自殺行為。
        それならば無理しない程度に留めて、通商破壊やUボート支援の索敵と防空だけに絞った方が良いというわけである。

  • ミッドウェー海戦で四隻を喪失した日本海軍が戦力回復のため本艦の購入を打診したが、「極東への回航は不可能」と拒否され、シャルンホルストの買収、改造へと繋がったと思われる。こんなエピソードや設計段階でのエピソードもあるため、あながち日本とまったく無縁、というわけでもなかったりする。

  • 建造が中断された本艦は1940年7月に掃海艇ノーチラスに護衛されゴーテンハーフェンに移動して材木倉庫として利用されていた。その後独ソ開戦に伴いバルト海沿岸のシュテティン*42に回航したり*43、1942年12月には建造再開に伴いキールに回航されるなどしていたが、最終的にソ連軍に接収されることを恐れ、9割ほど完成していたにも関わらずヴォルフガング・ケーラー*44大佐の指示により1945年4月に自沈した。*45
    • 戦後、ソ連軍に接収された本艦は1946年3月に浮揚されて洋上基地(Плавучая база)に艦種変えされ、艦名もPB-101(ПБ-101)に改められた。
      1947年8月、ユーリ・フョードロヴィチ・ラル中将*46の命によりバルト海にて駆逐艦隊と魚雷艇隊の演習で標的艦となった。本艦は駆逐艦「スラーヴヌイ*47」の雷撃により撃沈されてバルト海に消えた。
      --轟沈台詞に言及するネタなので折り畳み。
      • 艦娘の轟沈台詞は別れの言葉や悔いる想い、沈むことへの恐怖などを口にすることが多い。しかし、戦いの中で沈むことに満足したのか、彼女は笑いながら沈んでいく。
      • 落ち着きのある立ち振る舞いや声色の裏に、自分が未成艦であるというコンプレックスを抱えているのかもしれない。
      2006年にポーランドの石油資源探索会社によって、バルト海に沈んでいたところを発見されている。

  • 艦名は「ツェッペリン伯爵」*48の意味で、硬式飛行船を実用化した元陸軍軍人フェルディナント・フォン・ツェッペリンに由来する。
    • 2023年現在ドイツ連邦海軍に同名の艦船は存在しないため、「グラーフ・ツェッペリン」の名を持つ艦は彼女が最後であるが、ニーダーザクセン州クックスハーフェンのノルトホルツを基地とする第3海軍航空団に「グラーフ・ツェッペリン」の名が冠されている。
      • 空母として竣工することは叶わなかったものの、彼女と同じ名前の航空団は今日もP-3C「オライオン」やドルニエ製のターボプロップ機「Do228」を装備しドイツの海を護っている。
      • なお、ノルトホルツ基地には「ペーター・シュトラッサー・プラッツ」と名付けられた通り(もしくは地名)が存在する。姉妹艦として生まれるはずだった2つの艦名は、今ひとつの空港の中に共存している形となっているのだ。
    • ちなみに、このツェッペリン伯爵の功績を称えカール・タイケ*49が作曲した「ツェッペリン伯爵行進曲」という曲がある。公式キャラソン
-「硬式飛行船」とは。
  • 「硬式飛行船」とは。
    • 硬式飛行船とは、アルミや木材などで骨格を作り、その中に複数の気嚢を収納して浮力を得る飛行船で、当時の飛行機の限界をはるかに超える長距離・長時間の飛行ができることから、ヨーロッパ縦断・太平洋横断などの長距離飛行に使われた。
      また、第一次世界大戦ではドイツ軍によるロンドン空襲などに使われている。
      後に飛行機の性能が向上したことから大型の硬式飛行船は使用されなくなったが、滞空時間が飛行機に比べ格段に長い長所があるため第二次世界大戦では米英海軍が軟式飛行船を偵察や大西洋の対潜哨戒などに使用している。
    • 「グラーフ・ツェッペリン」と愛称が付けられた飛行船LZ127は1929年に世界一周飛行を行ったことで知られる。
      途中で日本にも寄港しており、霞ヶ浦海軍航空隊基地に着陸した。
      そこからアメリカへ向けて飛行する際に草鹿龍之介海軍少佐(当時。後に中将)が搭乗し、帰国後は航空戦力の重要性を主張するようになった。
    • ツェッペリン伯の飛行船が有名になったことから、「ツェッペリン」という言葉が飛行船の代名詞となった。
      イギリスのロックバンド「レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)」は「鉛の飛行船」の意味。
      「ぽしゃる」という意味の"go down like a lead balloon"という言葉があり、このballoonをzeppelinに変えたものである。
      なお、レッド・ツェッペリンがヨーロッパ大陸での公演中、ツェッペリン伯爵の子孫が「うちの家名を勝手に使うな」と訴訟を起こそうとしたため、一時的にバンド名を変えたことがある。
    • 蛇足ながら、あのヒンデンブルク号爆発事故により36名の命と共に失われた飛行船・LZ129「ヒンデンブルク*50」も硬式飛行船であった。また、この事故により硬式飛行船の安全性に疑問が持たれるようになり、硬式飛行船が廃れていく原因になったとも言われる。

この艦娘についてのコメント

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  • 殺し屋のような目つきだな。いばら姫ヨル・フォージャー -- 2022-04-17 (日) 21:19:42
    • 司令「俺は平気だよ」 萩ぃ「さすしれ」 -- 2022-04-17 (日) 23:43:23
  • 声妖精さん、いくらPRとはいえ、やり慣れんムリ無体はせんで……⇒https://twitter.com/spyfamily_anime/status/1565640684031209472?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1565640684031209472%7Ctwgr%5Eb099877ad410361e5ccd62e8523ffddd93cc8141%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.oricon.co.jp%2Fnews%2F2248033%2Ffull%2F -- 2022-09-03 (土) 10:22:30
  • 今回E3ボスマスで落ちるらしいが…丁でも落ちるよね?! -- 2022-09-17 (土) 21:13:16
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  • グラーフ「我の拳は神の息吹!堕ちたる種子”を開花させ、秘めたる力をつむぎ出す!!美しき滅びの母の力を!」 -- 2022-12-25 (日) 17:57:09
  • 時報で赤城と加賀に主砲が無いって言ってるが、二人とも20.3cm単装砲ってグラーフの主砲より口径大きいの(加賀10門、赤城6門)積んでるんだがなぁ。 何でだろ? -- 2023-06-25 (日) 10:31:11
    • おそらく、艦これ独自仕様のグラーフの夜戦連撃のことを言ってるだと思う。 -- 2023-06-25 (日) 11:04:11
      • 夜戦砲撃戦に参加しない=主砲が無いからって認識って事かねぇ。 それとも砲塔が無い=主砲が無いって思ってるのか。 後者だったら3段飛行甲板時代は20.3cm連装砲塔あったから主砲アリだな!ってなるのかw -- 木主? 2023-06-25 (日) 13:20:48
  • ゲーリングとか,人物に対していちいち仇名みたいなのつけるのキモイなこのページ。 -- 2023-07-21 (金) 14:31:13
    • お前ほどキモくはないな -- 2023-07-25 (火) 22:05:08
      • ごめん,解説の所にわざわざ書かなくていいんじゃないって思って汚い言葉でコメントしてしまった。ごめんなさい。 -- ? 2023-07-27 (木) 08:09:55
    • どうせ子供の頃に同じ事してたんだろうから目糞鼻糞ってやつ、若しくは鏡を指差してキモいって言ってる事に気づいてないんだ? -- 2023-07-25 (火) 23:00:24
    • わかる -- 2023-09-10 (日) 22:44:48
    • 何十年も言われ続けてきたであろうネタに今更噛みついてる方が流石に恥ずかしいというか、なんだろうな…これでキモイなら他艦のコメ覧とか見れないだろ…ヒトラーやゲーリングなんて当時の人たちだって散々ネタにしてただろうに -- 2023-09-26 (火) 05:47:12
  • グラーフにも季節限定衣装を…さすがにこの時期にこの恰好は…むかなきゃ!(ガチ使命感) -- 2023-07-27 (木) 08:46:35
  • e7-5で二人目をお迎えした。実装当時に一目惚れしたあの感覚が蘇って新鮮な気持ちになったよ。改二早く頼む、そのために常にカタパルトは1つ残してる。 -- 2023-09-15 (金) 20:10:28
  • 何時になったらドイツ系はテコ入れや新しい艦追加されるんだか。当時グラーフが追加された時は「未成艦まで出すの!?マジで!?搭載機数少ないけど3-3とかで使うわw」ってテンションで大喜びしたもんだったが、アレ以降8年も放置とは夢にも思わんかったわ。一部の子は季節グラ追加とかあっただけに・・・ビスマルクが言及してたシャルンホルストは何処に行ったのやら -- 2023-09-26 (火) 05:52:00
    • 戦艦シャルンホルストの実装に関しては絵師云々抜きにしてもゲームシステム上の課題として、現行最小の大口径砲の30.5cmよりも口径の小さい28.3cmをどう分類するか、それを扱う艦をどう設定するかってのがあるだろうだからなあ。 -- 2023-09-26 (火) 12:07:13
    • ドイツ新艦はもうほぼ諦めてるけど、せめて装備のステータスとかボーナスはテコ入れをしてほしいというか、もっとちゃんと調整してほしいわ…新しく実装した装備はとりあえずステ盛ったりボーナス付けときゃいいやろ!みたいな雑な調整してるせいで、38cm連装砲なんてガングート砲に性能で劣るわ、ボーナスもMk.6に持っていかれるわで散々なことになってるし…あとグラーフはもう建造に追加してもよくない?ここまで絞る必要ある? -- 2023-09-26 (火) 18:53:56
    • 8年放置はさすがに言いがかりが過ぎる。かつてシャルンホルストと名乗っていた船が実装されてから5年も放置が正しい(それもそれでアレだが) フミカネ艦が8年も新規艦来ないのはその通りで、来ないなら来ないでもういいとしてもじゃあなんで神鷹みたいに別の絵師でやらないのかってなる(うるさいファンがいるからだとは思うけど) 神鷹がシャルンホルスト時代を飛ばして実装されてしばふになったとするならパースはアンフィオン時代からやってコニシに描いてもらって、草太氏に夕月を描かせて実装してほしかった -- 2023-09-26 (火) 20:41:32
  • 朝のE-7のZマスへの掘り出撃でグラーフ・ツェッペリンをお迎え。過去のイベント海域で度々邂逅のチャンスを逃した艦がようやく来てくれた。正規空母としては高性能とは言い難そうだが、手軽に使える艦として活用したい。 -- 2023-09-26 (火) 10:55:42
    • おめでとうございます。うちにはまだ来ませんが…ドロップ報告を信じて、希望を捨てずに頑張ろう。 -- 2023-09-28 (木) 19:21:32
      • あれから9日あまり、ようやく弊鎮守府にも来てくれました!! 何度も挫けそうになりましたが、諦めなくて本当に良かった。 -- 2023-10-07 (土) 10:30:40
  • 3人目が来てから数年間、全く音沙汰なしだったので、制限が掛かっているのかと思いきや、まさかの4人目来た -- 2023-09-28 (木) 19:12:12
    • と思ったら、本日5人目・・・嘘でしょ? -- 2023-10-03 (火) 19:53:18
  • 着任からはや5年…やっと彼女を迎え入れることが出来ました…嬉しい! -- 2023-10-10 (火) 15:17:13
  • ラスト一回11:05に初ドロップした! 狙いは梅orヴィクトリアスだったが嬉しいぜ 前回イベでも最終日の朝にアトランタとマサチューセッツが来てくれたし、最後まで諦めないのって大事なんだな -- 2023-10-11 (水) 13:28:34
  • 他のキャラの声を聴いた時はそう思わなかったけど、グラーフの声って考えてみたら早見沙織って結構イケボだな -- 2024-02-23 (金) 21:06:48
  • この娘以降ドイツ艦の実装ないけど、今更だけどなぜだろう???今まで描いてた人がダメなら抱えてる自社絵師に描かせるのはダメなのだろうか… -- 2024-04-22 (月) 22:28:16
    • UIT-25&24「・・・」 -- 2024-04-22 (月) 22:33:44

*1 おはよう
*2 おはよう
*3 提督
*4 母港ボイスは各艦娘につき3つ割り当てられています。「詳細」ボイスは編成画面の「詳細」ボタンをクリックすることで聞くことが出来るボイスです。母港画面でも聞くことが出来ます。「母港3」ボイスは「母港画面でのクリック」もしくは「母港画面への遷移」でのみ聞くことが出来る、いわゆる「提督お触りボイス」です。編成画面での「詳細」ボタンでは聞くことが出来ません
*5 ドイツの航空機メーカーが開発した「Bf109」のこと。詳しくはBf109T改を参照
*6 ドイツの航空機メーカーが開発した「Fw190」のこと。詳しくはFw190T改を参照
*7 抜錨 文法的にやや不自然な箇所がある。詳しくは「ゲームにおいて」で。
*8 4つの基本ボイス(昼戦開始・昼戦攻撃・夜戦開始・夜戦攻撃)がありますが、各ボイスはその他の色々な場面でも使われます。各ボイスをどのフェーズ(航空戦/開幕雷撃/先制対潜/昼戦攻撃/各種CI...など)に割り当てるかは艦娘によって異なり、例えば開戦ボイスを攻撃でも使ったり、夜戦攻撃ボイスを昼戦でも使ったりします)
*9 「小破」ボイスの2つ目と戦闘撤退時の「旗艦大破」ボイスは共用化されています
*10 「小破」ボイスの2つ目と戦闘撤退時の「旗艦大破」ボイスは共用化されています
*11 装備ボイスは3ボイスありますが、改修/改造ボイスと共用化されています。また、ボイス3は「改修/改造」「開発」「バケツによる即時修復」「遠征出撃」「アイテム発見」ボイスと共用化されています
*12 ドイツの航空機メーカーが開発した「Fw190」のこと。詳しくはFw190T改を参照
*13 まあ、いいだろう
*14 こんばんは
*15 Kaisersemmel オーストリア発祥のロールパン。上面には中心から放射状に5つの切れ込み模様がある
*16 ドイツの航空機メーカーが開発した「Bf109」のこと。詳しくはBf109T改を参照
*17 おやすみなさい
*18 ありがとう
*19 Stollen レーズンなどのドライフルーツが入ったドイツの菓子パン。厳密には「シュトレン」が正しい発音
*20 提督
*21 敵味方共に空母は通常昼では専用式だが、夜戦では通常通り火力+雷装の合計値となる。その結果特殊艦種クラスの攻撃力しかない。
*22 2017年9月12日より。
*23 現時点でこれらを入手(任務)するには、Saratoga Mk.IIを所持している必要がある。
*24 英語で言えば"Weigh anchor!" (Lichten=Weigh)。『海色』の歌詞のあれである。
*25 Wilhelm Hadeler, ベルリン工科大学准教授
*26 「通商破壊ならUボートの方が向いている」「東部戦線・アフリカ戦線で連合国軍の反攻が始まっているのに、今さら空母なんて作っている暇はない」と言われたら、ねぇ?
*27 蒼龍も原案のG6案で20.3cm主砲、改訂されたG8案でも15.5cm主砲を搭載する航空巡洋艦じみた代物で、それが1934年の友鶴事件で急きょ主砲全廃に改設計。さらに1935年の第四艦隊事件でまたまた改設計の上、船体を輪切りで再チェックと紆余曲折の状態だった。一航戦は大人の事情で20cm砲を乗せたままである
*28 技術提供の見返りとしてドイツから贈られたのは様々な工作機械や各種部品の製造技術であり、これらは各種航空機の量産化や戦艦大和の建造に大きく貢献した。どう考えても見返りの方が大きすぎて贈ったものと贈られたものとの釣り合いが取れていないのだが、日独の技術交流は大体がそんな感じである。
*29 最終的には取り外され、イタリアの空母「Aquila」に渡ることになる。
*30 考え方としては後の報復兵器V3号「ムカデ砲」と同じ。
*31 ただ、グラーフ・ツェッペリンに搭載予定のJu87Cの爆装能力は500~700kgとされており、Ju87D-4で運用予定だった航空魚雷のLT F5bの重量は765~812kgと言われている。航空機には「最大離陸重量」と言う物があり、爆弾の搭載量を増やせばその分何かを減らさなければ離陸すら出来ず、その場合は当然だが燃料搭載量を減らす事になる。1t爆弾を搭載した場合の航続距離は通常の2/3以下となり、これはもはや艦載機として使用する場合は条件がかなり限定される事となる。ちなみに日本海軍の一式陸攻は基準の爆弾や魚雷の搭載量は800kgで航続距離約2.200km、作戦航続距離は約2.000kmと見積もるのであるが、2.2tの桜花を搭載すると1.500kmまで低下する。
*32 つまり海軍の艦に空軍の艦載機が同居するような状態である。作戦立案・遂行や指揮系統、それに兵站などの面で重大な支障が出るだろうことは目に見えている。
*33 もっとも、再軍備宣言からたったの4年でポーランド侵攻が行われている以上、空軍と海軍で別立てにパイロットの育成する余裕などあるはずもないのだが。
*34 これに絶望した海軍総司令官エーリヒ・レーダー元帥は辞任。実際は後任の海軍総司令官カール・デーニッツの諌言によって、既存艦の解体は免れた。
*35 提督のみんなも、例えイベントが上手くいかなくても一時の怒りに身を任せて主力艦や新規艦を解体なんてことは絶対辞めよう。デーニッツお兄さんとの約束だぞ!
*36 実際、ガダルカナル上空で負傷した大空のサムライこと坂井三郎氏は、零戦のエンジンを調整、今で言うエコモードに切り替えて5時間もの飛行後にラバウルの基地へと帰還している。
*37 「北欧空戦史」によると、ある士官は「直接当てればいいのに、なぜわざわざ水に落とさなければいけないのかね?」と聞いたそうである。実際は浸水を引き起こす魚雷攻撃は船にとり、もっとも対処が難しい攻撃である。
*38 Fw190Fで最大1.8tの爆弾を搭載した場合は離陸に数百メートル、一説には1000メートルを超える距離が必要だったという説がある。爆弾を最大搭載量の1.8tの搭載した場合、燃料や搭載機器の削減無しで空母で運用するのは少し難しいかもしれない。
*39 WW1のツェッペリン飛行船による爆撃作戦の指揮官となった同名のドイツ海軍将官が由来。
*40 日本でも建造途上の改鈴谷型重巡洋艦「伊吹」の軽空母への改装が試みられた。
*41 同名の戦艦とは別の船
*42 WWII当時はドイツ領(Stettin)。現・ポーランド領のシュチェチン(Szczecin)。
*43 ドイツの侵攻が進みソ連による空襲の脅威が去ったことから後にゴーテンハーフェンに戻っている。
*44 Wolfgang Kähler(1903-1983), エストニア生まれの心理学者「Wolfgang Köhler」とは別人なので注意。
*45 上述のザイドリッツも同月にケーニヒスベルクにて自沈している。
*46 Yuri Fedorovich Rall、キリル文字では「Юрий Федорович Ралль」
*47 「Славный」、「名誉ある」「光栄ある」という意味。
*48 (「Graf」はドイツ語で「伯爵」の意味。決して力の求道者という意味ではない。
*49 ドイツの作曲家。「軍艦行進曲」「星条旗よ永遠なれ」と並ぶ世界三大行進曲のひとつ「旧友」を作曲した。
*50 WW1ではドイツ陸軍参謀総長であり「タンネンベルクの英雄」とも呼ばれたヴァイマル共和国大統領パウル・フォン・ヒンデンブルクに由来する。