メインシリーズの性能の変遷
MH~MHP
- コンセプトムービーの段階で大剣と共に登場している。
開発初期からヘビィボウガンの構想はまとまっていたようだ。
- この頃はオプションパーツがライトボウガンと共通のサイレンサーとロングバレルであった。
が、それぞれヘイト減少か弾道安定の効果しかなかったので、正直見た目で選んでも問題ない。- イャンクック砲系列はのちにシールドとなるパーツが付いている。
これまたのちにパワーバレルとなるロングバレルと一緒に装着することができた。
- イャンクック砲系列はのちにシールドとなるパーツが付いている。
MH2~MHP2G
- オプションパーツがシールドとパワーバレルに変更された。
……それだけである。
ライトボウガンには速射が追加され、大きな変化がもたらされたが、
ヘビィボウガンはオプションパーツ以外の基本的な部分は初代からMHP2Gまでほぼそのままであり、
目立ったアクションと言えば武器出しリロードがMHP2Gから追加された程度。
属性弾の強化や自動装填、回避距離スキルなど、MHP2Gでは武器性能以外の環境変化によって強化されたが、
結局のところ武器自体の革新的な変化はMHP3を待たなければならなかった。
MH3
- MH3ではライトボウガンとひと括りにされ、
フレームやバレルの組み合わせによって変化するようになった。
各パーツの総重量が71以上のボウガンは、ヘビィボウガンとなる。
パーツ式なのでヘビィでも速射が可能になり、その破壊力は凄まじい。
その代わり、隙が増えて危険度も跳ね上がるため、モンスターの動きに気を配りたい。
MHP3
- MHP3では元通り別の武器種として、ライトボウガンと区別されるようになった。
表示攻撃力がライトとあまり変わらなくなったため困惑したハンターも多いかもしれないが、
実際は武器補正によってへビィのほうが攻撃能力が高くなる。
ただし属性弾には武器補正が乗らないため、属性弾を主体とする運用ではライトに分があったりする。
- 今作では更に新モーションしゃがみ撃ちが追加。
弾丸を種類にもよるが20~30発を一気に発射できるが、発動中は一切動けない。
前後の隙が非常に大きく、扱いは難しい事この上ないが、上手くしゃがめばトチ狂った火力を産む。
しゃがむタイミングは、罠や閃光ひるみを除くとモンスターによりけりだが、
熟練者になるとわずかな隙にもしゃがんで強引に怯ませて弾をさらに叩きこむ、
ダメージ蓄積までも考慮して空中に飛び立ったモンスターを叩き落とし攻撃時間を延長する
…といった芸当さえ可能にする。
ちなみに弾を撃ち切らずに解除した場合、残りの弾はリロード済みの状態となるため、
一種のリロード手段としても使える。詳しくは当該項目を参照。
MH3G
- MH3Gの新要素リミッター解除を行うと、
しゃがみ撃ちができなくなる代わりに攻撃力が上昇し、竜撃弾が装填可能になる。
もちろんカスタムパーツとの併用も可能なので、
パワーバレルと併用することで圧倒的な火力を持たせることができる。
また、シールドを装備していた場合は、ガード時の削りダメージを減少させる効果も持つ。
しかし、ただでさえ低い機動力が、更に低くなるという欠点も存在する。
MH4
- MH4では、ジャンプ中に銃で殴りそのままリロードを行う新モーションが追加された。
リロードさえ終了すれば着地の隙をキャンセルできるので隙も少ない。
これはライトボウガンとヘビィボウガンに共通する新モーションであるが、
元々の武器出しが非常に遅いヘビィボウガンでは特に恩恵が大きい。
…が、MH4(G)の開発チームはボウガンに恨みでもあるのか、とにかく快適さを損なう調整が目立つ。- なんと簡易照準の移動速度が話にならない程遅い。
オプションで速度を「速い」にしても到底使い物にならないレベルでしか動かせないため、
特に重要であるはずの高低差対応が非常にしづらい。
そのためスコープを使わざるを得ず、過去作で簡易照準を使ってきたガンナーは対応に苦慮するハメに。 - 散弾が集弾しない。
過去作ではキリンやジンオウガなど弱点に集弾するモンスターが存在し、
ソロ限定ながらも独自の戦法を確立していたが、MH4の散弾はとにかくバラけてしまうので威力が振るわない。
さらにMH4のフィールドは高低差が非常に多く、斜面に撃つと地面に吸われてしまう。
平地で撃つとある程度高い位置にも当たるのに、ちょっとした段差や斜面で判定が無くなってしまう。
そのため「狙いが大雑把でも当たる」という長所すら失われてしまい、全く使い物にならない状態である。- 一応、正確に言うのなら一番近い部位にある程度は集弾する。
イビルジョーのように頭がかなり突き出た相手を正面から撃てば、
弱点部位に多段ヒットさせることができる。
尤もイビルジョーは状態によって頭が弱点部位でなくなったりするが。
同じ獣竜骨格のブラキディオスでは、
頭に向けて撃っても弱点の顔では無く硬い角に当たってしまうため使いづらい…が、
コイツは尻尾も弾弱点なのでそちらを狙うのであれば相性は悪くない。
また、ジンオウガは弱点部位(頭、背中)の位置が高いので、
上手く散弾の攻撃範囲の下の方を頭に掠らせる形で撃てばそのあたりに多段ヒットする。
このように使いようによってはそれなりに威力を発揮してくれる、
インテリジェンスを求められる弾なのかもしれない。
しかしそこまでしたところで通常弾や貫通弾を差し置いて使う気になる程強いかと言うと…
- 一応、正確に言うのなら一番近い部位にある程度は集弾する。
- なんと簡易照準の移動速度が話にならない程遅い。
MH4G
- MH4Gでは簡易照準の速度が向上し、ある程度は使いやすくなった。
…かと思いきや、照準を出すと初期位置が地面を向くようになった。
照準を出した際の初期位置がカメラに追従するようになったのが理由なのだが、
これによってあからさまに照準合わせにかかる時間が増えてしまう。
もちろん咄嗟に簡易照準を出して撃とうとしても必ず地面を向いているため、
慌てて地面に撃ってしまうプレイヤーが続出した。
そのためスコープ・簡易照準の両方が使いづらいという意味不明な結果に。
改善するためにはカメラ設定を変えなければならず、そうすると当然視点操作の使い勝手が変わってしまう。
しかもそこまでやっても完全に改善されるとは言い難く、僅かに使いやすくなるという程度。
前作に続いて一度でも使ってみればわかるレベルの操作妨害が搭載されているため、
特に過去作をプレイしたことのあるガンナーからは非常に批判が多い。- 一応マイナス面だけでなく、リミッター解除したヘビィボウガンは竜撃弾のリロード状態を保持できるようになった。
これにより過去作品よりも遥かに使い勝手が増し、メインに据えるのは難しいものの実用的になっている。
- 一応マイナス面だけでなく、リミッター解除したヘビィボウガンは竜撃弾のリロード状態を保持できるようになった。
- 最終的にはほとんどの武器種で発掘武器の性能が生産武器を上回るMH4(G)だが、
ヘビィに関しては生産武器が非常に強力であるため、その差は比較的小さいと言える。