登場ver | 車両名 | 備考 |
1 | 3.8rs | 964型ポルシェ911がベース。このカードをマキシ4に引き継ぐとCTRに変化した。 |
1 | rsr | 964型ポルシェ911のフラットノーズモデルがベース。このカードをマキシ4に引き継ぐとCTRに変化した。 |
3 | Avalanche | 997型ポルシェ911ベース。このカードをマキシ4に引き継ぐとRGTに変化した。 |
- ゲンバラについて
中央の人物が創始者であるウーヴェ・ゲンバラ氏
- ゲンバラ(GEMBALLA Automobiltechnik GmbH )は、1979年に設立されたドイツのチューニングメーカーでRUFと同様ポルシェのチューニングを得意とする。 かつてはポルシェ以外にも、フェラーリ・テスタロッサのチューニングもしており、他にはエンツォ・フェラーリ*1、マクラーレン・MP4-12C、メルセデス ベンツ・500SEL、560SEC(W126)、フォルクスワーゲン・トゥアレグ W12スポーツ等をベースにしたコンプリートカーも手掛けていた。2010年に破産申告し、同年に新生ゲンバラとして復活している。
年表 起きた出来事 1972年 ウーヴェ・ゲンバラ(Uwe Gemballa )がドイツ・シュトゥットガルト近郊で創業。 1981年 ポルシェ・911・924・928のオリジナルコンプリートカーを製作・販売する。 1992年 「928GTSエボリューション」を日本へ納車。当時の代理店は"GEMBALLA FAR EAST"。 1994年 ポルシェ993ターボをベースとしたコンプリートカー「ル・マン・ビターボ」(Le man's BITURBO )を発表、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースにて7分52秒のラップタイムを記録。 2000年 ゲンバラ・ジャパン設立。神奈川県相模原市矢部3丁目にショールーム設置。 2001年 ポルシェ996GT3をベースとしたコンプリートカー"ビターボGTR600"を発表、ニュルブルクリンク北コースにて7分44秒台のラップタイムを記録。 2003年 ドイツ・レオンベルク郊外に新工場設置。ゲーム「首都高バトル01」にマシンデータ協力。東京モーターショーカロッツェリア部門に出展。 2004年 ゲーム「湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE」にマシンデータ協力。*2 2005年 チームゲンバラ、スーパー耐久にGT3で参戦。 2006年 1980年代のアバランシェ・ミラージュ(25台限定)が最新モデルで復活。(株)ゲンバラジャパンが系列会社と共に倒産。新法人ゲンバラオートモービルジャパン株式会社が日本正規輸入元となる。 2008年 AVALANCHE・MIRAGE GTがレッド・ドット・デザイン賞を受賞 2010年 2月に破産申請。*3同年10月に創立者ウーヴェ・ゲンバラが殺害され、南アフリカで遺体で発見される。 2011年 Gemballa夫人がゲンバラ(本国)をスポンサーであった法人に売却し設立している。(株)ゲンバラオートモービルジャパンが日本正規代理店を放棄と同時に日本でGEMBALLA製品を扱う代理店が消滅。
- 湾岸マキシにゲンバラが収録された経緯は、本家ポルシェのコンピューターゲームにおける使用権利に深い関わりがある。
ポルシェは1999年にエレクトロニック・アーツ社(以下、EA)とコンピューターゲームにおける使用権利の独占契約を結んだ。このため、他社はポルシェをゲーム内に収録することが不可能となってしまい、RUFやゲンバラといったポルシェをベースとしたカスタムカーを収録して対処することとなったのである。*4
その後、2016年末に独占契約が終了したことで、EA社以外のゲームにおいてもポルシェから直接使用許可・契約を結ぶ事でポルシェの車を収録することが可能となった。湾岸マキシにおいても2018年7月から稼動した「6」から本家のポルシェが収録された。*5 - 海外版マキシにおいてはライセンスが降りなかった為、ブラックバードを含めた一部の車種が他の車種に差し替えられている。*6
日本国内版においてマキシ4以降RUFに変更されたのは、ゲンバラの創業者殺害といった過去の事件・事情が原因にあると思われる。*7
新生ゲンバラとなった現在は、RUF・Rt35のベース車でもあるポルシェ911(991型)等を手掛けており後述の経緯になったにしても、湾岸マキシへの復活(再収録)はかなり厳しいどころか絶望的と言ってもいいだろう…。*8 - ウーヴェが殺害された真相は不明だが、従業員への賃金支払いに窮していた、失踪前に夫人へ経営を委任した計画的な倒産、彼の母親名義で別会社を設立していた......等々、様々な噂話が出ていたことから、行方不明は自作自演ではないかとも報じられていた。遺体はラップでぐるぐる巻きの状態で発見されたという。
- ある報道によるとウーヴェの殺害に関わっているのは、チェコから南アフリカへ国外逃亡した犯罪組織またはマフィアのボスRadovan Krejcirとのこと。
Krejcirの元ビジネスパートナーとされる男が地元警察に提出した宣誓供述書によれば、ウーヴェとKrejcirは何らかの違法な取引を行っていたとされており*9、金を工面するのが遅れたウーヴェが殺害されたとみられている*10。リーマンショック後の世界不況の影響で事業不振に陥ったゲンバラ社を立て直そうとして、2009年9月にどうもその借りたお金を自分の事業資金に使ってしまい返せなくなった結果、簡単に言えばマフィアからお金を借りたものの返済できずに殺害されたという。
経緯としてはKrejcirはまず自分の手下を使って、美味しそうなビジネス話を持ち込ませてその契約のためということで2010年2月頭に新会社のビジネスパートナーと会うためにドバイに行きその8日後、南アフリカのヨハネスブルクに飛ぶがウーヴェを空港でピックアップしてそのまま拉致。ウーヴェを脅して妻に100万ドル用意させようとしたが*11、指定した期日までにお金は届かなかったので殺されてしまったという。
ゲンバラ社は破産後に新たなスポンサーを見つけ再出発を遂げているが、ウーヴェの妻は身代金を用意できなかったのかあえてしなかったのか犯人はまだ捕まっていないらしく、現在もなお国外に逃亡を続けていると思われる。10年以上経った今でも犯人が捕まったのかも不明のままである。
- ある報道によるとウーヴェの殺害に関わっているのは、チェコから南アフリカへ国外逃亡した犯罪組織またはマフィアのボスRadovan Krejcirとのこと。
- ゲンバラは現在、創始者ウーべ・ゲンバラの子息であるマーク・フィリップ・ゲンバラによって「マーク・フィリップ・ゲンバラ(MARC PHILIPP GEMBALLA GmbH)=MPG」として生まれ変わり*12、更には今もなおポルシェチューナーとして名を馳せるRUFオートモービルとエンジン開発でコラボレーションする形でポルシェ959にインスパイアされた「サンドプロジェクト」というのを進めている。
このプロジェクトは彼の父ウーべの死からちょうど10年を迎えた2020年に、オフロード対応のスポーツカーを生み出す計画としてマーク・フィリップ・ゲンバラがポルシェ959にインスパイアされたオン/オフロードに対応するスーパースポーツ(タイプ992のポルシェ911ターボSがベース)をリリースするもので、すでに生産予定の10台は完売済みという。このプロジェクトにはビジネスパートナーとしてアクラポヴィッチやKW、ミシュラン、KLKモータースポーツなど錚々たるメンバーが名を連ねるが、心臓部であるエンジンの開発はRUFが担当する。
この時を超えて実現した夢のタッグはそもそも創始者ウーべ・ゲンバラとRUFを率いるアロイス・ルーフは1980年代にパートナーシップを結んで車両開発を行っており、今回MPGが開発するスーパースポーツのエンジンをRUFが手掛けるのも当然の成り行きだった。RUFオートモービルのマネージングディレクターであるアロイス・ルーフ*13は、マーク・フィリップ・ゲンバラのプロジェクトでこのサクセスストーリーが復活したことを喜んだ。 - 湾岸に登場した車以外のポルシェベースのコンプリートの例*14
- ゲンバラ車のドレスアップについて
- ゲンバラのドレスアップはかなり特殊であり、全車種中唯一ガルウィングドアが装着できる。*24
ガルウィングドアはアトラクト画面(空き台の待機画面)等でドアが開く。 - ゲンバラ専用ドレスアップレベル*25
レベル(Lv.) パーツ名 称号 Lv.1 COMPETITION(シルバー) なし Lv.5 CUP DESIGN(シルバー) おしゃれ Lv.10 Racing II(シルバー) ナイスおしゃれ Lv.15 TURBO SPORT II(シルバー) ドレスアップマシン Lv.20 COMPETITION(ブラック) いい雰囲気 Lv.25 Le’Mans(Avalanche) / Racing II ブラック(3.8rs、rsr)*26 カッコイイ車 Lv.30 TURBO SPORT II(ブラック) オレだけの愛車 Lv.35 エアロパーツセット(Avalanche:オプション設定のウィング / 3.8rs:ブラックバード仕様 / rsr:過去のコンプリートカー"Avalanche"のウィング) 魅せるボディ Lv.40 ステッカー(ワークスカラー) ナイス雰囲気 Lv.46 ガルウィングドア 一番カッコええ車 Lv.50 GEMBALLA RACING(シルバー) 見た目も大事 Lv.63 GEMBALLA RACING ブラックマジック なし - ゲンバラ車の分身対戦の各レベルアップまでの最短勝利数*27
レベル変化 勝利数 N→Lv.1 1 Lv.1→Lv.5 2 Lv.5→Lv.10 4 Lv.10→Lv.15 4 Lv.15→Lv.20 7 Lv.20→Lv.25 7 Lv.25→Lv.30 7 Lv.30→Lv.35 14 Lv.35→Lv.40 20 Lv.40→Lv.46 28 Lv.46→Lv.50 18 Lv.50→Lv.63 22 合計 134 - ゲンバラ専用ホイール
- GEMBALLA RACING
- COMPETITION
- CUP DESIGN
- RacingII
- TURBO SPORT II
- Le’Mans
- GEMBALLA RACING
- ゲンバラのドレスアップはかなり特殊であり、全車種中唯一ガルウィングドアが装着できる。*24
湾岸2まではゲンバラのロゴ色が赤だった