神の怒りを封じた白き銃槍。
その畏るべき刺突は対象を原初
の無へと解体する。
MHP3で初登場した、嵐龍アマツマガツチの素材で作られたガンランス。
目次
概要
- 三叉に分かれた金色の槍の中央に黒い砲身が配置される独特の構造をしている。
納刀時に折りたたまれない代わりに槍が中央に収束して砲身が隠れるため、ランスにも見える。
盾は黒い鱗で構成され、下部に日輪状の装飾がある。- 一部ではガンダムネタとして扱われることがある。
「機動戦士ガンダム00」の「ガデッサ」というモビルスーツが持つ
「GNメガランチャー」という武器にデザインが似ているのが由来。 - また、別の界隈ではゾイドネタとして扱われることもある。
「バーサークフューラー」というゾイドが装備する
「バスタークロー」という武装とデザインが似ているのが由来。
- 一部ではガンダムネタとして扱われることがある。
- 砲撃音が「ぱうん」みたいな非常に独特な音。
- ちなみにこの砲撃音はボルティックワークスに受け継がれている。
性能
MHP3
- 攻撃力はトップクラスの255(ブースト込み)。斬れ味は青、会心率は-20%だが、
この攻撃力のお陰で匠なしならMHP3のガンランス中トップ3の期待値をたたき出す火力特化武器である。
…匠なしなら。- 他のアマツ武器同様、斬れ味が素で青10しかないため、継戦能力が異常なまでに低い。
砲撃で斬れ味を消費しやすいガンランスなのでなおさらである。
しかし、匠を発動させた状態で比較すると、その期待値はなんとベスト10圏外にまで転落する。
一応わずかながら水属性があるので、水弱点を突けば多少なりともボーナスが付く。
いっそのこと素で青があるので、匠を切って業物と攻撃スキル山積みで挑むのもありと言えばありである。
そして肝心の砲撃レベルはというと放射3。
決して低くはないが、ラスボス武器の砲撃レベルとしては物足りない数字なのも事実。
- 他のアマツ武器同様、斬れ味が素で青10しかないため、継戦能力が異常なまでに低い。
- 総合的には非常に微妙な立ち位置のガンランスである。
使おうと思えば、決して弱くはない…のだが他のガンランスと比較した場合の頭一つ抜けた長所がなく、
ラスボス武器としてはこじんまりと収まりすぎた印象である。
MHX
神の慈悲を宿す、最終進化型の
凶銃槍【瑞雨】。その後光は、
衆愚を苦海から解き放つ。
(天嵐ノ銃槍【春茜】)
武器名 攻撃力 属性値 会心率 スロット 斬れ味(匠+2) 砲撃 他 レアリティ 凶銃槍【瑞雨】LV1 200 水:12 -20% ‐‐‐ 青10(青60) 放射型LV3 ‐ レア7 凶銃槍【瑞雨】LV2 220 水:14 -20% ‐‐‐ 青10(青60) 放射型LV3 ‐ レア7 天嵐ノ銃槍【春茜】LV3 240 水:16 -20% ‐‐‐ 青10(青50白10) 放射型LV3 ‐ レア7
- 久々に復活。新たな武器名として「天嵐ノ銃槍【春茜】」も与えられる。
アマツマガツチの条件もあり、今作の作成時期はHR解放後からとなる。
- 肝心の性能はMHP3からほとんど変わっておらず、
ひときわ劣悪な斬れ味に加え、低すぎる会心率と属性値という問題点が残る。
一応、匠+2を発動することで僅かながら白ゲージは出るようになったものの、
全武器種の中でもスキル自由度が厳しい部類であるMHXのガンランスではあまりにハードルが高い。
というかぶっちゃけ仙砲槍ユクモに限りなく近い性能であり、
下手すると斬れ味の良さの分で負ける可能性すら出てくるほど。実用可能な防具にも限りがある。
白ゲージが出現する武器の中では最高の倍率だが、実現させるには些か負担が大きすぎるか。
- いっそ非常に長い緑ゲージを活かした鈍器運用という手もあるが、これも一筋縄ではない。
詳細はコチラの項目を参照して頂くが、とにかくグロボブルトゼタの存在が大きく、
期待値こそ上回るとはいえ“拡散型LV4”という肉質に影響されにくい砲撃性能で負けているのが辛い。
差別化を計りたい属性値もお世辞にも高くないので、あまり印象は良くないのが実情である。
更には先程出てきたクーネもまた鈍器向きの性能だし、
アイゼンリッターの前で作成難度の話をするのも酷というもの。どうにも角が立たない。
- 総括すると、MHP3時代から変わらずラスボス武器らしからぬ地味なガンランスといったところ。
MHXX
- 初のアマツG級進出に伴い、ついにアマツ武器もG級武器に。
そのガンランスの究極強化銘は太虚ノ銃槍【滔天】。
- 性能はというと、攻撃力350・会心率-20・水20・スロ0・放射型LV5・斬れ味は素で白10、匠延長分はすべて白(50)。
攻撃力・会心率・属性値は上位最終強化から傾向そのままにG級相当までサイズアップされた感じ。
斬れ味は上位では匠で10とはいえ上位最高斬れ味の白が得られていたことを思うと、
紫が得られずじまいという残念な結果に。
代わりに砲撃LVが上位では平凡だったLv3から最高のLV5へと躍進している。
白ゲ止まりではあるものの、攻撃力が高めなおかげで攻撃力330の紫ゲ相当の攻撃力水準はある。
実際はマイナス会心が祟り、期待値は約314と可もなく不可もなくといった水準に。
- 同じ水属性&放射型のガンスは他に3つある。
どれも一長一短であり飛びぬけているものはないため、
武器名 攻撃力 属性値 会心率 スロット 斬れ味(匠2) 砲撃 太虚ノ銃槍【滔天】 350 水20 -20% --- 白10(白60) 放射LV5 砲銃槍ゲネルビガレス 290 水38 0% ○○- 白60(紫20) 放射LV5 アビズモフィッシャー 320 水40 0% ○-- 白40(紫20) 放射LV4 さばへなす荒神祓灯槍 310 水35 10% ○-- 白40(紫50) 放射LV4
物理と属性、突きと砲撃、それぞれどちらを重視するかで使い分けられる範疇である。
MHR:S
神の怒りを封じた銃槍の刺突は
対象を原初の無へと解体し、
鉄蟲に破滅の力を与えん。
- Ver.15.0のアマツマガツチ復活にあわせてこの武器も復活。
凶銃槍【瑞雨】の銘での一発生産のみで、強化先はない。
- 性能はと言うと……
- ガンランスとしてはかなり高い攻撃力350
- アマツ武器らしい会心率-25%
- 実用的な水属性45
- 斬れ味は素紫10、匠延長可
- スロットや防御力ボーナスはない
- 砲撃は
もはやお約束の放射型レベル7 - 百竜装飾品スロットはまさかのLv3
- アマツ武器共通の特殊効果として、鉄蟲糸技の威力が上がる
……なったのだが、今回注目されるべきはそこではない。
- 多くのガンサー達が注目したのは鉄蟲糸技を強化する効果。
これ自体は上位までにあった百竜強化と同じ内容なのだが、
今のガンランスにはRise時代に存在しなかった鉄蟲糸技がある。
そう、適用されるのである。強化倍率1.1倍が。フルバレットファイア、その砲撃の全てに。- 元々放射型ガンランスは砲撃レベル8が咆犬銃槍ガルロアのみで、
傀異強化による砲撃レベル強化が前提だったこともあり非常に人気の高い一振りとなった。 - 同じくVer.15.0で登場したスキル緩衝により味方もろともFBFをぶっ放しても一切の迷惑が掛からなくなったため、
マルチでもFBF特化運用が出来るようになったのも追い風である。
しかも今回のアップデートにおいて竜杭砲が少しだけ強化されており、
放射型の竜杭砲は特にその強化幅が大きいため、本武器で放つFBFのダメージをさらに上げてくれる。
砲撃スキルに加え闇討ちや冰気錬成といった砲撃威力の上がる希少なスキルも採用すれば、
3000越えのダメージを叩き出すことも夢ではない。
最大火力を出す条件を達成するのはやや厳しいが、ガンランスらしい非常にロマン溢れるものとなっている。
ここまでくると『その畏るべき"砲撃"は対象を原初の無へと解体する。』といった方が的確であり、
アマツマガツチもまさかこんな形で説明文詐欺になるとは夢にも思わなかっただろう。 - もちろん、テコ入れで使いやすくなった地裂斬やヘイルカッターの威力も底上げしてくれる。
あとリバースブラストのケツ盾タックルの威力も地味に上がる。
ガードエッジを使わない限りはほぼ全てのシチュエーションで火力増強に貢献してくれるので、
実際の性能は数値以上に高いと考えて概ね間違いない。
- 元々放射型ガンランスは砲撃レベル8が咆犬銃槍ガルロアのみで、
- 2023年6月7日放送のモンスターハンターライズ:サンブレイク スペシャルプログラム Finalにて
各武器種の人気武器が公開されたのだが、トルチ・ダ・ラヴァタを抜いてこの武器が使用率1位となった。
この武器が登場したVer.15が配信された4月20日からスペシャルプログラム Finalが放送された6月7日までの
わずか1か月半程度の間にトップまでのし上がる爆発的な人気を得たということになる。
余談
- 銘の【瑞雨】「ずいう」とは春の終わり頃に降る、農作物を育てる恵みの雨のこと。
アマツマガツチが雨を降らせているときは農業してる場合ではない。
最終強化時の【春茜】「はるあかね」も春の空模様を指す言葉。夕焼けの、茜色の美しい空のこと。
やはり素材元とは関連が薄いのではないだろうか?
究極強化時の【滔天】「とうてん」は、天に達するほどみなぎり、勢いの極めて盛んなこと。
これに関してはただそこに存在するだけで嵐を呼び起こし豪雨を降らす
天災そのものなアマツにふさわしい銘であろう。