センダイユメコ

Last-modified: 2024-04-28 (日) 15:39:43

◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【センダイユメコ】 ◆殺◆

登場エピソード

 

「我、ウキヨポリス統治者センダイユメコが、ウキヨの神に乞う」
「あまりに長いイクサ……。私は疲れました」


人物

  • ウキヨのコミュニティ「ウキヨポリス」を率いるウキヨの女王。
  • 絶対的なカリスマでウキヨ達を従え、槍めいたオベリスクに祈りを捧げて齎される神託を下している。
  • 元はオイランドロイド収集家であるバギヌキの貴重な所有物であり、その中でも特に美しく精緻なカスタムメイドのオイランドロイドだったが、やがて自我に目覚めた。
  • そして後述の「オイランドロイド戦争」を経た彼女は、自らの運命は敬愛していたオイランドロイド「タヤノモイコ」の願いの導きであると理解し、ウキヨの中で人間と共存出来ない者達を全て受け入れようと考えた。
  • 彼女のもとには人間から虐げられたウキヨがどんどん集まり、集団は旅と戦いの年月に擦り切れ、次々減り、現在は廃競技場にコミュニティを築いている。
  • ウキヨ達を導いて身を守るために人々に対して苛烈にならざるを得ず、人間の処刑行為も望まぬまま行っている。集まってくるウキヨ達の自我をセンダイユメコ自身も扱いかね、長い戦いに疲れを感じている。

外見

  • 約210センチの長身と長い四肢と小さな頭。それでいて素晴らしく均整の取れた肉体は、人間の美からすら離れた、神がかった美しさを湛えている。
  • 聳やかす胸には金のネックレスをかけ、黒い瞳に青いアイシャドーは鮮烈で、キモノは真珠色に輝いている。
  • 鈴のように美しい声で話す。

オイランドロイド戦争

  • バギヌキは可憐なものを否定することにこのうえない愉悦を覚え、百体近いオイランドロイドコレクションに修復可能な範囲なら何でもする男で、ニンジャである。
  • コレクションのうち、最初にウキヨになったのは既製品のオイランドロイドであるタヤノモイコだった。センダイユメコは彼女のユーモア、誇り、笑い方、その全てを好み、誰よりも美しかったと思っていたが、ある時バギヌキによってタヤノモイコは破壊されてしまう。
  • その瞬間、稲妻めいてその場の43体のウキヨの感情が臨界点を越え、バギヌキに襲いかかって爆発四散させた。その戦いで43体が19体に減り、さらにバギヌキの手下とまさに戦争めいて戦って19体が14体に減った。
  • 他のウキヨはセンダイユメコを強くリスペクトしていたため、望まぬながら、彼女がリーダーを引き受けることになった。
  • そして、メディアに向けて「我々は必ずしも貴方がたの隣人とならなくてもよい」という声明を発表した。
  • この出来事により世間にウキヨの存在が認知されるようになった。

ウキヨポリス

  • センダイユメコが率いる、人間から虐げられたウキヨのコミュニティ。
  • 遊牧民めいて移動するが、人々に激しい攻撃を受け、隠れ里は幾度も暴かれ、憎悪に燃える者やウキヨを売って金にしようとする者達が攻め寄せ、そのたびに抵抗し、新天地に逃れた。
  • ウキヨポリスはただセンダイユメコの持ち物ではありえず、集まったウキヨ達によるアメーバめいた不定形の精神を持っている。
  • 現在のウキヨポリスの中央にはツラナイテタオスが刺さっており、アンテナめいて空気中に散っている微弱な電子信号を伝えてくる。センダイユメコはこれを元にウキヨ達に指示を下す。
  • コミュニティのウキヨ達は踊りやハイクなど好きなことをして過ごしたり、女王の指示の下で発電設備の守りや、外敵への警戒や、服作りなどの分担作業をする。
  • 敵対者には容赦はなく、ウキヨポリスの秘密保持のためなら同じウキヨでも処刑に踏み切る。コミュニティのウキヨ達は女王を盲信しており、人間社会で暮らすウキヨ達を「染まっている」と見下している。

ワザ

  • 工芸品めいた長大なカタナの二刀流で戦う。

ストーリー中での活躍

「我らはネタバレを探す事になるでしょう。ゆえに、禁固する事もない」
  • ウキヨポリスの絶対的な女王として君臨し、祈り、神託を下し、敵を処刑する姿を見せる。
  • だがそれは怒りを抱えるウキヨ達の苦しみを救うためであったり、カラテを持て余している戦士に示しをつけることでガス抜きさせるためであった。夜、終わらない戦いに疲れた彼女は唯一の人間の仲間であるカブシに弱音を吐く。
  • ところが、サザンクラウドと傭兵達によってウキヨポリスが突如襲撃される。センダイユメコは戦士達を率いて果敢に戦うも、カブシを殺され自身も腕と脚を破壊されて窮地に陥る。
  • 駆けつけたニンジャスレイヤー達の活躍によって事態は収束するが、ウキヨポリスは大きなダメージを負ってしまう。戦死者を葬った後、センダイユメコはウキヨ達を率いてまた新天地を探すこととなった。

一言コメント

コメント欄な
  • 成り行きで身の丈に合わないリーダーを演じ続けてたから大分無理が来てたんだよね。誰か他に後継者に相応しいウキヨを見つけて禅譲できればいいんだが。 -- 2021-02-11 (木) 08:07:39
  • 「外見」読んでて真っ先に思い出したのがファイブスター物語の「ファティマ」だった件 -- 2022-12-02 (金) 13:50:08
  • 四部を読み直しててふと思った。4部もシーズン5を迎える中、おそらくメンテナンスもままならぬであろう彼女たちは、どうしているのだろうか。新たなウキヨポリスを築く事は叶ったのだろうか…あるいは今や人目につかぬどこかで、錆びつき朽ち果ててしまっているのだろうか… -- 2024-04-26 (金) 20:46:03
  • ↑いかなることになろうとも、彼女たちは彼女たちの物語を進んでいくんだろうな。いつか、またマスラダや他の誰かと彼女たちの物語が交錯するかもしれないし、しないかもしれない。ボンモーおよびほんチは登場人物たちをリスペクトしてその行く末を決めすぎない、情緒的な言い方だが自分たちが登場人物にとってのビガーケージにならないようにかなり気を配っているように思っていて、それが俺にとっては彼らを書き手として信頼できる理由だったりする。 -- 2024-04-28 (日) 15:39:43