武器/エンプレスシェル

Last-modified: 2024-03-04 (月) 15:20:48

目次

概要

  • MHWorldで登場したナナ・テスカトリ素材のライトボウガン。
    炎妃龍素材のライトボウガンはMHFにて古くからナナ=ボステッソが存在していたが、
    メインシリーズでは初となる*1
    本作のナナ武器はかなり特殊であり、剣士武器は全て爆破属性武器だが、
    ボウガンに関しては派生3種で完全に別物の性能となっている。
  • しかし優秀な派生先を全て作ろうと思うと地獄の如き素材群が牙を剥く
    そもそも初期状態の時点で炎妃龍の宝玉を要求されるのは他武器種と変わらない上に、
    派生時にもやっぱり何らかの宝玉と調査団チケットが必要。
    コンプリートはかなり骨が折れる事だろう。

性能

  • ベースのエンプレスシェルを生産してから炎妃、滅尽、冥灯の3種の派生に分かれることになる。
    派生ごとの性能は以下の通り。
    名前攻撃力会心率ブレ速射スロット装備スキル
    エンプレスシェル・炎妃24720%LV1通常弾、LV2通常弾
    火炎弾、氷結弾
    Lv1×1根性
    エンプレスシェル・滅尽2600%LV1通常弾、LV2通常弾
    LV1散弾、減気弾
    Lv2×1加速再生
    エンプレスシェル・冥灯24710%水冷弾、電撃弾Lv3×1、Lv1×1弾丸節約

エンプレスシェル・炎妃

  • 強化ツリーからそのまま強化するのが炎妃派生。
    攻撃力は他の生産武器とそう変わらず、スロットも無いよりマシ程度。
    しかし火炎弾+氷結弾のダブル属性速射というシリーズ全体でも極めてレアな速射を持つのが特徴。
    また地味にLV2通常弾も速射できるため、この銃で相手をできるモンスターの範囲が異様に広い。
    装備スキルの根性も過去作ほど重要ではないにせよ頼りになる保険スキルであり、
    炎妃ひとつで発動できることを考えれば破格と言える。
    • 単属性で見ると、火炎弾に関してはレウスバスターとガイラブリッツ・蛮顎と比べると、
      カスタム強化分を考慮すると期待値はやや劣る。
      しかしエンプレスシェル・炎妃はLV2麻痺弾が撃てるというのは美味しい差別点であろう。
      ちなみに氷結弾に関してはホーネス=ダオラが低攻撃力なので割とスッパリ持ち換えてよいだろう。
      護石の強化にやたらと要求される鋼龍の宝玉に比べれば、素材的にも多少はマシ…かもしれない。
    • LV2通常弾速射という点で見ると、破滅の引金やガイラブリッツ・援撃がLV2睡眠弾まで打てる強力なライバル。
      一応、根性の有無や素の会心率、おまけの氷結弾などで差別化は可能。
      また、後者は期間限定のランダム入手であり、持っていない場合にはこちらも選択肢に上がる。
  • ベヒーモスの強化個体、極ベヒーモスの登場により本武器も見直されてきている。
    前脚への通常弾をメイン火力として使うことができ、前脚付近が危険な場合も、後脚には氷結弾がそれなりに通る。
    先述したLV2麻痺弾でタンクが敵視を取るサポートをすることも可能。
    また、ガンナーの低い物理防御に対しても根性の保険があるのはとても魅力的。
  • 歴戦王ゼノ・ジーヴァの登場により二種の属性速射という点も注目された。
    ゼノは通常状態では火と龍属性がよく通り、水雷氷が通りにくいが
    臨界状態では水雷氷の通りがよくなり、火と龍の通りが悪化する。そして歴戦王は頻繁に臨界状態になるため、
    火属性強化と氷属性強化を付けて状態に応じて撃ち分ける立ち回りが可能。
    二種の属性弾を使うため弾切れ対策になり、属性弾の立ち回りなら振動の影響を受けにくく、
    熱ダメージ対策ができれば根性も保険として活きてくるため、比較的安全に狩猟に臨める。
  • マスターランクの最終強化段階「魂焔の龍弩・炎妃」は火炎弾と氷結弾の速射に対応している関係上、
    ライトボウガンでアルバトリオンに挑むのに最適解な存在となっている。
    理由は単純で、炎活性状態で非常に有効な氷結弾と、氷活性状態で非常に有効な火炎弾が速射に対応しているからであり、
    仮にエスカトンジャッジメント前に角を折るのに失敗しても、
    どちらの形態でもアルバトリオンの力の抑制を狙いつつ優位に立ち回れるからである。
    また、アルバトリオンの攻撃力は高く、武器に付属している根性スキルが保険として機能しやすいのも嬉しい点。
    ライトボウガン一筋でやってきたハンター諸氏は、この銃を手にしてからアルバトリオンに挑み、
    素材を集めた後に属性弾の極みとも言える銃に乗り換えていくと良いだろう。

エンプレスシェル・滅尽

  • ベースにネルギガンテの素材を加えて強化したもの。
    ただ性能が本家ネルギガンテ武器の破滅の引金の方が強いのではという評判も少なくない不憫な子。
    攻撃力の期待値は全く同じだがブレが破滅の引金よりも1段大きい上に、
    特に破滅の引金で重要なサブウェポンであるLV2麻痺弾とLV2睡眠弾が使えないという点が大きい。
    一応スロットはLV2なので心眼や痛撃などの強力なスキルを発動しやすくなるし、
    装備スキルの加速再生もフルチャージの発動を後押しすると考えればいらないスキルではないのだが、
    なにせ素材が素材なので…。
    • 一応、代わりに得たLV2&LV3徹甲榴弾と減気弾速射によってスタンを取る能力は上昇している。
      マルチで使いづらい睡眠や近接武器でも取りやすい麻痺を切り捨ててもいいならば
      狙ってみる価値は一応無くも無いかもしれない。
      ただし減気弾速射は従来と違って弾自体の威力は全く無く、徹甲榴弾も取り回しが劣悪なのには注意。

エンプレスシェル・冥灯

  • ベースにゼノ・ジーヴァの素材を加えて強化したもの。無茶苦茶ヒレが目立つ。
    結論から言えばナナライトの中でも最も人気のある派生
    弱点である電撃弾の速射で部位を破壊し、最終エリアでは睡眠弾で睡眠爆破を行い角を壊してクリアできることから
    期間限定のマム・タロト出現時にはガンナーの相性の良さもあり集会所はこれを携えたハンターが多くを占めている。
    本作の弾丸節約は発動時に弾倉内の弾が消費されないため、
    総火力と瞬間火力の両方を上げる極めて強力なスキルなのだが、
    一方でその発動にはゼノラージシリーズを3部位も装備しなければならず、
    しかも弾丸節約以外はかなり死にスキル気味になる事も少なくない。
    これがエンプレスシェル・冥灯ならば武器ひとつで発動するというのだから破格も破格である。
    • 主力の弾は、LV2貫通弾、速射対応の電撃弾と水冷弾、滅龍弾、斬裂弾となる。
      LV2貫通弾は装填数4発と多く、火力と安定性が両立した貫通弾の運用ができる。
      • ジュラトドスに対しては水冷弾で泥を剥がして弱点の電撃弾を打ち込める。
    • 属性弾は、手持ち可能な素材と装填数が少ないので弾丸節約との相性は良い。
      武器そのものの火力は、生産武器で電撃弾速射に対応するライトニングブリッツ
      水冷弾速射担当のシュラムバレットと大きな差があるわけではないが、
      上述した通り武器にスキルが付加されているため、防具3部位分のスキル自由度と弾持ちの両立が可能になる。
    • 滅龍弾と斬裂弾は、ダメージ効率に関してはマッドネスグリーフには及ばない*2が、
      どちらも弾持ちの悪さに悩まされがちで弾丸節約との相性は抜群に良い。
      直後に実装された歴戦王キリンの攻略においても早速その快適性を示している。
  • また、補助としてLV1とLV2の睡眠弾が使用できるので睡眠爆破用に運用することも可能。

関連項目

武器/テスカト武器
モンスター/ナナ・テスカトリ
モンスター/ネルギガンテ
モンスター/ゼノ・ジーヴァ
システム/シリーズスキル - 武器自体にシリーズスキルが付与されている。


*1 ただ、ナナ=ボステッソ系統は特殊な出自の武器であり、かつ段階によっては模型(炎妃龍素材が不要)なので、純粋な炎妃龍素材のライトボウガンとしてはエンプレスシェルがシリーズ初となる。
*2 但し弾薬節約込みの場合、ほとんど変わらない程度のダメージ効率は期待できる