MHFにて登場する武器カテゴリ。「せんゆうぶき」と読む。
同作の「特殊武器」の一つ。
概要
- MHF-G8アップデートの目玉要素の1つとして実装される武器群であり、
HR5 (旧HR100)から生産、強化が可能となっている。- 正確には、MHF-G7アップデート下の2015年6月24日より、
ハリセンネコのきんぴか小判Gの特典武器として一部の武器が解禁される。
具体的には、一定回数くじを引くごとに手に入るFP (フロンティアポイント)で生産券を引き替える。
- 正確には、MHF-G7アップデート下の2015年6月24日より、
- ハリセンネコのきんぴか小判Gを除くと、
作成・強化には「遷悠クエスト」という新たなクエストカテゴリ及び、
そのクエストのターゲットとなる「遷悠種」に分類されるモンスターが関わる。
遷悠種とはズバリ、他シリーズからMHFに導入されたモンスターのことであり、
現時点では、ジンオウガ(原種/亜種)、イビルジョー、ブラキディオス、ベリオロス、ウラガンキン、
ナルガクルガ、ゴア・マガラ、シャガルマガラ、アマツマガツチ、セルレギオスがこれに該当する。
- 前者については親方印武器のようにスキルを1つ自動的に発動できる特殊武器と同様の効果であると言える。
現時点では、烈種武器や天廊武器のように武器ごとに異なるスキルを設定できるわけでは無く、
発動スキルは早食いで統一されており、武器の説明欄にもスキル名は明記されていない。*1
早食いは武器種を問わず実用性の高いスキルであり、それが自動発動する恩恵は高いと言える。
後者については、3つのスロットに装飾品またはシジルを自由に組み合わせられるということである。
例えば2スロットをシジルによる「武器自体の直接強化」に使い、
1スロットに装飾品をはめてスキルを充実させる、などの使い方が可能。
- HR5の段階の性能は、下手な剛種・天嵐武器よりも強力なものとなっている。
その為遷悠種を攻略できることが前提だが、剛種武器に続くハンターの選択肢になりうるだろう。
現在実装の遷悠種は前提条件こそ異なるものの強力な剛種モンスターほどの圧倒的火力は有しておらず、
HR5段階の装備でも現実的に入手は可能となっている。
HRの時点ではこれ以上強化できないため、
天嵐防具+天嵐武器や覇種防具+天嵐(覇種)武器ほどの強力な火力は引き出せないが、
肝心のG級昇級ギルド要請クエストはこれらの防具の効果が機能しないため、
G級に上がる、という意味では心強い存在になるのは間違いない。
また、シジル自体は原型段階から対応しているためG級昇級直後にシジルを焼き付け、
G級武器が鍛えあがるまでの繋ぎ、とすることも可能である。*2
- GR100(2017/4/19アップデート前はGR500)で最初の強化が可能になる。
素材はHR5遷悠種素材+G級遷悠種素材となっており、この時点での性能は概ねG級武器Lv40クラス。
そしてもう一段階(他シリーズにおける「G級強化」に該当する銘が付く)強化でき、
最終性能は、概ね最近のG級武器Lv50と同等となっている。- 遷悠武器が従来武器に比べ突出した性能にはならないことはインタビュー等で予め明かされていた。
遷悠種は受注に厳しい条件があるため、これが突出することで多くのG級ハンターが遷悠武器の作成
(及びそれを満たすためのGR上げ)を強制させられるという事態を回避したものと見られる。
- なおフロンティアポイントの武器はGR1からG級強化が可能。
ただし性能は、GR5のG級系列武器という扱いになっており、
遷悠種モンスターの武器よりも性能が抑えられている。
そのため最新のG級武器Lv50や始種武器と比較すると微妙な部分も多い。
これは先行解禁武器が課金武器に該当するものであることが理由*3であると見られている。
- 遷悠武器が従来武器に比べ突出した性能にはならないことはインタビュー等で予め明かされていた。
- ボウガンは、HR5段階のものは加工レベル強化が可能で、G級のものはG級武器同様加工レベル強化はできない。
ただし実装当初はG級のものにも加工レベル表記が存在し、
空欄の項目を選択して強化できてしまうという不具合が存在していた。
現在は修正済み。
- ガンランスの砲撃レベルはG級武器同様シジルを焼き付けられるため、
シャガルマガラ武器以外は最終強化でもLv6までとなる。
一方でそのシャガルマガラ武器であるTHEフォートレスは、
防御力-500という甚大なデメリットの対価としてか砲撃Lv8になる。
- なお強化に際し、HC素材、G級HC素材、遷悠種以外のG級素材、
極限征伐戦の限界突破素材は使用しない。
また、原則的には当該モンスター以外の素材が一切必要ない。
そのため基本的には単一遷悠種モンスターの狩猟のみで最終段階に持っていくことができるようになっている。
- 遷悠種モンスターの武器は、最終的にはGR8の武器となる。
フロンティアポイントの武器は、HR5・GR1・GR5の3段階となっている
(ボウガンについてはHR5とGR5の2段階のみ)。- 当初は武器検索がGR8に対応していなかったが、G8.1で無事修正された。
- モンスター素材で作る物はG級武器Lv50クラスの性能を持つのだが、
実装されたての時点では募集指定から除外されていることが多かった。
これは天廊武器や始種武器の実装当初と同様に、実装されたてで忘れられがちという側面が強い。
またMHFのG級では長い間「レベルを指定した武器」以外は指定募集では不要という風潮が強く、
最近ようやくそこに「レベル」のない始種武器が一部でエントリーしたという状況である。
遷悠武器をそこに含めると指定文が肥大化する一方であるということもあり*4、
遷悠武器が明確に指定されるような募集は難しい、と言われていた。
だが遷悠武器(と始種武器)の普及に伴い、このような風潮は明確に変化していくことになった。
MHF-Z現在ではG級武器LV50とG級遷悠武器(赤アイコン)は同質のものと見られているため、
募集に乗る上での問題はクリアされている。
- なお、遷悠武器はアイコンカラーのみ、HR~G級通してレア度の設定が反映されており*5、
最終強化は全てレア12、つまり赤アイコンになっている。
一部の遠距離武器は不具合でレア11アイコンとなっていたが、G9で修正された。
- 強力なG級武器が数多く登場し、武器スロットを自由に使用できる始種武器がG9.1でテコ入れされ、
早食いスキルの重要度も低下傾向にある現在ではあるが、
遷悠武器は「防具に縛られず武器スロットを使用でき、スロットが余ってもそこにシジルを焼ける」
という強いアイデンティティを有している。
これは実装当初はあまり鑑みられなかった部分だが、昨今の有効スキルの激増とスキルの変革に伴い、
更に上を目指したいハンターの間で「12スキルを発動させつつ武器スロットを使いたい」
という状況がみられるようになった。
始種武器はスキル枠増加効果を有さない始種防具を最低1部位組み込まないといけないため、
基本原則としては11スキル構成が強いられる事になる。
遷悠武器は防具の縛りがないため、12スキル構成のまま武器スロットを使用しても問題は生じない。
おまけにスロットが余れば、そこにシジルを焼いて性能を強化することも可能である。
当初のコンセプトである高い汎用性がようやく活きてくるようになったと言えるか。- また、早食いスキルについては最前線ハンターにとって全く無意味なスキルとなったわけではなく、
「あれば非常に便利だが枠が足りずに発動できない」という状況であるため、
それを自動発動できる遷悠武器はその点でも高い利点を有するようになったと言えるだろう。
- また、早食いスキルについては最前線ハンターにとって全く無意味なスキルとなったわけではなく、
- MHF-Zアップデートでは辿異武器という新たな武器カテゴリが登場し、
こちらは遷悠武器同様シジルと装飾品を両方扱える。
そして遷悠武器のG級強化が可能になるちょっと前のGR400で最初の強化ができるようになり、
GR600で更なる強化が可能となる。
G10.1までの遷悠武器は性能がG級武器Lv50とほぼ同じであり、GR400で強化した辿異武器には若干、
GR600強化の辿異武器にはかなり差がついてしまう。
このように同じようなランク帯の武器が登場した事を受けたか、
2017年4月19日のアップデートよりG級遷悠クエストの解放タイミングがGR100以上に早められた。
これによって遷悠武器は辿異武器よりも前に装飾品・シジルスロット両方を有する武器群となったため、
G級武器からのステップアップとして、及び辿異武器のような柔軟な構成の足がかりとして、
明快な地位を築くことになったと言えるだろう。
- また、このアップデートで登場したシャガルマガラの武器は、
他の遷悠武器に比べ属性値や攻撃力を落とさず高い会心率になっている代わりに、
防御力マイナスのステータスが付与されており、
2017年11月アップデートのアマツマガツチの武器は、メインシリーズのように属性値が低く、
マイナス会心もある代わりに攻撃力がG級武器Lv50を大幅に上回るなど、
非常にクセの強い武器が登場するようになってきている。
ラインナップ
- 上述したように遷悠武器は他シリーズからMHFへ導入されたモンスターの武器が対象となっているが、
ハリセンネコのきんぴか小判Gの武器もまた、他シリーズからの導入品である。- 具体的には、アイリューシカや、シャークキングと思わしき武器、
チャチャとカヤンバをモチーフにしたと思われる双剣、ブナハブラの狩猟笛、
吹き矢のプロが上半身を覗かせているライトボウガンが名を連ねている。
また、G8で追加されたものの中にはMHP2G出身の砲モロコシもある。
- いずれもネタ武器のようなものだが、ファンサービス的な側面もあるのだろう。
- 具体的には、アイリューシカや、シャークキングと思わしき武器、
- 基本的なデザインは全て導入された作品のものを踏襲しているが、当然性能は大きく異なる。
つまり本家では産廃だったあの武器やこの武器もMHFでは…
なおブラキディオスの武器など、一部導入されていないギミックがある。
- 武器の名称は、基本的に各シリーズで登場したものに準拠している模様。
なお、最終的に(MHFで存在しない)亜種の素材と混合した状態になるベリオロスの武器については、
一部の武器名が亜種素材混合の名称になっている。
また、そのような事情が無いにもかかわらず、
最終強化あるいは生産段階の武器名がMHF独自のものとなる場合がある。- MHFオリジナルの武器種である穿龍棍は当然新規デザインで名称も新たに与えられており、
実装された遷悠モンスター武器には、全て穿龍棍が存在している。
家庭用シリーズからの登場により、そちらからのプレイヤーを呼び込む事が遷悠種の狙いの一つであり、
そこにMHFオリジナル要素である穿龍棍を組み合わせ、MHFの魅力の1つに触れてもらう意図があるとみられる。
ただ一方で、実装時期の関係上、同じくMHFオリジナル武器種であるマグネットスパイクに関しては、
遷悠武器に分類されるものが一切存在しない。
- スラッシュアックスFについては、遷悠種モンスターの武器は遷悠武器となっているが、
フィンスラッシュなど、MHFに元から存在するモンスターのスラッシュアックスについては、
通常のG級武器として導入されている。
2018年9月時点の遷悠種には全てスラッシュアックスがあるため、スラッシュアックスFも全種類存在している。
- MHFオリジナルの武器種である穿龍棍は当然新規デザインで名称も新たに与えられており、
一覧
- 武器名については、原則として生産時点の名称を記している。
- ジンオウガの武器
- 王牙棍【雷公】(原種穿龍棍)
- 獄棍リュウカイ(亜種穿龍棍)
- イビルジョーの武器
- ロブホープ(穿龍棍)
- ブラキディオスの武器
- 爆砕の滅棍(穿龍棍)
- ベリオロスの武器
- フロシュステラ(穿龍棍)
- ウラガンキンの武器
- 金棍オデス(穿龍棍)
- ナルガクルガの武器
- ヒドゥントンファー(穿龍棍)
- ゴア・マガラ、シャガルマガラの武器
- フライofミザリー(ゴア・マガラの穿龍棍)
- THEトゥインクル(シャガルマガラの穿龍棍)
- アマツマガツチの武器
- 凶棍【俄雨】(穿龍棍)
- セルレギオスの武器
- 叛棍アルグラン(穿龍棍)
- ジンオウガの武器