エンジンブレーキ

Last-modified: 2025-03-05 (水) 22:51:10

コーナーの入り口または途中で、シフトダウンをする行為。通称「エンブレ」。
主にアクオフだけでは曲がれないがブレーキを踏みたくない時や、ブレーキと併用してより強い減速をする時に使う。

 

実際の原理的には車は駆動系には稼働中ポンピングロスやオイルの抵抗、車体は空気抵抗など回転数に応じて機械抵抗が強くかかっていくが、アクセルを開けている間エンジンはそれらに打ち勝てるように燃焼して力を生み出しているため、エンジンの回転数は上がったり維持されていく。
ここで走行中の車を考えるが、アクセルを抜いても車は惰性によって進み続ける。この時にギアを落としてエンジンを高回転にすると上記の諸々の抵抗が強くかかるためその抵抗力を受けて結果的に車が減速していく。
峠の長い坂道などブレーキで減速するにはブレーキ自体がアチアチになり性能低下を招くのでエンジンブレーキは積極的に使用していくべきだが*1、一般車でおおよそ30km以下など遅すぎる際には効きが悪くなるので最後はブレーキを踏んで止まるようにする。


*1 因みに鉄道も同じで、車両は車輪やディスクブレーキを使っている。例として峠は急勾配なので抑速回生ブレーキといういわばエンブレと同じように脱線対策している。碓氷峠を通過する北陸新幹線も200km/hでそのブレーキを使用している