銃口の向く先は常世の果て。
始めと終わりを告げる使者の号砲。
(グルゴレットの叫喚)
嗤う嗤う、冥界の声。死して尚
錆びぬ銃身はやがて代償を求めん。
(グルゴレットの絶望/ディザ=グルゴレット)
概要
- MHWで登場した死套龍ヴァルハザクの素材で作られたライトボウガン。
強化前のハザクエリピアは銃器のような外見だが、
グルゴレットの叫喚に強化すると正統派のボウガン、つまり銃と弓を組み合わせたような見た目になる。
ただし、針のようなパーツがやたらと装着されているため、見た目が非常に刺々しい。納刀時に刺してしまいそうである。
このパーツは抜刀すると前部に展開するが、もちろん近接攻撃の威力が増すということはない。
そして、ハザク武器特有の赤い布のようなものが巻かれている。
性能
MHW
- スナイプシューターIからの派生でハザクエリピアが作成可能。
攻撃力247に会心率0%、Lv2スロット一つにブレ小となっている。
ボウガンのメインとなる対応弾種だが、速射・単発自動装填に対応している弾丸が一つもない。
物理弾は装填数が通常弾3/2/1、貫通弾4/0/2、散弾3/0/2で、LV1の弾はまだしも
LV3の弾の反動とリロードは特大、やや遅いと特段優れているということもない。
一方で、LV1の状態異常弾は反動中に毒と睡眠がリロード速い、
装填数も麻痺が3発、毒が6発で睡眠と減気は5発と扱いやすいものになっている。
そして滅龍弾が3発装填、反動中、リロード普通、
斬裂弾が2発装填、反動大、リロードやや遅いという特徴を持つ。
- ストーリークリア後、宝玉や冥灯龍の幽幕などを用いて最終強化、
グルゴレットの叫喚となる。性能は- トップクラスの攻撃力260(武器倍率200)
- 会心率0%
- Lv2スロット一つ
- ブレ小
- レア度8
- 対応弾種はハザクエリピアから変更なし
- この武器の主な運用方法は、滅龍弾か斬裂弾を主軸にした立ち回りになるだろう。
どちらの弾も装填数、反動、リロードにおいてこれより優れたものがないため、
取り回しについては他の武器と比べる必要はないが、
その2つの弾をこちらと同じ条件で使用できるものとしては次の2挺がある。- 1つ目がマッドネスグリーフ。取り回しがこちらより輪を掛けて悪く、
会心率-25%、ブレ大と非常に癖が強いが、攻撃力299にレア度7となっている。
また、1発ずつとはいえ徹甲榴弾が全レベルに対応している。 - 2つ目がエンプレスシェル・冥灯。攻撃力247に会心率10%、
Lv3スロットとLv1スロットを一つずつ、水冷弾と電撃弾の速射に加え、
武器自体に弾丸節約が付いているという破格の性能。
またこちらより取り回しが優れたものはないとは言ったものの、
斬裂弾に関しては反動大・リロードやや遅いのライトは装填数が1発のものも含めると結構な数があり、
回避装填パーツを付けてリロード周りの問題を解決するという手もある。 - 1つ目がマッドネスグリーフ。取り回しがこちらより輪を掛けて悪く、
- と、他の武器と比べてはみたが、前提としてまず
今作の滅龍弾は非常に独特な性質となっていること、
斬裂弾は十分な威力を持つがマルチでは味方も巻き込みかねないこと
は覚えておくべきである。
MHW:I
- MRでは通常のヴァルハザクは登場せず、代わりに特殊個体である死を纏うヴァルハザクの素材を使って強化を行う。
それに伴い、武器の見た目も白みがかったものに変化する。
まずグルゴレットの絶望は攻撃力が325に増加、Lv2スロットが二つになった一方で、
ブレが中に悪化している。
また、Lv1の貫通弾と睡眠弾が撃てなくなった代わりに
Lv2貫通弾の速射、Lv2睡眠弾の単発自動装填に対応するようになった。
前者は反動中・リロード遅いに装填数2発、後者はリロードやや遅いになっている。
- グルゴレットの絶望を経てクリア後に最終強化、ディザ=グルゴレットが作成可能になる。
この際、側面に付いていた針状のパーツの外側にさらに弦状のパーツが追加される。
性能については攻撃力が338、レア度が12となり、他はそのまま。
- Lv2貫通弾の速射に対応しているライトが数多くあるが、
悉くこちらと同じ反動中・リロード遅い・装填数2であるため取り回しについて差は出ない。
そうした中、この武器の差別点としてはLv2睡眠弾の単発自動装填とLv2スロット二つがある。- 睡眠弾を活かす場合、ナイトメアシードIIが強敵となる。
あちらは攻撃力312に会心率15%で、Lv2徹甲榴弾の単発自動装填にも対応している。
さらにレア度10でパーツ強化にも対応しているため、こちらの火力にも追従してくる。
- 睡眠弾を活かす場合、ナイトメアシードIIが強敵となる。
余談
- 名前の「グルゴレット(Gulgoleth)」は、ヘブライ語で「ゴルゴタ」の意味。
英語では「Golgotha」となる。イエス・キリストが十字架に掛けられた場所である。
「叫喚」は日本語で「大きな声でわめき叫ぶこと」を意味する。「阿鼻叫喚」という四字熟語で知る人も多いだろう。- 「ゴルゴタ」は本来「髑髏」という意味の単語である。
丘の形状が髑髏(頭蓋骨)の様であったため、古代アラム語で「gulgth'」と呼ばれ、
そこから「ゴルゴタ(Golgotha)」や「グルゴレット(Gulgoleth)」へ派生したとされている。
また、頭蓋骨を意味する「カルバリ(Calvary)」という英単語は、ゴルゴタを象徴するものとして、
現在においてもキリスト教関係で広く使われている。
- 「ゴルゴタ」は本来「髑髏」という意味の単語である。
- Ver.13.50からは武器の重ね着でこの武器の見た目にも変更できるようになった。
これによると、ディザ=グルゴレットで追加されたパーツはロングバレルの役割を果たしているらしい。
もっとも、本作ではオプションパーツの仕様変更により
重ね着でロングバレルを付けようとも性能は変化しないのだが。
なお、屍套龍派生型でもこのパーツは付けられる他、サイレンサーを付けると銃身側が布*1で覆われるようになる。