Ark Royal

Last-modified: 2020-05-11 (月) 20:20:08
No.315
私は、Her Majesty's Ship Ark Royal.Ark Royal(アークロイヤル)Ark Royal級 1番艦 正規空母
艦船ステータス(初期値/最大値)
耐久55火力0 / 27
装甲26/ 47雷装0
回避32 / 57対空30/ 72
搭載72対潜0
速力高速索敵40/ 72
射程8 / 58
最大消費量
燃料55弾薬50
搭載装備
18Skua
30Swordfish
12未装備
12未装備
改造チャート
Ark RoyalArk Royal改(Lv45)
図鑑説明
Her Majesty's Ship(ハー マジェスティース シップ)*1 Ark Royal。
本格的な艦隊型航空母艦として就役し、大西洋や地中海まで数々の作戦に参加した。
あの戦艦Bismarck追撃戦では、この必殺のSwordfish(ソードフィッシュ)*2を放ったな。
U-boat(ユーボート)*3か……あれは危険だ。水面下の敵には気をつける。

※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。

CV:内田秀、イラストレーター:コニシ (クリックするとセリフ一覧が開きます)

セリフCV:内田秀、イラストレーター:コニシ
入手/ログイン私は、Her Majesty's Ship Ark Royal。 Admiral(アドミラル)*4…貴方が……。 ……よろしく。
母港/詳細閲覧Her Majesty's Ship Ark Royal、ここに。
Are you alright(アー ユー オーライト)*5?
母港/クリック時Not so bad(ノット ソー バッド)*6. でも…Admiral、少し躾がいるみたいね。そこに座って。そう…Swordfish、発艦始め!
母港/詳細閲覧(新春)New year(ニュー イヤー)*7、か。Admiral…今年も、よろしく頼む。ああ、もちろんだ! I'll do my best(アイル ドゥー マイ ベスト)*8
母港/詳細閲覧(節分)ふふ、知っているぞ。セッツブーン、だろ? すでにあいつらから情報は入手済みだ。なに? Intonation(イントゥネィション)*9が違うだと? 馬鹿なっ?!
母港/詳細閲覧(バレンタイン)Admiral …その…なんだ… いや、なんでもない…なくない! あのだな… Accept My Chocolate(アクセプト マイ チョコレット)*10Please(プリーズ)*11.
母港/詳細閲覧(ホワイトデー)ほう、お返しか。ここのculture(コゥチャー)*12は悪くない。いただこう。I'm glad(アイム グラッド)*13.
母港/詳細閲覧(春本番)いい季節だな。あれがsakura(サクラ)か。ふしぎなものだ。……見ていると、少し感傷的な気持ちになる。……花の色のせいか? ……ふしぎだ。
母港/詳細閲覧(五周年)Congratulations(コングラッチュレイションズ)*14Fifth Anniversary(フィフス アニヴァーサリー)*15! まずは乾杯だな、cheers(チアーズ)*16
母港/詳細閲覧(七周年)Congratulations(コングラッチュレイションズ)Seventh Anniversary(セブンス アニヴァーサリー)*17! 凄いものだ。よし、乾杯だ。いくぞ、cheers(チアーズ)
母港/詳細閲覧(梅雨)ほぉー、これがあの重巡が言ってたツユー、か……。確かに、面白いほど雨ばかりだ。航空艤装が痛むのはいただけないが、まあ、たまには休息もいい。
母港/詳細閲覧(夏真っ盛り)ここの夏は、暑くなりそうだ。……防暑用軽装備か、考えてみよう。しかし、防御力が……ううむ……。
母港/詳細閲覧(2019年夏イベ)We need to find Janus(ウィー ニード トゥ ファインド ジェーナス)*18,and bring her back to our home fleet(アンド ブリング ハー バック トゥ アゥア ホーム フリート)*19.
母港/詳細閲覧(秋)ほぅ、この艦隊のAutumn(オートゥム)*20もいいな。まさに収穫祭のようだ。チンジュフ・アキマツリ、悪くない。どれ、私も参加しよう!
母港/詳細閲覧(秋刀魚)SANMA(サンマ)…だと…っ?! どういうことだ…「Hunter-killer(ハンター キラー)*21」ということか? ある意味そうだと? しかし、その艤装では…え、それがベストなのか? 解らんな。
母港/詳細閲覧(2018秋刀魚)ほぉー、チンジュフSANMA Festival(フェスティバル)*22…か。ところでSwordfish Festivalはどうなった?
母港/クリック時(2018秋刀魚)おぉーWarspite、お前も食べてみろ。ああ、この串をな、こうやって持って、こうやって食べる。はむっ……うん、美味い!
母港/詳細閲覧(130th KURE 2019 01)今回の戦いは疲れたが、面白かったな。おっ、どうした、Warspite。旅支度か?
母港/詳細閲覧(130th KURE 2019 02)Kure naval district(クレ ネイヴァル ディストリクト)*23……だと? ほぉ、面白い。私も行ってみたい。いいだろう?
母港/クリック時(2019秋刀魚)今年はSANMAが不漁のようだな。なに、案ずることはない。我がSwordfish隊にかかれば、多少の不漁など……くっ、何? そういう問題ではない?
母港/詳細閲覧(晩秋)この季節は気を付けないと。特に潜水艦には要注意だ。まぁ、取り越し苦労なら良いのだが…ん? 右舷に潜望鏡?! 回避! …ん? んん? 波の見間違いか。ふぅ…。
母港/詳細閲覧(クリスマス)Admiral。Christmas(クリスマス)、か…この艦隊でも祝うのだな。まずは乾杯だ。cheers! お、やるな♪
母港/詳細閲覧(ジャズ)ふっ、今度はJazz(ジャズ)か。いいものだな。悪くない。大人の楽しみ、だな。
母港/詳細閲覧(師走)大掃除か、それは大切だ。よし、私も参加する。Bismarck、やりかたを教えてく……あれ……いない。……逃げた!? あいつ、どうして毎回毎回逃げるんだ! おーい、待て!
ケッコンカッコカリ(反転)Admiral、どうした? 頬が少し上気しているようだ。体温も高い…風邪か? 休むといい。あ、これを…私に? わかった、後で開けよう。まずはしっかり体を休めることだ。さぁっ。
ケッコン後母港(反転)Admiral、疲れているのか? 私が紅茶を入れよう。待っていて。薫り高いアールグレイにしよう。ほら、休んでいて。持っていくから、待ってて。
編成Her Majesty's Ship Ark Royal. 抜錨!
出撃Her Majesty's Ship Ark Royal. 抜錨!
私が出る。「Force H(フォース エイチ)*24」、「Ark Royal」、出撃!
開戦Ark Royal攻撃隊! 発艦、始めなさい!
航空戦開始時Ark Royal攻撃隊! 発艦、始めなさい!
Swordfish shoot!
夜戦開始夜…やってみるか。
攻撃さぁ、行きなさい!
Swordfish shoot(シュート)*25!
夜戦攻撃Swordfish shoot!
小破うっ?!
ふぅっ?! …このっ!
中破/大破What(ワッツ)*26? Torpedo(トーピード)*27? U-boat…私はもう、沈まない!
勝利MVP私が? そう…頂いておこう。この栄誉を我が女王陛下に。
旗艦大破
帰投Operation has been completed(オペレィション ハズ ビン コンプリーディド)*28.
補給Thank you very much indeed(セン キュー ベリー マッチ インディード)*29. よし。
改装/改修/改造Japanese navy Airplane(ジャパニーズ ネイヴィー エアプレイン)*30? ほう、なるほど。
Your kindness is much appreciated(ユア カインドネス イズ マッチ アプリシエイティッド)*31.
改装/改修/改造/遠征/アイテム発見There is no one here(ゼア イズ ノー ワン ヒアー).*32
入渠(小破以下)I will have a shower(アイ ウィル ハブ ア シャワー)*33. Sorry(ソーリー)*34.
入渠(中破以上)Sorry admiral. 少し、時間はかかる。Shambles today(シャンブゥズ トゥデイ)*35.
建造完了新しい船、か。どれ…
戦績表示Information(インフォメィシュン)*36? I see(アイ スィー)*37. これね?
轟沈(反転)そう…また、沈むというの。それも…仕方ない、か…admiral…bye(バイ)*38…。
時報改で実装
放置時ああ、そうだ。旧式かどうかではない。敵の戦闘機さえいなければ、我がSwordfishは十分な働きを示すだろう。性能ではないのだ。戦場と戦い方、だ。Admiral? ぁぁ、聞いてない、か…。

ゲームにおいて Edit

  • 2017年8月12日実装。同日より開催された夏イベント「西方再打通!欧州救援作戦」の最終作戦海域突破報酬。
  • 搭載数やステータスは概ね未改造の二航戦と同程度。
    • 初期状態と考えれば特筆するほど低くはないが、改造にそれなりのレベルが必要な点を考えると耐久に問題を抱える期間は長い。
      育成は極力先手で敵を殲滅できる海域で行いたい。
  • Swordfishおよびその派生型を搭載した場合に限り、夜戦に参加できる。これは、史実で夜戦の際にSwordfishを飛ばし、Bismarckに大打撃を与えたことにちなんだものか。
    • 夜戦火力は低いので、どちらかといえば保険程度。
    • 仕様については改ページ参照。

キャラクター設定について Edit

  • 提督たちからの愛称は「アー子」「アーちゃん」「アー様」など。BismarckやWarspiteに比べて初見だとやや分かりにくいので注意。
  • 一見凜々しい女騎士然とした立ち振る舞いだが、時報(で実装)を聴く限り微妙に天然も入ってる。
  • ソードフィッシュLOVEで、Nelsonの時報でもラム酒を飲みながら語っている。そして酒癖はあまりよろしくない様子。
  • ボイスにおいて、Her Majesty's Ship(女王陛下の艦艇)と言っているが、アークロイヤルの存在していた頃のイギリスは国王ジョージVI世を戴いていたので、His Majesty's Ship(国王陛下の艦艇)であった。
    • どちらも略称は「HMS」である。これはイギリス王立海軍における艦船接頭辞でもある。
    • 因みにイギリスの国歌は、時代により王が男性(King)か女性(Queen)かで、曲名および歌詞が変わる。
    • 敢えて(女王エリザベスII世を指して?)Herを使用しているのであれば、「艦これ=現代が舞台」ということなのかもしれない。伊168がスマホに言及してる世界なわけだし

では、WW2当時のエリザベス王女殿下はどういうことしてたかというと

  • エリザベス・ウインザーの名前で英国女子国防軍に入隊。油まみれで軍用トラックの整備をしてたり、トラックの運転をしてたりしました。→togetterまとめ
  • 女王戴冠後の1998年(当時72歳)には「私の走りを見なさい!!」とばかりに愛車ランドローバーの助手席にサウジのアブドラ皇太子を乗せて暴走しまくった…らしい。故アブドラ国王、エリザベス女王の無謀な運転に怯える*39
  • 暴走ではないが運転の様子はこちらに
  • そして2019年4月、女王が運転をやめるとの一報が。王室所有の私有地では今後も元気に運転を続けるとみられているようだが…。
  • 手にしている弓のモチーフは両端の滑車(カム)が特徴的な化合弓(コンパウンドボウ)。オリンピック競技のアーチェリーに使用される洋弓(リカーブボウ)とは別物であり、洋弓と比べ効率的に引け、引き切った際も少ない力で保持できる優れもの。
    • ちなみに化合弓が発明されたのは1966年である。太平洋戦争後じゃないかって?イラストが1980年代のもの(16inch三連装砲 Mk.7+GFCS)もあるし、てーとく指定のスクール水着だって1970年代だし…こまけぇこたぁいいんだよ!
  • 煙突型の矢筒に入っている矢の矢羽はイギリス艦載機の塗装を模している。戦前のシルバー単色塗装と戦中のダークシーグレー・ダークスレートグレー二色迷彩の2種類が確認できる。
  • 中破グラで、艤装のマストの先端に付いている円筒形の物体は72型帰投用ビーコンである。洋上で艦載機が帰投する道しるべとなる電波を発信する装置であり、アメリカから導入したYEビーコンに代替される大戦中盤頃まで、イギリス空母の多くに搭載されていた。
  • 中の人を見ればわかるとおり、Warspiteに次いで英会話教室第2幕開催である。第1幕のネイティブスピーキングの早口に曖昧な笑みを浮かべて"イエス"しか返せない提督に気を遣った…かどうかは分からないが、今回の英語の発音はかなり遅めである。ネイティブ提督からすると不自然なほど遅いそうな。

小ネタ Edit

  • 「アーク・ロイヤル」(Ark Royal)のArkとは、「方舟」、特に旧約聖書に登場する「ノアの方舟」を指す。そのため、アーク・ロイヤルのクレスト(紋章)は王冠を被った方舟である。アーク・ロイヤルという名前は、現在までに五代用いられているが、そのうち二代目から五代目までが全て水上機母艦・航空母艦である。本艦は初代から数えて三代目にあたる。
  • ウォースパイトと同様に、アーク・ロイヤル(Ark Royal)という名前はエリザベスI世の時代に遡る由緒あるものである。
    • 初代アーク・ロイヤルは、イングランド海軍がスペインの無敵艦隊を破ったことで有名なアルマダの海戦にも参加した、1587年進水のガレオン船である。アーク・ロイヤルという名前は、以下のように形成されたといわれている。
    • 建造当初、この船は単に「アーク」(Ark)と呼ばれていた。完成後、エリザベスI世の寵臣サー・ウォルター・ローリーがこの船を入手した際に、彼の名を付けて「アーク・ローリー」(Ark Raleigh)となった。さらに、この船はすぐにエリザベスI世によって購入され、所有者の王室を示して「アーク・ロイヤル」(Ark Royal)という名前が誕生したという。
  • 歴代アーク・ロイヤルの概要を以下に列挙する。いずれもイギリス海軍の歴史において重要な艦ばかりである。

初代アーク・ロイヤル - 無敵艦隊を破ったガレオン船

エリザベスI世の寵臣サー・ウォルター・ローリーの発注に基づいて建造された1587年進水のガレオン船である。当時のイングランド海軍で最大級の軍艦の1隻であり、1588年のアルマダの海戦では、チャールズ・ハワード提督率いるイングランド艦隊の旗艦として活躍している。後にジェームズI世の王妃アン・オブ・デンマークに因んで「アン・ロイヤル」と改名してスペインとの戦いで使用された。1636年に走錨による事故で沈没、その後浮揚・解体された。

二代目アーク・ロイヤル - 艦隊航空の歴史を切り拓いた水上機母艦

1914年就役の水上機母艦である。石炭運搬船として建造着手時に海軍に購入されて水上機母艦として建造されたため、当初から水上機母艦として完成した世界初の艦となった。*40第一次世界大戦中には、ガリポリの戦いで航空偵察を実施したりトルコ海軍の巡洋戦艦ヤウズ・スルタン・セリムに爆撃を試みたりしている。戦間期には、ロシア内戦の白軍支援や空軍の航空機輸送に従事、後に練習艦となる。1934年12月21日に、新生アーク・ロイヤルに名を譲り「ペガサス」と改名された。第二次世界大戦が勃発するとカタパルト艦として初期の船団護衛を支えた。戦後民間に売却され、商船「アニタ一世」として改装される予定だったが、老朽化がひどかったために中止、1950年解体された。

  • 三代目アーク・ロイヤル - 今回実装の中型空母。詳細は後述。

四代目アーク・ロイヤル - イギリス海軍最強にして最後の正規空母

建造中に当初の艦名の「イリジスティブル」から改名された、1955年就役のオーディシャス級航空母艦4番艦*41。艦番号はR09でデッキコードは『R』。戦時急造の中型空母として1943年に起工したが、終戦で建造が停滞し1950年に進水後、5年がかりでやっと完成した。厚さ102mmの飛行甲板装甲を持つ重装甲空母であり、完成時からジェット機に対応したアングルドデッキ・蒸気カタパルト・ミラーランディングサイト・舷側リフト等当時の最新装備を備えた艦であった。更にその後3度に亘る大改装で全く異なる姿となり、最終的にはファントムFG.1戦闘機*42やバッカニアS.2攻撃機等を搭載する、アメリカ海軍に次ぐ当時世界最強クラスの空母に進化した。*43イギリスの財政難と国際的地位の低下に伴い、労働党政権によって後継のCVA-01級(旧クイーン・エリザベス級空母)の建造中止・将来の空母廃止が決定されたため、イギリス海軍最後の正規空母となった。1979年退役、翌年解体された。

  • ちなみに、アーク・ロイヤルは70年代のイギリスで唯一現役の正規空母だったため、テレビへの出演も多かった。
    • BBCが1976年に制作したドキュメンタリー番組「Sailor」は、退役を数年後に控える中、アメリカへの巡航に従事するアーク・ロイヤルと乗員達の半年間を追った佳作である。テーマソングはロッド・スチュアートの名曲「Sailing」。アーク・ロイヤル解体後の1984年には、元乗員達のその後を描いた続編「Sailor: 8 Years On」も制作されている。
    • コメディ番組の世界的傑作「空飛ぶモンティ・パイソン」のエピソード33話・救命艇スケッチに記録映像がワンカット使用されている。(老婦人が空母アーク・ロイヤルと同型艦イーグルにお菓子を投げ与えるというネタ)
    • 1964年から1970年まで放送されたBBCのコメディ番組「Not Only... But Also」のエピソードに出演している。飛行甲板に大きくタイトルを描いてネタを披露したり、番組の最後で主演のピーター・クックとダドリー・ムーアをピアノごとカタパルト射出している。

五代目アーク・ロイヤル - シーハリアー搭載の軽空母

1985年就役のインヴィンシブル級軽空母。艦番号はR07であり、デッキコードは『R』。垂直離着陸機シーハリアーと共にフォークランド紛争で活躍したインヴィンシブル級軽空母3番艦として建造された。起工は1978年だが、就役は1985年のため姉のインヴィンシブルと異なりフォークランド紛争には参加していない。*44完成が他の2艦より遅かったため、発艦用のスキージャンプが12度に拡大されるなど多くの点が改良されていた。1999年から2000年にかけて、シーダートミサイル発射機の撤去や飛行甲板拡張といった改装が行われている。ボスニア紛争やイラク戦争に出動し、その航空機運用能力を遺憾なく発揮した。当初クイーン・エリザベス級空母が就役する2015年頃まで使用される予定だったが、予算削減のため2011年に退役、2013年トルコで解体された。

  • 残念ながら、最新鋭のクイーン・エリザベス級空母の2番艦は「プリンス・オブ・ウェールズ」となったため、アーク・ロイヤルの名前は途絶えることになった。それでも、アーク・ロイヤルへの改名提案が出てきたあたり、空母として特別な意味を持った名前であることの証左といえよう。
  • アーク・ロイヤルのモットーは、フランス語で「Desire n'a pas Repos」(熱意は休むことなし)である。
  • 乗員達からは「アーク」(Ark)の愛称で呼ばれていた。
  • タバコの銘柄「アークロイヤル」は本艦に因んで名付けられている。
  • 1978年には、イギリス国鉄の50形ディーゼル機関車の1両が本艦に因んで「アーク・ロイヤル」と命名されている。命名は、当時まだ現役だった四代目の艦長や乗員によって行われた。
    • ちなみに同形式には「ウォースパイト」という名の機関車も居る(こちらは戦艦ではなく次代のヴァリアント級原潜の方に因んだらしい)。
  • アーク・ロイヤルは乗員達から「幸運艦(Lucky Ship)」であると見なされていた。1941年にUボートの攻撃で沈むまでの間、戦闘で幾度もの雷撃や爆撃を受けたが、全く損傷を受けずに済んだからである。さらに沈んだ時でさえ、約1,500名の乗員から犠牲者はたった一人しか出さなかった。
  • アーク・ロイヤルはスポーツが盛んであり、サッカーは所属するH部隊各艦艇の中でも特に強かったという。
    • 空母カレイジャスをはじめとする各艦の代表チームと試合をしたり、時にはジブラルタルの陸軍部隊とも対抗試合をして好成績を残している。
    • ウォーターポロも盛んで、他にも飛行甲板を利用してホッケーをしたりもしていた。
  • アーク・ロイヤルは艦内の環境が非常に良かったと伝えられている。快適で過ごしやすく、時には格納庫で映画上映をすることもあった。
    • また、調理員の腕もよく食事の質の高さも有名な、いわゆるメシウマ艦であった。参考に、第二次世界大戦に突入して1年余り経った後の1940年のクリスマスメニューを挙げる。*45
    • 朝食
      • コーンフレーク、ベーコン・エッグ、マーマレード
    • ティータイム
      • 全粒粉パン、クリスマスケーキ
    • 夕食
      • モツスープ、ロースト・ターキー(付け合わせとしてロースト・ポテトとフレッシュ・ランマービーンズ)、クリスマスプディング・ソース添え、デザート(イチジク、ナツメヤシ、ナッツ、オレンジ)
    • 夜食
      • クリームトマトスープ、ハム、ピクルス
  • アーク・ロイヤル喪失の翌1942年、海軍省と情報省はアーク・ロイヤルの戦歴を紹介するパンフレット「Ark Royal:The Admiralty Account of Her Achievement」を発行している。個別の艦でこのような対応は異例なことであり、イギリス海軍がアーク・ロイヤルの武勲を高く評価していたことの表れである。
  • 真珠湾攻撃前に戦没しているため、太平洋側で始まった戦争を知らない艦である。
  • 彼女のセリフにある「Force H」(H部隊)とは、フランス降伏による戦力の空白とイタリアの参戦による脅威から地中海西部を防衛する目的で1940年6月に編成された艦隊である。
    • スペイン南端の英領ジブラルタルに基地を置き、初代司令官はジェームズ・サマーヴィル提督*46。本来なら「Force」(部隊)というのは、あくまで一時的な目的で「Fleet」(艦隊)や「Squadron」(戦隊)などの常設の部隊の艦艇で臨時に編成される組織*47であるが、H部隊は長期間編成されたままで、かつ実質的に海軍制服組トップの第一海軍卿直轄という異例の組織であった。
    • エジプトのアレクサンドリアに本拠地を置き地中海東部を担当していた戦艦ウォースパイト以下の地中海艦隊(司令長官:アンドリュー・カニンガム提督)と共に、ドイツ・イタリア軍と激戦を繰り広げた。アーク・ロイヤルは戦没するまでの間、H部隊の中核をなす戦力として活動している。
      • ちなみに、サマーヴィル提督とカニンガム提督は海軍士官学校の同期であり生涯親友であった。通信畑で通信・情報のエキスパートであるが軍艦勤務の少ないサマーヴィル提督と戦艦ロドネー初代艦長を始めとする艦隊畑のカニンガム提督は全く専門が異なっていたが、双方共に優れた見識と指揮によって大戦中の英海軍を支え、現在でも英海軍を代表する名提督としてその名を知られている。

空母「アーク・ロイヤル」 Edit

  • 1935年9月16日起工、1938年11月16日就役。艦番号91。同型艦はない。アメリカのヨークタウン級、日本の蒼龍型と共に、中型空母の完成形と並び称される傑作空母である。進水の様子
    • 開戦から2年余りで戦没しているものの、その短い戦歴の中で様々な戦果を上げ活躍したことで知られている。

実艦について

  • 本艦が建造されることになったそもそもの計画は、イギリス海軍省が1923年に重巡洋艦8隻建造をはじめとする艦隊整備の10ヵ年計画を立てたところに遡る。
    • その計画では一隻の航空母艦建造が含まれており、これが後のアーク・ロイヤルとなった。世界恐慌後の予算削減や大艦巨砲主義全盛の時代における否定的意見にもかかわらず、関係者の努力によって計画中止されることなく建造が実現した。
  • 本艦が評価されているのは、近代的な航空母艦としての装備を全て備えていた点に尽きる。既に就役していた6隻の空母*48の運用で得られた知見を盛り込んだ、サー・アーサー・ジョン主席造船官の設計による当時世界的に見ても優れた艦の一隻であった。当初の設計は2段式飛行甲板だったことは内緒。
    • エンクローズド・バウ(ハリケーン・バウ)採用による高い耐荒性。
    • 72機という多数の艦載機搭載を要求され、2段格納庫で大スペースを確保した。しかし露天繋止を嫌がった海軍は定数を60機に減らし、実際にはさらに少ない数で運用した。
    • 重量5.4tまでの機体を射出できる油圧式カタパルト2基を採用した。
    • 新型の着艦制動装置を採用した。イギリス海軍は日米と同じく初期の縦索式着艦制動装置が能力不足だと分かると、なんと1926年に制動装置そのものを廃止して転落防止柵と人力で艦載機を止めるという暴挙に出た。日米に遅れたものの、本艦は建造時から能力の高い横索式制動装置を導入した。
    • 島型艦橋の採用。艦橋を右舷に移して煙突も一体化したことで、操艦を容易にしつつ飛行甲板をフラットに保つことができた。またフューリアスやアーガス、そして極東の元戦艦を苦しめた煙路と排煙の処理という問題をクリアした。
  • その他の特徴。
    • 比較的良好な防御力を持っていた。舷側装甲は耐6インチ砲弾相当の114mm、水平装甲は爆弾227kgまで、水中防御は炸薬量340kgまでの魚雷に耐えられる設計だった。
    • エレベーター*49が艦中央部に互い違いに3か所あった。格納庫内のハンドリングを考慮した変速配置だったが、互い違いに配置した=配置できた、とはどういうことか? エレベータ自体のサイズが小さかったのである。翼を折りたたんだ状態の艦載機をぎりぎり収められるサイズだったから左右にズラして配置できたのだ。つまりこのエレベータは、将来的な艦載機の発展を考えると早い段階で運用に著しい不便を来す可能性が高かった(問題になる前に沈んでしまったのだが・・・)。
    • 建造時に溶接を大規模に取り入れた。全体の65パーセントを溶接で組み立てたため、リベット工法と比べて約500トンの軽量化に成功している。溶接技術者が足りず、建造を担当したキャメル・レアード社は新たに200人余りの技術者を養成したという。
    • イギリス空母で初めて3軸推進だった。従来の4軸では船体の長さが足りず、かと言って2軸では遅すぎたからである。
    • 船体が世界の空母の中でも異常に太かった。本来はもっと全長を伸ばしたかった(当初は274mの計画)が、それではイギリスのドックに入りきらず、さらにワシントン海軍軍縮条約と第二次ロンドン海軍軍縮条約の排水量制限もあって短縮されたためである。その結果、戦艦に近い艦形となり、LB比(水線長と幅の比率を示す数値)が7.2という新造艦としては異例のデブ空母となった。*50
      • この短い船体で目一杯の飛行甲板を確保するため前後、特に後ろに大きくオーバーハングして243.8mの飛行甲板長を実現した。水線長に対して実に16%も延ばしたサマは、さながら身の丈に合わない無茶なハイヒールを履いているかのよう。この無茶な甲板延長を支えるためのゴツイ艦尾構造は、アークロイヤルの外見上大きな特徴になっている。
    • 無理して色々詰め込んだ結果、飛行甲板が非常に高い位置になった。シルエットだけなら倍近い図体の加賀に匹敵する巨大空母、に見えるほど。
  • 優れた空母であるアーク・ロイヤルにも欠点はあった。
    • 一番の欠点は、なんと言ってもトップヘビーであることである。イギリス海軍は艦載機を全て格納庫に収容することを前提としていたため、全高が高くなっても格納庫を2段にして収容機数を増やす必要があった。そして、上記の制約から全長を短縮する必要性も相まって、どうしてもトップヘビーの傾向は避けられなかった。
    • また、排水ポンプなどの非常用機器の電源は主機関に依存しており、機関が停止した際にはそれらが全て使用不能となる危険が大きかった。これらの欠点は、後にアーク・ロイヤル喪失の大きな原因となった。
    • エレベーターも弱点の一つで、当初下部格納庫から上部格納庫へと上部格納庫から飛行甲板への2系統用意するはずだったエレベーターを、小型化のため1系統のエレベーターに変更した。だがこのエレベーターは構造上、上部格納庫で一度艦載機を下ろして再度載せ直す必要があり、迅速な航空機運用の障害となった。
  • 1941年11月14日の沈没後船体の行方は永らく不明であったが、2002年12月にイギリスの公共放送BBCの依頼で調査を行った海洋調査会社によって発見された。アーク・ロイヤルはジブラルタル沖56km地点の水深1,000mの海底に眠っている。船体は二つに折れた状態で、周囲には煙突などの細かなパーツが散乱している。

戦歴について Edit

アーク・ロイヤルの戦歴

  • 第二次世界大戦が始まると、アーク・ロイヤルはイギリス海軍最新鋭の空母として本国艦隊に所属、イギリス本土の北西近海に配備されUボートなどの警戒にあたった。これは1939年9月3日、開戦から僅か数時間後にグラスゴーからモントリオールに向かっていた旅客船アテニアがドイツ海軍の潜水艦U-30に撃沈され、第二次世界大戦最初となる大型商船の沈没という事態が起きたことによる。
    • 当時中立国であったアメリカ人を含む船員・乗客117名(112名とも)が犠牲となったこの事件を受けたチャーチル首相の指示で対潜警戒を強化することになり、地中海から駆逐艦12隻を回航すると共にカレイジャス、ハーミーズ、そしてアーク・ロイヤルの3隻の空母を中心とするハンターキラーグループ(対潜群)を編成、対潜掃討を行わせることになったのである。

      Uボートとの戦い - 敵潜水艦初撃沈

      • 9月14日、アーク・ロイヤルはU-30の追尾を受けた商船ファナド・ヘッドからの救難信号を受けた。アーク・ロイヤルは直ちにスクア艦上爆撃機3機とソードフィッシュ艦上雷撃機6機を出撃させるが、直後に付近にいたもう1隻のUボート(U-39)を発見、同艦から発射された2本の魚雷をかわしたアーク・ロイヤルは直ちに護衛の3隻の駆逐艦に爆雷攻撃を指示。駆逐艦に追い立てられたU-39は損傷し浮上、乗員は脱出し艦は放棄された。第二次世界大戦で最初のUボート撃沈である。
      • ファナド・ヘッドの上空に到着したスクア爆撃隊が見たものは、U-30の乗員がボートでファナド・ヘッドに乗り込み拿捕しようとしているところであった。爆撃隊は直ちにU-30に爆撃を試みたが、全て外れてしまう。それどころか自らの放った爆弾で出来た水柱に巻き込まれ、1機目(機長:サーストン大尉)と3機目(機長:グリフィス大尉)が墜落するという失敗も犯してしまった。
        • 両機の後部機銃手(シンプソン及びマッケイ軍曹)は戦死、2名の大尉は捕虜となった。彼らはそれぞれ艦隊航空隊(Fleet Air Arm)初の戦死者と捕虜という不名誉な称号を得ることになった。
        • スクアの攻撃を受けたU-30のレンプ艦長はこれ以上留まるのは危険と判断、ファナド・ヘッドを雷撃で処分すると離脱を図る。そこに低速のため遅れて到着したソードフィッシュ6機が爆弾と機銃で攻撃をかけたが、損傷を与えたもののU-30に逃げられてしまった。結局、対潜掃討任務でアーク・ロイヤルは白星・黒星両方をあげることになった。
  • この戦いでアーク・ロイヤル達はUボート初撃沈という武勲を上げたが、一方で対潜攻撃作戦に空母を投入するのはリスクがあると判断され、間もなく空母中心の対潜群は放棄された。実際アーク・ロイヤルは最初の雷撃をかわすことが出来たが、3日後の17日には空母カレイジャスが同様に対潜任務中に雷撃を受け左舷に魚雷が2本命中し全電力を喪失。20分で転覆沈没し艦長を含め乗員518名が死亡した。これが第二次世界大戦でのドイツ軍の攻撃による*51最初のイギリス海軍艦艇の損失である。
  • 9月24日、イギリス海軍の潜水艦スピアフィッシュがデンマークとスウェーデンの間にあるカテガット海峡でドイツ海軍の駆逐艦に捕捉された。スピアフィッシュは追跡を逃れたものの、爆雷攻撃でひどく損傷し潜航不能となったため、浮上してイギリスを目指すことにした。出動した駆逐艦隊、次いで戦艦ネルソンとロドネー、そしてアーク・ロイヤルらの強力な護衛の下、スピアフィッシュは帰還を果たしたのであった。

    敵機初撃墜とアーク・ロイヤル「撃沈」

    • そして護衛中だった9月26日、艦隊に接触してきたドイツ空軍のDo18飛行艇をアーク・ロイヤル搭載のスクア3機が迎撃した。そして、そのうちの一機(機長:マクユーイン大尉)がDo18を見事撃墜し、第二次世界大戦初となるドイツ軍機撃墜を成し遂げたのである。Do18は不時着水した後、駆逐艦ソマリの砲撃で破壊された。
    • その後、艦隊は飛行艇が呼び寄せたドイツ空軍機による爆撃を受けた。当初、友軍のロッキード・ハドソン哨戒機と誤認したため接近を許してしまう。アーク・ロイヤルを狙った爆撃機のうち4機までは対空砲火で追い払ったものの、5機目はそのまま突っ込んできて1,000キロ爆弾を放った。
      • 直撃すれば大被害は免れ得ない状況だったが、アーク・ロイヤルは奇跡的に右方向への急転舵で回避に成功する。爆弾は左舷30mで爆発、巨大な水柱を上げた。艦体を揺さぶるほどの衝撃は凄まじく、乗員や机の上の物品は床に転がり探照灯の反射板は割れ、吹き上げられた大量の海水が飛行甲板を洗った。しかし、アーク・ロイヤルとその乗員達に損害らしい損害は全く出なかったのである。
      • ドイツ側は、航空偵察の結果からアーク・ロイヤルを撃沈したと誤認、先のアテニア撃沈はイギリス潜水艦の仕業という主張と合わせて大々的に宣伝した。ドイツの新聞にも沈むアーク・ロイヤルの絵が躍ったが、すぐにイギリス側は中立国アメリカやイタリア経由で事実を公表、ドイツ側は大きく恥をかくことになったのであった。
  • その後アーク・ロイヤルはフリータウンに異動し、別任務を帯びる事になる。開戦以来南大西洋やインド洋で暴れまわるドイツ海軍のポケット戦艦「アドミラル・グラーフ・シュペー」を攻撃すべく、アーク・ロイヤルはK部隊に配備される。直接の交戦機会はなかったが、モンテビデオで修理補給中だったシュペーのラングスドルフ艦長は、アークロイヤルの配備を漏れ聞きこれ以上の抵抗は無理と判断、艦を沖合に出したうえで自沈させた。
    • この間アーク・ロイヤルは艦載機を飛ばしてドイツ側の商船を拿捕したり、中立国船を監視したりしている。
  • 1940年になるとアーク・ロイヤルは本国艦隊に戻り、空母グローリアスと共にノルウェーに侵攻したドイツ軍に対して戦う連合軍を支援する任務に出動する。

    ノルウェーの戦い - 激しい爆撃を切り抜ける

    • アーク・ロイヤルは艦隊の対空・対潜警戒や敵施設への空襲を続けた。補給と艦載機の補充のため一時的に帰国した際に、それまでのアーサー・パワー初代艦長が退任し新たにセドリック・ホランド大佐が新艦長として着任している。その後再度ノルウェーへ向かっていた4月29日に、アーク・ロイヤルはドイツ空軍爆撃機の波状攻撃にさらされた。だが爆弾は全てアーク・ロイヤルを外れ、全く損傷を受けなかった。
      • ちなみにこの時、迎撃に飛び立ったロック戦闘機の性能不足が改めて露呈、間もなく一線を退くこととなった。ロックは前方機銃がなく低速であるため、アーク・ロイヤルを狙う敵爆撃機を追いかけても攻撃できず、そのまま爆撃を許してしまったのである。その時のパイロットの一人は、「まったくクソみたいな役立たず」と評している。
    • ノルウェー南部から撤退する連合軍を支援中だった5月1日に、アーク・ロイヤルは再びドイツ空軍の激しい爆撃にさらされた。近いものでは僅か40m程の距離に着弾したが、ここでもアーク・ロイヤルの幸運は彼女を無傷で切り抜けさせたのである。
    • 戦況は連合軍側不利に傾き、ノルウェーから部隊を撤退させる「アルファベット作戦」が始まったため、アーク・ロイヤルとグローリアスは撤退を支援する。ところがグローリアスは作戦の中イギリス本土へ戻る際、ドイツ戦艦シャルンホルスト、グナイゼナウに捕捉され、護衛の駆逐艦共々沈められてしまう。
      • アーク・ロイヤルは艦載機を出してトロンヘイムの港にいたドイツ戦艦シャルンホルストを爆撃しようとしたが、この攻撃は大失敗に終わる。護衛の駆逐艦が濃霧のために衝突事故を起こした挙句、アーク・ロイヤルから発進した15機のスクアは、直前に行われた英空軍による爆撃の影響で万全の警戒態勢を整えていた対空砲とドイツ空軍戦闘機隊に遭遇、実に8機を失ってしまった。シャルンホルストにも逃げられ、大きな損失を出したアークロイヤルは翌日英本土に向けて帰還した。
  • 1940年6月にアーク・ロイヤルは地中海に進出、ジェームズ・サマーヴィル提督の指揮するH部隊に所属する。アーク・ロイヤルは地中海の激しい戦いに加わることになったのである。

    メルセルケビール海戦 - 昨日の友は今日の敵

    • 7月3日にはメルセルケビール海戦に参加する。フランスの降伏により、無傷のフランス海軍艦艇がドイツ側に渡る事を恐れたイギリス海軍が行ったフランス海軍艦艇の接収・無力化作戦の1つで、メルセルケビールにはフランス海軍襲撃部隊司令長官兼第1艦隊司令長官ジャンスール中将麾下、戦艦「プロヴァンス」「ブルターニュ」「ダンケルク」「ストラスブール」、水上機母艦「コマンダン・テスト」、大型駆逐艦6隻が在泊していた。
      • イギリス側は連合国側に再度つく、もしくは自沈するなど、6つの厳しい条件を提示しフランス側に迫ったが、本国政府がドイツに降った以上連合国側につくことは出来ず、さりとてほんの数日前までは共にドイツと戦ったイギリスと戦う事も心情的にできないフランス側は明確な回答を避けた。
        • この時交渉役として、パリの英国大使館付海軍駐在武官の経験がありフランス語を話せたアーク・ロイヤルのホランド艦長が派遣されている。
      • だがイギリス側は「味方にならないなら無力化せよ」との指令を受けており、明確な回答がない事から攻撃を決断する。アーク・ロイヤル艦載機による機雷投下で入口を封じ、巡洋戦艦フッド他2隻の戦艦とアーク・ロイヤル、2隻の軽巡洋艦と11隻の駆逐艦は数日前までの盟友に牙を向いた。
        • 艦首を陸上側に向けて停泊していたフランス戦艦ダンケルク、ストラブールは新鋭戦艦リシュリュー同様主砲は艦首側にのみ搭載されており、砲撃が出来なかった。それでもストラブールは出航し、15ノットで港外に逃れようとする。イギリス駆逐艦がこれに立ちはだかるも、33cm主砲弾を周囲に受けたイギリス駆逐艦は煙幕を展開して後退。妹の脱出を援護していた旗艦ダンケルクは英艦隊の38.1cm主砲弾を安全距離を割った近距離から四発受け、水線下と二番主砲塔に被害を受けたのち、電力系に損傷を受け沈黙した。残る戦艦ブルターニュも英戦艦群からの砲撃で大破転覆した。第2戦艦戦隊司令官ボーザン少将、艦長ル・パパーン大佐以下1,000名弱が戦死する。そしてプロヴァンスも中破した。ストラブールは脱出を図り、アーク・ロイヤルのソードフィッシュが追尾したが逃げられた。
        • 脱出に成功したストラブールやコマンダン・テスト他は南部フランスのトゥ―ロンに移動し、1942年11月27日共に自沈する事になる。
      • 3日後、アーク・ロイヤルのソードフィッシュは砂浜に乗り上げたダンケルクの戦闘能力を奪おうと再度雷撃をかけた。直撃はしなかったものの、魚雷が至近の哨戒艇に当たり、搭載爆雷の誘爆でダンケルクは大被害を受け着底した。
        • この攻撃の際、ピアソン中尉操縦のソードフィッシュはフランス軍の戦闘機に攻撃された。しかし彼は、低速を生かして戦闘機が真似できない直角に近い急旋回やジグザグ飛行、海面スレスレの超低空飛行を行い攻撃を回避、逆に敵機を急旋回で迎えうち機銃で撃つなどして追い払い無傷で帰還している。
  • その後7月下旬から10月上旬にかけて、マルタ島への戦闘機輸送任務や、マルタ島へ向かう輸送船団を支援するためにサルデーニャ島のイタリア軍飛行場への空襲作戦に従事。いずれも成功した。
  • 1940年9月23日、自由フランス軍はヴィシー側である仏領西アフリカの首府ダカールを攻略しようとした。良港を持つダカールを味方につけ、拠点の一つにしようとしたのである。アーク・ロイヤルらH部隊も、「メナス作戦」と名付けられた作戦の支援に出撃した。
    • だがヴィシー政府に忠誠を誓い、メルセルケビール海戦の影響で反英感情が高まっていた現地フランス軍は、アーク・ロイヤルから飛行機で飛び立ち説得しようとした使者を逮捕、両軍の間で激しい戦闘が始まった。
      • 未成でダカールに所在していた戦艦リシュリューを攻撃しようとしたアーク・ロイヤルだったが、ソードフィッシュの雷撃は不成功に終わる。戦闘によって双方に大きな損害が発生したため英仏軍は撤退、作戦は失敗した。
  • 1940年11月27日に発生したスパルティヴェント岬沖海戦に参加。これといった戦果は挙げられなかったものの、イタリア空軍機から投下された爆弾を全弾無事に回避した。その姿は写真にも納められている。
  • 1941年1月に行われたマルタ島への輸送作戦「エクセス作戦」では、ジブラルタルから出撃しマルタ向けのソードフィッシュを運ぶ役目を担っている。なお、この時アレクサンドリアからの護衛部隊にはウォースパイトもいた。
  • この頃、アーク・ロイヤルは親枢軸の中立国スペインの参戦阻止や地中海艦隊への負担軽減の目的でイタリア各地を攻撃している。
    • 1941年1月2日のサルデーニャ島のダムへの攻撃は失敗したが、1月6日にジェノバ港を攻撃した時は見事に成功を収めた。港を艦砲射撃する戦艦マレーヤと巡洋戦艦レナウンらへの上空援護と、ソードフィッシュによる爆撃を成功させている。また3日後には、ラ・スペツィア港の石油精製施設を空襲するとともに、港への機雷投下を完遂している。
  • 1941年5月5日、エジプトのアレクサンドリアへ向かう輸送船5隻からなる船団を護衛するためにアーク・ロイヤルらH部隊はジブラルタルを出撃した。
    • 「タイガー作戦」と名付けられたこの輸送作戦は、ドイツ・アフリカ軍団の猛攻で苦戦するウェーヴェル将軍の西部砂漠軍を支える物資・兵器を輸送するために極めて重要なものであった。出撃前にホランド艦長が健康を害したため、新たに艦長となったローヴェン・マウンド大佐の下でアーク・ロイヤルは出発した。
    • 輸送船に合わせて14ノットの低速で地中海を横切る船団に対して、5月8日からドイツ・イタリア両軍の激しい空襲が始まった。
      • アーク・ロイヤルのフルマー戦闘機12機は、低性能にもかかわらず勇敢にも数倍の敵編隊と戦い船団を守った。しかし戦闘によって、最終的に機数は7機まで減っていた。そして、未帰還機にはティラード海軍少佐のフルマーが含まれていた。その機の航法士はサマーヴィル大尉。すなわちサマーヴィル提督の甥であった。
      • アーク・ロイヤル自身も激しい空襲を受け、周囲に爆弾による水柱が林立した。一度は雷撃機が投下した2本の魚雷が、急転舵で回避する彼女の左舷僅か50mを通過していったこともあった。しかし彼女が損害を受けることは一度もなかったのである。
    • 船団は触雷で輸送船1隻を失ったものの、ついにアレキサンドリアに到着。「タイガー作戦」は成功した。燃料・弾薬その他物資、戦車307両、梱包されたハリケーン戦闘機43機などの重要な貨物をエジプトに届けることに成功したのだった。
    • ジブラルタルに帰投して一か月後には、空母フューリアスと共にマルタ島へハリケーン戦闘機を輸送している。
  • 1941年5月、ドイツ海軍の新鋭戦艦ビスマルクプリンツ・オイゲンを従えて出撃。これを迎撃したイギリス海軍巡洋戦艦フッドを轟沈させ、プリンス・オブ・ウェ―ルズも大破させる。アーク・ロイヤルは巡洋戦艦レナウンなどを従えてこれを追撃するよう命令を受け、5月23日に大西洋に派遣される。アーク・ロイヤルのソードフィッシュがこれを発見、直ちに15機のソードフィッシュを発進させる。
    • 同機には性能の悪い磁気雷管を搭載した航空魚雷が搭載されており、撃沈するよりも足止め程度の役割しか期待されていなかった。実際最初に攻撃に向かった際は投下した魚雷の多くは投下した際の海面接触で殆どが自爆し、残りの魚雷も友軍艦艇の巡洋艦「シェフィールド」(ビスマルクを追尾するため付近を航行していた)に向かい同船を慌てさせている。
    • 魚雷を信頼性の高い接触雷管のものに替えた上で再度出撃した雷撃隊は今度は間違いなくビスマルクの上空に到着し攻撃を開始する。日没直前の攻撃であったが3本の魚雷が命中し、2本は機関室の前部、残り1本は左舷の操舵室に当たる。この1本は舵を左舷15°で固定させてしまい、ビスマルクの操舵の自由を奪ったことで、同艦が撃沈される要因となった。
  • しかし武勲を多く上げるアーク・ロイヤルにも、突如として最期が訪れる。1941年11月13日、マルタ島へ空軍のハリケーン戦闘機を輸送後、ジブラルタルに向かっていたアーク・ロイヤルはドイツ海軍潜水艦U-81の雷撃を受けたのである。

    アーク・ロイヤルの最期 - 受け継がれる魂

    • サマーヴィル提督はUボートの襲撃を警戒し、駆逐艦とアーク・ロイヤルのソードフィッシュによる対潜警戒を強化していた。そしてその予想は的中する。アーク・ロイヤル以下H部隊が帰投中であることを知ったドイツ側は、Uボートを攻撃に向かわせたのである。
      • 11月13日、そのうちの1隻、フリ-ドリッヒ・グッゲンベルガー艦長*52のU-81がアーク・ロイヤルらを発見、魚雷を発射した。15時40分に護衛の駆逐艦リージョンがソナーで不審な音を探知したが、周囲の艦艇のスクリュー音に紛れてよく分からなかった。そしてその僅か1分後、アーク・ロイヤルの右舷艦橋直下、爆弾庫と燃料タンクの間に魚雷1本が直撃した。艦が海面から持ち上がるほどの衝撃によって、飛行甲板に係止された艦載機は数フィート動き、厨房の皿は宙を舞った。
    • 命中した魚雷は1本だけだったが、被雷によって右舷ボイラー室と電話交換室、燃料タンク、ビルジタンクに大量の進水が発生する。魚雷の深度が深くとられていた事もあり被害が拡大、これによって右舷側の主機は停止し、アーク・ロイヤルの後半部分は停電した。飛行甲板にいたマウンド艦長は、衝撃と共に爆弾用リフトから煙が吹き上がるのを目撃する。
      • 艦長はすぐに艦橋へ上がり、浸水を抑えるために艦を停止させようとしたが、そこで彼は機関室との通信が途絶したことを知った。停止命令がすぐに機関室に届かなかった結果停止が遅れ、それが浸水の増大に繋がった。
      • 大量の浸水によって、命中から僅か20分の間に傾斜は18度に達した。さらに艦内各所と通信途絶したことで混乱が広がり、「戦闘配置」や「総員退艦」といった正反対の命令が飛び交った。
      • 唯一の犠牲者となったのは、下部操舵室勤務だったエドワード・ミッチェル二等水兵であった。彼は第一次世界大戦当時から海軍に勤務しており、アーク・ロイヤルでも最古参の一人であったという。経験豊富で若い水兵から父親のように慕われており、上官からも一目置かれる存在だった。
        • 上官のベーカー大尉によると、彼は被雷した時ちょうど下部操舵室の小部屋へ入ったところだったという。次の瞬間、彼は衝撃と共に雪崩れ込んできた大量の海水と燃料に飲み込まれ、あっという間に見えなくなった。大尉達はなすすべもなく水密扉を閉めるしかなかった。そして、それがミッチェル二等水兵を見た最後であった。
    • マウンド艦長は被雷後大傾斜と通信途絶という状況に陥ったことで、すぐに総員退艦を命じた。空母カレイジャスのように数分で転覆沈没する事を恐れたからである。
      • リージョンがアーク・ロイヤルに接近して、乗員の移乗が開始された。だが、被雷から30分経っても傾いた船体は安定していた。
        • マウンド艦長とオリバー機関長も、各所からの損害報告からアーク・ロイヤルは復旧可能だと考えた。そして旗艦マレーヤでジブラルタルに帰投した司令官サマーヴィル提督も、艦長命令を撤回しダメージコントロールの実施を指示、ジブラルタルから救援の艦艇が続々と急行した。しかしこの49分間の放置がアーク・ロイヤルの運命を決してしまう。ハッチの全閉鎖もされていなかったアーク・ロイヤルは、徐々に浸水が全区画に広がりつつあったのである。
      • オリバー機関長以下機関科員が、傾斜・浸水した艦内に苦労しながらもアーク・ロイヤルの機関部へ入りボイラーの再点火を行った。さらに横付けした駆逐艦ラフォーレイも排水ポンプを動かすための電源を提供した。
      • 彼らの努力でアーク・ロイヤルの機関は再稼働し、ジブラルタルから来たソードフィッシュによる対潜警戒と曳船テームズによる曳航によってアーク・ロイヤルに希望の光が見えたかに思われた。*53
    • しかし、そうはならなかった。日付が変わった11月14日午前2時頃、増大しつつある艦内への浸水によって配管が詰まったことで、ボイラーから火災が発生。やがて機関室内に濃い煙が充満し始めた。そしてついに、アーク・ロイヤルの機関は再び停止してしまう。アーク・ロイヤルを救う望みは絶たれたのである。
      • 大切な「アーク」を救おうと機関室に留まっていた機関科員達も、もはや退避するしかなかった。彼らの顔や白い作業服は汗や煤で真っ黒に汚れていた。作業中にあまりの熱気と煙で2名が倒れたほどの激闘は終わったのである。
        • 彼らは傾斜のために梯子と化した階段、壁と化した床に難儀しながらも飛行甲板へ上がり、その後救助された。
    • 午前4時には傾斜がついに27度*54に達し、マウンド艦長は再度総員退艦を令する。駆逐艦ラフォーレイやモーターランチが乗員達を救助していった。
    • 乗員の退艦は午前4時30分頃に完了した。そして1941年11月14日午前6時頃アーク・ロイヤルはついに完全に横転、その後3分ほど浮いていたがやがて沈んでいった。後にはホッケー用のゴールポストが浮かんでいるだけだった。
      • マウンド艦長は、モーターランチで駆け付けたサマーヴィル提督と共に、ラフォーレイの艦橋から沈みゆくアーク・ロイヤルを静かに見守っていた。そして彼女が沈んだ時、サマーヴィル提督はマウンド艦長を艦内へ戻らせたという。提督は艦長に自らの艦の最期を見せたくなかったのだろうともいわれる。
      • 高速魚雷艇に救助されたある乗員は、沈むアーク・ロイヤルの姿を見て次のような気持ちを抱いたという。誰も一言も言葉を発しなかったが、それはその場にいた19名の乗員全ての心の声であった。
        かわいそうな老嬢だ。彼女は逝きたくないんだよ。まさに最期を迎えようとしている彼女は、俺達にとって良き船だったんだ
    • かくしてアーク・ロイヤルは失われた。その後、彼女がたった1本の魚雷で沈んだ要因として、マウンド艦長の被雷直後の対応の不手際が指摘され、軍法会議にかけられることになった。
      • 年が明けた1942年1月19日に開かれた軍法会議が下した判決は、有罪
        • 判決の要旨は、「被雷後に適切な対応を取らずに早々に退艦命令を下した結果、浸水の増大・機関停止を招き、本来救うことができたはずのアーク・ロイヤルを沈没に至らしめた」というものであった。
      • だがしかし、この判決には現在に至るまで異論が出ている。
        • サマーヴィル提督もその一人であった。提督は判決直後に妻にあてた手紙の中で艦長への同情を記している。
          巨大な飛行甲板が20度にまで傾斜する様子を見た時、君はきっとそのまま転覆してしまうだろうという予感を抱く、そして1,700名*55を超える乗員達のこと、それからその空母の甲板に立っている困難さを考慮すれば、私はどうして彼の決断を非難できるだろうか
        • また、海底に沈むアーク・ロイヤルの潜水調査を行ったこともあるドキュメンタリー監督のマイク・ロッシーター氏も、著書の中で疑問を呈している。沈没時の目撃証言から、アーク・ロイヤルの破孔は130フィート×30フィート(約39.6m×約9.1m)に達していたことが分かっているが、判決ではこのことに触れられていない。艦長の対応にかかわらず、アーク・ロイヤルの沈没は避けられない結末だったのではないか・・・。
      • マウンド艦長は判決後陸上勤務に回され、以降二度と水上艦艇の艦長になることはなかった。しかし幸いにも、彼はその後中東地域の陸上航空基地司令官として遥かに多くの航空機を指揮した。1942年夏には中東地域の統合作戦部長に就任、後に海軍少将として北アフリカやイタリアへの上陸作戦に携わったのである。
    • アーク・ロイヤルが沈んだ後、救助された乗員達は悲しみと沈黙の中ジブラルタルに移送された。しかしその後、彼らは話し合いの末に全員一致である決めごとをした。彼らはカンパを集め、そして集まったお金を基に、一つの銀色の鐘を買ったのである。
      • 彼らが決めたこととは、いつかアーク・ロイヤルの名を受け継いだ新たな空母が誕生した時に、この鐘を使おうというものであった。その鐘にはこう刻まれていた。
        この鐘の音によって、力強き我らと男達の団結が思い出されんことを
        (MAY THE SOUND OF THIS BELL REMIND US OF THE POWER AND HARMONY OF MEN)
      • そしてその鐘は、後に四代目アーク・ロイヤルの号鐘として使われた。魂は確かに受け継がれたのである。

船乗り猫「オスカー」の伝説 Edit

(自分だけは)不沈の猫

  • ビスマルク沈没時、その乗員の救助に向かったイギリス駆逐艦「コサック」は、船の木切れに乗って漂流する1匹の猫を発見、救助する。オスカーと命名されたこの猫はビスマルクの艦内で乗員が飼っていた猫で、白黒のブチ模様のオス猫だった。オスカーは艦内で飼われる事になったが、5か月後の1941年10月24日、コサックは船団護衛中にUボートの攻撃を受けて沈没、幸いオスカーは生存者と共に僚艦の駆逐艦「リージョン」に救助された。
  • ジブラルタルに戻ったリージョンだが、そこにアーク・ロイヤルも寄港していた。リージョンの乗員たちはオスカーをアーク・ロイヤルの乗員に進呈、こうしてオスカーは「サム」という新たな名前と共にアーク・ロイヤルにその居を移すのだが、新居は出撃してまもなく沈むことになる。この時もオスカーは乗員と共に退艦、漂流していたところを駆逐艦「ライトニング」に救助され、再度リージョンによって移送された。
    • 4隻の船に乗り半年ほどの間にそのうち3隻が沈んだことで、オスカーは「不沈のサム」と呼ばれるようになる(もっとも不沈なのはオスカーだけだが)。迷信深い水兵たちは二度とサムを乗船させないことにし、ジブラルタルの地上勤務の士官に進呈、その後サムはイギリス本土に移され、余生をベルファストで過ごし1955年に亡くなった。
    • なおアーク・ロイヤルにオスカーを進呈したリージョン、そして一緒にオスカーを救助したライトニングもまた半年もせず沈んだ。リージョンは1942年3月26日にマルタ島で空爆を受け沈没・解体され、ライトニングも3月12日にアンナバ沖で魚雷艇によって撃沈されている。結局オスカーが乗った5隻の船は皆沈んでしまった。
  • アーク・ロイヤルが沈む際、飛行甲板上でペットを逃がす乗員達が目撃されている。鳥籠を開放して小鳥を飛ばしたり、複数の飼い猫達を木箱に入れて脱出させていたという。そしてその内の1匹がオスカーだったのだという。
  • 1941年11月21日付の朝日新聞にも、ヨーロッパからのニュースとしてオスカーのエピソードが紹介されている。
  • 戦争中からその名を知られた存在であるオスカーだが、現在その存在が疑問視されている。例えば、元海軍軍人でジャーナリスト・作家のサー・ルードヴィック・ケネディ氏は著書の中で、オスカーの話を「都市伝説」に過ぎないと断定している。オスカーの実在性に対する否定的意見の理由は以下の通り。
    • オスカーのものとされる写真は2種類の異なる猫を写したものである。
    • ビスマルクの生存者を含む乗員達に、オスカーの存在に対して証言がない。
    • 公式記録にも一切オスカーへの言及がない。
    • そもそもビスマルク沈没後、イギリス艦隊はUボートの襲撃を恐れて救助活動を打ち切ったため、漂流するビスマルク乗員の多くが死亡している。大時化の中、イギリス軍艦に助けを求めて重油に塗れた漂流者が群がる壮絶な状況下で、果たして一匹の猫が海に浮かび、そしてそれを高い舷側の上から救助することが可能だっただろうか?という疑問。

等々。しかし事実か否かはともかくとしても、オスカーのエピソードはこれからも多くの人々の興味と好奇心を引き付けてゆくことだろう。
ついでに付けられた名前も日本人としてはいろいろあるしね*56

この艦娘についてのコメント Edit

最新の15件を表示しています。 コメントページを参照

  • E2でなんとかパイ子とともに着任したが・・・すげぇ、何言ってるかわからねぇw(ヒアリング能力0) -- 2019-10-01 (火) 23:19:06
  • E2-2周回したがアークは来なかった。やはりビスマルク(アークロイヤルホイホイ)がいないとダメなのか・・・ -- 2019-10-03 (木) 03:06:18
  • Brand New 美乳 -- 2019-10-26 (土) 16:58:09
  • アークロイヤルさんをサンマ漁に連れて行くときはソードフィッシュガン積みでいいんですか? -- 2019-10-26 (土) 18:46:20
  • つまりオータムソードフィッシュ漁だな! -- 2019-11-01 (金) 01:55:12
  • 乳当てなんぞいらんだろ…なこの残念おっぱいが、逆に俺を狂わせる… -- 2019-11-23 (土) 16:07:04
  • A・ロイヤル姐さんも、前世にはコレを持ってたのだろうか? -- かぼちゃ大王? 2019-12-26 (木) 15:33:39
  • カウンターバー久々に設置して、紅茶とサンドイッチの横に年越し蕎麦並んでてマーマイト噴いた -- 2019-12-29 (日) 06:55:13
  • 羽根つきのためにその名を懸けられたり、海防艦相手に本気で出すのにその名の下にされたりする女王陛下ェ…@目安箱 -- 2019-12-31 (火) 20:07:12
  • アーク姐さん愛用の弓矢、最近BSで見たランボーの2・3でも、ランボーが使った似たような武器(矢先に爆弾が仕込まれている)があったが? -- 2020-01-31 (金) 20:08:37
  • あくしずのアー子はLB比の小ささをDEBUではなく立派な胸部装甲に解釈しててワロタ -- 2020-02-09 (日) 14:33:39
  • 二つ目の空白括弧を埋めてください:Ark「さぁ、イきなさい!」すさまじいシゴき…あぁ、いぃ…く「     」 -- 2020-02-20 (木) 18:53:45
  • 下駄履きソーフィ?水上機積めるようになったりして。 -- 2020-03-27 (金) 22:31:49
    • ソードフィッシュフェスティバルの開幕だ -- 2020-03-27 (金) 23:20:38
  • さあアーちゃん、飲んでる場合じゃないぞ! ノーマルソードフィッシュをひたすら改修する時間だ! -- 2020-03-28 (土) 00:08:44
  • 今回のソードフィッシュに関して蚊帳の外って風に取り沙汰されていないが、ソードフィッシュラブ勢の彼女は今回のソードフィッシュのことをどう見ているのか… -- 2020-04-19 (日) 18:06:34
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*1 女王陛下の艦艇
*2 ソードフィッシュ。イギリスの艦上攻撃機
*3 Uボート。ドイツの潜水艦
*4 提督
*5 大丈夫?
*6 悪くないわね
*7 新年
*8 最善を尽くす
*9 イントネーション。抑揚
*10 私のチョコレートを受け取ってくれ
*11 頼む
*12 文化。慣習
*13 うれしい
*14 おめでとう
*15 5周年だな
*16 乾杯
*17 七周年だな
*18 私たちはJenusを見つけなければならない
*19 そして彼女を私たちの艦隊に帰さなくては
*20
*21 hunter-killer submarine:対潜攻撃
*22 祭り
*23 呉鎮守府
*24 フォースH。H部隊
*25 撃て
*26 何?
*27 魚雷
*28 作戦完了
*29 どうもありがとう
*30 日本海軍の航空機
*31 あなたの親切に感謝する
*32 直訳すると「誰もいない」。発言者はいるのでbut meが省略されていると取れること、また通常艦隊を構成している他の艦娘もいることを考えると、「(適任者は私以外)誰もいない」ぐらいのニュアンスか。
*33 シャワーを浴びるわ
*34 ごめんなさい
*35 今日はだめね
*36 情報
*37 分かったわ
*38 さようなら
*39 余談だが我が国の上皇陛下もかつて自ら愛車のハンドルを握ることがあり、エリザベス女王に負けず劣らずのエピソードを持っている。
*40 世界初の水上機母艦は防護巡洋艦を改造したフランス海軍のフードルである。
*41 実際には1番艦と4番艦しか就役していないため実質的には2番艦。また1番艦オーディシャスも建造中に「イーグル」に改名されているため、ネームシップの存在しない不思議な艦級となった。
*42 米国での形式名はF-4K。海軍型F-4Jをベースに、ロールス・ロイス製ターボファン・エンジンを載せた、いわゆる「ブリティッシュ・ファントム」である。後に空軍(RAF)も、改良型のファントムFGR.2(F-4M)を採用した。
*43 もっともファントムの運用は艦の規模から言えば本来相当困難なものであり、艦・機体双方に大規模な改装が必要であった。
*44 2番艦イラストリアスは紛争終結直後に就役した後警戒任務に参加。
*45 当時のメニューカードより。カード自体も初代と三代目アーク・ロイヤル、艦載機(ソードフィッシュ・フルマー・スクア)、ターキーとケーキを運ぶコックが描かれた洒落たものである。当時の生活を伺わせるものとして、焼きたてのパンを持つ調理員の下士官や艦長自らプラム入りプディングの生地作りを手伝う様子、テーブルクロスで見目好く装飾された士官食堂などが写真に残っている。
*46 後に東洋艦隊司令長官として、ウォースパイトらを率いて日本海軍と対峙することになる人物である。
*47 マレー沖海戦でのZ部隊(Force Z)、ラプラタ沖海戦でのG部隊(Force G)などが有名。
*48 フューリアス、グローリアス、カレイジャス、アーガス、イーグル、ハーミーズ
*49 イギリス海軍では「リフト」という。
*50 当時世界でも本艦以外で同等の比率を持つのは、元来幅広な超弩級戦艦の船体を流用しているイーグルしかなかった。以後もイギリスの大型空母は未成に終わったジブラルタル級まで含めて全てLB比7を少し超える程度で推移しており、日米より1以上小さい太った船形を選択し続けた。
*51 同士討ちを含めると初の喪失艦は、誤認により英潜トライトンに撃沈された英潜オクスリーである。
*52 Friedrich Guggenberger(1915-1988)本艦を含む17隻の艦船合計66,848総トンを撃沈したUボート艦長であり、その功績から柏葉付騎士鉄十字章を受章している。1943年に乗艦U-513が撃沈されアメリカ軍の捕虜となるが、後に「パパゴ大脱走」とよばれる大規模な脱走を含む数回の脱走未遂を起こしている。戦後は西ドイツ海軍に加わりNATOで重要な役割を果たした。
*53 この時ラフォーレイがサマーヴィル提督に送った電文には、機関復旧と浸水の制御に成功し、自力航行も可能だとする楽観的な内容が書かれている。
*54 既に35度に達していたとする文献もある。
*55 原文ママ。文献により乗員数にはばらつきがある。
*56 「オスカー」は一式戦の、「サム」は烈風の連合国コードネーム。