お前さんが3回倒れたら、これ以上は危険とみなして、ナグリ村に引き返すぞ!いいか、十分に気をつけろ!この場をお前さんに託す!
MH4(G)の会話イベントの最後に表示されるメタ発言テキスト。
同様の仕様は過去作にも存在していたが、MH4での仕様変更でかなり印象に残るテキストとなっている。
目次
概要
- MH4(G)オフラインモードの旅団クエストにおいては、
登場人物が解説する形で要所にチュートリアルが入り、その最後に
(もう一度聞きますか?)というテキストと選択肢が表示されるようになっている。
…が、チュートリアル毎に決まって無機質なテキストが表示されることに加えて、
選択肢の初期位置が<はい>だったこと、選択肢の表示から動かせるようになるまでの微妙なウェイト、
過去作と異なりAボタンで選択肢を実行*1という仕様などが重なり、
単にチュートリアルを読んでいる初心者は勿論、ボタン連打で説明を飛ばしていたら
勢い余って<はい>を選択し、始めから読む羽目になったプレイヤーの前に頻繁に登場したため、
かなり印象に残るテキストとなった。
その際、2度目も<はい>を選択してしまうのは、もはやお約束である。
- 前シリーズのMH3(G)におけるチュートリアルや固有イベント発生時のテキスト終了画面は、
「閉じる」と「初めから読む」の2択をそれぞれ対応したボタンで選択させる仕様で誤操作が起こりにくく、
問いかけではないので登場人物の会話に違和感が出ることも無かった。
- クエスト中に登場人物の会話が挟まるエピソードクエストでは、
マルチプレイに対応させるためか説明中に一時停止されないので、もう一度聞かれることはない。
大半は雑談なので聞き返す必要もない。
MH4G欧米版での改良点
- 日本版では(もう一度聞きますか?)の選択肢がなんと80箇所もあった。
当時の欧米では日本ほどモンハンは知られておらず、日本以上に丁寧に解説する必要があったが、
その欧米版ではむしろデフォルト位置を全て<いいえ>に変更している*2ため、
欧米版プレイヤーがボタン連打で解説ループの洗礼を受けることは回避されている。
カプコン側もこれは面倒だと気付いたらしい- 国外では日本と異なりBボタン(×ボタン)が決定になるゲームが多数を占めているため、
操作がややこしくなる前にこのような仕様を搭載したのかもしれない。
- 国外では日本と異なりBボタン(×ボタン)が決定になるゲームが多数を占めているため、
- 他にも、キノコ納品や小型モンスター討伐などの複数あったチュートリアルクエストについて、
キノコ・ハチミツ納品・ジャギィ討伐を一つのクエストにまとめて一回で全て終わるように変更したり、
モンスター図鑑では後発のシリーズに先立ってモンスターの肉質を図解で表示するなど、
モンハンシリーズに慣れやすくするための工夫がなされていた。
日本版に逆輸入してほしかった…
以降作品における同仕様
- 次作のMHX(X)では、操作を一旦停止し「キャラクターによる説明」がなされる
クエスト内チュートリアル自体がほぼ削除され、もう一度聞かせてくる機会は無くなった。
その代わりに、ポータブル系列の初心者演習に近い形の訓練クエストが村クエスト内に用意されたため、
必要ならば訓練クエストを受け、不要ならば丸ごとスッ飛ばして村クエストを進めることが可能という、
MH4(G)における「新規キャラのシリーズ経験者も一からチュートリアルを受けることになる」
という手間を解消した仕様となっている。- 訓練クエスト内では教官が色々な事を教えてくれるのだが、
どうしてもその場面で教えるべきことはゲーム進行を中断して情報を表示する。
また、訓練クエスト中はメニュー項目欄にアドバイスという項目があるため、
そちらで改めて確認することも可能。
教官も「今までの我輩の教えもアドバイスから読み直せる、しっかり活用するのだ!」と教えてくれる。 - なお、不必要な人が煩わされる心配がなくなった一方、
全くシステムを理解しないまま上位、G級と上がってしまうプレイヤーも散見されるため、
「チュートリアルが強制ではなくなった」ことについては賛否が分かれている。
開発としては、プレイヤー間の教え合いに委ねたいのかもしれないが…
- 訓練クエスト内では教官が色々な事を教えてくれるのだが、
- MHW(:I)では必要なシステムについては文字通り「チュートリアル」というウィンドウが適宜表示され、
後でメニューを開いて読み返すことも可能となった。
一方でゲーム内ストーリーにおけるチュートリアル的な要素も復活しており、
クエストにおいて、NPCからアドバイスを受けつつゲームを進めていくことができる。
クエスト進行が滞った場合はもう一回NPCがアドバイスしてくれるので、
聞き流して詰んでしまうことはないだろう。- プレイヤーの要望が届いたのか欧米版MH4Gでの改良点も反映されており、
今作からは図鑑で肉質が図解で確認可能となり、部位破壊で出る報酬素材も分かる親切設計になった。
- プレイヤーの要望が届いたのか欧米版MH4Gでの改良点も反映されており、
- MHR(:S)ではチュートリアルに特化した訓練クエストが復活。
内容は同作の体験版のものと同じであり、基本操作は勿論、翔蟲や操竜についても
弟子への愛と声がデカいウツシ教官が親切に教えてくれる。
……が、訓練クエスト以外でも表示されるチュートリアルウィンドウでは、
「チュートリアルを終了しますか?」の選択肢初期位置が<いいえ>になっている。
つまり、決定ボタンを押すだけではチュートリアルが終わらないという、
「もう一度聞きますか?」システムに近いものが復活したのである。
本作は紙の説明書が無いこともあり、ゲーム中で新たなシステムの説明を受ける必要性はあるのだが、
それにしても表示回数が中々に多い。(もう一度見ますか?)- メニューから見ることの出来るハンターノートで復習が可能なので、
一度見たチュートリアルは二度と表示されない。
だが、起動の度にシステムが初期化される体験版ではこの仕様が大いに目立っている。
- メニューから見ることの出来るハンターノートで復習が可能なので、
余談
- モンハン以外のゲームでも、この手のテキストはよく見られる。
比較的有名だと思われるのはゼルダの伝説シリーズだろうか。
神々のトライフォースの「ねえ ちゃんときこえた?」とか時のオカリナの「もう一度 話を 聞くかい?」とか。
関連項目
シリーズ/モンスターハンター4
シリーズ/モンスターハンター4G
モンハン用語/村クエスト
ゲーム用語/メタ
ゲーム用語/説明書