MH3で登場したハンマーの1つ。
シーブライト武器に属する。
目次
概要
- シーブライト鉱石などの鉱石素材から作られる武器。
一部地域では太古の塊から発見される事例もある。
- 鉱石素材に覆われた竜の頭骨といったデザインで、
他のシーブライト武器以上にモンスターらしい外観を持つ武器である。
武器の解説文には以下のように書かれている。古代の天変地異により大地に封じられた竜の眠れる大鎚。
竜の命は今なお鼓動する。
性能
MH3
ガイアスプ
├→ガイアルク攻→グレートガイアルク剛
├→ガイアルク援┬→グレートガイアルク天
└→ガイアルク輝┘
- 攻撃力に優れた攻→剛、会心率に優れた援or輝→天という派生形式を取る。
鉱石素材がメインなので全体的に作成しやすいが、
グレートガイアルク天への強化の際にいにしえの龍骨を使うのが少しネックか。
ただ、攻撃力の高い剛の方が天と比べて敵に与えるダメージの期待値が高く、
それ故天を作る機会はあまりないだろうからそこまで問題にはならないかもしれない。
- 剛は攻撃力988、天は攻撃力936で会心率15%といずれも高火力。
スロットはどちらも3つあり、汎用性も高い。
しかし匠を発動させても白までしか伸びず、白ゲージの長さ自体も短いのが残念なところ。
3では気絶値の蓄積が斬れ味ゲージの影響を受ける(=斬れ味が良いほど気絶値を蓄積させやすい)
というシステムで、ハンマー界は匠で紫ゲージを得るアルメタ・カオスラ2つのほぼ独壇場であり、
これをはじめとする他のハンマーが付け入る隙はどこにもなかった。
- 覚醒させると雷属性を得るという非常に珍しい武器である。
覚醒で雷属性を得る近接武器は、このガイアスプ以外では
片手剣のチュクチュク系統のみであり、非常に珍しいと言える。
ただ、ガイアスプ系はチュクチュクとは異なり、
強化の過程で雷属性攻撃を使うモンスターの素材は一切使用しない。
一体どこからこれほどまでの電力を得ているのだろうか?
MHP3
ガイアスプ → ガイアルク → グレートガイアルク
- 攻、剛、援、天といったシステムが廃止されたことで、強化ツリーが一本化された。
ただ、覚醒が廃止されてしまったため、このハンマーもただの凡庸な無属性ハンマーとなってしまった。
スロット3を残されており、スロ3のライバルが白ゲージが出ないアイアンインパクトか、
物理・属性値がお察しのカボチャ王しかいなかったのが不幸中の幸いといえる。
スロ2でいいとなるとアルメタや夜行槌【常闇】辺りに存在意義をホームランされてしまうのは内緒。
MH3G
ガイアスプ → ガイアルク → グレートガイアルク → ノルド=ガイアルク → ガイア=オリジオン
- G級解禁に伴い、新たな強化先が追加された。
最終強化のガイア=オリジオンは無属性で攻撃力は1300。
ボルボダンガーやグロンド・ギガには及ばないものの、ハンマーの中ではかなり高めの数値を持つ。
スロットが変わらず3つあるのも嬉しい。
- しかし、攻撃力やスロット以上に目を惹くのがその白ゲージのとてつもない長さ。
素で100というとんでもない長さになっており、斬れ味レベル+1でさらに延長されて150となる。
これは全ゲージの1/3というラギア希少種武器もビックリのとんでもない長さであり、
これに匹敵するゲージ長を持つ近接武器は、MH3Gでは(ラギア希少種武器を除くと)
他に邪槍ルーンネブラ、ポルトマルク、大海賊Jエッジ、苦毒大剣アメジストくらいしか存在しない。
- MH3の時と同様、覚醒させることで雷属性300を得る。
匠により長大白ゲージを持つ無属性ハンマーとして使うのも悪くはないが、
上記のように元々かなり長い白ゲージを持っているので、匠を外して雷属性を覚醒させる
という使い方が主流となるだろう。
- 雷属性ハンマーもそれなりにライバルが多い。他の雷属性ハンマーと性能を比較してみると…
総合性能ではラギア素材から作られる2つのハンマーに負けてしまっており、
武器名 攻撃力 雷属性値
(覚醒時)会心率 スロット 斬れ味
(匠発動時)作成難易度 鬼ノ貌 1456 (180) -70% 1 長大緑 難 電光槌ライペッカ 1092 380 15% 2 白20
(白70)易 雷撃鎚ラギオボルガ 1300 320 10% 2 白50
(紫20)やや難 冥鎚エングレイニル 1300 460 0% 1 白20
(紫20)難 ガイア=オリジオン 1300 (300) 0% 3 白100
(白150)やや易
製作難易度の低さで見てもクルペッコ亜種のハンマーである電光槌ライペッカがライバルとなる。
とはいえ、ラギア素材のハンマーは部位破壊の難しい剛角や蒼天鱗などのレア素材のオンパレードであり、
希少種のハンマーに至っては蒼天鱗以上に入手難易度の高い「冥海竜の雷魂」も使うなど、製作難易度が相当に高い。
ライペッカは作りやすさと会心率では他の武器に勝るものの、攻撃力がG級武器としてはやや心許ない。
- 一方のガイア=オリジオンは製作にそこまで入手難易度の高い素材を要求されない。
強いて挙げるとすれば、強化の過程で大量に要求されるいにしえの龍骨とピュアクリスタル、
そして竜玉×2と大竜玉×4であろうか。
このうち、いにしえの龍骨とピュアクリスタルは凍土の秘境や獣竜種の巣で採取しやすいので、
ネコの秘境探索術を発動させつつ、ボルボロス亜種等のクエストをマラソンすればすぐに集まる。
竜玉と大竜玉だけは収集が若干面倒だが、比較的集めやすいガノトトスの複数狩猟クエストが
上位、G級共に用意されているため、まだ何とかなる方だろう。
ボルボロス亜種からも入手可能なので、龍骨集めと同時進行させることも可能である。
製作難易度の面以外でも、攻撃力自体はラギアハンマーに決して引けを取らない優秀な数値だし、
長大白ゲージを持つことによる長時間の火力維持や、スロット3による拡張性の高さ等は
ガイア=オリジオンならではの強みである。
MH4
ガイアスプ →グレートガイアルク
- MH4でも目出度く登場。
…と喜んだのもつかの間、なんと強化形が軒並みリストラという悲劇が発生してしまった。
前作G級のものどころか繋ぎだったはずのガイアルクすらも抹消され、
生産段階のガイアスプからいきなりグレートガイアルクへと転身する。
- というわけで、強化回数はシリーズ中最短。
強化に使用する素材もいにしえの龍骨、ノヴァクリスタル、竜玉と比較的良心的である。
素材集めが楽になったため、我々ハンターにとっては朗報である。
- 気になるグレートガイアルクの性能だが、
- 同ランク帯では低めの攻撃力676
- 覚醒で生産武器第2位の水属性450
- 斬れ味レベル+1で白ゲージ
- 安定のスロット3
スロット3で取り回しは良く、覚醒を付けても十分柔軟なスキル構成が可能であろう。
ただ覚醒で出る属性が水属性に変更されているため、MH3(G)とは少々勝手に違いが生じている。
- 同ランク帯でライバルとなるのは、セルタスの素材から誕生するフルスロットルメイスか。
彼方はグレートガイアルクを鼻で笑う攻撃力780、鼻で笑われる青ゲージ(匠込み)、
加えて素で水属性200、防御力+10、スロット2を併せ持つ。
両者とも匠を外すと斬れ味が一段階落ちるため、結局は覚醒の有無とゲージ色が問題になってくるが、
防御アップやスロット数など諸々を考慮すると相手次第と言ったところ。- ただし最終的には、攻撃力780、会心率15%、水属性520、
ついでに防御ボーナス付きの豪鎚【櫛名田】に取って代えられることになる。
一応、斬れ味白の長さやスロットでは勝っているが、物理期待値・属性値ともに白ガイアルク<青豪鎚であり、
また覚醒不要で3スロ分以上のスキル自由度があるため、結局はこれらも差別化点とはなり得ないのである。
- ただし最終的には、攻撃力780、会心率15%、水属性520、
MH4G
- G級の解禁により、ノルド=ガイアルク、ガイア=オリジオンが復活。
3Gと変わらず攻撃力1300、スロ3に長い白ゲージである。
覚醒では水属性600が出現する。
- 今作ではG★1から氷海に行くことができ、さらにモンスター素材がほとんど必要ないためつなぎには最適である。
物理火力もG★1ではトップであり、さらにMH4系列では水属性弱点のモンスターが多いため活躍の機会は多い。
- が、やはりというか今作でもダレンハンマーの壁は厚く、
攻撃力、会心率、属性値、防御力ボーナス、斬れ味で負けているという体たらく。
勝っているのはスロットだけしかない。
ならばスロ3を生かして炭鉱夫のサブタゲマラソンに…と思いきや、
今度は同じスロ3に素で長い白ゲージ、同じ攻撃力1300に会心率40%の黒狼賊のダダンスイが立ちはだかる。
ということで、今作も攻略用の繋ぎという立ち位置は変わらない。
MHX(X)
- 今作では覚醒がオミットされたため素で属性付きとなった。
またしても属性が変わり、今度は純氷属性ハンマーとなっている。
- 最終強化でグレートガイアルクとなる。
性能は攻撃力190、会心率15%、氷属性18、そこそこの青に匠で白20、そしてスロット3。
悪くはないが攻撃力と属性値が低めで他の氷属性ハンマーに劣りがち。
- MHXXでは古龍の浄濃血や大竜玉などを要求されるものの、比較的容易に究極強化できる。
究極強化のノルド=ガイアルクの性能は- やや低い攻撃力300、それを補う会心率25%
- 高くはないがそこそこの氷属性25
- 素で白40。匠で紫は出ない
- いつも通りの嬉しいスロット3
様々な要因が重なったことにより独自の地位を確立している。
というのも、- 紫ゲージの弱体化。
これにより素で白だが匠で紫の出ないこの武器でも、素白を活かした匠無し運用が現実的。
ただし匠を発動させることによって火力でこちらを上回る氷属性ハンマーが多いことは留意しておこう。 - 氷属性ハンマー唯一のスロット3。
上述の匠無し運用と相俟って、非常にスキル自由度が高い。
大きな個性の一つであり、多くのライバルとの差別点になる。 - 氷属性ハンマーで数少ないプラス会心。しかも25%と高め。
氷属性で素でプラス会心をもつのは、このノルド=ガイアルクと僅か5%の打堕ン王の渾身撃のみ。
拡張性の高さを活かしスキルで会心率を盛り、
今作人気の超会心をつければライバルにも引けを取らないだろう。
因みに、会心率25%とは白→紫の威力上昇値と同等のため、すでに紫が出ているようなものと考えていい。
- なお、優秀な斬れ味と会心率を持つベリオロスの武器群には何故かハンマーが存在せず、
プラス会心を持っていることの多いクシャナ武器群の中で
何故かハンマーのヒュペル=ダオラは会心率を持たない。
ここまでくると神の力が干渉しているのではないかと思えてくるほどの奇跡っぷりである。- ちなみにそのヒュペル=ダオラは、攻撃力300・氷属性33・スロ2・素白匠2で紫であり、属性値以外勝っている*1。
というか、他の数多くの氷属性ハンマーもヒュペルを凌駕している
- ちなみにそのヒュペル=ダオラは、攻撃力300・氷属性33・スロ2・素白匠2で紫であり、属性値以外勝っている*1。
- 会心関係のスキルの充実や斬れ味等の環境の変化、
この武器の個性の多くが他の氷属性ハンマーにはないものであるなど、
この武器にとって追い風となる要因が奇跡的に重なり、結果として非常に美味しい立場にいる。- むしろこの武器のライバルは、同じく会心率25%匠要らずスロ3に加えて、
こちらよりも物理性能と汎用性が高い黒狼大胆錘【玄】や龍識究打セレステイルあたりとも言える。
こちらはしっかり氷属性弱点の相手に担いでいけば力を発揮してくれるだろう。
- むしろこの武器のライバルは、同じく会心率25%匠要らずスロ3に加えて、
余談
- ガイアスプ系は竜の頭を模して作られているとされるが、どの竜をモデルとしたのかは定かではない。
どのモンスターの頭部にも類似しない形状、古代の天変地異で封じられた竜という設定を見るに、
現存するモンスターではなく、既に絶滅してしまった種なのかもしれない。- 一部ではウカムルバスに似ているという意見もある
が、十中八九しゃくれた鄂部からの連想だろう。
このハンマーはウカムルバスと比べると意外と刺々しい上にシャープであり、
また彩色も大きく異なるなど、顎の大まかな形以外は複数の違いがあることがわかる。
- MHR:Sのラスボスは名前に「ガイア」とつくが、
特に当武器と関連性がある訳ではないし、そもそも当武器が登場していないし、「竜」でもない。
また、頭部の形状もウカムルバスと違ってそこまで似ていない。
- 一部ではウカムルバスに似ているという意見もある
- 伝説ポケモンのキュレムの頭部との類似が指摘されることも多い。
よく見るとしゃくれたような顎だけでなく後方に伸びた角、特徴的な黄色い装飾の位置、
全体的なシルエットはおろか色合いまでもそっくりであり、更に属性も氷で共通している。- とはいえ登場したのはキュレムよりもガイアスプの方が先なので、たまたま似てしまったと解釈するのが妥当である。
ただし、氷属性になったのはキュレムの登場よりだいぶ後のMHXからとなっている。
- とはいえ登場したのはキュレムよりもガイアスプの方が先なので、たまたま似てしまったと解釈するのが妥当である。
- なぜか覚醒での発現属性がコロコロ変わる武器でもある。
上記のように3系列では雷属性、4系列では水属性、そしてMHXではデフォで氷属性を宿している。
もともと特定の属性のイメージが付きづらい鉱石武器ということもあってか、
発現属性の変更されたシーブライト武器は多いのだが(というか安定してるのはこいつらぐらい)、
流石に3度も変更されたのは当武器だけである。- 解説文には「古代の天変地異により大地に封じられた竜の眠れる大鎚」とあるが、
ここまで作品ごとに属性が変わるところを見ると、
モチーフとなった竜は実は複数属性を扱える資質を持っていたのではないかとすら思わせる。
- 解説文には「古代の天変地異により大地に封じられた竜の眠れる大鎚」とあるが、
- 最終強化系のガイア=オリジオンは、よく「ガイア=オリジン」と誤って覚えられてしまっていることがあるが、
正しくは「ガイア=オリジオン」である。
関連項目
アイテム/シーブライト鉱石
武器/シーブライト武器
武器/タイラントアックス - 最終強化で同じく「ガイア」の名前を冠するスラッシュアックス。