防具/メルホアシリーズ

Last-modified: 2024-03-26 (火) 01:03:27

MHPより登場した防具シリーズ。
特殊な素材を活かした独特な色彩は見た者を懐かしい気持ちにさせ、涙を誘うという。

目次

概要

  • ドスビスカスを主たる素材とした防具シリーズ。
    モンスターの素材をほとんど使わず、虫や植物系の素材を大量に投入して作られている。
    生産には不死虫落陽草げどく草などの通常は武具の素材には使われない素材及びアイテムが必要となる。
    上位版としてメルホアUシリーズ、MHP2GではG級版のメルホアZシリーズも存在する。
  • 男女でデザインとカラーリングが大きく異なる。
    男性用は青と緑色を中心とし、花弁を器用に加工してファンタジー風の軽装衣服に仕上げたような外見で、
    腰部分には矢筒が下げられている。
    一方、女性用は鮮やかな赤や桃色のドスビスカスをそのままドレスにしてしまったようなデザインである。
    外見的にも防具性能的にも対大型モンスター用装備という感じではないものの、モンスターハンターシリーズでは
    珍しくファンタジー色の強い装備のためおしゃれ装備として古くから人気がある。
    • 特に女性版はピンク系の配色やパフスリーブのようなシルエットの肩部分、パニエが入ったスカートのような腰部分、
      手袋状の手部分、ドロワーズ状のアンダーがついた脚部分…と、いわゆる魔法少女系の定番デザインにも見える。
      ただ、そんな愛らしいデザインの装備を着ていても別にモーションが変わるわけでもないため、
      いつものように勇ましく武器を振り回したり、アイテムを使えば力強いガッツポーズをしてくれるため
      そのギャップがネタにされることもある。だがそこが良い
  • 材料として大量にドスビスカスが要求されるが、シリーズ通してフィールド上では採取できず、
    農場や交易といった拠点での活動で入手する事になる。
    作物の成長や交易が進む条件はクエストが完了するごとのため、
    早い段階からこまめに農場や交易を利用して集めておくとスムーズに作成できる。
    また、上位以上になるとアイルー食券・上などを中心にチケット系のアイテムを要求される事もある。
    こちらに関してはたいていは繰り返し利用しているうちに余るため、それほど苦労することはないだろう。
    それ以外にも虫や植物系の素材を大量に要求されるものの、Pシリーズでは農場をこまめに利用して
    全力で村ライフを楽しんでいればいつの間にか素材が揃っている事が多い。
    MHFでは、ラッキージョウロを最高レベルにあげて水をやるだけで、大量に収穫可能である。
    • なお、農場施設もマイガーデンもないMH2では非常に入手しづらかった。
      その方法とは、街(オンライン)の入り口にいるドスプーギー
      好物を2回与えて喜ばせ、更に撫でてて大喜びさせると取って来てくれることがあるというものである。
    • MHX(X)ではドスビスカスの入手条件は交易でぽかぽかファームを指定しておくと
      指定したアイテムに追加で収集されている事がある、というもの。
      こちらもこまめに交易を利用していれば大量に入手できたりするが、サボっていると
      いざ作ろうとしたときに1つも持っていない…という事もある。

性能

MHP

  • 初登場作品。何故か腕と脚の部位が存在しない
    とはいえこの頃はディアブロ系クック系など全部位揃わない防具は珍しくなかった。
    スキルは採取千里眼、発動こそしないが回復速度のポイントと耐寒のマイナスポイントもある。
    もっとも、虫やキッチンのチケットなど要求素材が面倒で地味に作りにくい。

MH2

  • 本作でも腕と脚の部位が存在せず、かといってその分ポイントが高く設定されているかと思えば
    ただ3部位着込んだだけではギリギリで何も発動しないという誰得装備であった。
    他の部位で補ったとしてもやっぱり発動するのは採取スキルなので、
    独特の見た目はともかく実用性という点では相当辛い。

MHP2

  • この作品でようやく全身の部位が揃い、一式身にまとうことでスキルをきちんと発動できるようになった。
  • 正直なところ、下位のものは防御力もスキルも大型モンスターとの戦闘に向いているとは言えない。
    そもそも発動スキルが採取+2高速剥ぎ取り&採取なので、明らかに採集用装備である。
    一応申し訳程度に体力回復アイテム強化が一式で+8つくものの、
    他に戦闘用スキルがないので発動させたとしても戦闘用としては心もとない。
    しかし、各パーツにスロットが一つずつ、計5つあるので、
    ボマーなどの汎用性の高いスキルくらいは発動させる事ができる。
    耐性がマイナスではない事は評価できる。
    上位のメルホアUシリーズでもスキル構成は変わっていないが、
    スロットの数が増えており、自由度は増している。
    • トレジャーハンタークエストでは活躍が期待できる装備の一つ。
      同じく採集用装備として有名なレザーライトSシリーズと比べると、
      防御力が高く、最初から採取+2を発動させており、尚且つスキルの融通が利く点で大きく勝る。
      一方であちらがデフォルトで持つ運搬の達人がこちらには無く、
      これを発動させようとするとスロットを5つも使ってしまい、スキル面の自由度が大きく損なわれてしまう。
      尤も、そもそもスロットが0のレザーライトSシリーズに比べれば充分有利ではある。
    • ひっそりとついているスタミナ+5を生かし、ランナーをつけるという選択肢もある。
      採取が捗るだけでなく、ガンナー版を作成して弓を担げば(被弾しないという前提になるが)大型モンスターが
      うろついている採取クエストでもある程度戦う事ができる。なお、頭部分の剣士版とガンナー版の差が
      防御力と水属性耐性1ぶんしかないため、ガンナー版ではなく剣士版をつけたほうが防御力でお得である。

MHP2G

  • G級クエストの実装に伴い、メルホアZシリーズが新たに登場。ちなみに、メルホアXシリーズは存在しない。
  • メルホアZシリーズはなんとレア度10
    防御力も他のG級装備に引けを取らないレベルまで強化された。
    そしてスキルは完全な採集用装備から変更され、採取+2の代わりに罠師を獲得している。
    しかし、同時にマイナススキルの悪霊の気まぐれまで付いてきてしまう。
    いっそ採集用として割り切って使えた下位、上位のものよりもどっちつかずな方向に進んでしまっている。
    しかしスロットの数は総計12とかなり多く、決して活躍できない装備ではない。
    また、発動していないだけで実は回避距離のSPも高く、装飾品を利用すれば簡単に回避距離UPを発動させられる。
  • メルホアZシリーズは防御力の強化に重鎧玉が使えない。
    これは下位の防具では割とよくあるが、G級防具、ましてやレア度10の防具では珍しい特徴である。

MHX

  • MH3以降長い間姿を消していたが、久々に復活。
    下位の無印版に加え、上位にはS版とU版が存在している。
    デザインに関してはMHP2G以前と変わっていない。
  • 無印版とS版はおなじみの採取に加え、本作で新登場の野草知識のスキルポイントが若干振られている。
    野草知識自体は使い勝手が良いスキルとは言いづらいが、一応この装備は村★3の時点で作成できる。
    まだ金やアイテムを節約したい頃ではある為、(多少とは言え)ケチりたい時にはありか。
    ただそれだけなら一式で発動するエーデルシリーズがあるので、こちらでやる意味はあまりない。
    上位装備となるS版を作れる際には実入りも充実するのでますますいらなくなる。
    • なお腰装備に関してはS版は採取2(ガンナーは1)にスロット3つとそこそこの性能。
      採取用装備を組み合わせて作りたい場合には役に立つことだろう。
  • U版の方は野草知識に代わり、気まぐれ耐寒が発動寸前まで振られている。
    一式身にまとった上で装飾品できちんとスキルを発動させれば、
    ニャンター以外で雪山沼地などの寒いフィールドでの採取を行なう際には役立つはずだ。
    • こちらも腰パーツはスロットが3つあり、気まぐれと耐寒がそれぞれ1ポイントずつ振られている。
      採取用に混合防具を組みたい場合には必要に応じ、S版と使い分けるといいだろう。
  • ちなみに剣士装備で上からUSUSUと組み合わせ、祝福珠を4つ嵌め込むと
    採取+2、神のきまぐれが発動する採取装備の決定版となる。
    3スロ武器を用意すればさらに5スロスキルを追加でき、お守りもフリーである。
    ハンター生活や耐暑、耐寒辺りを追加すればより一層快適な採取活動が可能になる。

MHXX

  • 皇帝バッタ大龍神カズラに、新たな消耗品の力を借りてメルホアXが登場。
    スキルの方はお互い+15に強化され薬草超強化と採取+2。
    防御力はリノプロXより上の96/57。
    • この装備を作る時点で採取が必要になるし、G級になって薬草で回復する様な人もまずいないはず
      普通にやるならそのまま上位装備を駆使した方が経済的にも良いだろう。
  • メルホアZも一部素材を変えて続投。発動スキルは採取+2、寒さ無効、精霊のきまぐれ。
    やはり寒冷地で昆虫採集や採掘をするのに傾倒している。
    気まぐれが頭に+8、採取が腕に+7とRX版めいた数値になっており、パーツ運用として出番がある……かも知れない。
    何故か採取は+17、耐寒は+12とスキルポイントがやや過剰。
    気まぐれだけ+14と少ないのはスタッフの気まぐれだろうか。
    • 防御力は106/63とボロスX並に硬く、採取メインで作れる装備としてはそれなりの数値に見えるが、
      こちらに要求されるのはバッタと違い、G2にならないと採れない真紅蓮石
      これが作れる時には同じく採取メインで作れる装備だけでも、
      より硬くてスキルも実戦的なアロイXハイメタXが作れてしまう。
      やはり趣味装備の域を出ない。
    • とは言え何とか実用に耐える防御力はあるので健闘した方だろう。
      水と雷耐性が+なので、洞窟内のフルフルやガノトトスと効率度外視で戦ってみるのもありかも知れない。
      寒さに強いだけなので、氷耐性は±0である。

MHRise

  • MHWシリーズではドスビスカス共々不在だったが、相方なのかマカルパを伴ってRiseで復活。
     
    部位メルホアメルホアS
    スキルスロットスキルスロット
    麻痺耐性+1無し麻痺耐性+2Lv2×2
    植物学+1無し植物学+2Lv1×2
    体力回復量UP+1体力回復量UP+1
    麻痺耐性+1無し麻痺耐性+1Lv1×2
    体力回復量UP+1植物学+1
    体力回復量UP+1
    植物学+1無し植物学+1Lv2×1
    回復速度+1回復速度+1
    回復速度+2無し体力回復量UP+1Lv1×2
    回復速度+2
    一式回復速度Lv3無し回復速度Lv3Lv1×6
    Lv2×3
    Lv3×0
    麻痺耐性Lv2麻痺耐性Lv3
    植物学Lv2植物学Lv4
    体力回復量UPLv2体力回復量UPLv3
     
    防御力はメルホアは18。メルホアSは52。
    被弾しても赤ゲージは素早く回収、回復時のリカバリー量も増やし、
    アイテム消費は抑えつつ体力を維持し易い…といったコンセプトの受け身装備である。
    攻撃的なスキルが無く、特別拡張性が高い訳でもないため採取向けとしても戦闘向けとしても中途半端と言った印象。
    植物採集目的での不意の遭遇戦を想定していると考えればそれっぽく見える。
    マイナス耐性が無く、麻痺耐性に加え雷(と水)耐性がプラスなので対フルフルに向ている気がしないでもない…か?
    • ちなみに胴装備メルホアSトロンコはレイアSメイルのほぼ下位互換である。

MHR:S

  • MR版のサンブレイクでも無事メルホアXシリーズが登場。
    精霊の加護スタミナ急速回復が追加され、
    スロットも全ての部位にLv4スロットがつくという大幅増強を受けた。
    部位スキルスロット
    麻痺耐性+2Lv4×1
    Lv2×1
    精霊の加護+2
    植生学+2Lv4×1
    Lv1×1
    体力回復量UP+1
    精霊の加護+1
    麻痺耐性+1Lv4×1
    Lv2×1
    植生学+1
    体力回復量UP+1
    植生学+1Lv4×1
    Lv2×1
    回復速度+1
    スタミナ急速回復+1
    回復速度+2Lv4×1
    Lv1×1
    体力回復量UP+1
    スタミナ急速回復+1
    一式植生学Lv4Lv4×5
    Lv2×3
    Lv1×2
    麻痺耐性Lv3
    精霊の加護Lv3
    体力回復量UPLv3
    回復速度Lv3
    スタミナ急速回復Lv2

関連項目

アイテム/ドスビスカス