Xcom側のクラスが追加されているのと同様に、
Long War2ではアドヴェント兵などエイリアン側のバリエーションも増加している。
ここではバニラ版との差異の説明のみに留めているので、
既存の敵の詳細な説明はバニラ版のエネミー紹介ページを参照してください。
アドヴェント兵士
アドヴェント・トルーパー系
アドヴェント・トルーパー |
アドバンスド・トルーパー |
エリート・トルーパー |
バニラ版とほぼ同等の能力値。
アドバンスド、エリートはグレネードを投げてくる点に注意。
エリート・トルーパーのみ意志力が85(バニラLegacyで50・WotCでは60)と大幅に強化されており、
精神攻撃への耐性が高めに設定されている。
アドヴェント・オフィサー系
アドヴェント・オフィサー |
アドバンスド・オフィサー |
エリート・オフィサー |
基礎能力および行動はバニラ版とほぼ同等だが、
こちらもエリートの意志力は95(バニラで75)と非常に高いので精神攻撃は通りにくい。
アドヴェント・スタンランサー系
アドヴェント・スタンランサー |
ヘビー・ランサー |
エリート・ランサー |
ヘビー以上は「とどめの一撃」(スタン・混乱中のユニットへ命中&クリティカル+50%、ダメージ+2)
を習得しているため、連続で攻撃を許すのは絶対に避けたい。
エリートになると「旋風斬り」(近接攻撃がヒットすると攻撃後に移動可能)まで習得している。
フラッシュグレネードで接近を妨害したり、防御力は高くないので複数の監視射撃でがっちり迎え撃つのも一つの手だろう。
また反撃能力は持っていないため、シノビを差し向けてこちらから斬りかかるのも有効。
アドヴェント・シールドベアラー系
アドヴェント・シールドベアラー |
エリート・シールドベアラー |
基礎能力・シールド付与能力ともにバニラ版とほとんど差異はなし。
アドヴェント・ガンナー系
アドヴェント・ガンナー |
ヘビー・ガンナー |
エリート・ガンナー |
Xcom側の重火器兵に相当するアドヴェント兵。
エリア抑圧を使用してくるため、見つけたらある程度散開したほうがいいだろう。
エリートは「トラバースファイア」(移動前に射撃を行うともう一度攻撃可能)を習得しており、
その場からの2回攻撃や、一回攻撃してから続けてエリア抑圧、など使ってくるため脅威度が一気に高まる。
アドヴェント・セントリー系
アドヴェント・セントリー |
アドヴェント・ガーディアン |
アドヴェント・センチネル |
局地防衛に特化したアドヴェント兵。
「援護射撃」(移動以外の行動にも監視射撃発動)を標準で習得しており、監視を多用する厄介な存在。
先制でフラッシュグレネードを当てるなどして監視を封じられないと被弾を免れない。
ガーディアンは「センチネル(監視射撃が命中すると連続2回まで監視を継続)」
センチネルは「即応(上に同じく連続3回まで監視を継続)」が追加される。
状況によっては最初の1人目は被弾覚悟でグレネード等を投げ、
監視状態を強制解除するという手段も必要になってくるだろう。
アドヴェント・サージェント系
アドヴェント・サージェント |
アドヴェント・ファーストサージェント |
「マーク」を使用するなど行動はオフィサーと似ている。
HPが低い代わりに命中率が高めなのでターンを取らせないようにしたいが、
「戦術的センス」(視界内の敵の数に応じて防御力が最大+15)を習得しているので
カバー越しではなかなか命中させにくいのが厄介。
最も気をつけたいのは「サージェント系は探知範囲が一般的な敵の約1.5倍(18タイル)ある」ということ。
シノビが見つけても他の兵士がうっかり探知範囲内に足を突っ込んでアクティブ化させないように注意が必要。
アドヴェント・スカウト
アドヴェント・スカウト |
索敵と機動力に特化したアドヴェント兵。
HPは低いが「忍び足」を標準で習得しており、監視射撃は通用しないので注意。
また「ローンウルフ」(近くに味方がいない場合は命中&防御+10)もあるため、
孤立したスカウトの命中率は90というかなり厄介な数値になる。
アドヴェント・コマンド
アドヴェント・コマンド |
スカウトの上位種・・・のように見えて、純正な上位というわけではない特殊な兵士。
スカウトと比べると耐久力が大幅に強化され、防衛的な存在になっている。
「忍び足」を持っているので監視射撃は無効なのに加え、
「ロープロファイル」(低遮蔽でも高遮蔽と同じ防御ボーナスが得られる」を習得しており、
カバー越しの攻撃を命中させるのは困難。
更に「イヴェイシブ」(最初に受けるダメージに対してのみ回避率+100)まで習得しているため
初弾ヒットは確実にかすり傷となり、HPバーの見た目以上にタフな兵士。
ただし「イヴェイシブ」の効果は爆発物などかすり傷が発生しない攻撃でも解除されるため、
初手でグレネードを当ててイヴェイシブを解除してから集中攻撃するのが有効。
アドヴェント・ショックトルーパー
アドヴェント・ショックトルーパー |
攻撃面、特にクリティカルに特化したアドヴェント兵士。
基礎クリティカル率は10%と大したことはないものの、
「アグレッション」(視界内の敵の数に応じてクリティカル率増加)
「かかってこい」(視界内の敵の数に応じてクリティカルダメージ増加)
というクリティカル強化スキル2種を備えているため、カバーに隠れてクリティカル率を抑えていないと危険。
アドヴェント・ヴァンガード
アドヴェント・ヴァンガード |
近距離戦に強いアドヴェント兵士。
「近接戦闘スペシャリスト」(周囲4タイル以内で敵ユニットが移動または行動するとノーコストで反応射撃が発動)
というアビリティを持っているため、近づくだけで問答無用で反応射撃が飛んでくるので接近は危険。
おまけで「クロース&パーソナル」(攻撃対象が近いほどクリティカル率アップ)も持っている。
防御面は「ハードターゲット」(視界内の敵の数に応じて回避率アップ)を習得しているくらいで、
防御力は低いので攻撃を命中させやすいのが救い。
アドヴェント・グレネード兵系
アドヴェント・エンジニア |
アドヴェント・グレネード兵 |
アドヴェント・ヘビーグレネード兵 |
Xcom側のグレネード兵に相当し、多彩なグレネードを放り投げてくる。
最下級のエンジニアはフラッシュグレネードしか使ってこないが、
グレネード兵/ヘビーグレネード兵になるとフラグ・ファイア・アシッドといった厄介なものも投げてくるようになる。
アドヴェント・ロケット兵系
アドヴェント・ロケット兵 |
アドヴェント・ヘビーロケット兵 |
エリート・ロケット兵 |
Xcom側の特殊兵に相当する、名前の通りロケットを発射してくる迷惑極まりない存在。
もし行動を許してしまいそうなら、絶対に車など誘爆するオブジェクトに隠れないように。
ロケット自体のダメージ+オブジェクト誘爆で2倍の被害を被ることになる。
また高所も危険。床ごと爆破されて追加の落下ダメージを受けるハメになる。
アドヴェントのロケット兵は移動後にロケットを撃つことはできない。
誰かが側面を取ればそれを嫌って隠れようと移動する傾向があるため、
機動力の高い兵士に側面を取らせれば、倒せなくてもロケットを発射するのを妨害できる。
アドヴェント・ジェネラル
アドヴェント・ジェネラル |
アドヴェントの司令部襲撃ミッションで防衛司令官として出現する中ボス格。
ヘルメットを被っておらず、正体を丸出しにしている。
他のアドヴェント兵のエリートクラスと比較しても2~3倍の体力を持っており、
攻撃ダメージ・命中率ともに高い、まさにボス的存在。
更にXcomのオフィサーですら不可能な「射撃規律」と「遮へい陣形」の同時習得をしているツワモノ。
唯一の欠点は防御力が低いため攻撃自体は当たりやすいこと。
特に強襲兵のアーク放電器がよく刺さるので、スタンしたところを一気に叩くといいだろう。
アドヴェント機械化兵
アドヴェント・ドローン系
アドヴェント・監視ドローン |
アドヴェント・ハンタードローン |
耐久力は低いが視認距離が非常に長いうえ、飛行して移動するため
「敵ターンで障害物の向こう側からいきなり飛んできて潜伏がバレた」という事態が起きやすい。
潜伏中に技術兵が視界内に捉えてハッキングできれば潜伏を解除されることなく無力化できる。
ただしハッキングしたドローンが他の敵の探知範囲にいた場合は見つかって潜伏解除されるので注意。
交戦状態に入った場合、攻撃ダメージは低く機械のためカバー防御を受けないものの防御力がある程度高く、
最序盤から出現するので新兵では攻撃が当てにくい。密着して接射命中ボーナスを利用して当てよう。
大したことないと思って処理を後回しにしていると接近してきて命中率の高いスタン攻撃をしてくる。
「ダメージが低い代わりに地形を無視して飛行するスタンランサー」という感じの存在。
アドヴェント・タレット系
アドヴェント・タレット |
アドヴェント・ヘビータレット |
スーパーヘビータレット |
砲台は高所ボーナスが入りやすいのとアーマー破砕を持っているのが厄介。
ハッキング耐性が低いので故障プロトコルによるハッキングがよく刺さるが、
オーバーライドして利用してやってもカバーに隠れてる敵には命中率20%程度なのでアテにしづらい。
また砲台が設置された地面がロケットなどで破壊された場合はタレットも即座に消滅する。
マップや状況によっては利用できるかもしれない。
アドヴェントMEC系
アドヴェントMEC |
アドヴェント・ヘビーMEC |
アドヴェント・スーパーヘビーMEC |
MEC系はバニラと同じく、カバー補正を受けられないので攻撃を当てるのは容易だが
側面攻撃ボーナスが発生しないためクリティカルが出にくく、
強襲兵によるクリティカル狙いはあまり効率的ではない(倒せないわけではない)。
アドヴェント兵のエリート級に相当するスーパーヘビーMECは
アーマー4に加えて「ダメージコントロール」(ダメージを受けるとそのターンだけアーマー+2)
があるため、アーマー破砕の攻撃手段をしっかり用意していないと溜め息が漏れる硬さ。
LW2の『アシッドグレネード』は直接のダメージが低い代わりにアーマー破砕力が4もあり、
加えて「装甲破壊」(被ダメージ+3)の効果を付与するため、非常に効果的。
MECアーチャー系
MECアーチャー |
MECロングボウ |
標準のMECよりも「マイクロミサイル」の射程が長く強化されており、
長距離から爆発攻撃を飛ばしてくるためカバーが無意味となる厄介なヤツ。
その代わり耐久力が低くアーマーも薄いため、集中攻撃すれば一瞬で倒せる。
先手を取れるかどうかがカギ。
アンドロメドン
アンドロメドン |
アンドロメドン・シェル |
基本的にバニラと同じく、最初は生命体扱い・一度倒して再起動後は機械扱いとなる。
LW2ではアシッドボムに装甲破壊(被ダメージ増加、任務終了まで治せない)が付与されるので危険度が増している。
通常時は混乱が有効なのでフラッシュグレネードで封じることができる。
逆にシェル形態になると機械系になりフラッシュグレネードやアーク放電器が効かなくなる。
代わりに機械系扱いとなることでカバー補正が無効化されるので、遠距離からでも攻撃を当てやすくなる。
強襲兵などで接近して倒し、シェル形態になってカバーが無効になったら後方の味方が撃ち込んで倒すのが効率的。
セクトポッド
セクトポッド |
スーパーセクトポッド |
試作型は削除されており、代わりにただでさえ硬いセクトポッドに上位種が追加されている。
アーマー6+「ダメージコントロール」(ダメージを受けるとそのターンだけアーマー+2)
という鬼のような装甲を備えているのでアーマー破砕手段は必須。
といってもセクトポッドが出現する頃にはXcom側もシュレッダー弾やブルースクリーン弾など対抗手段が充実しているはず。
ハッキング耐性は脅威の180。
レッド/ブルースクリーンによるハッキング防御低下をかけないと技術兵上級曹長でもハッキングは無謀だろう。
エイリアン
セクトイド系
セクトイド |
セクトイド・コマンダー |
上位種であるコマンダーが追加されている。
コマンダーのサイキック蘇生はなんと周囲にある死体全てを一斉にゾンビ化させる。
これが厄介なのは「アクティブ化していなくてもマップに死体ができたら視界外からゾンビを作ってくる」こと。
とどめに混乱耐性があるため、フラッシュグレネードで混乱させてゾンビを無力化する手が使えない。
近接攻撃が弱点であるのは通常のセクトイドと同じであるため、シノビで一刀両断できないと対処に苦労するだろう。
ヴァイパー系
ヴァイパー |
ヴァイパー・サーペンス |
ヴァイパー・エリート |
回避率が非常に高く、攻撃が命中しても「かすり傷」にされやすいのがヴァイパー系全般の特徴。
基本的な能力や攻撃手段はバニラと変わらない。
通常射撃の命中率が低くなる状況では毒に耐性を持っている兵士に対しても
毒液攻撃を積極的に使ってくる傾向があるため、
治療キットなど毒耐性が付くアイテムを装備しておくとターンを有利にできることがある。
バニラとの大きな違いとして「ヴァイパーが拘束している最中のXcom兵士を別の敵は攻撃することができる」という点がある。
そのため引き寄せられて拘束されている間に近くにいる他の敵にハチの巣にされる、
という事態が起きる可能性があるので警戒が必要。
ヴァイパー・エリートは「ライトニングリフレックス」(監視射撃を高確率で回避)があるため監視待ちは悪手。
サイドワインダー系
サイドワインダー |
サイドワインダー・サーペンス |
サイドワインダー・エリート |
最大HPを犠牲にして、更に高い機動力と回避率を持ったヴァイパーの亜種。
機動力を生かして積極的に側面攻撃を狙って来る傾向があるため、立ち位置には注意。
嫌らしいことに「忍び足」まで持っているため監視射撃は無効化される。
ナーガ系
ナーガ |
ナーガ・サーペンス |
ナーガ・エリート |
ヴァイパーの亜種で、エイリアン側の狙撃兵のような存在。
高い命中率と「部隊視界」を持っているため、一度アクティブ化すると敵の後方から悠々と撃ちまくってくる。
その代わりに機動力が犠牲になっており、接近するのは難しくない。
ミュートン系
ミュートン |
ミュートン・センチュリオン |
ミュートン・エリート |
バーサーカー |
近接カウンターを持っているのでシノビで斬りかかるのはご法度。
またエイリアングレネードがあるので車の陰には隠れないように。まとめて吹き飛ばされます。
センチュリオン以上は「ウォークライ」を使用して周囲の敵ユニットの命中・意志を強化する。
エリートは「着火」(移動前に攻撃すると行動力消費が1になる)があるため最悪2回攻撃してくるうえ、
「パーソナルシールド」を使用して5ポイント分のシールドを自分に付与する。
またシールドを張られると混乱が効かなくなるので注意。
バーサーカーはバニラと同じく近接攻撃しかできないが、
炎上させても近接攻撃が可能なので殴られる前に倒すしかない。
クリサリド系
クリサリド |
クリサリド兵 |
クリサリド・クイーン |
近づいて毒の爪で殴ってくるしか能がないが、上位種が追加されている。
しかし最適な処理法はやはり「近づかれる前にやれ」で共通。
「クリサリド兵」は「ライトニングリフレックス」で監視射撃をガンガン避けるので監視待ち伏せは悪手。
こちらから射線を通して撃とう。
最上位の「クリサリド・クイーン」はセクトポッドやゲートキーパーと同じ3*3タイルの幅を取る大型ユニットで、
アーマー4+HP45(ベテラン時)というタフさ。
さらにクイーンは攻撃力が高いだけでなく毒も強力で、ターン経過時になんと最大9ダメージを受ける。
技術兵がその場にいなければ即座に撤収ビーコンを投げたとしても助からないことが多い。
またクイーンも巨体に似合わず地面に潜ることができるため、
近くを通過した兵士を地面から奇襲+強力な毒を与えたうえで潜伏強制解除という非常に嫌らしいことをしてくる。
LW2はLegacy版に準拠しているため、炎上させることで近接攻撃を封印できる。
ただしクリサリド・クイーンは炎上したまま殴ってくるので効果が薄い。
特殊兵の火炎放射器や龍弾が効果的だし、単純にフラッシュグレネードで混乱させて移動力を鈍らせてから集中砲火するのも有効。
アーコン
アーコン |
グレートアーコン |
カバー補正を受けられない代わりに高い最大HPと優れた防御力・回避率を兼ね備える面倒なヤツ。
ダメージを受けると「バトルフレンジー」で次ターンの行動力が3になってしまうので、
倒すなら1ターンでケリをつけられるよう集中攻撃して倒そう。
グレートアーコンは「ライトニングリフレックス」持ちなので監視待ちは悪手。