MHP3のラスボスである嵐龍アマツマガツチの素材から作成される武器の総称。
目次
概要
- 嵐龍アマツマガツチの素材を使って作られた武器群。
白と赤、黒と金を中心に、落ち着いた和風のテイストを醸し出しており、
剣・鏡・勾玉の三種の神器や、扇に琵琶、さらには時計などを模した独特な外見が特徴。
アクションに応じたギミックを搭載している物も多い。
性能
MHP3
- 全武器に共通して作成にレア素材・天空の龍玉が必要。
嵐龍の角と併せて要求される武器では素材集めが大変かもしれない。
武器の銘は「凶○【△△】」。△△には雲や雨、そして嵐などに因んだ熟語が入るが、
並の知識では読めないものが殆どである。しれっと存在しない言葉もあったりする。- ちなみにMHFに登場するオルガロン武器も天候に関する単語が多いため、そちらと被るものが一部存在する。
- 高い攻撃力が目を引くが、ラスボス武器としての評価は残念ながら芳しくない。
嵐に住まい強力な水ブレスまで使う古龍の武器ということで、水属性武器として運用したくなるが、
水属性値が低い……というかほとんど無いに等しく、他の水属性武器にことごとく水をあけられる負けてしまう。
ルドロス武器にすら性能で劣るが、それでいいのか嵐の古龍。
アマツマガツチの防具である荒天・蒼天シリーズには水属性攻撃強化がついているが、
この計算は乗算なのでアマツ武器にはあまり意味がない。
特に双剣に関しては、なんと水属性攻撃強化+1では数字が変化しない。- そもそもMHP3の水属性弱点のモンスターは、大抵龍属性にも弱い。
よって猛威を振るうあの龍属性武器群で済んでしまうことが多い。
- そもそもMHP3の水属性弱点のモンスターは、大抵龍属性にも弱い。
- そういうわけで、ほとんどの場合は無属性武器としての運用になるが、
せっかくの高い攻撃力が匠を用いても青止まりの斬れ味とマイナス会心に潰される。
無属性武器は他に強豪がわんさかいることもあり、どう足掻いても一番にはなれない。
- また、近接武器の中でも狩猟笛とスラッシュアックスの評価は比較的高い。
狩猟笛は支援旋律をたくさん吹けるため、サポートに徹するなら非常に役に立つ。
スラッシュアックスは強撃ビンが搭載されており、物理火力で頭一つ飛びぬけている。
- 遠距離武器もやはり攻撃力が高めで、スロットが1つ空いている。
そしてボウガン2種いずれの評価も高い。
ライトボウガンは全属性弾速射対応、さらにW属性速射の存在により高火力を実現可能。
ヘビィボウガンはLV2散弾や麻痺弾をしゃがみ撃ちでき、何より癖が少ない。
どちらも万能型と呼ぶに相応しく、属性特化銃には劣る場面こそあれど、
相手を選ばずに活躍できるというアドバンテージから大連続狩猟などに打ってつけである。- 他方、弓は最初から解放された溜め4と溜め3の矢が異なる。つまり神弓の系統であり、
期待値そのものは決して低くないのだが扱いが難しすぎるという欠点を抱えている。
ボウガンが使いやすいだけに不憫である。
- 他方、弓は最初から解放された溜め4と溜め3の矢が異なる。つまり神弓の系統であり、
- 以上のように、武器種によって評価が大きく変わる武器群である。
また、最強武器にはなれないがハンターの工夫次第で十分実用レベルにできるため、
見た目を好んで狩場に担いでいく者も多い。
MHX
- MHXではアマツマガツチの復活に伴いこの武器群も登場。
MHP3以来の新武器であるチャージアックスが追加された。
どの武器でも、攻撃力が下がったこと以外に基本性能の変化は無い。
- 全武器に最終強化先が登場し、新たな銘「天嵐ノ○【△△】」を獲得。
〇には武器種の名前、△△には晴天に関する二字熟語が入る。
攻撃力が上がった以外に大幅な性能の変化は無い……と思いきや、
全ての近接武器が斬れ味レベル+2で僅かながら白ゲージを手にしており、
特に大剣やハンマーといった一撃を重視する武器はその評価を一転させた。
中でも今回初登場の燼滅刃装備とは最大のシナジーを発揮。
砥石使用高速化と剛刃研磨のおかげで白ゲージのまま立ちまわることも難しくはなくなった。
また、長い緑ゲージを生かすことができる鈍器スキルの登場もあって、
総合的な地位は過去作と比べて大分向上している。- ボウガンも、2種ともどもライバルが増えたが、引き続き汎用性は高い。
弓も相変わらず癖が強いものの、スタイルやスキルの環境の変化により使い方は増えている。
- ボウガンも、2種ともどもライバルが増えたが、引き続き汎用性は高い。
MHXX
- MHXXでは、アマツマガツチのG級進出により、限界突破を経て更なる強化が可能となった。
究極強化すると3つ目の銘が登場。どの武器名も「太虚ノ○【△△】」になる。
△△には「天」を含む二字熟語が入る。
また、前作で登場を逃した操虫棍が新登場し、14武器種コンプリートを果たした。
- 性能はというと、340~360と凄まじい攻撃力に大きなマイナス会心率、僅かな水属性という相変わらずな傾向。
近接武器は念願の素で白ゲージを得たが、匠スキルを使っても白ゲージが延長されるだけで、
紫ゲージは出ない。匠はアマツ武器には仕事しないらしい。
しかしMHXXでは紫ゲージの効果が弱体化したことで相対的に白ゲージが強化されており、
白ゲージで攻撃力320~340クラスの武器に匹敵する物理火力が出せる。
また、低い会心率を活かす裏会心とも相性がいい。
属性値があまりに低く、攻撃力320~340クラスでもっと使い勝手の良い武器が多数あるため、
MHXより苦しい立場となったが、実用域の性能は維持しているので、
お気に入りのアマツ武器を使ってみるのも一興であろう。
- 一方の遠距離武器はボウガン2種が装填数やスロット数などに強化を受けており引き続き優秀。
弓の方も攻撃力以外の強化は無かったが、ブレイヴスタイルの登場で若干扱いやすさが向上した。
それぞれに強力なライバルがいるが、差別化は可能であり十分使える性能となっている。
MHR:S
- MHR:Sのアマツマガツチ復活に伴い、全武器種が再び勢揃い。
「凶○【△△】」の銘の武器を一発生産でき、それ以上の強化は無い。
本作の環境に合わせ、また第5弾タイトルアップデートでの実装ということもあって、
どの武器でも性能が大幅に向上している。
- まず最大の変更点として「鉄蟲糸技強化」が搭載されており、
物理及び固定ダメージ部分に1.1倍の補正がかかる。
これは百竜強化に存在しながら百竜装飾品が無かった鉄蟲糸技強化と同じ効果である。
よって残念ながら属性ダメージや自身を強化する効果にはかからないので注意。
とはいえその影響は大きく、Ver.15では鉄蟲糸技の回転率を上げる環境が十分に整っているのもあって、
武器種によっては無属性武器、蓄積時強化を加味した状態異常武器をも超える火力を発揮しうる。- 特に注目されているのは高威力かつ立ち回りの主軸となる鉄蟲糸技をもつ
大剣、太刀、片手剣、ガンランス、チャージアックス辺り。
ガンランスに至ってはアマツガンステンプレなる新たなテンプレも生まれている。 - なお、武器の説明文の最後も「鉄蟲に破滅の力を与えん」と変化している。
ところで、アマツ武器が鉄蟲糸技を強化できる理由は特に明かされていない。
よくよく考えると地味に謎である。風の力で翔蟲を活性化でもさせているのだろうか。
- 特に注目されているのは高威力かつ立ち回りの主軸となる鉄蟲糸技をもつ
- 近接武器に共通の性能は以下の通り。
- トップクラスの攻撃力350~360
- 極短いながら素で紫ゲージ、匠で延長可
- 大幅に強化された水属性値
- やや悪化した会心率-25%(双剣のみ-20%)
- 通常スロットなし
- 百竜スロットLv3
ゲージそのものは短いが、剛刃研磨を始めとしてスキルで十分カバーできる。
何より、復活した荒天シリーズについている天衣無崩との相性は抜群。
効果が発動すると、Lv2までなら疾替えで斬れ味を回復でき、Lv3なら斬れ味を消費しなくなる。
短い紫ゲージを維持するのに役立つだろう。
水属性値も高く、過去作から一転してようやく水属性武器としてまともに運用できるようになった。
- 遠距離武器は通常スロットを奪われたが、ボウガンは引き続き優秀な性能を維持しており、
ライトボウガンは水冷/貫通水冷/電撃/貫通電撃の4種の属性弾の速射に対応。
ヘビィボウガンは最早約束されたデフォルトのリロード:やや早い/反動:やや小さいに
LV3通常弾が8発、LV2麻痺弾2発装填と相も変わらぬオールラウンダーっぷりである。
- そしてなかなか扱いにくかった弓だが……。
従来の神属性と揶揄されたチグハグな溜めレベルは何処へやら。
溜め3、溜め4ともに貫通Lv5を搭載し、しっかり強撃ビンにも対応と強力な水属性貫通弓へと仕上がっている。
これで属性値が高ければ一強だったのだが……
- 総じて、「クセが強く、頑張れば安定して使える」くらいの性能だったのが、
鉄蟲糸技強化と今作のスキル自由度の高さに押され、
「一線でも十分に使えるほどの高性能」になり、最強候補にも名を連ねるようになった。
過去作を知る人はその変化っぷりに驚いたことだろう。
MHF
- MHFでは遷悠種としてアマツマガツチが登場する2017年11月1日アップデートより、
独自武器種の穿龍棍を加えた13種が「遷悠武器」として登場。
最終強化ではMHXX同様「太虚ノ○【△△】」になり、△△には「天」を含む二字熟語が入る。
メインシリーズに近い性能傾向があり、G級武器Lv50を大きく上回る攻撃力、
非常に低い水属性値、昨今のMHFでは珍しい会心率-25%となっている。
斬れ味については他の遷悠武器同様優れたものになっている。
ボウガンについても同様だが、装填数などは別物で、属性弾は水冷弾しか使用できないが、
同作で重視されている貫通弾が全レベル使用できるなどの調整を受けている。- 余談だが、最終強化後は武器名だけでなく説明文も、
「狩人の魂が呼び起こした、○○(生産段階の武器名)の極致。」
という、MHXXの究極強化とほとんど同じものになる(末尾に≪遷悠武器≫が入る点は異なるが)。
- 余談だが、最終強化後は武器名だけでなく説明文も、
武器一覧
武器種 生産時 最終強化後 究極強化後 モチーフ 大剣 凶剣【叢雲】 天嵐ノ剣【一天陽光】 太虚ノ剣【渾天】 天叢雲剣 太刀 凶刀【催花雨】 天嵐ノ刀【雨過天晴】 太虚ノ刀【九天】 片手剣 凶宝【翠嵐】 天嵐ノ宝【碧霄】 太虚ノ宝【天壌】 八尺瓊勾玉 双剣 凶扇【黒風白雨】 天嵐ノ扇【天つ風】 太虚ノ扇【昊天】 扇 ハンマー 凶鏡【妖雲】 天嵐ノ鏡【旺陽】 太虚ノ鏡【動天】 八咫鏡 狩猟笛 凶琴【秋嵐】 天嵐ノ琴【晴雲秋月】 太虚ノ琴【玄天】 琵琶 ランス 凶矛【凌雲】 天嵐ノ矛【行雲流水】 太虚ノ矛【衝天】 七支刀 ガンランス 凶銃槍【瑞雨】 天嵐ノ銃槍【春茜】 太虚ノ銃槍【滔天】 スラッシュアックス 凶剣斧【白雨】 天嵐ノ剣斧【碧天】 太虚ノ剣斧【天維】 チャージアックス 凶華【朧雲】 天嵐ノ華【光風霽月】 太虚ノ華【普天】 天岩戸 操虫棍 凶輪【雲霓】 天嵐ノ輪【風雲月露】 太虚ノ輪【通天】 穿龍棍 凶棍【俄雨】 - 太虚ノ棍【蒼天】 三鱗紋 ライトボウガン 凶針【水禍】 天嵐ノ針【水天一色】 太虚ノ針【沖天】 針 ヘビィボウガン 凶刻【時雨】 天嵐ノ刻【刻露清秀】 太虚ノ刻【鈞天】 時計 弓 凶弓【小夜嵐】 天嵐ノ弓【光彩陸離】 太虚ノ弓【曙天】 アイルー 凶ネコ刀【鰯雲】 凶ネコ神刀【天照】 太虚ノネコ刀【天魚】 凶刀【催花雨】 ガルク 凶ガル宝剣【颶風】 - - -
穿龍棍の「三鱗紋」とは神社で見る正三角形が三つ合わさったトライフォースのような紋様のこと。
余談
- アマツマガツチはMHP3、MHX(X)及びMHR:Sで登場しており、両作品は武器の武器倍率が
そのまま表示されているため、メインシリーズにおけるアマツ武器は武器倍率表示のものしか存在しない。
例外としてMH4(G)に登場したオトモ武器のみ武器係数で割った値で表示されている。
MHFは武器係数があるため、アマツ武器も武器倍率に係数をかけた数値で表示されている。
- 水の古龍の武器なのに水属性値が死んでいることがネタにされがちだが、
考えてみればアマツマガツチは雨の中を飛ぶので、堅殻や飛膜の撥水性が優れている可能性はある。
しかし(作品によっては)オトモ武器には高い水属性がついている。何故だ……。
アマツの素材は端材にすると水属性を帯びるのだろうか?- MHR:Sでようやくこれが改善され、ハンターの武器も高い水属性値に。
更に鉄蟲糸技強化という個性も得た事でMR解放後に戦えるモンスターの武器として相応しい性能になった。
(尤も武器種によってはライバルが強力過ぎたり、鉄蟲糸技強化が死にスキルになってしまうものもあるが)- また、本作のアマツマガツチは雷属性も扱う…というより後半戦は雷属性主体である。
にもかかわらずエスピナ武器のように一部が雷属性になるパターンにはならなかったのは
XXまでのアマツ武器のイメージを覆すことによる混乱をさけたと言うことだろうか?
そして双属性双剣がまた割りを食うことになった。
- また、本作のアマツマガツチは雷属性も扱う…というより後半戦は雷属性主体である。
- MHR:Sでようやくこれが改善され、ハンターの武器も高い水属性値に。
関連項目
モンスター/アマツマガツチ
武器/ラスボス武器
武器/アカムト武器
武器/ウカムル武器 - 似通った性能のラスボス武器
モンハン用語/ギミック武器