シャコタン・鬼キャン

Last-modified: 2019-01-01 (火) 21:54:52

シャコタン(車高短)とは、車高を落とす改造の方法。またはそれを施した車を指す言葉。*1よく暴走族やDQNなどがこのような改造をしているが、それ以外の若者がしている場合もある。
シャコタンに改造する方法は専用のスプリングを付けるのが一般的であるが、スプリングそのものを抜いてしまう方法もある。また、シャコタン改造を意識していなくても、サスペンションのショックアブソーバーと呼ばれる装置とスプリングをスポーツタイプに変えれば、車高が下がるので、結果的にシャコタンになってしまう。
しかし、エアロパーツを用いて車高を下げる*2や、ホイール径が小さいタイヤを付けて車高を下げた場合はシャコタンとは呼ばない。また、車体上部を切って車高を下げた場合はチョップトップとよばれ、シャコタンと区別される

 

鬼キャンとは、タイヤのキャンバー角(タイヤが上側または下側に傾く時の角度)を極端にマイナス(ネガティブ)にするカスタマイズの方法。極端を表す言葉の「鬼」を使い、「鬼」のようなネガティブ「キャン」バー角であることからこう言われる。
改造方法としては、車高を落とした車に、ハブボルトやサスペンションアームなどの部品を交換するのが一般的だが、単に車高を落としただけでも結果的に鬼キャンになってしまう場合もある。
キャンバー角の調整は、もともとコーナーリング性能などの向上のために行っていたが、それが当時のドリフト族に影響を与え、キャンバー角をマイナスにしていくカスタマイズをするようになった。現在でもドリ車で見られる。また最近では、性能調整ではなく単なるドレスアップとして施されている場合も多い。
また、シャコタンと鬼キャンの両方の改造をしている車もしばしば見かける。余りにやり過ぎると、違法改造となる。

 

ゲーム内では、シャコタンや鬼キャンそのものは今のところ存在しないが、エアロパーツを付けることによりシャコタンっぽくなる車はいくつか存在する。ちなみに、湾岸ミッドナイトの作者である楠みちはる氏のマンガ「シャコタン☆ブギ」にはシャコタンの車が多数登場している。*3
シャコタンの例(画像)
鬼キャンの例(画像)

余談だが、同じバンナム携帯ゲームの『ドリフトスピリッツ』には、車高とキャンバー角が調整できるようになっており、極端なシャコタンや鬼キャンに出来る。


*1 ローダウンとも呼ばれる。
*2 こちらはエア短と呼ばれる。
*3 ソアラ、スカイライン2000GT、Z30、クレスタ、RX-7(FC3S)、スカイラインGTなど。