旧筐体

Last-modified: 2024-02-08 (木) 14:13:33

湾岸マキシシリーズの中では、1~3DX+迄のことを指す。
対義語は、新筐体
初代湾岸ミッドナイト・湾岸ミッドナイトRは便宜上「旧旧筐体」とする。そうすると、この筐体は2代目筐体ということになる。

部品や用品の供給・サポートに関しては2017年8月をもって終了している。
※ソース:バンダイナムコテクニカサポート バンダイナムコエンターテインメント商品の保守対応終了について
その為、もし今後も稼働させようとした場合部品取り・共食い整備の為の「ドナー」となる筐体を確保する必要がある。

新旧比較

旧旧筐体旧筐体新筐体
(D:ドライブ筐体、T:ターミナル筐体)
1600mm880mmD:880mm
T:750mm
奥行き1630mm1630mmD:1500mm
T:565mm
高さ2000mm2060mmD:2050mm
T:2150mm
質量350kg260kgD:205kg
T:135kg
消費電力420W480WD:340W
T:250W
モニターブラウン管
(サイズ不明。)
29インチブラウン管32インチ液晶
(方式不明。TN方式か?)
アスペクト比4:34:316:9
ピクセル数不明640×4801280×720
イルミネーション蛍光灯蛍光灯フルカラーLED
カード方式無し磁気・直接記録非接触IC・オンライン保存

旧筐体の基板

  • 初代・R:SYSTEM246*1
  • 1・2:Chihiro*2
  • 3・3DX・3DX+:System N2*3

磁気カードの欠点

旧筐体では個人データの記録方式に磁気カードを用いていた。磁気カードは1枚あたりの単価は現代のICカードと比べ格段に安価であるが、以下の欠点が存在する。

  • カードそのものに情報を書き込んでいるため、強力な磁気を受けてしまうとデータが破損する。*4
  • 高温環境下でもデータが破損してしまう。*5
  • 耐久性が低い。湾岸マキシで60回プレイすると更新料を支払って新しいカードに変えてもらっていたのはそのため。*6
  • ICカードと比べてエコじゃない。*7
  • 磁気カードは読み書き速度が遅い。そこに無理やり大容量のデータを入れているため読み書きに時間がかかる。*8
  • カードを取り忘れると他人に容易に盗まれてしまう。しかもカードの取り忘れ警報音が鳴らない。
  • 磁気カードはデータの偽造・改竄が容易。そのためコピカや解析テロカ等が蔓延した。*9
  • カードの盗難・紛失に対する救済措置が無い。*10

旧筐体のメリット

良い点を挙げるとすれば、オンライン環境を必要としないこと、24時間稼働可能なこと、価格の安さなどが挙げられる。

つまり言い換えれば「十分な電源とスペースさえ確保できれば、場所を問わず設置ができる」という事である。

そのため地方や郊外といった場末の小規模なゲーセンをはじめ、ゲーセンではない「門外漢」な場所、たとえばちょっと大きなスーパーやホテルなどの宿泊施設、果ては旅客船内などのゲームコーナーにも旧作がひっそり置かれていたりする。
また中古アーケードゲーム機の販売業者次第では個人に売ってくれたり、ネットオークション上で筐体が流通していた事例もある*11
実際、UUUM所属のYouTuber「のぶなり」氏が3DXを1台、3DX+を2台所有していることを明らかにしている。

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国内での絶滅状況

現に3DX+を含め旧筐体が完全絶滅している都道府県が存在する。※徳島県など
稼働に関しては非純正のカードで現在でも新規登録・更新が可能とする等草の根での保存活動が行われている。
だが、3DX+の登場から既に10年以上、1からアップデートを繰り返していた場合20年以上経過している。
すなわち経年劣化による故障・廃棄処分でいつ絶滅危惧種になってもおかしくない。

種類北海道東北関東甲信越北陸東海近畿中国四国九州・沖縄
初代湾岸絶滅絶滅絶滅絶滅絶滅現存情報有絶滅絶滅現存情報有絶滅
湾岸R現存情報有現存情報有現存情報有現存情報有現存情報有現存情報有絶滅絶滅絶滅絶滅
1絶滅絶滅現存情報有絶滅絶滅絶滅絶滅絶滅絶滅絶滅
2現存情報有絶滅現存情報有絶滅絶滅絶滅絶滅絶滅絶滅絶滅
3絶滅絶滅現存情報有絶滅絶滅現存情報有絶滅絶滅絶滅現存情報有
3DX絶滅絶滅現存情報有絶滅絶滅絶滅絶滅絶滅現存情報有現存情報有
3DX+現存情報有現存情報有現存情報有現存情報有現存情報有現存情報有現存情報有現存情報有現存情報有現存情報有
  • 初代:絶滅寸前。某博物館では確実に所蔵されている。
  • 湾岸R:西日本では絶滅。
  • 1:絶滅寸前。某博物館では確実に所蔵されている。
  • 2:絶滅寸前。某博物館では確実に所蔵されている。
  • 3:絶滅寸前。某博物館では確実に所蔵されている。
  • 3DX:絶滅寸前。某博物館では確実に所蔵されている。
  • 3DX+:旧筐体の中では現存数が多い。4(新筐体)が登場した際に一気に中古市場に放出され相場が暴落し様々な場所に拡散するが、状況は様々。
    博物館にあっても恥ずかしくないぐらいの上物もあれば、産業廃棄物同然のジャンク品もありまさしく玉石混淆と化している。

*1 ソニーの家庭用ゲーム機「プレイステーション2」相当の性能。ゲームを起動するドングルも専用のメモリーカードが用いられる。余談だがこれ系列の一部のゲームは業務用の専用基板ではなく業務用に改造されたPS2本体が仕込まれており「筐体を開けたら中にPS2が入っていた」という投稿がSNSなどで散見される。
*2 セガ製。マイクロソフトの家庭用ゲーム機「Xbox」相当の性能。
*3 AMD製CPU・nVIDIA製グラフィックボードの組み合わせ。実質パソコンベース。OSはLinux。
*4 よくテレホンカード等で「テレビやスピーカー等に近づけないで下さい」と注意書きがあるが、スピーカーは永久磁石とコイル、振動板を使って音を鳴らす。そこに使われている永久磁石はそれなりに磁力があるため、磁気カードに大きな影響をもたらしてしまう。最近ではフリップカバー付きのスマホケースの留め金が磁石のもので中に磁気カードを収納しておいたらデータが破損していたという事例が多発しておりカード会社等が注意を呼び掛ける事態に発展している。
*5 摂氏50~70℃程度でデータが破損する。夏場の直射日光下の車の中は摂氏70℃以上になることも多く、磁気カードを車内の直射日光がモロに当たるところに放っておいたところ、読めなくなった事例が多発するのはそのため。もっともバナパスなどのICカードも中のチップが高温に曝されれば破損する可能性はあるが、バンダイナムコIDにさえ登録しておけばデータをいつでも移行できるので問題はない。
*6 テレホンカードや電車・バスのプリペイド乗車券の場合なら残高のフラグを順次消していけばいいだけなのでそこまで問題ではないが、ゲームの場合はそれなりに大きなデータを順次更新していく必要があり、頻繁にカードを新しいものに移さなければならない。
*7 前述のとおり磁気カードは余程のことがない限り使い捨て前提で使われるのが一般的。一方ICカードの場合は磁気カードと比べて耐久性が高いため長い目で見ればICカードのほうが最終コストは磁気カードを終始貫き通す場合よりも安くつく。鉄道会社やバス会社等がICカードの導入を推し進める理由のひとつでもある。そしてアーケードゲーム業界も、磁気カード→ICカードに流れを変えるようになった。
*8 マキシ4以降のクラウド上でデータを管理する方式では、NTTフレッツ光高速回線を用いているためデータ通信にかかる時間が短い。
*9 中国の湾岸マキシの某車のデータで、分身トロフィー999999個(カンスト状態)なのにC4級という通常プレイでは絶対に再現不可能(チートあるいはセーブデータ改竄でのみ再現可能)なデータが存在する。
*10 因みに同時期稼働していたアイマスは当時唯一のオンライン対戦があったのと、ランキングがあったためか旧ナムコにサーバーを置いていたらしく、非公式ではあるが直近のデータを報告すれば無料で再発行出来た。(経験済み)旧筐体は筐体にランキングデータが載ってても記録しているだけで、データ自体は磁気カードに集約されていたためか救済措置が無かったと推測する。マキシ4以降ではバナパスを用いて、ネット上にあるバンナムのサーバーに全プレイヤーのデータが中央集約化されたため解決…したはずなのだが、2段階認証(ワンタイムパスワード)を設定せず、なおかつ他サイトと同じパスワードを使い回しているアカウントが「リスト型攻撃」というものに遭うと不正ログインされてデータを抜き取られる可能性がある。ワンタイムパスワード設定時だと、普段使っている端末以外からログインしようとすると設定されているメールアドレスに一定時間有効のパスワードが送られ、それを入力しないとログイン出来ないようになる。もしメールアドレスのアカウントもクラッカーに掌握されているのなら詰み。
*11 2023年現在の相場は1台10万円前後とみられる。これを利用して自宅にゲーセンを作ってしまう猛者が存在する。ただし騒音や電気代や設置スペース、タイトルによっては筐体の重みで床が抜ける事もあるので自宅でゲーセンを再現する時は細心の注意と覚悟が必要。