グレネード兵(LW2)

Last-modified: 2020-05-18 (月) 00:22:40

公式MOD:Long War 2及びLong War Perk Packを導入した場合に既存ユニットは性能が変化する。

グレネード兵

キャノンを重火器兵に譲り、グレネードの扱いに特化したユニット。
グレネード専用の装備スロット枠を持っており、他クラスより多くのグレネード類を携行できる。

LW2ではグレネードを複数装備していても、一度投げると別のグレネードを投げるのに1ターンのクールダウンが設定されている。
しかしグレネード兵のグレネードランチャーを使用した場合はクールダウンが発生しないため、
毎ターン継続的にグレネードによる爆撃が可能であるという、バニラ版にはない長所が追加されている。

LW2ではフラググレネードがかなり弱体化されており、ダメージはともかくオブジェクト破壊力が大幅に低下している。
バニラと同じ感覚で敵のカバーを破壊しようとして投げても敵にダメージを与えるだけでカバーは無傷、ということもザラ。
またLW2での敵が戦利品をドロップする量はかなり多いため、グレネードでトドメを刺すと損をしやすい。
一応ダメージを与えれば敵の監視状態を強制解除できるので使い道が無いわけではないが、
序盤はフラッシュグレネードを主体として使っていったほうがチームに貢献できるだろう。
グレネードをオブジェクト破壊に実用的に使えるようになるのはプラズマグレネード開発後からになる。

スキルツリーはダメージ系グレネードの火力を強化していくか、フラッシュやスモークといった補助グレネードの強化をするかになる。
LW2ではグレネードを始めとするユーティリティアイテムは多く持たせるほど機動力が低下するため、
メイン武器がサブマシンガン以外でグレネードを満載にすると機動力がかなり低くなってしまうので注意。
またグレネード兵はミッション潜入率ペナルティが一番大きいということも忘れてはならない。

アビリティ

階級アビリティ名効果備考
一等兵グレネード射出グレネードランチャーを使用してグレネードを発射する。
上等兵ザッパー爆発物で大量の遮蔽物を破壊できる。
ニードルグレネードグレネードで敵をキルしても戦利品を破壊しない。
緊急展開このアビリティを発動したあとに支援型グレネードを使用すると、行動値消費なしで使える。
クールダウンに2ターン。
スモークグレネード、フラッシュグレネード、バトルスキャナーが対象。
伍長重武装グレネード専用スロットに殺傷型グレネードを装備すると使用回数+1。
フォーミダブル摩耗アーマー+2。爆発によって受けるダメージが50%減少。
プロテクターグレネード専用スロットに非致死性グレネードを装備すると使用回数+1。
軍曹コアブースト爆発型グレネードのダメージ+1。
センターマスメイン武器のダメージ+1。
ブルースクリーンボムフラッシュグレネードをロボットの敵に命中させると混乱状態にし、ハッキング耐性を低下させる。
二等軍曹熱弾頭グレネードが最大2ポイントのアーマーを貫通し、1ポイントのアーマーを削る。
タンデム弾頭グレネードとロケットの与えるダメージが有効範囲の端まで減衰しない。
スティンググレネードフラッシュグレネードは50%の確率で1ターンの間敵をスタン状態にする。
一等軍曹巨大爆発グレネードとロケットのダメージが50%の確率で+2。
チェーンショット攻撃が命中すると自動的に同じ敵にもう一度攻撃する。
但し、命中率に-5のペナルティを受ける。
高密度スモークスモークグレネードが与える防御力+20。
曹長ヴォラタイルミックスすべてのグレネードの効果範囲+1。
砲撃手グレネードの有効距離が+2になる。
ゴーストグレネード味方ターゲットを潜伏状態にする特殊なスモークグレネード。
上級曹長戦闘工兵遮蔽物など戦場にあるオブジェクトに与えるダダメージが大幅に増加する。ザッパーとの組み合わせでオブジェクトへの破壊力が最大になる。
一斉射撃最初の行動でグレネードや重火器の発射を行った場合、行動終了とならない。
フルキットユーティリティスロットのグレネード使用回数+1。

戦術とビルド

一等兵

グレネード射出

上等兵

ザッパー

グレネードのオブジェクト破壊力が上昇する。
LW2のフラググレネードは元々ゼロに等しいくらいの破壊力であるため、これを習得してもイマイチ効果を実感しづらいが
ザッパー+プラズマグレネードならバニラ版とほぼ同じ感覚で敵のカバーをガンガン吹き飛ばしていける。
高遮蔽(全カバー)を提供するような頑丈なオブジェクトは、爆風の中心で当てないと壊れにくいので注意。

ニードルグレネード

殺傷系グレネードの大きな難点である「グレネードでトドメを刺すと戦利品が破壊される」ことを防いでくれる。
ダメージ系グレネードは普段は戦利品破壊のリスクを回避するためにほぼ削り用となりがちだが、
爆発範囲内であれば100%命中するグレネードをトドメにも気兼ねなく使えるようになるため使い勝手が大きく向上する。
カバー破壊がほとんど望めないフラググレネードしか持てない序盤は特にザッパーより優秀なスキル。
「プラズマグレネードを開発してからザッパーを取るためにスキル再訓練をする」ことを前提として取得するのも悪くない。

緊急展開

支援系グレネード限定で行動値を消費せず使用できるスキル。
「緊急展開スキルを実行すると支援系グレネードがフリーアクション化する」という効果の【アクティブスキル】であるため、
緊急展開を発動してから対象グレネードを使用しないと効果が無いので注意。

LW2ではフラググレネードが心許ないため、フラッシュグレネードの有用性が高い序盤では心強いスキル。
中盤以降でも複数の敵小隊がアクティブになってしまった時に
1ターンでフラッシュグレネード2発を2ヵ所に撃ち込むといった使い方もできるし、
グレネードの飛距離が少し足りないという状況で「青範囲で前進→緊急展開グレネード→残りの行動力で退避」など、
立ち回りの幅が大きく広がる。

伍長

重武装

グレネードスロットに殺傷系グレネードを装備すると1スロットで2個分になる。
単純にグレネードの携行数が増える以外に、LW2では装備品が多いほど機動力が低下するため
1スロットで2個所持できるようにすることでユーティリティスロットを節約=実質機動力アップ、という考え方もできる。
ちなみにフロストボムはLW2で「非殺傷扱い」になっており、
適用されるのは「重武装」ではなく「プロテクター」なので注意。

フォーミダブル

バニラ版の「爆発緩衝材」に当たるスキル。
バニラ版との違いは増加する防御力がアーマーではなく摩耗アーマーになっている点。
摩耗アーマーに受けたダメージは戦闘中に回復できないが、
摩耗アーマーへのダメージは負傷としてカウントされないため
「かすり傷を摩耗アーマーで受け止めてHPにはノーダメージ」ということも結構起こり得る。
バニラ版より利便性の高いスキルになっている。

プロテクター

「重武装」の非殺傷グレネード版。
効果対象がフラッシュ・スモーク・バトルスキャナーと、
非殺傷系限定になっている点を除いては重武装と同じ効果。
グレネード専用スロットに装備しないと効果が無いので忘れずに。

LW2のフロストボムは非殺傷扱いなので、このアビリティで2個所持が可能。

軍曹

コアブースト

センターマス

ブルースクリーンボム

フラッシュグレネードが機械系の敵にも有効になる強力なスキル。
通常フラッシュグレネードによる混乱状態は1ターンで回復してしまうが、
機械系の敵をブルースクリーンボムで混乱させると複数ターン持続する。
さらにハッキング防御力を低下させるため、技術兵によるシャットダウンやオーバーライドの成功率が上昇する。
機械系の敵は遮蔽を利用できないため被命中率が高くなりやすく、オーバーライドで味方にすると敵から狙われやすい。
そのためブルースクリーンボムで機械系を含めた敵小隊をまとめて混乱させてから
技術兵でドローンやMECをオーバーライドできれば敵の攻撃を引き付けるデコイとして機能してくれるため、
味方へのダメージを劇的に抑えることができる。
位置次第ではオーバーライドしたMECを倒そうとした敵が味方部隊に対して無防備な方向に移動してくれたりする。

二等軍曹

熱弾頭

殺傷系グレネードにアーマー貫通力+2・アーマー破砕力+1のボーナスを得られる。
たった1ポイントのダメージ強化であるコアブーストと比べれば遥かに有効性が高い。
元々アーマー破砕力が2ポイントあるプラズマグレネードなら破砕力アップ+貫通2も加わって
重装甲の敵に効果的なダメージを与えつつ大量のアーマーを破砕できる。

タンデム弾頭

爆発物を起爆位置から離れている敵に当てた場合でも、距離によるダメージ減衰が発生しなくなる。
カス当たりだと1~2ダメージになったりすることを防ぐことができる。
プラズマグレネードを多用するなら有用なスキル。

スティンググレネード

フラッシュグレネードが混乱に加えて、50%の確率でスタン状態を与える。
「ブルースクリーンボム」を習得している場合、機械系の敵にも50%の確率でシャットダウン状態を与える。

混乱状態が通用しない一部の敵にもスタン状態は通用するため、足止め効果が期待できる。

一等軍曹

巨大爆発

チェーンショット

命中率が-10の射撃を行い、命中した場合は2回目の攻撃を自動で実行する連続攻撃アビリティ。
最初のペナルティ付き射撃を当てないと2回攻撃にならないため、適当に使うことはできない。
側面攻撃時や、カバー効果を受けられず命中率が高くなりやすいアドヴェントMECなどが主なターゲットになるだろう。

高密度スモーク

スモークグレネードの防御力上昇効果が+10される。(基本20、+10で防御+30)

+30という数値は半遮蔽に隠れている状態とほぼ同等の防御力なので
カバーに居なくてもスモーク内における回避率はかなり向上する。
もちろんちゃんとカバーに隠れた上で併用すれば、敵の攻撃はほとんど当たらなくなるだろう。
またスモークは近接攻撃に対しても効果があるので、スタンランサー・フェイスレス対策としても活用できる。

ただし爆発物には全くの無力なので、スモークに集まったところを一網打尽にされないよう注意。
オフィサースキル「インカミング!」と併用すれば鉄壁の陣を敷ける。

曹長

ヴォラタイルミックス

グレネードの有効範囲が1タイル増加する。
殺傷・非殺傷を問わず広がるので、これまでにどのアビリティツリーを選んでも効果が保証されている。

砲撃手

グレネードの有効距離が2タイル長くなる。

有効距離というのは飛距離のこと。
より遠くまで飛ばせるようになり、敵に近づくことなくグレネードが届くようになるスキル。

ゴーストグレネード

上級曹長

戦闘工兵

グレネードのオブジェクト破壊能力が上昇し、
更に爆発範囲のどこで当てても中心部と同じオブジェクト破壊力を得られる。
ザッパーとは効果が重複する。

ザッパーと併用すればプラズマグレネードでほぼロケット並みの破壊力を得られる。
ザッパーを取らなかった場合でも爆風による破壊力減衰が無くなるので、
プラズマグレネードを使うなら確実に恩恵はあるだろう。

一斉射撃

最初の行動(行動値を消費する前)でグレネードや重火器の発射を行った場合、
行動値消費が1になり、行動終了にならない。

「緊急展開」と併用すると・・・
「緊急展開」で行動値を消費せずにフラッシュ発射→「一斉射撃」の効果でグレネード発射→行動値消費1でさらに攻撃orグレネード
と、1ターン最大3個のグレネードをポイポイ投げられるようになる。

フルキット

グレネード専用スロット以外のユーティリティスロットに装備したグレネードも1枠につき2個所持するようになる。

グレネード専用枠1つに加えてユーティリティスロットは3枠あるため、
最大8個というすさまじい数のグレネードを携行できるようになる
が、1ミッション中にグレネードを8個も使うかどうかが問題。