湾岸ターミナル

Last-modified: 2025-04-23 (水) 04:33:22

湾岸ターミナルとは、アーケード版湾岸ミッドナイトシリーズのうち、第3世代筐体のひとつである。

基本データ

横幅750mm
奥行き595mm
高さ2150mm
重量135kg
消費電力250W

※ソース http://www.am-j.co.jp/newmachine/201109/003.html

参考

湾岸ターミナル頭文字Dシリーズ
第2世代筐体(4~8)用
サーバーボックス
横幅750mm407mm
奥行き595mm642mm
高さ2150mm648mm
重量135kg不明
消費電力250W不明

※ソース アーケードゲームを自宅に置くのはお得?GACKTの例(イニシャルD)で考えてみた | ポート24 [PORT24] 愛知県のゲームセンター http://www.port24.co.jp/blog/blog-1292

解説

第1世代(初代湾岸ミッドナイト・湾岸ミッドナイトR)および第2世代(マキシ1~3DX+)はスタンドアロン型のオフラインゲームだった。
第3世代(マキシ4以降)はオンラインゲームとなるが、その際に「ドライブ筐体」と「湾岸ターミナル」の2種類の筐体が登場した。
タワー状の筐体で、中央にタッチパネルが備わっているのが湾岸ターミナルである。

オフラインゲーム時代の筐体はリンクケーブルを筐体に繋ぎ、設定を行うだけで筐体間の通信が行われた。
ところがオンラインゲーム時代となり、筐体をどのようにインターネットに接続するのか?という問題が発生した。
そこで、バンナムでは家庭用ゲーム機やパソコンなどのように端末をハブ・ルーターに接続するのではなく、ハブとゲーム筐体の間に中継用コンピュータ(サーバーボックス)を挟むようにした。
同じようにセガの頭文字Dシリーズ(4以降)でもサーバーボックスによる中継方式を取っている。
その一方で、現行アーケードレースゲームのマリオカートDXではどうやらサーバーボックス自体が不要な模様。
参照:【ゴージャスあそび】ゲームセンターのマリオカート借りてきた!【プレゼント付き】あにきゅう - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=S3jlSDOpcgM

その中継用コンピュータとなる湾岸ターミナルには当時の技術的な制約もあり、以下の機能を搭載する事とした。

  • サーバーボックス
    このサーバーボックス機能には、ハブ機能も含まれる。
    1台の湾岸ターミナルにつき最大4台のドライブ筐体を接続する事が可能。
  • プレイヤーデータカスタム機
  • カード自販機
  • 3DX+→4へデータを引き継ぐ為の磁気カードリーダー

このように機能を盛り沢山に設計した。
3DX+→4へデータを引き継がせる為、何らかの措置が必要となり致し方なく別の筐体を設計したと思われる。

湾岸ターミナル廃止か?

マキシシリーズの後継であるスピードイグニッションの筐体ビジュアルが2025年2月に公開されたが、公開された資料およびロケテストでは湾岸ターミナルに相当する筐体が無い。
現状断言は出来ないが、以下の理由から湾岸ターミナルが廃止される可能性はあると言える。

  • コンピュータ性能の向上
    当時のコンピュータ性能*1と比べ性能はまさに月とスッポン。
    そこまで性能が向上すれば、サーバーボックス不要でも稼働が出来るのではないかと思われる。
    スマートフォンの性能も当時と比べ向上している為、湾岸ターミナルで行っていた車のカスタムに関するインターフェイスもスマートフォンのアプリ上で完結するようになる可能性、頭文字Dシリーズ同様ドライビングマシンでカスタマイズを可能にする可能性も考えられる*2*3
  • 磁気カードの引き継ぎが必要なくなった
    4以降サーバー管理であり、新バージョンのデータ引き継ぎはドライブ筐体湾岸ターミナルどちらでも可能になっている。

*1 現在用いられている基盤の「System ES3」はIntel Core i5の第3世代、コードネーム「Ivy Bridge」世代を用いている。なおCore iシリーズは2023年に登場した第14世代「Raptor Lake Refresh」が最新鋭。
*2 参考までに、頭文字Dでは開始時に「カスタマイズ」を選択することで時間制限付でドレスアップできる仕様。
*3 また、湾岸3dx+まではドライビングマシンのみで行っており、ドレコンするまでは自由に付け替えできず、ドレコン後にもポイントが獲得可能で、ゲージが溜まると付け替え出来る仕様であった。