目次
溟流を駆る暁の明星/ネロミェール
- 使用作品
- MHW:I
- 収録
- モンスターハンターワールド:アイスボーン オリジナル・サウンドトラック
- 溟龍ネロミェールのテーマBGM。
- 曲調はネロミェールを体現したかのようで、不気味で不思議な曲調が特徴的。
最初は静かでゆっくり曲が進んでいくが、
サビに入ると力強い、ハッキリとしたメロディが挿入され、
不気味で不思議な「溟流」の中を駆け巡る「明星」を感じさせる曲展開となっている。
サスペンス映画に使われそうなBGMと形容する人もいる。
一方で、ネロミェールは翼にネオンライトの如く明滅する部位があり、
そこからネオン街の路地裏を彷彿とさせる怪しげかつムーディーな曲と捉える声もあるようだ。
- 曲名の「溟流」はネロミェールの能力である「水」、
「暁の明星」はネロミェールのもう1つの能力である「雷」を指していると考えられる。
実際、ネロミェールの行動の一部には、
水という「溟流」を、雷という「明星」が駆け巡り、水蒸気爆発を起こすというモノが見られ、
最大技に至っては、明星と言っても過言でないほどの眩い雷光が、水の中に煌めく。
- 基本的に高音楽器というより、中音楽器や低音楽器が中心となっている。
高音楽器は最初や最後の方でトランペットが大きく目立つがそこくらいしかなく
他のBGMと比べても少々異質な曲であると言えるため、いい感じにネロミェールを体現できている。
サビを中心にピアノの音も混じっているが、同期のイヴェルカーナ戦BGMが荘厳で耽美なメロディになっているのに対し、
こちらは終始不安定に音程が上下するため、不穏で掴み所のない印象の旋律となっている。
終盤に何度か流れるホルンの音は、さながら大海原に鳴り響く霧笛のような印象で、
霧に覆われた暗い海という、まさにネロミェールを彷彿とさせるものである。
- 発売前の公式PVなどの広報映像では用いられず、発売時まで不明な楽曲のひとつだった。
そもそもネロミェール自体が名称まで公開された割には情報が秘匿されていたため、
デベロッパーダイアリーでも時間があまり割り当てられなかったことが一因だろう。- しかし、MHW:I発売前にジャスラックにて曲名が届け出されていたため、
「"溟"を冠したネロミェールのものらしき楽曲がある」ことは先んじて広まってしまった。
先述の通り情報が極端に限られていたため、モンスターの性質を曲名から推測する試みも見られた。
- しかし、MHW:I発売前にジャスラックにて曲名が届け出されていたため、
乗り状態
- MHW仕様の楽曲はモンスターに乗り状態になると曲に変化が加わるという特徴があるが、
本曲で乗り状態になると軽く軽快なパーカッションが追加される。
元々暗めのイメージが強いのだがパーカッションの追加によりいくらか雰囲気が明るくなる。
全ての曲に言えるが追加されるパーカッションは太鼓系が多いのだが、
本曲ではサビの前のフレーズではカバサが追加されているのも大きな特徴となっている。
溟流を駆る暁の明星/ネロミェール: The Chase
- 使用作品
- MHW:I
- 収録
- モンスターハンターワールド:アイスボーン オリジナル・サウンドトラック
- 戦闘曲から主旋律を減らしたような冒頭部から始まり、全体的に落ち着いた曲調。
原曲におけるサビ部分が存在せず、代わりに不穏さを感じさせるフレーズが入る。
- ネロミェールは行動上「水蒸気大爆発」を行った直後にエリア移動することも多い。
非常に派手な一撃を行ったのち、巨大な翼で飛び去る様子は印象的である。
余談
- ネロミェール初登場時のムービーでは本楽曲のアレンジが流れるが、
原曲と比べるとかなり重苦しく、深海ホラーものの映画で流れそうな曲調である。
ネロミェールの姿が初めて公開されたPV4ではこのムービーの一部が使用されており、
あまりにもモンハンらしからぬBGMだったため一時期は話題となった。
- 陸珊瑚の台地と瘴気の谷の古龍という対比関係からなのか、
曲のテンポ・タイミングを調整してヴァルハザク戦BGMと一緒に再生すると
お互いのフレーズを補完し合うかのように曲が重なり合う現象が起こる。
検証動画もあげられているため、興味がある方は調べてみるといいだろう。- この現象について公式からの明言は今の所無い。
偶然似た可能性も十分考えられるため、
今後メディア展開などでの解説を期待したいところである。
- この現象について公式からの明言は今の所無い。