技術兵(LW2)

Last-modified: 2020-05-21 (木) 15:10:37

公式MOD:Long War 2及びLong War Perk Packを導入した場合に既存ユニットは性能が変化する。

技術兵

支援ドローングレムリンを操るハッカーでもあり味方を治療するメディックも勤めるクラス。
1発で即死も珍しくない本作において被弾することが前提となる回復アビリティは敬遠されがちだが、
LW2では後半に入ると1マップあたりの敵の物量が凄まじい数になるため、ノーダメージでミッションを完了させるのは困難を極める。
そんなときに被弾時のカバーが利く技術兵の恩恵は大きい。

また序盤はセクトイドが絡むと頻繁にパニックや混乱を起こすため、治療と同時に味方を行動開始させられる意識回復プロトコルも地味ながら重要。
LW2におけるミッションはほとんどにおいて時間制限があること、1つのミッションでターン数をかけすぎるとどんどん追加の増援が湧いてきて手に負えなくなるので、ミッション目標に対しての遠隔ハッキングの重要性も依然高い。撤退地点と目標までの視界を上手く確保できればミッションもぐっと楽になるだろう。場合によっては発破で壁に穴を開けてでも視界を確保することも検討しよう。
たとえ重要ハッキング対象がない場合でも序盤から徘徊している厄介な警戒ドローンの排除も技術兵なら対処しやすい。時にはハッキングして掌握し、こちらの駒として使ってみるのも悪くない。

アビリティ

階級アビリティ名効果備考
一等兵支援プロトコルグレムリンにより味方ユニット1体に次の自分のターン開始時まで防御力ボーナスを与える。
故障プロトコルグレムリンにより敵の機械ユニットをハッキングする。
ハッキンググレムリンにより遠距離からアクセスポイントをハッキングする。
上等兵意識回復プロトコルグレムリンにより味方ユニット1体の混乱、パニック、スタン、気絶状態を回復する。
冷静沈着監視と反応射撃の命中率+10%
クリティカルヒットの可能性もあり。
戦闘プロトコルグレムリンによりターゲットに必中ダメージを与える。
機械ユニットに対してはダメージが増加する。
1ミッションに2回使用可能。
行動終了となる。
伍長野戦外科医このアビリティを持つユニットが出撃していた場合、そのミッションで負傷したユニットが回復に要する時間が、実際に失ったHPより1少ないものとして計算される。このアビリティを持つユニット自身も効果の対象となる。
この効果は累積する。
致命傷を受けた後、安定させたユニットには無効。
援護射撃敵のあらゆる行動に対して監視射撃が発生する。
干渉味方に対する監視状態を解除する。
1ミッションにつき3回まで使用可能。
軍曹メディカルプロトコルグレムリンにより遠距離から味方ユニットの治療を行う。使用回数は治療キットの使用回数が置換して追加される。
抑圧ターゲットに対し制圧射撃を行う。弾薬2消費。
抑圧中はターゲットの命中率-30。
ターゲットが移動すると反応射撃を行う。
自身がダメージを受けるか、反応射撃が行われると抑圧は終了する。
複数のユニットから抑圧を受けるとペナルティは累積する。
エアドロップグレムリンにより味方ユニット1体に爆発型グレネードを1個供給する。
1ミッションに2回使用可能。
通常はフラググレネードが、開発していればプラズマグレネードが供給される。
二等軍曹衛生兵治療キットの使用回数+2。
常時警戒移動しか行わなかった場合、行動終了時に自動的に監視状態となる。
安全装置ハッキング失敗によるマイナスの効果を防ぐ
一等軍曹救いの神このユニットが行う治療で回復するHP+4。
センチネル監視時に最大2回反応射撃を行う。
トロイ故障プロトコルによりハッキングされた敵ユニットは、ハッキング効果終了時にダメージを受け、行動値を失う。ダメージは0~8の間。ハッキング能力とターゲットのハッキング防御力の差から計算される。
曹長スキャン・プロトコルグレムリンにより自身を中心とした広範囲をスキャンし、ユニットの位置情報を得る。
隠蔽された敵や擬態している敵も発見する。
キルゾーン扇状の範囲内で移動や攻撃を行った敵に対し、反応射撃を行う。
クールダウン3ターン。
脅威判定支援プロトコルの対象となったユニットが援護射撃付きの監視状態となる。
支援プロトコルのクールダウン+1ターン。
上級曹長回復グレムリンによりすべての味方ユニットに対し治療、蘇生を行う。
1ミッションに1回のみ使用可能。
フル・オーバーライド敵ロボットユニットを永続的にコントロールする。一定の確率で敵MECをレジスタンスのものにする。
コンデンサー放電グレムリンによる範囲攻撃を行う。
スタン状態にする可能性がある。機械ユニットにはダメージが増加する。
1ミッションに1回のみ使用可能。

戦術とビルド

一等兵

支援プロトコル

指定した味方1人の防御力を上昇させる、バニラ版とほぼ同等の性能。
グレムリンのアップグレードによる上昇量は20/25/30と若干ながら低下している。
消費行動値が1かつターン終了しないので、支援プロトコル使用後に射撃や移動も可能なことを覚えておこう。

故障プロトコル

LW2の技術兵は一等兵の段階で故障プロトコルが使用でき、敵機械ユニットのハッキングが最初から狙える。
クールダウンは5ターン。
射線が通っていなければ実行できない。
一度故障プロトコルを実行したユニットに対しては、
クールダウンが回復して再使用可能になっても再度ハッキングを試みることはできない。

ハッキング

上等兵

意識回復プロトコル

味方兵士の精神的状態異常(スタン、混乱、パニック、意識不明)を治療する。
出血状態で耐えた兵士を治療キットで安定化させて意識不明状態にしてから
意識回復プロトコルを使えばその場で復活させることができる。

冷静沈着

戦闘プロトコル

グレムリンの放電による必中ダメージを与える。
対象が機械系の場合はダメージが2倍になる。

視界さえ通っていればどこからでも発動可能、かつ必中なので
HPを1~2ポイント残してしまった敵を確実に仕留める場合に真価を発揮する。
また、抑圧や監視を行っている敵にダメージを与えれば強制解除することもできる。

伍長

野戦外科医

このアビリティを習得した兵士と一緒に戦闘に参加した兵士が負傷した場合、
実際に受けたダメージ量より1ポイント分軽減された数値で治療日数が計算され、完治までが早くなる。
このアビリティを持った兵士が複数いる場合、その分だけ効果は重複する。

ダメージを受けないよう指揮するに越したことはないが、
文字通り長い戦いとなるLW2において、少しでも負傷兵の復帰が早くなるのはありがたい効果。

援護射撃

監視を実行すると自動的に「援護射撃」状態となる。
援護射撃状態では視界内にいる敵の命中率にペナルティを与える。
さらに視界内で最初に行動(移動・攻撃どちらも)した敵に対して反応射撃を行う。

兵士の命中率が高ければ、視界内からこちらを攻撃しようとした敵を
援護射撃のカウンターで反応して潰すという芸当も可能。
ただしカバー越しでもまともに当てられるくらいは育たないと難しい。

干渉

監視状態の敵ユニットの監視状態を強制解除する。
行動値消費は1。使用可能回数は1ミッションにつき3回まで。

監視状態は通常ではダメージを与える・抑圧する・混乱などの状態異常を与える、など
限られた手段でしか解除できないため、
行動値1で確実に監視を解除することが可能なこのスキルは味方の前進を後押ししてくれる。

軍曹

メディカルプロトコル

グレムリンを利用して遠距離からでも味方を治療・蘇生できるようになる。
バニラ版と同じ性能で、治療キットを装備することで使用回数が増加する。

抑圧

エアドロップ

指定した味方にその場でグレネードを1個分付与する。
初期段階ではフラググレネード、プラズマグレネード開発後はプラズマグレネードが付与される。
使用回数は1ミッションにつき2回まで。

二等軍曹

衛生兵

治療キットの使用回数が+2される。
グレムリン・ヒールの使用回数を増やすという効果では無いので、
治療キットを装備しなければ恩恵を得られない点に注意。
逆に言えばメディカルプロトコルを習得していなくても、治療キットさえ持っていれば恩恵がある。

常時警戒

そのターン中に移動のみで行動終了した場合、ターン終了時に自動で監視状態が発動する。

攻撃や各アビリティの発動はもちろん、リロードしても常時警戒は発動しなくなるので注意。

安全装置

故障プロトコルによるハッキングに失敗したときにペナルティが発動しなくなる。
セクトポッドなどハッキング難易度が高いうえ失敗すると大惨事になる相手にも
安全にハッキングを試みることができるようになる。
セーブ&ロードを多用するプレイングをしない場合(もちろんアイアンマンでも)心強いだろう。

一等軍曹

救いの神

医療キットやグレムリン・ヒールによるHP回復量が+4される。
グレムリン・マーク3ならヒール1回で回復量12まで増加する。

センチネル

監視状態での反応射撃を2回まで行えるようになる。

遊撃兵の「即応」との違いは反応射撃の命中の可否に関係なく、2回の反応射撃が保証されていること。
ただしダメージを受けると監視状態は強制解除されるので、爆発物などに注意。

トロイ

敵ユニットへの故障プロトコルが成功した場合に、
シャットダウン・ハッキングの効果が終了するとトロイウィルスが発動。
終了した直後の敵ターンに0~8のアーマー無視ダメージを与え、1ターン行動値をゼロにする。

ハッキングして安心していたところに効果終了して次ターンですぐに撃たれた・・・というリスクを回避してくれる。
そうでなくてもハッキングの持続ターンが実質1ターン長くなることになるので
対機械ユニットに大きなアドバンテージを得られる。

曹長

スキャン・プロトコル

グレムリンを飛ばした先で広範囲にスキャンセンサーを展開し、敵の存在を索敵する。
地中に隠れたクリサリドや、擬態したフェイスレスがスキャンセンサーに引っかかると、擬態や地中潜伏を解除することができる。

バトルスキャナーが無くても使えるスキャン1回分、という感じ。
グレムリンの性能向上によって1ミッション中の使用回数が増加する。

キルゾーン

扇状の範囲に限定した強力な監視状態に移行する。クールダウン3ターン。
範囲内で移動・行動する敵全てに対して、残弾が残っている限り反応射撃を行う。
反応射撃を行うのは敵1体につき1回のみだが、命中しなくてもキルゾーン状態は継続する。
キルゾーンによる反応射撃は射線が通っていれば、部隊視界の範囲の敵にも発動する。
ダメージを受けるとキルゾーン状態は中断される。

バニラでは狙撃兵しか使用できなかった「キルゾーン」が技術兵でも使用できる。
スナイパーライフルとは異なり移動後に実行可能なため、積極的な活用がしやすい。
武器に「拡張弾倉」を装着すれば最大4回以上の反応射撃を行える。
ただしスナイパーライフルほどの有効射程はないため、
部隊視界に攻撃が届いても命中率は低くなる。通常射程内なら十分。

脅威判定

「支援プロトコル」を使用した味方に、「『援護射撃』付きの監視状態」にする効果を追加する。

援護射撃が付くので、敵の移動だけでなく攻撃行動に対しても反応射撃を行う。
運良け当たれば反応射撃で倒して敵の攻撃を中断できるかも。

上級曹長

回復

フル・オーバーライド

故障プロトコルとは別のアクティブコマンドで、1ミッションに1回限り使用可能。
成功するとその戦闘中永続するハッキング状態にする。
また成功率の低い「マスターエネミー」に成功すると、ハッキングしたユニットに能力ボーナスを付与する。

更にマスターエネミーに成功したユニットがMEC系だった場合、
一緒に帰還させることでレジスタンスの戦力として鹵獲し、
そのミッションの地域にある解放区に所属するレジスタンスMECとなる。
レジスタンスMECはスパイ抹殺など、レジスタンス単位で活動するミッションの戦力として同行してくれるようになる。

1回限りで失敗すればその戦闘中は二度と使用できないものの、成功時のリターンは抜群。
もしセクトポッドの永続ハッキングに成功できれば、3回行動の火力+耐久力を存分に敵に押し付けてくれる。

コンデンサー放電