MHPから登場する防具の一つ。
シリーズ共通で頭(キャップ)、胴(ベスト)、腰(エプロン)しか無いのも特徴である。
概要
- MHP時代の説明文によれば、一流のシェフを目指す者が身に着けるキッチンの正装であり、
・頭(キャップ):「料理は真心」
・胴(ベスト):「料理は度胸」
・腰(エプロン):「料理は愛情」
と刺繍がある。
MH2
- こんがり魚やドスキレアジ、オニマツタケやガブリブロースといった食材を使って生産、強化していく。
そのためただモンスターを狩っていれば手に入るというわけでもなく、違った意味で作るのが面倒。
発動するスキルは「焼き師匠」。ちなみにこのスキルはMHP2以後のシリーズには登場せず、
一ランク下のスキルである肉焼き名人だけが存在する。
MHP2、MHP2G
- 食材アイテムがオミットされたので、ブヨブヨした皮やアイルー食券を使用して生産する。
全体的な見た目が白っぽいのはフルフルの皮の影響らしい。
ビストロUまで登場し、XやZは存在しない。
- 発動するスキルはまんぷく、早食い、肉焼き名人。
Uでは早食いと肉焼き名人しかないがスロットが5個開いている。
ビストロUキャップは食事のSPが+5なので、レックスSを作るまでの繋ぎに使った人もいるのではないか。
MHX
- MH3以降出番がなくお蔵入りされたかと思いきや、他の面々と同様に久々の復活。
相変わらず三か所しかなく、基本的にコレクター装備である。火・水・氷がプラス、雷・龍は0と耐性は優秀なのだが…。
下位のビストロシリーズ。生産にはビストロチケットにブヨブヨした皮。
そして何処に使っているのか、上から順に焼き魚とホットな焼肉と冷えた焼肉が、10個も要求される。
スキル環境が厳しくなったMHXでは3ヵ所だけではスキルを発動できず、食事が+6、回復量-3が控えているだけ。
各々1スロずつ空いているが、詰めても発動まで持って行けない。
厳密には頭のみガンナー、他は剣士にして食事の装飾品を詰めれば早食い+1には出来る。…だから何だという話だが。
- 上位のビストロSシリーズ。
肉食が+6追加されたが、肝心(?)の食事は+6(ガンナーは+7)止まりと相変わらず発動しない。
回復量-3も相変わらずである。
ビストロチケット以外の生産素材は様変わりし、白兎獣の剛毛と水生獣の上皮。
そして元気ドリンコ、特産キノコキムチ、氷結晶イチゴ…と、
引き続き何所に使うのか分らないアイテムが複数要求される(キムチとイチゴは5個で減ってはいるが)。
一応、「お肉大好き」or「早食い+1」のどちらかは発動できる様にはなった。
まぁ限りなくEXレックスの下位互換なので、どの道見た目以外で生産する理由は無い。
MHXX
- 誰に望まれたのか「ビストロXシリーズ」が実装。勿論安定の三か所のみ。
デザインは共通なので見た目合成するならば上位ので済む。本当に誰に望まれたんだ?
防御は98/58とレア度8の中でも低水準。スロットは一つも増えていない体たらく。
スキルはようやく自力で「お肉大好き」と「早食い+1」が発動する。そして不変の回復量-3。
これが「早食い+2」だったら評価点だったのだが…。とりあえず生肉を素早く食えるようになった。ビストロとは。
- 生産素材はまたしても変更。ビストロチケットGはお約束として、
下位を思い出したのかフルフルの艶皮と食べちゃいけない霜降り。
ドドブランゴの豪剛毛に臭いの気になるババコンガの豪剛毛。
そして上位と同じ元気ドリンコ、特産キノコキムチ、氷結晶イチゴを今度は8つも必要になる。
元気ドリンコは交易窓口で好きなだけ交換できるのでどうという事は無いが、問題は残り二つである。- ご存じの通り特産キノコと熱帯イチゴは精算アイテムなので現地調合が必須になるが、
特産キノコキムチと氷結晶イチゴを一度に持てる数は5つ。
つまり採取できるかどうかも運次第なアイテムと調合素材を8つ以上集めた上で、
ニャン次郎に協力を仰がなければ1クエで集める事が出来ないのである。
勿論「トウガラシや氷結晶も砂漠や沼地で現地調達すればいいや」と横着すればさらに面倒なことになる。
調合成功率90%なので次善の策を打っておかないと不燃ゴミになるのでそこも注意。
絶妙に集め辛いという製作難易度の新境地を開拓している。
まぁ作るモノ好きがいればの話だが。 - ご存じの通り特産キノコと熱帯イチゴは精算アイテムなので現地調合が必須になるが、
MHF
- Lv7からビストロUに、ビストロUをLv7まで強化するとビストロRに強化できる。
UまではMH2と同じく食材で強化するが、Rからは草食種や飛竜種の汎用素材を使う。
古龍の血や神龍苔など地味に手に入れにくい素材も使うのも特徴か。
とはいえRにした時点でスロットは開いているので、以降の強化はしていない人も多かった。
現在では鎧玉による強化に変更されたので素直に強化したほうが良い。
- 無印、UまでのスキルはMH2のものに運気や投擲、運搬などのSPを足したもの。
ただしRまで強化すると一変、受け身や剥ぎ取りなどのSPが多く付き、回復速度-1のスキルが付く。
実装当初から現在に至るまで、代表的な剥ぎ取り装備として知られる。
SP防具と組み合わせれば、万能の採集装備にもなれば最低限の戦闘もこなせる装備にもなる。
- MHF-Zに至っても、現在入手不可能な課金防具を除けば実質唯一の剥ぎ取り装備である。
頭以外に関しては、剥ぎ取りのSPが1少ない代わりにスロットが1多いシカリ・魁シリーズでも良いが、
見た目を統一させる意味でもビストロRを複数組み込む人が多い。
通常戦闘で使われる機会は流石に減ったが、小型モンスター素材や尻尾集め、
あるいは格下相手のHC素材狙いなどでは、未だ現役の高橋テンプレである。
中には烈種防具や始種防具、挙句は秘伝GX珠を入れて運用している人も。
MHMH
- モンスターハンター Massive Huntingでは、期間限定イベント装備として登場。「アイルーコイン」を使用する。
なお、このイベントクエストは終わってしまったが、今後復刻されるかも知れない。
(過去1度他のイベント装備と共に復刻された事がある)
こまめにタイトル画面のイベント情報をチェックしよう。
余談
- 女性ハンターの場合、腰装備(エプロン)を着けて、下半身をアレな装備にすると裸エプロンに近い状態にする事も可。
レックス装備のS、Xシリーズだと、モロに臀部が露出した後ろ姿を演出する事も出来る。
需要があるかはさておき男性ハンターでも出来る。
- MH4Gでは、エピソードクエスト湯けむり繁盛記の報酬、ユクモチケットでパティシエシリーズというものを
作ることができる。見た目といいスキルといい、この装備の後継者として相応しいだろう。
また、同じくMHP2G以来ご無沙汰だった装備にエロ装備筆頭格大人気だったヒーラーUシリーズも、
MH4Gにて仲良く復活している。
- 一時期、MHP2Gにおいてこの装備に身を包みG級モンスターに立ち向かうという動画が投稿されていた事があり、
その影響か、オンラインプレイが可能になった
今ではその動画を意識した装備、オトモを連れたハンターもいる。
ただ、防御力が低く攻撃的なスキルのないこの防具を
オンラインの効率重視部屋にまで着ていくのは迷惑行為となるので、
TPOを弁えて着用しよう。