MHW:Iにおいて悉くを殲ぼすネルギガンテとの決戦を制し、
感傷に浸りながら狩猟に励んでいたハンターに突き付けられる本作最難関クエスト候補の一角。
後に、MHST2においても陰陽「賛」歌という共闘クエストが登場したため、ここで併せて解説する。
目次
概要
- その内容は龍結晶の地においてリオレイア希少種とリオレウス希少種を狩猟するものである。
希少種夫妻の復活は発売後まで一切情報がなく、復活が判明した時は
「毎回恒例の同時狩猟があるんだろうなぁ…」と危惧したハンターも多かろうと思われるが、
それが現実となった物である。
と、ここまでは以前までの流れと同じであったが、今回は一味も二味も違う形で我々を苦しめるクエストと化していた…
- まず、双方ともエリア移動を一切行わない。
- これは決して比喩などではなく、クエスト開始から狩猟完了まで双方とも同じ場所で戦い続ける。
そしてこやし弾や挑発の装衣等を利用した排除・誘導も完全無効化、分断は一切不可能である。
場所が汎用フィールドである龍結晶の地であったため、エリア移動による分断に期待していた者達の希望を無慈悲に打ち砕いた。
- 次に、戦闘エリアがエリア15に固定されている。
- 龍結晶の地エリア15と言えばネルギガンテの寝床であり、
狭い、暗い、段差が邪魔、定期的に降ってくる棘結晶、スリンガー弾が落ちていないと
こちら側に不利な要素がありすぎる悪名高きエリアである。
特に棘結晶は突然吹っ飛ばされたり、僅かに残った体力を削り取ったりと
最悪の事故要素となるため、常に細心の注意を払わなければならない。
- 極め付けに、今回の希少種夫妻は以前より格段と強化されている。
- 大半の時間で空中を飛び回るため近接武器では手が出しづらい。
さらに時間経過により劫炎状態という強化状態に移行する術を習得している。
劫炎状態ではブレス等の範囲や威力が増加する上、肉質も硬化する。
そして、ただでさえ狭いエリア内にダメージゾーンを生成するため、非常に立ち回りにくくなる。
- そしてトドメと言わんばかりに、今回の希少種夫妻は同士討ちを一切しない。
- それ所か、双方とも劫炎状態である場合は合体技までも放ってくる。
ダメージソースは己の武器のみである。
- これらの要素が組み合わさった結果とんでもない鬼畜クエストと化してしまい、
悉くを殲ぼすネルギガンテを下してオールクリアした気になっていたハンター達の心を容赦なく粉砕していった。
救いがあるとすれば夫婦ともに歴戦の個体ではなく通常個体であるということくらいである。
もしこれが歴戦の希少種夫妻だったらどうなっていたことか…。
攻略法
- 多くのハンターを挫折させかねないこのクエストにも僅かながら攻略の糸口は存在する。
まず、クエスト開始から10分以内はリオレウス希少種がフィールド上にいない。
そのため開始10分まではリオレイア希少種単体のみを相手取れるので、
その間にどれだけリオレイア希少種の体力を削れるかが本クエストの成否を分ける。
相変わらず肉質は固いものの、こちらにもクラッチクローによる肉質軟化や
ぶっ飛ばしによる強力なダメージソースがある。また、幸いにも罠の使用が可能であるため、同時に捕獲も可能。
持てる手札全てをリオレイア希少種にぶつけてやろう。
主戦場となるエリア15はスリンガー弾が一切落ちていないものの、エリア8・東キャンプ内にヒカリゴケがあるため、
あらかじめここで回収しておけば開幕のぶっ飛ばしは可能。
また、希少種夫妻は体力の減少度に応じて可燃石を3回まで落とすが、
落とした回数が3回目となればもう捕獲可能ラインは間近である。
数発攻撃や爆弾などを叩き込んでから捕獲を狙うのもまた一手である。
頑張れば10分以内にリオレイア希少種を狩猟する事も可能であるため、
そうなれば実質1体ずつ相手取れば良い事となり、クエストクリアへグッと近づくだろう。
10分以内にリオレイア希少種を狩猟出来た場合でも死体が消えるまでリオレウス希少種は来ないため、
キャンプに戻ってしっかりと態勢を立て直し、確実なクエストクリアを目指そう。- ガンナーであれば徹甲榴弾で夫婦諸共爆殺してやるのも良い。
相手が引き籠るなら「地形ハメ」もしくは「エリア際戦法」もどきが使える。
徹甲榴弾を使えるボウガン(速射や自動装填の有無、ライトかヘビィかは自由)を装備して、
エリア15への通路の途中にある、キャンプへの小道を拠点に
攻撃するなどして通路へおびき寄せる→小道の入り口を背にしながら無理なく攻撃→弾が尽きたら戻って補給
を繰り返すだけの簡単な作業である。
剣士でも同様の戦術で、時間はかかるが比較的安全に削り倒すことができる。
睡眠武器、罠、タル爆弾、スリンガー弾の確保が懸念ではあるが壁に当てやすい狭い通路を利用するとより効果的。
- ガンナーであれば徹甲榴弾で夫婦諸共爆殺してやるのも良い。
報酬
- 見事このクエストを成功させた暁には、強打の装衣が強打の装衣・改へと強化される。
また、基本報酬で調査団チケットGを入手でき、
これを使用してEXギルドワークα・βシリーズを作成する事が出来る。- 調査団チケットGを入手できるクエストは他にもあるが、
リオレイア希少種さえ安定して10分以内に狩猟できれば短時間でのクリアも可能な為、
難関でありながら周回するハンターも見られる。 - Ver15.01でこのクエストが脚光を浴びる事となる。
というのも、今バージョンでマスターランク防具の重ね着が実装されたのだが、
その重ね着の生産の為に大量の調査団チケットGを要求されるからである。
煌黒龍や黒龍といった名立たる強敵を制し、圧倒的な力を得たハンターにとっては
このクエストもさしたる難しさは無く、チケットを入手できるクエストの中では
比較的短時間で周回できる為、今日もチケットを求めるハンターが希少種夫妻を乱獲している。- セリエナ祭【ホラーナイト】から配信された歴戦王イヴェルカーナでは、
確定ではないがある程度の確率で調査団チケットGが入手できる。
運が良ければ一度に2~4枚程度もらえる場合もあるが、
相手がかなり強力である点とやはり確定ではないことを考慮すれば、
確実性を求めてこちらを周回し続けることも考えられる。
- セリエナ祭【ホラーナイト】から配信された歴戦王イヴェルカーナでは、
- 調査団チケットGを入手できるクエストは他にもあるが、
- 金銀夫妻の武器・防具はどちらも強力だが、2体クエストのため素材収集には不向き。
……なのだが、MHW:I発売当初は調査クエスト等の情報が不足しており、
金銀の調査クエストがなかなか見つからず*1、仕方なくこれを周回していたハンターも居ない訳では無い。
現在では龍結晶の地の調査クエストに登場することが知られているほか、単体のイベントクエストが配信されているため
素材集めをするならばそれらを利用すると良いだろう。
MHST2
- こちらにおいても、「【ターン】陰陽賛歌」と微妙に名前を変えて登場した。
また、クエストに振られているルビから、読み方は「いんようさんか」であるようだ。
DLクエストの1つで、リオス希少種の実装に伴い追加された。- なお、「讃歌」も「賛歌」も字が異なるだけで意味は全く一緒。
“讃”から“賛”へと字が変えられた理由は不明である。
- なお、「讃歌」も「賛歌」も字が異なるだけで意味は全く一緒。
- 内容は原典とはガラッと変わり、闘技場で希少種夫婦を同時に相手取るという、
かつての「竜王の系譜」と近いものになっている。
行動パターンが比較的読みやすいとはいえ、2体を同時に相手取らなければならないために
非常に難易度の高いクエストとなっている。
通信プレイでは、2人でそれぞれ別の個体を相手にするようにし、
すくみなしの全体攻撃が飛んでくるタイミングで回避の旋律やみがわり玉などで
リカバリーしあうよう立ち回ろう。
- 他のターン制のクエストと同様、規定ターン数以内にクリアすることで初回限定で追加報酬が受け取れる。
このクエストでは、55ターン以内でビンの王冠×20、45ターン以内で全種の目覚め×1、
35ターン以内で探索チケットSRが入手できる。
- 原典のクエストと同様、素材集めにはあまり向いているとは言えない。
複雑なダンジョン内を通る必要がなく、直で戦闘が開始できるのは利点かもしれないが、
2体を同時に相手取らなければならないのはさすがにキツい。
ここは素直にソロでも受注可能なサブクエストを利用した方が良いだろう。
関連項目
モンスター/リオレイア希少種
モンスター/リオレウス希少種
クエスト/竜王の系譜 - 以前までの希少種夫妻同時狩猟クエスト。こちらは闘技場で2頭を相手取る事となる。
クエスト/円舞獰乱 - 同じく希少種の番を同時に相手取るクエスト。こちらはエリア移動が出来ず、相手は獰猛化している。