シリーズ/モンスターハンター4G

Last-modified: 2024-07-24 (水) 11:35:12
 

今、G級の冒険が始まる!!

 

2014年10月11日よりニンテンドー3DSにて発売された、モンスターハンター4のG級拡張版。
メインモンスターはセルレギオス

目次

概要

  • 2014年1月26日、東京にて開催された『モンスターハンターフェスタ'13』決勝大会の会場にて、
    サプライズとして本作の発売が告知された。
    その後も発売前PVが立て続けに公開され、発売直前にはニンテンドーダイレクトの特別番組
    『モンスターハンター4G Direct 2014.10.8』も放送された。
  • MHP2GMH3Gと同様、MH4の要素にG級クエスト・新武器防具・新モンスターを追加した拡張版である。
    MH4は非常に多くのプレイヤーに遊ばれ、かつ新規に導入されたシステムなども好評であり、
    完全版となる本作にも多くの期待を寄せたプレイヤーも多いだろう。
    • 前作MH4の拡張版であること、同一ハードであることなどから、
      MHP2→MHP2G以来約7年振りとなる、前作からのセーブデータの直接引き継ぎが可能である。
      これはMH4Gの発売前展開で何度も強調されていた。
      詳しくは後述。
  • 本作は、新機種のNew ニンテンドー3DS(LL)と同日に発売された。
    拡張スライドパッドと同等の機能を持つCスティックが搭載され、快適なカメラ操作が可能になった。
    商品紹介TVCMでは本作の映像が使用されている。
    • それと同時に、MH4Gオリジナルデザインの「Newニンテンドー3DS LL」も生産されており、
      MH4Gパッケージ版ソフトが同梱されたスペシャルパックも発売された。
  • パッケージデザインはチャージアックス使いハンターと今回の看板モンスターセルレギオスの対峙。
    前作は操虫棍使いであったが、今回は同期の新武器チャージアックスに華を持たせたか。
    • 裏面のパッケージでも同じ装備のハンターが肉焼きセットでこんがり肉を焼いているが、
      その背後からオオナズチがこんがり肉を狙っているという、何とも危なげな構図となっている。
      どことなく、MHP2のパッケージ裏を思い出させる構図である。
  • キャッチコピーは「今、G級の冒険が始まる!!」及び「さあ、今こそ!Gへ狩りだせっ!」。
    前者は発売前、後者は発売後に良く使用されている。
  • MH3GHDと同様、海外でも「Monster Hunter 4 Ultimate(MH4U)」のタイトルで2015年2月13日に発売された。
    MHXで登場したコラボ装備のうちいくつかはMH4Uで先行登場している。
    なお使用しているサーバーが異なることから、日本版とのクロスプレイは出来なかった。

セーブデータの引き継ぎ

  • MH4Gのタイトル画面から「DATA CONVERT」を選択することで、MH4のデータの引き継ぎを行える。
    また、引き継ぐ際にハンターとメインオトモのキャラメイクを一度だけやり直すことが出来る。
    性別やボイスも変更可能だが、名前の変更だけは不可能。
    • この際に性別を変更した場合、性別専用防具は対となる同性能の防具に変換される。
      ただし女性から男性に変更すると、女性版しか存在しなかったセイラーシリーズ
      自動で売却されるため注意。
  • 公式で「MH4のデータがほぼ引き継げる」とあった通り、
    MH4における主要なデータの殆どを引き継ぐことが可能。
引き継ぎ可能な項目
  • ストーリー進行度
  • ハンターランク(上限はMH4と同様のHR999まで)
  • ゼニー
  • 旅団ポイント
  • アイテム(消費アイテムや素材アイテムなどイベントクエスト素材も含む)
  • 護石
  • 武器・防具(発掘装備やコラボ装備も含む)
  • オトモアイルー
  • ギルドカード
引き継ぎ不可能な項目
  • DLコンテンツ(配信クエストや竜人商人の品ぞろえなど)
  • 郵便屋さんBOX内のギルドカード、オトモアイルー
  • 闘技大会の記録タイム
  • ギルドクエスト
  • 拡張スライドパッドやブロックリストなどの諸設定
  • 装備に関して、真鎧玉での強化は全て解除される。
    使用していた真鎧玉はアイテムとして手元に戻る上、強化にかかったゼニーも全て還元される。
    真鎧玉で強化したが使わなくなった防具に使った真鎧玉を、
    他の防具に振り分けられる機会が設けられたと言い換えてもいいだろう。
  • 環境については、パッケージ版MH4からDL版MH4G、DL版MH4からパッケージ版MH4Gへの引き継ぎも可能。
    ただし、MH4Gのダウンロード版をプレイする前に本体を引っ越しする場合、
    引っ越し先の3DSでソフトをダウンロードしてしまうと引き継ぎができなくなる。
  • 気になる引き継ぎの方法だが、まずMH4Gのソフトを起動したら画面上の指示に従い、
    MH4とMH4Gのソフトを挿し替えるだけである。
    特殊な機器は一切必要ないので、安心してデータを引き継げる。

新要素・変更点

拠点

  • 拠点として、かつてのMH2オンライン拠点であった「ドンドルマ」が復活。
    大老殿やアリーナといった施設や歌姫など古参プレイヤーにとっては懐かしい要素の他、
    新たに「狂竜ウイルス研究所」という施設が登場。
    • ドンドルマへ訪れるための解放条件は無く、ストーリー進行がMH4時点のままであっても訪れることが可能。
      MH4でエンディングを迎えていない場合、キャラバンや施設が何も無い状態のドンドルマを訪れることになる。

フィールド

  • 今作で追加されたのは、過去作からの復活フィールドのみ。
  • MH(G/P)の砂漠岩地(デデ砂漠)が、MHP2Gと同様の名称「旧砂漠」として復活。
    地形は大幅に手が加えられており、高低差を始めエリアの形状なども刷新されている。
    またこれに伴い、砂漠に生息するモンスターたちも多数復活した(後述)。
  • ウカムルバスの復活に伴い、専用フィールド「極圏」もアレンジを施されて復活。
    溶岩島同様、大きな振動で地形が上下するギミックが搭載されている。
  • ドンドルマが登場したことにより、ドンドルマの街そのものがフィールドとなる「戦闘街」も再登場。
    こちらは高低差の対応に加え、新たな兵器が配備されている。
    新設備として「移動式大砲」と「巨龍砲」が登場した。
    • 移動式大砲はトロッコ型の兵器で、敷かれたレール上を移動する。
      最大10発まで弾を装填でき、装填即発射ではなく任意のタイミングで纏めて発射できる。
    • 巨龍砲は今作のストーリーに関わる最終兵器であり、絶大なダメージを与えるエネルギー弾を放つことができる。
      使用するには専用アイテムの消費が必須で、使用許可が下りなければ放つことができない。

クエスト

  • 作品タイトルの通り、上位より高ランクのG級クエストが追加された。
    MH4からのセーブデータ引き継ぎに対応する関係上、G級クエストの解禁条件は少々特殊なものとなっている。
    • G級クエストに挑戦するためには、ハンターランクの上限が解放されている必要がある
      すなわち、MH4におけるラスボスである蛇王龍ダラ・アマデュラ討伐が必要不可欠。
      まだHR解放に至っていないプレイヤーは、腕を奮って蛇王龍を撃破しておこう。
      なおMH4で得たHRは引き継がれるため、既にラスボスを突破しているプレイヤーは問題ない。
    ここからが本番だが、MH4GにおいてHR解放を達成させていると、
    ギルドマスターからG級クエストに挑むための最終試験とされる緊急クエスト、
    崩竜ウカムルバスの討伐依頼」が言い渡される。
    そしてこの緊急クエストをクリアし、「G級許可証」を獲得することでめでたくG級ハンターに昇格、
    満を持してドンドルマの"大老殿"に足を踏み入れることが出来るようになる。
    • G級クエストの参加には相応の許可証が求められるため、HRは上位までしか通用しない
      幾らHRが高くとも、G級の前では無意味となるので注意。
      現在で言うところのMRに相当する要素がG級許可証なのである。
    • 村上位クエストにおいて、★10では受注条件にG★1~G★3許可証を必要とするG級相当のクエストがある。
      全てクリアするためには、少なくとも大老殿のG★3クエストが受注できるところまで進めなければならない。
  • 未知の樹海の探索に『G級探索』が登場し、探索で複数のクエストを入手できるようになった。
    ギルドクエストにもG級区分が設けられ、レベル上限がLv100からLv140まで上昇した。
    Lv140ともなるとモンスターのステータスが最高潮に達し、非常に手ごたえのある難易度に跳ね上がる。
  • ダウンロードコンテンツとして、新たなクエスト区分「エピソードクエスト」が登場。
    イベントクエストとして扱われ、クエスト名は「外伝」を冠する。
    過去作のNPC達が依頼主としてゲーム中にゲスト出演し、クエストの依頼などの触れ合いが楽しめる。
    さらには、クリアすることより特別なご褒美を手に入れることが出来る。

アクション

  • 大きく吹っ飛ばされた後、ある程度起き上がるタイミングを任意で調節できるようになった。
    これまで通りすぐに起き上がることも可能だが、少しタイミングをずらして起き上がることもできる。
    モンハンでは起き上がりざまにやられるといったことも頻繁に発生するため、
    倒れている間の無敵時間を有効活用することで戦いの幅が広がる。
  • 味方の攻撃でかち上げられた場合、体勢を立て直しそのままジャンプ攻撃に移れるようになった。
    狩猟中のかちあげ事故を攻撃に利用できるという意味で画期的な新要素である。
    • なお、モンスターの攻撃でかち上げられてもジャンプ攻撃に派生させることはできないが、
      これはプレイヤーによるかち上げとそれ以外とのアクションに差を付ける狙いがあったからのようだ。
      詳細はこちらも参照のこと。
  • 複数武器種のアクション追加・バランス調整が施された。
    新鋭武器のチャージアックスに関しては大幅なテコ入れが加えられており、
    属性解放斬り」といった新アクションが追加されている。
    また、他の武器種のいくつかにも調整が加えられている。
    • 片手剣は、溜め斬りからの連携が強化された。
    • 双剣は前作で失った要素の復活と共に、鬼人連斬から新アクション「鬼人連斬フィニッシュ」への派生を獲得。
    • ハンマーは、回転攻撃Iから縦振りに繋げられるようになった。
    • 狩猟笛は、連音攻撃の一撃目から回避に派生可能になり使いやすくなった。
    • ランスは、ステップ行動からガード突進に派生できるようになった。
    • ガンランスは砲撃射程が変更され、MH3G以前と同様の感覚で使えるようになった。
    • スラッシュアックスは、二連斬りから横斬りへ派生するようになり、ゲージ効率の良いループが可能になった。
    • 操虫棍は、猟虫の最終強化で特殊効果を獲得した。
    • は新モーションではないが、照準時に矢の軌道が地形に合わせて調整されるようになった。

アイテム

  • 狂竜ウイルス研究所でしか手に入らない、狩猟に役立つ新アイテムが多く登場した。
    • 応急耳栓は、「複数個所持することが可能で、使用するとモンスターの咆哮を1度だけ防ぐことができる」
      という、MHFの使い捨て耳栓のような効果を持つ。
    • 万能湯けむり玉は、「万能」の名の通りあらゆる状態異常を治す効果を持ち、
      後述の裂傷状態を解除することができる他、狂竜ウイルスに感染したハンターにも効果がある。
    • 他にも、先述の戦闘街で扱う兵器の専用アイテムも登場しており、
      戦闘街専用のバリスタ弾「要塞防衛式弩砲弾」と、巨龍砲のエネルギーとなる「高密度滅龍炭」が存在する。
  • 狂竜ウイルスに感染したモンスターに対抗する新アイテム「抗竜石」が登場。
    狂竜化モンスターへの攻撃が効きやすくなるほか、狂竜化状態を一時的に解除する効力を持つ。
    • 抗竜石はアイテムポーチとは別枠で保管され、何度でも使用できるが再使用までにクールタイムが挟まる。
      種類のカスタマイズは狂竜ウイルス研究所で行い、依頼をこなすと扱える種類が増える。

その他

  • ハンターの新しい状態異常として「裂傷状態」が追加。
    効果は毒状態や火属性やられ等の一定時間ダメージを受け続けるものと異なり、
    一部の行動中に限りダメージを受け続けるというもの。
    アイテムの使用や一定時間しゃがむことにより解除が可能。
  • 特定の状況で自動的にコメントを表示する「自動発言機能」が追加された。
    これは、爆弾を置いた際に「爆弾を設置します」、力尽きた際に「ごめんなさい」と
    自動表示されるといったものである。
    勿論、どの行動時にどんなコメントを出すかを自由に編集することも可能。
    • 辻本プロデューサー曰く、「『モンスターハンター』はアクションゲームであるため
      タイミング良くコメントを出すタイミングが難しいこともあり、
      コメントを半自動にするシステムを取り入れた」ということらしい。
    • 前作より、クエスト中は定型文しか打てない仕様に変更されていたため、
      クエスト中のコミュニケーションが不足気味になるという指摘にある程度対応することができた。
  • MH4で不満の声が上がっていたオンラインの環境に関しては、多くの新要素が盛り込まれた。
    • まず、多くのファンが関心を寄せていたキック機能の追加
      ホストになったプレイヤーはスタートメニューに「メンバーから外す」という項目が表示される。
      なお、クエスト中にキック機能を使用することはできない。
    • 集会所の設定画面で、クエスト形式とターゲットのより詳細な設定が可能になった。
      さらに、フレンドに対してもパスワードの有無が設定可能となった。
    • 集会所にはそれぞれ識別番号が用意される。
      これを入力することで、行きたい集会所へダイレクトに移動出来るようになった。
  • 改造ギルドクエストや改造武器については、前者は更新データ配信により改善され、
    後者は正規ステータスのものでなければ一部のクエストに持ち込めないようになっている。
  • 以下、細かな改善点や変更点を述べる。
    • 3DSホーム画面で流れる音楽が変更された。
      MH4の「旅立ち」をイメージした穏やかな雰囲気に対し、
      今作はモンニャン隊をイメージしたポップな音楽になっている。
    • スキル「胴系統倍化」の名称が「胴系統倍加」に変更された。
      これによりMH3以前の表記に戻ったことになる。
    • 解毒笛の売却値が300zから270zに減額され、
      調合元の解毒薬と角笛の合計金額より高く売れる(=無限に所持金を増やせる)ことがなくなった。
    • 誤植が修正された。
      最たる例として、飛竜刀シリーズにおける解説文がごちゃ混ぜになった影響で
      その見た目にマッチしていなかったのだが、正しい組み合わせに戻っている。

モンスター関連

  • 前作から更にモンスターの数が増加している。
    完全新規のモンスターとしては、メインモンスターの千刃竜セルレギオス
    本作のラスボスを務める巨戟龍ゴグマジオスが登場。
    更にMH4で新登場したモンスターに多くの亜種が追加されたほか、特殊個体モンスターも確認されている。
    過去作のモンスターも復活参戦しており、中でも特筆すべきモンスターとして、
    世界観の都合により参戦機会が少ない一角竜モノブロス亜種共々復活している。
    • G級モンスター達は歴代G作品同様、G級行動が追加されている。
      これらG級行動は従来に見られた「技の性質の変化」にとどまらず、完全新規のモーションが多数存在する。
  • 一部のモンスターに「極限状態」という特殊な状態が追加された。
    狂竜化を克服した存在で、極限状態に陥ったモンスターは攻撃行動が俊敏になるうえに
    あらゆる攻撃を跳ね返す強靭な肉体を得る。
    • これらのモンスターを倒した際に得られる素材を用いることで、
      既存の最終強化武器(発掘装備を含めた一部武器を除く)にボーナス効果を付与する「極限強化」システムも導入されている。
  • 一部の狂竜化モンスターの鳴き声が前作とは異なるものになっている(ジンオウガ等)。

新規・復活モンスター一覧

  • 太字は新モンスター。
草食種
アプケロス
甲虫種
斧甲虫アルセルタス亜種
砲甲虫ゲネル・セルタス亜種
甲殻種
ヤオザミ
盾蟹ダイミョウザザミ
盾蟹ダイミョウザザミ亜種
牙獣種
白猿狐ケチャワチャ亜種
飛竜種
一角竜モノブロス
白一角竜モノブロス亜種
角竜ディアブロス
黒角竜ディアブロス亜種
千刃竜セルレギオス
崩竜ウカムルバス
魚竜種
砂竜ガレオス
砂竜ドスガレオス
翠水竜ガノトトス亜種*1
獣竜種
猛り爆ぜるブラキディオス
両生種
荒鬼蛙テツカブラ亜種
虎鮫ザボアザギル亜種
鋏角種
骸蜘蛛ネルスキュラ亜種
蛇竜種
水蛇竜ガララアジャラ亜種
古龍種
霞龍オオナズチ
錆びたクシャルダオラ
巨戟龍ゴグマジオス
蛇帝龍ダラ・アマデュラ亜種
紅龍ミラボレアス特殊個体(正式名称不明)
祖龍ミラボレアス
???
渾沌に呻くゴア・マガラ
 
  • 本作品に登場するモンスターの総数は凄まじいことになっていると話題になっていた。
    MH4の時点で総数は既にMH3Gと同数の73種*2に達しているのだが、
    復活モンスターが15種、そしてMH4で初登場となったモンスターの亜種が8種
    さらには新モンスターとして、メインモンスターであるセルレギオス、
    ゴア・マガラ、ブラキディオス、紅龍ミラボレアスの特殊個体、そしてラスボスたるゴグマジオスの5種を総計すると、
    その数なんと101種と、3桁の大台に乗っている。
    • MH4Gでは既存のG作品では殆ど無かった「リストラモンスターの復活」が盛んに行われ、
      それらのモンスターの高低差や狂竜化への対応といった要素も加わったため、
      モンスター一つとっても実質的な追加ボリュームは歴代G作品を遥かに凌駕する。
    • MH4の時の様に「イベントクエスト限定のモンスターもあるのでは?」と考えるファンも多くいたようで、
      実際、祖龍エピソードクエスト第6弾にて登場した。
      さらに、G級素材を用いた強化先があるにもかかわらず、G級個体がDLCにのみ登場するモンスターも多い。
      リオレイア希少種、リオレウス希少種、ダラ・アマデュラ通常種、ミラボレアスがこれに当たる。
      リオレイア希少種はエピソードクエスト第5弾にて、
      リオレウス希少種は2015年1月9日に配信されたイベントクエスト、
      ダラ・アマデュラは同年3月6日配信のイベントクエスト、
      ミラボレアスは同年3月13日に配信のイベントクエストにて解禁となっている。
      • ただ、後述するように2024年4月9日に3DSオンラインサービスが終了、
        同時にこれらのクエストがダウンロードできなくなったため、
        現在ではこの5体への挑戦及びG級装備が作成不可となっている。
  • 偶然なのか、新たな亜種モンスターは麻痺属性の使い手が多い。
    アルセルタス亜種、ザボアザギル亜種、ネルスキュラ亜種、ガララアジャラ亜種、ダラ・アマデュラ亜種と5種もいる。

OPムービー

  • 東京ゲームショウ2014会場から生中継された「カプコンTV!」にて、オープニングムービーが公開された。
    3分40秒超と歴代でも最長のCGムービーとなっており、内容自体もかなりの大ボリューム。
  • 序盤は旧砂漠でのハンターライフがメイン。
    冒頭、夜の砂漠でキャンプファイヤーを囲みながら狩猟の準備をする4人のハンターにスポット。
    ここで肉をかっ食らっているランポス装備を着たハゲランサーの姿を見て初っ端から吹いた人は多いだろう。
    MH4のOPに続き、また出オチである。
    • しかし、彼はあのハゲガンナーではなく兄弟とのことである。
      旅団上位のストーリーを全て終えることで見られるクリア特典ムービー『集いし猛者ども』では、
      MH4とMH4GのOPが、それぞれ同時平行で行われている別々のクエストであることを見ることができる。
    そのほか、砥石で武器を研ぐ、えっちらおっちらタル爆弾を運ぶ、弓にビンを装填するなど、
    ゲームでも見たことがあるハンターのリアルな姿が印象的。
  • 中盤~終盤にかけては、砂漠に棲むモンスターの生態、そして大迫力の狩猟シーンがメイン。
    砂漠を泳ぐガレオスたち、オアシスで喉を潤すアプケロスの群れ、
    我が物顔でサボテンを貪るディアブロス、ディアブロスとハンターの戦闘シーン、
    そして何を思ったかディアブロスに突撃して狩場を大混乱に陥れるドスガレオスなど、
    モンスター同士の絡みも含めて見どころが多い。
    その後ドスガレオスは音爆弾とランサーの活躍により退場し、
    再び怒り狂うディアブロスとハンターらの一騎打ちとなるかと思われたが、
    そこに満を持して本作のメインモンスター、セルレギオスが登場。
    セルレギオスとディアブロスがハンターたちに向かって襲い掛かるシーンで幕となる。
    • 狩りのシーンでは、弓のビンを効果を付加する仕組みや設定上の部位破壊等が明らかになっている。
      ビンは弓本体にセットし、発射する際にビンの中身を鏃に吹き付けている。
      破壊した角などはフィールドに落ちて残っており、恐らく後から回収しているのだろう。
    • なお、今回のOPでは前作のような悲劇は起こらなかった。
      狩猟シーンこそあれ、ディアブロスもハンターや他のモンスターに呆気なく倒されたりはせず、
      むしろ現れたセルレギオスにも全く怯まずハンターたちに突進するなど、存在感を見せつけてさえいる。
      最後まで元気だったディアブロスを見て胸を撫で下ろしたファンは多いのではなかろうか。
      これに関しては前作のゴア・マガラ正体正体だったからという悲劇に対し
      セルレギオスは何の変哲もない飛竜に過ぎなかったと言うのもあるのだろう。
      ハゲランサーの盾に突き飛ばされて退場したドスガレオスは不憫だが
  • 生のハンター生活からモンスターの生態、圧倒的迫力の狩猟シーンまで
    モンスターハンターの要点を網羅したムービーとなっており、
    そのクオリティも相まって、視聴者から非常に高い評価を受けている。

余談

  • MH4Gから一年ほど後に発売されたモンハン日記 ぽかぽかアイルー村DXでは
    狂竜ウイルスの使い手ゴア・マガラ、裂傷の使い手セルレギオスの2種が新たに追加された。
    収録されている大型モンスター数が少ないアイルー村シリーズに於いて
    他に類を見ない特殊な性質を持つモンスターが2種も追加されたのはかなりの厚遇とも言える。
    参考までに、MH3Gのブラキディオスはアイルー村には登場しない。
    • 狂竜ウイルスはアイルー村でも感染してプレイに影響するが、裂傷状態はオミットされている。
  • 2015年4月12日、ニンテンドー3DSの内蔵ソフト『すれちがいMii広場』のミニゲームの1つ
    「ピース集めの旅」にて、『モンスターハンター4G』のパネルが配信された。
    前作はサードメーカーのタイトルとして初収録されたが、続いて収録されるのはかなりの高待遇である。
    内容はオープニングムービーを連想させるような内容となっているため、
    ピースを完成させてスライドショーとオープニングムービーを比較するのも面白いだろう。
    • 因みに、ピース数は全部で40。
      すれ違いが稀になった現在は、一度のすれ違いで複数のピースを渡すように仕様変更されており、
      MH4Gのパネルも例に漏れず楽に完成できる環境になっている。
  • 何故か本作はHD版が存在しない。
    前作MH3GはWii Uで、後作MHXXはNintendo SwitchでHD移植されており、
    同じく3DS作品であったMHSTも、SwitchのみならずPS4Steamでもリマスター版が発売された。
    そんな中、本作に関しては全く音沙汰が無い。
    • 4GのHD版は多くのファンに期待されており、あのストーリーを高画質で見たい、
      今作にしか登場できていないモンスターを久々に狩猟したい、
      そしてオンラインサービスが無き今、もう一度仲間とギルクエに挑みたいといった要望が多く、
      発売から約10年が経過した現在でも移植が待ち望まれている。

評価・人気

  • 販売本数については、2015年10月21日時点で出荷数400万本を記録したとの発表があった。
    投資家向け情報の『ミリオンセールスタイトル』によると、2023年12月現在で420万本とされている。
    また、シリーズで欧米地域に展開された作品として初の100万本を達成している。
  • 本作は概要の項で述べたように、MHP2→MHP2G以来となる、
    G級追加が同一ハードかつ前作発売からあまり間をおかずに発売された拡張版であり、
    前作MH4で挙がっていた問題点などがどのようになっているのか注目されていた。
    特に大きな関心事となっていた前作からのデータ引き継ぎに関しては、
    大きなトラブルもなく実施することができ、MH4をやりこんだ分は概ね無駄になることはなかった。
    • ただし、真鎧玉についてはその取り扱いについて不満の声も聞かれる。
      こちらも参照のこと。
  • 前作の時点でもモンスターの数など、かなりのボリュームを誇るシリーズではあったのだが、
    拡張版である本作はそこから更に多くのモンスターやフィールドなどが新たに追加され、
    総合的なボリュームとしてはシリーズでも屈指のものとなっている。
    また、MH4では旧作モンスターの復活が盛んに行われたが、
    MH4Gではそこから更にモノブロス、オオナズチ、ドスガレオス、ダイミョウザザミ、ウカムルバスといった、
    旧作モンスターの復活が行われている。
    更にはエピソードクエストで旧シリーズの登場人物達と再会できるなど、
    古くからのプレイヤーを歓喜させる仕掛けが豊富に揃っている。
  • MHP2より徐々に進められてきた「ストーリー性重視」に関してはMH4Gでは更に深化しており、
    G級追加の拡張作品であるにもかかわらず「前作のストーリーの続き」がしっかり描かれている。
    このストーリーについての評価は高い。
    MH4Gでは完全新規モンスターはセルレギオスとゴグマジオスの2頭だけだが、
    どちらもこの新規追加されたストーリーに非常に深く関わる存在であり、印象に残ったハンターも多いだろう。
    • 完全新規モンスターが少ないという声も一部にはあるが、
      MHGを除く歴代G作品は全て完全新規モンスターが2種類*3であったことから、ある意味前例通りと言える*4
      • ちなみに次のG作品であるMHXXではこの慣例に則っていたが、
        名称がマスターランクに変更されたMHW:Iでは小型3体と大型6体*5
        MHR:Sでは小型3体と大型4体と増加している。
  • 本作は前作に続き、これと言って大きなシステム上のバグが確認されていない。
    前作同様、この点は大いに評価できる部分である。
  • 本作の海外における評価は高い。
    MHシリーズは、海外展開が本格化する前から、プレイヤー視点では高い支持を得ていたのだが、
    大手レビューサイトからの評価は芳しいものではないという隠れた名作のような位置にあった。
    しかしシリーズを重ねるごとに一般的な評価も高まっていき、
    海外のレビューサイトの評価を総計した指標のひとつである「メタスコア」で
    MH4Uはシリーズ最高の86(100点満点)を獲得した*6
    概ね80点を超えると十分な良作と呼ばれることを考えるとかなりの高評価である。
    プレイヤーによる評価であるユーザースコアも初代MHほどではないものの8.7(10点満点)と非常に高い。
    その評価は売り上げにも反映され、先の通りシリーズ初の出荷本数100万本超えとなった。
    なお海外のゲームレビューによると、操作性や戦闘のテンポの悪さ、
    難易度などについてが短所として挙げられている。

フィールド・装備環境

  • 武器関連では、チャージアックスや双剣などが上方修正された。
    特にチャージアックスのテコ入れは前作とは比にならないレベルであり、
    派手なエフェクトを持つ大技の超高出力属性解放斬りを初めとした新アクション・新要素が複数追加されている。
    いずれもプレイヤーからは好評で、総合的に前作より扱いやすく強力になったと評価が高く、
    以後チャージアックスの人気と魅力を確固たるものにした。
  • また、前作では「最終的に発掘武器が一強一択になってしまう」という声が多く挙げられたが、
    それに対する解としてか、本作では極限強化による生産武器の更なる強化による差別化や、
    発掘武器と生産武器の差を縮める調整が行われており、
    更にはレギオス武器のような独自の特性を備えた武器が登場している。
    これによって、発掘一択という状況はある程度改善されることになった
  • 一方、前作で問題になっていた段差と回避の相性の悪さは解消されておらず、
    ガンナーを始めとした武器種が不利な状況が続いている。
    高低差アクションを前面に押し出した作品とはいえ、モンハンにおいて回避や操作性は
    非常に重要な要素である故に、プロも苦渋を再び舐める事となった。
    • 復活フィールドの旧砂漠は、出典となる過去作と比較するともはや別物になっており、
      主戦場のエリアは傾斜と高低差のオンパレードという有様である。
    • 今作までに追加されたフィールドは次回作のMHX(X)に持ち越されることになるのだが、
      新規フィールドやMH3G以前の作品からの復活フィールドは傾斜が抑えられている中、
      MH4(G)産マップの高低差と傾斜の密度が余計に目立っており、非難の対象になりがちである。
  • 全体的なバランスに関しても、乗り状態を多用して隙を作る調整がより強くなった本作では、
    例によって単独で乗りができる操虫棍が前作に続き非常に強力なものとなっているなど、
    まだまだ不十分という声もある。
  • 今作ではG級への橋渡しを意識したのか、上位武器に関してもそれなりにテコ入れが行われている。
    ウカムル武器やレギオス武器、及び一部のラージャン武器などがいい例であろう。
    これらは前作における発掘装備に近い、あるいはほとんど同等の能力を持っており、
    G級序盤における武具格差はある程度縮んでいる。
  • 防具関係では、前作の時点でもそうだったがメインシリーズとしてはかなり豊富なスキルを付けることができる。
    お守りや装飾品の種類が増えたこともあるが、中でも発掘装備は空きスロットが付くことがあるため、
    装備の製作・収集・構成意欲をより湧き立たせてくれる。
    • また、砂漠の復活によって水属性を扱うモンスターが増えたことで、
      水耐性装備がようやく意味を成すようになった。

クエスト・プレイ難易度

  • 前作から続くエンドコンテンツのギルドクエストについては、
    高性能な発掘装備の追加と厳選難度が改善されたことで更なるやり込みが可能になった。
    一方、前作から不満が出ていたモンスター間の報酬格差については特に手が加わっておらず、
    報酬目当てだと特定のモンスターを狩り続けるしかない状況に変化は無い。
    • また、後述の点もあり超高レベルギルドクエストで要求されるハードルの高さは極めて高く、
      武器種の強い選別が平然と行われる状況やハメ狩猟の跋扈など、苦言を呈す声も少なくない。
      上述したオンライン部屋の棲み分けが難しい点もこれに拍車をかけており、
      本作のオンラインの空気はあまり良くないという人も*7
  • ゲームとしての難易度については賛否が大きく分かれている。
    これは前作の時点で既にPTプレイ推奨のような高難度のクエストが多かったところに、
    更にG級追加によってそれらをも上回る高難度クエストが多数導入されたためである。
    ソロ前提の村クエストはともかく、
    集会所クエストについては全体的に見てシリーズでも非常に高い難度を有しており、
    PTでも歯ごたえのある狩りが出来るようになっている一方、ソロでの完全攻略はかなり厳しいものとなっている。
    • その中でも、G★2キークエスト「火の国を訪れし危機」とG★3緊急「沈め掻臥せ戦禍の沼に」は
      初見に限らず何度もトライしてもクリア出来ないレベルの高難度クエストであり、
      発売当時のオンライン部屋では火の国難民マジオス難民が大量発生していた。
    本作のG級モンスターはほぼ全てに新規行動・新技が追加されている。
    これ自体は従来のシリーズには無かったもので大きく評価される点であるが、
    その多くがPTプレイで挑むことを想定したような隙のない、或いは素早い攻撃技であり、
    G級で入手できる装備等々を踏まえても、ハンターの戦力が追いつけていないと言われている。
    この手の話題はMH4の頃からも上がっていたが、4Gでは更に多くなった*8
    • また、MH4Gにおける最大の強敵として新たに用意された「極限状態」は、
      狩猟の楽しさや高難度クエストのあり方という視点から低い評価が付けられることが多い。
      詳しくは当該記事を参照。
    • MH4でオンラインが標準対応になったことで、
      続く4GではそれによるPTプレイをより中心にした調整が成されているものと思われる。
      そのため、それまでのシリーズで熟練プレイヤーから難点として挙げられていた、
      「PTプレイでは難度が一気に低下してしまって歯ごたえが薄い」という声は本作では見受けられないが、
      逆に言えばソロ専のプレイヤーやライトユーザーにとっては厳しい調整となっていることは否めない。
      MH4の高レベルギルドクエストの時点で既に、
      従来のコンシューマー作品のG級クラスすら超える強さのモンスターが登場するため、
      「4Gはさらにモンスターの戦闘力がインフレするのではないか」と類推するユーザーもいた模様。
      本作のG級モンスターを見る限りその予想は残念ながら的中してしまったようだ。
    発売当初は批判的な意見が多かった難易度についてだが、近年は見方が変わりつつある。
    本シリーズは魅力的な新作が次々とリリースされているものの、
    「高難易度のゲームをただ求めたい」というコアなゲーマー達によって、
    モンハンシリーズ屈指の奥深さがある発掘装備厳選などに再び注目が集まっているのである。
    こういった経緯から、時間が経ってから本作に回帰したというプレイヤーも多く、
    発売から長く経過してもなお野良オンライン環境はサービス終了に至るまで活気に溢れていた。
    最新作に負けず劣らずやり込み続けられる作品として多くのファン達に愛されており、
    本作は3DS作品の中では最も人気が高い作品と言っても良いだろう。

オンライン通信関連

  • 本作ではインターネット通信が必要なDLC(ダウンロードコンテンツ)が非常に多い。
    • エピソードクエストはこの形式で配信され、
      上述したように懐かしの登場人物が依頼人として実際に集会所や大老殿に姿を見せる。
      クエストを通じて懐かしのキャラクターとの会話が楽しめるという歴代ファン歓喜の仕様であり、
      クリアすることでルームサービスを変更したりすることもできたりする。
      この「懐かしの登場人物が依頼人として実際に登場」というコンセプトは好評だったためか、
      次作のMHXでもこのコンセプトに基づいた要素が存在する。
    MH3Gより散見されるようになったイベクエ限定モンスターの存在についてだが、
    本作では「イベントクエスト配信限定のG級モンスター」が登場する。
    これによって強化先が見えていながら強化できない装備が多数現れ、
    その多くが非常に魅力的な性能であったことから、
    イベント配信限定モンスターという設定そのものの批判が多く挙がることになった。
    ちなみに、全てのイベントクエスト配信限定のG級モンスターが登場するまで5ヶ月を要している。
    DLCの多さは本作のボリューム面に一役買ってはいたが、同時に上記のような問題も改めて浮き彫りになった。
    • なお、イベントクエスト限定だった祖龍については上記のような批判は殆ど挙がっていない。
      理由は祖龍の素材を用いて作る武器がいずれも独立したツリーを有していたため、
      チートなどを使わなければ配信されるまでそもそも工房に生産項目が出なかった
      (つまり祖龍がサプライズ的な存在であった)ことが理由とされる。
  • 前作で大きな問題になっていたオンラインプレイについては、
    キックアウト機能の搭載などによってある程度改善を見ることになった。
    ただし、集会所検索画面に表示させる文章は定型文しか選べず、
    その点でプレイスタイルの棲み分けが難しくなるという点は解消されていない。
    「だれでも歓迎!」という定型文を信じ入室したら外野扱いでキック、
    という不条理さもそのままである。
    • これについては次作のMHXでようやく改善を見ることになった*9
  • また同じく大きな問題になっていたチート問題も、MH4で行われた対策を施した状態でスタートしている。
    改造ギルドクエストや装備等は引き継ぎの際にすべて排除される。
    ただ、それを掻い潜り不正なデータをオンラインに持ち込もうとする輩は一定数存在し、
    サービスが終了するまで、いたちごっこの状態のまま変わることはなかった。
    • 末期では通信強制切断、ボタン操作ハッキング、大音量ノイズ発信、入室後即データ破壊などを
      誘発させるチートといったあまりにも度が過ぎた違法行為も散見されていた。
      本作のオンラインはアカウント作成が不要だったため、規制やBANが十分に行えず、
      プレイ無料ということも相まって半ば無法地帯と化していた側面もあった。
      故にキック機能は唯一の救いであったと言えよう。
  • 2024年4月9日のニンテンドーオンラインサービス終了に伴い、
    約9年半親しまれたインターネット環境は幕を下ろした。
    野良の集会所枠は、最終日まで完璧な発掘装備を求めるハンター達で埋め尽くされ、
    様々な思いを馳せながら最期を迎えた。
    • また、すべてのDLC(イベントクエストやエピソードクエスト、DL特典等)の受信が出来なくなった。
      これによって、受信していないプレイヤーは一部モンスターのG級個体と戦えず、
      多くの武器を最終強化できない問題が発生している。
      先程述べた配信限定モンスターの弊害がここに来て降りかかることになってしまった。
      • 例として、ダラ・アマデュラ亜種の操虫棍『蛇帝笏ペダンマデュラ』は
        通常種武器の『渾然一体の薙刀ヤマタ』から派生するが、
        未受信プレイヤーは通常種のG級個体がイベクエ限定のため戦えず、
        結果として直前の『帝笏ダラサルターレ』で打ち止めとなる。
      • また、エピソードクエスト配信終了に伴い、祖龍ミラボレアスに挑む唯一のクエストが無くなった。
      これらの対処法は受信済みハンターとのローカル通信を行うことのみなので、
      未受信ソロプレイヤーは諦めるしかない。
      複数台持ちで通信をしようにも受信済みのものがなければ、当然ながら無意味である。
      • DLCについて補足すると、3DS作品のMH3GはWii U版に全種収録済み、
        MHXはMHXXNSで配信継続中である。
        そのため、3DSメインシリーズで唯一移植版が発売されていないMH4(G)のDLCは
        新規で遊べないのが現状となる。
    • これから今作を攻略しようとする場合は、オンラインが封じられた環境下で
      マルチ前提の難易度に挑まなければならない。
      ましてやイベクエ限定装備が作れない以上、集会所ラスボスまでの道のりは更に険しくなっている。
  • 表向きのサービス終了処置は4月9日の午前9時に行われたのだが、
    実際はサーバーが一斉に落とされる訳ではなかったため、
    一部プレイヤーは9時を過ぎてもオンラインが継続できているといった報告があり、
    中には丸二日経ってもまだまだ遊べる事例もあった。
    • その場で3DSをパタン(通信切断)すれば今後一生オンラインを楽しめないという魂胆から、
      エラー落ちするまで延々と3DSを起動したままオンラインプレイに勤しむプレイヤーも居た模様。
      当然やることはギルクエ周回なので、プレイヤー達は未知の樹海の亡霊と呼ばれていた
    流石に四日も経てば体力の限界と共に通信継続中のプレイヤーは居なくなったが、
    MH4Gのオンラインは公式が想定しない所まで愛されていた。

発売前情報

発売前情報の詳細は、こちらをクリック

MH4Gは発表から発売までが非常に短かったのに対し、公式から多くのPVがアップされた。
その数は全部で4つ。

PV第1弾 (制作決定発表映像)

PV第1弾はこちら

  • 2014年1月26日に公開された制作決定発表映像。後に公式サイトでPV1と紹介された。
    モンハンフェスタ'13にてお披露目され、同日中にYouTubeのCAPCOM公式チャンネルにもアップロードされている。
  • MH4で登場したフィールドやモンスターの鳴き声が流れた後、
    MH4のPVで使われた様々なシーンを英雄の証に乗せて紹介するシンプルなムービー。
    しかし、最後にはまだ見ぬ砂漠地帯のフィールドが公開された。
    従来の砂漠系フィールドは「広大で平坦な砂地」というイメージが強かったこともあり、
    登場するモンスター共々どのように高低差に対応しているのか注目が集まり、
    MH4で惜しくも皆勤賞を逃したディアブロスなど、砂漠や砂原に住むモンスターの復活を期待する声が挙がった。
    • フィールドの様子を一言で言い表すとすれば「砂丘」のような概観。
      公開されたムービーでは画面奥に謎のオブジェクトが見え、
      その砂漠地帯のフィールドが映されるシーンでは鳥類のような鳴き声が響き渡っている*10
  • Nintendo Direct 2014.8.29にてこのフィールドの様子が公開された。
    • ちなみにMH4のスタッフロールには、
      MH4に登場する各フィールドを簡略化しアイコンにした画像が出てくるのだが、
      そのなかにMH4に登場するどのフィールドとも印象の違うアイコンがある
      その特徴はMH4Gの砂漠のようなステージに存在する遺跡のようなものを連想させることから、
      一部では話題を呼んでいた。
  • 当初は『「Monster Hunter 4 goes G」の場面の背景が水中のようにも見える』という声も上がっていた。
    音もどこか水中のような浮遊感のあるものであり、
    MH4Gのロゴの背景も、4のそれとは異なった寒色系の色合いをしていることから、
    水中戦の再導入を期待する声もあったが、
    MH4には既に海のフィールドが存在することや、水中戦はかなり容量が必要なことも加味すれば、
    期待はしない方が無難であろうという見方が多かった。

PV第2弾

PV第2弾はこちら

  • 2014年4月21日に公開されたプロモーションムービー。
    2014年1月26日公開の制作決定発表映像(PV1)に続く、PV第2弾である。
  • 砂地フィールドの様子も公開された。
    セルタス亜種やネルスキュラ亜種のシーンにて、
    背景が暗く寒々しい状態の中で、PV1にあった岩の塔の前で戦闘していたことから、
    MH4とは異なり、過去作と同じように昼夜の区別があるのではないかと噂されていた
    (後に正式に旧砂漠のみ昼夜の区別があると発表された)。
    • 流砂があるエリアの存在も確認された。
      ここでは、立ち止まっているハンターは勝手に流されるというギミックがある模様。
    • 2014年4月24日に発売された週刊ファミ通によれば、このフィールドは無印に登場した砂漠、
      つまりMHP2Gにおける旧砂漠のリメイクとのこと。
      これにより、過去作のフィールドが他にも登場する可能性が出てきた。
      • 昼夜の概念があるMHP2Gだが、デデ砂漠には昼しかなかった
        つまり、MH4Gで初めて夜のデデ砂漠に赴けるようになったということになる。
  • かち上げによる吹っ飛びからのジャンプ攻撃という、新しいアクションが紹介されている。
    なおPVで味方をかち上げているのはハンマーだが、後述の通りかち上げられるなら武器の種類は問わない。
  • 前作MH4においては水属性の攻撃を扱うモンスターが少ないと言われていたが、
    今回のPVではダイミョウザザミ、ガララアジャラ亜種、ザボアザギル亜種が水属性と思われるブレスを吐いており、
    またドスガレオスの砂ブレスも過去作同様に水属性を帯びる可能性がある*11
    そのため、前作のように水耐性がほとんど意味をなさない、という事態も少なくなると思われる。

PV第3弾

PV第3弾はこちら

  • 2014年7月11日にNintendoDirect内で公開されたPV第3弾。
    その中で発売日は2014年10月11日と発表された。
  • 冒頭では拠点としてドンドルマの様子が映しだされた。
    長い時を超えて拠点が復活することはシリーズ初であり、過去のドンドルマがどこまで再現されているのか、
    またどのようにストーリーに絡んでくるのか注目が集まった。
  • 今作のメインモンスター、セルレギオスの攻撃モーションの一部も公開された。
    詳しくはモンスターの記事を参照。
  • MH4では未知の樹海にしか登場していなかったイャンクック亜種が遺跡平原に出没しており、
    MH4でギルドクエストのみの登場だったイャンガルルガやキリンなども通常のクエストに出現する可能性が出てきた。
  • また、ダイミョウザザミとディアブロスの亜種の復活も正式に確認された。
    MH3Gで猛威を振るったG級ディアブロス亜種の参戦に戦々恐々とするハンター多数。
  • オトモアイルーの新要素の一部も公開された。
    フルフルに似たより大きな笛を吹くネコ式応援楽団や、回転しながら空中突進を繰り出す攻撃、
    ハンターの足場となりハンターをジャンプさせる行動など、オトモアイルーにも大きな変更があることが示された。
  • また、我らの団団員や筆頭ハンターが登場する新ムービーの一部が含まれていた。
    その中で筆頭リーダーが団長と会話したりガーディアンズと共に出動したりする様子が描かれているが、
    それらのシーンの背景が砦や迎撃拠点に似ていると一部で噂になっている。
    • 砦と言えば超大型モンスターの存在が不可欠だが、
      新たにこういった超大型モンスターが追加されるということなのだろうか?
      それとものモンスターが復活するということなのか?
    • なお、このシーンの迎撃拠点の上空には不気味な紫色の妖雲が確認できるほか、
      拠点全体が凄まじい豪雨に見舞われているなど、巨大な嵐らしいものが発生している印象も受ける。
      これも登場するモンスターの能力の影響なのだろうか?
  • ムービーの最後には、マイルームのアイテムBOXを漁るカリスマ美容師ネコが登場した。
    MH4では美容師ネコ等に頼らずとも髪形を設定できたが、どのような活躍を見せるのだろうか?
  • また、セルレギオスに脚で掴まれて投げられ、ムービーの終盤でセルレギオスと対峙している
    レックスXシリーズのハンターがネオラギアソードを持っているのが確認できる。
    MH4では通常種の素材しかないので、亜種カラーのネオラギアソードは作成できなかったが、
    今作では亜種モンスターの交換素材も登場するということだろうか。
  • 余談だが、今回のPVでは筆頭ハンターの活躍(?)シーンが多く、かなりの存在感を放っている。
    特に終盤の筆頭リーダーどアップシーン(フルCG)のインパクトは凄まじく、
    巷では「PV3の主役は筆頭ハンター」などという意見も出る始末。
    …何はともあれ、今回も引き続き彼らの活躍にも期待したいところである。
    最後のCGからして噛ませになる感バリバリなのだが、そこは置いといて。

PV第4弾

PV第4弾はこちら

  • 東京ゲームショウ2014の開催に合わせ、9月18日から公開されたPV第4弾。
  • 冒頭では様々なモンスターの咆哮とともに、前日に公開されたCMにてその復活が話題となっていたウカムルバスのシルエット、
    そして体から鱗が剥がれ落ちるダラ・アマデュラの様子が映しだされた。
  • 一部モンスターの、G級行動と見られる新しい行動が公開された。
    卵運搬クエストの登場ムービーで披露したあのモーションのパワーアップ版、
    爆炎咬み突きから流れる様に尻尾で薙ぎ払うコンボ攻撃を繰り出すリオレイア亜種、
    広範囲への爆発を伴う放電を行うフルフル、
    背面ジャンププレスをしながら雷光虫弾を発射するジンオウガ、
    蔦からぶら下がりつつ進み、一歩ごとに放屁するババコンガ亜種、
    クンチュウを掘り出してハンターに投げ飛ばすイャンクック、
    ハンターの周囲を爆発するようなエフェクトで包んだ直後雪だるま状態にするキリン亜種、
    立ち上がった状態で薙ぎ払いソニックブラストを放って噴火を発生させるアカムトルム、
    離れた場所から粉塵溜まりを作り出して大爆発を起こすテオ・テスカトルなど、
    G級モンスターたちの凶悪な新モーションの数々がお披露目となった。
    • またこのシーンでは、黄金色に輝くダラ・アマデュラも映っている。
      さらに腕で薙ぎ払いを行うシーンでは、なんと千剣山に溶岩流が発生していることが確認でき、
      冒頭の鱗が剥がれていく様子と合わせて、早くも話題を呼んだ。
    • ラスト付近では氷の大地をブレスで打ち崩してハンターを雪だるま状態にするウカムルバスも映された。
  • 戦闘街でテオ・テスカトルに立ち向かう4人のハンターの様子も映された。
    撃龍槍やバリスタといった馴染み深い装置の他、回転し連続で弾を放つ大砲を見ることが出来る。
    この大砲は斜面を下るように移動しながら攻撃することも可能なようだ。
    同時にG級探索で出現する紫の水晶に覆われた洞窟のエリアも公開された。
  • 後半は武器ごとの新モーション・新しい攻撃派生が紹介された。
    属性強化状態から超高出力属性解放斬りを放つチャージアックス、鬼人連斬フィニッシュを放つ双剣の他、
    片手剣やハンマー、スラッシュアックスなどの新たな派生攻撃も見ることが出来る。
  • 東京ゲームショウ2014の一般公開日1日目となる2014年9月20日には、
    霞龍オオナズチの登場する映像が追加公開された。
    クック先生の時の如く一般公開日版に入れ替えられているので、TGSに行き損ねた人は見てみるとよい。

関連項目

メインシリーズ
前作今作次作
モンスターハンター4
(2013)
モンスターハンター4G
(2014)
モンスターハンタークロス
(2015)
ナンバリングタイトル
前作今作次作
モンスターハンター4
(2013)
モンスターハンター4G
(2014)
モンスターハンター:ワールド
(2018)*12
 

シリーズ/モンスターハンター4 - 拡張前作品
モンスター/セルレギオス - 本作のメインモンスター

MH4Gの新要素・ネタ

システム/極限状態
システム/極限強化
システム/裂傷状態
システム/重油拘束状態
システム/古文書
システム/エピソードクエスト
システム/ルームサービス変更
システム/狂竜ウイルス研究所
アイテム/抗竜石
アイテム/高密度滅龍炭
アイテム/万能湯けむり玉
フィールド/流砂
フィールド/巨龍砲
世界観/北辰納豆流 - 言及自体はMH3からされていたが、同名のスキルとしてゲーム内に登場したのはMH4Gが初。
クエスト/ティガレックス3頭討伐
クエスト/師匠からの試練
モンハン用語/生レギ


*1 投網マシーンの捕獲対象として登場。
*2 激昂したラージャンと怒り喰らうイビルジョーは別種としてカウント。
*3 基本的にメインモンスターと集会所の表ラスボスが追加される方式
*4 初代Gはそもそも完全新規モンスターが追加されていない。
*5 うち1体はアップデート追加
*6 これまでの最高はMH3の84点。なお移植を含めるとiOS版MHP2Gが86点で本作に並ぶ
*7 勿論このような状況は限定されたもので、普通のクエストでのオンラインの空気はそこまで悪くもない
*8 ブラキディオスなど、MH4から挙動面が改善されて戦いやすくなったものも居る
*9 近年のシリーズでは再び部屋の名前を自由入力できなくなっているが、これはワールドワイド化・多言語化に伴い翻訳が求められるために定型文へ戻したとされる
*10 旧作の「旧砂漠」で聴こえるSEとそっくりな鳴き声である。
*11 実際に、カプコンTVの実演にてガレオスの攻撃により水属性やられになるシーンがあった。
*12 今作以降ナンバリングを廃止