武器

Last-modified: 2024-02-10 (土) 14:54:09

目次

概要

  • ハンターがモンスターを狩猟するために使用する戦闘用の道具。
    現在ギルドで認可されている武器カテゴリーは全シリーズ合計で17種類*1
    その内剣士用の近接武器と、ガンナー用の遠距離武器に分けられる。
    オトモアイルー用の武器も存在するが、攻撃系統が切断か打撃の2種類に分かれているのみで、
    攻撃のモーション自体は変わらない。
    MHX(X)ではオトモアイルーをニャンターとして操作可能で、一つの武器カテゴリーとして扱われている。
    この項目では、各種武器の詳しい解説は割愛する。
    詳しい解説等はそれぞれの項目を参照していただきたい。
    また、ここではMHF等に登場する特殊武器についても解説する。
  • ハンター達が使っている物は、ギルドや各地の武器工房が認めた対モンスター用の専用武器であり、
    全てギルドの最先端の技術で開発・生産される(故に、ギルドの機密事項に触れるものでもあるため、
    それを所持するハンターには徹底した武器の管理が要求される)。
    人間よりも遥かに巨大で、タフな生物を屠る目的で造られているため、
    どの武器も現実世界の武器と比較して非常に大きく、
    最も小さな双剣でさえ全長100cm以上、最も長い太刀だと3mを優に超える。
  • あまりにもデカくて重くて邪魔になるせいなのか、一度に複数の武器を装備することは不可能。
    武装の欲張り過ぎで有名な鎌倉時代の武士なども、武器がモンハンほど嵩張らないのに加えて、
    そもそも騎馬による移動の補助が前提なため成立しており、この辺りは致し方ないと言えよう。
    ただしMHW以降においてはベースキャンプで武器を換装できるシステムが確立しているので、
    同時装備はできないが複数の武器を持ち込み、柔軟に使い分けることで対応ができるようになった。
  • 強大なモンスターにもダメージを与える凄まじき破壊力を秘めており、
    シリーズが長大化していることもあって細かく分けるとその数は計り知れない。
  • 使い勝手は武器毎によって全く異なり、覚えること自体は多いものの、
    ただ振り回す(弾を撃つ)だけなら操作自体は至ってシンプルである。
    そのため、MHP2Gまでは何か1つの武器を極める一方で、
    他に2、3種の武器をほどほどレベルに使えるというハンターが非常に多かった。
    • これは、武器毎によるモンスターの相性という存在が非常に大きく影響している。
      実際、MHP2G以前の作品(現在のMHFにおける、一部のモンスターにも当てはまる)では、
      ガンナーだと倒しやすいのに大剣だと大苦戦必至のグラビモスや、
      打撃に対しては脆いが弾には非常に強い甲殻種など、
      武器毎の相性が露骨に関わってくるモンスターという存在があった。
      その為過去の作品においては、相性が悪いモンスターに対して武器種を変えるという選択肢も、
      公式側から示唆されるほどであった(参考)。
    一方、シリーズが長く続いた事で「特定の武器種に愛着を持つプレイヤー」が多く見られるようになり、
    それを受けてかMH3以降は、
    武器種とモンスターの強烈な相性問題を減らしていく」一方で、
    1武器種ごとの操作・システムをより複雑化し、各武器種の操作を深くやり込めるようにする
    方向性に転換したことがうかがえるようになっている(こちらの記事も参照のこと)。
    そのため、自分のお気に入りの武器一筋でゲームを攻略でき、
    やり込めばやり込むほど強力になっていく事を歓迎する声が多い一方で、
    全く使っていない、他の武器へのハードルが今まで以上に高くなってしまったという声も一部存在する。
    他にも、「双剣は強走薬を飲んで乱舞しているだけで強い」
    「大剣は攻撃範囲が広いから思考停止で振り回せる」といった、
    誤ったイメージや特定の戦法だけに固執してサブ武器を選ぶハンターが駆逐されたのも評価の一つだが、
    実際に触れる機会が無いからこそ誤ったイメージが残ったままになってしまうという意見もあり、功罪相半ばと言えよう。
    MHXでは狩猟スタイルと狩技の登場により、操作の複雑化は更に加速しているが、
    逆に、自分の得意とするスタイルがあれば、これまでよりもアプローチの方向性は多様化したといえる。
  • 「武器種」と呼ばれる武器カテゴリーに関しては、
    初代では大剣、片手剣、ハンマー、ランス、ボウガン(ライト/ヘビィ)の6種だったが、
    MHGで双剣、MH2で太刀、狩猟笛、ガンランス、弓、MH3でスラッシュアックス、
    MH4で操虫棍とチャージアックスが新たに登場し、2023年現在メインシリーズでは14武器種が存在する。
    MH4以降10年間これ以上の新武器種は登場していない(前述の事情も絡むと思われる)が、
    派生作品まで目を向けるとMHFの穿龍棍、マグネットスパイク、MHXRのアクセルアックスという完全独自の武器種が存在する。
    • ちなみに1シリーズ内で使用できる武器種数が最も多かったのはMHXRの15種
      (メインシリーズの14武器種+アクセルアックス)。
      ニャンターを武器種として勘定するならMHX(X)も15種で並ぶ。
  • 一部の武器には「武器自体に特殊効果がある」ものが存在する。
    メインシリーズではレギオス武器や渾沌マガラ武器などがそれに該当する。
    「特殊武器」等と呼ばれる、武器カテゴリ単位で共通の特殊効果を有するものもあり、
    特にMHFでは、主要コンテンツで用いられる全ての武器が何らかの「特殊武器」である。
  • そのMHFではアップデートごとに武器が無尽蔵に増えて行くため、
    2016年秋時点での公式発表によると派生途中も含め20,000種類もの武器バリエーションが存在する。
    派生毎に見ても、もはやプレイヤー側が全て把握するのは物理的に不可能な状態と言える。
    また、双属性複属性特殊リーチ武器といったバリエーション要素のほか、
    武器そのものに複雑な独自要素(後述)が幾つも搭載されており、
    HR5以降はほぼ全ての武器種で、「」によって武器自体のアクションを新たに変化させることができる
    (ただしマグネットスパイクだけは極ノ型しかない)。
    • 基本的ベースがMH2であるMHFでは、
      武器種の使い分けに関しては当初は旧作品と同様の考え方が成されていたのだが、
      2014年以降は現在のメインシリーズ同様の考え方が主流となっており、
      開発側も「プレイヤーが自分の好きな武器種を持ってPTプレイができる状態を目指す」と何度も公言している。
  • 日々ハンターたちによって注文され新造される武器や防具だが、
    一部の比較的量産が行き届いてると思しきもの*2を除き完成品や中古品を買うことは基本的に出来ない。
    この辺りはゲームシステム上の兼ね合いもあろうが、モンハン世界の武具は
    現代兵器のように規格化*3が成されていない、ハンター個人に合わせたワンオフ仕様である…という解釈も出来る*4
    自分専用に作られた特注品とは異なり、手に馴染まない出来合いの代物を買うのは避けられるのかもしれない。
    或いは独力で入手した素材で作ることで、ハンターとしての実力を証明したり矜持を誇示しているとも取れよう。
    • ヒーローブレイド古ユクモノ武器MHP2の初期武器はお古・おさがりであり、
      他人の得物だった武器の流用自体は少数ながら散見されている(購入ではないが)。
      ワンオフだったとしても「代用が全く効かない」という訳ではない様だ。
      まぁプレイヤーハンターが特殊という可能性もあるが。
  • モンハンというゲームにおいて新しい武器種というのがどのように開発されるのかという裏側については、
    MHFで最後に実装された新武器種であるマグネットスパイクを例にした解説があったりする。
    多人数で遊ぶオンラインゲーム用の武器種の開発という前提が加えられた上での経緯にはなっているが、
    興味があれば読んでみるのも良いだろう。(マグネットスパイク自体についてはこちら)
  • 無印~MHXXまでの作品においては、武器の名称は「10文字まで」という制限が存在した。
    そのため、強化に伴って名称が長くなりそうなものには、中点(・)などを省略したり、
    単語のイニシャルだけを表記したりと、10字に収めるための処置が見られる。
    MHWorld以降のメインシリーズや一部の派生作品にはこの制限が無く、
    11字以上の武器が登場することも珍しくない。

各武器種解説

近接武器

大剣

  • 英名:Great Sword
  • ハンターの身の丈程もある巨大な両手剣。
    攻撃速度と機動力を犠牲に、長物のリーチと重量を活かした破壊力で勝負する武器。
    納刀自体は早めであり、それを利用した一撃離脱戦法では事実上の機動力も高い。
    足が止まるというデメリットと引き換えに、一部の攻撃時に力を溜めることが可能であり、その破壊力は他の追随を許さない。
    斬れ味が落ちるという欠点付きで、幅広の刀身を利用したガードも可能で緊急時の生存力も高い。
    一部シリーズではガードやアーマーで攻撃を受け止め、その勢いを活かして反撃する技も使用できる。

太刀

  • 英名:Long Sword
  • 大剣から派生した細身の両手剣。
    軽量化された刀身は流れるような連撃を可能としており
    使い手は特殊な気「練気」を練り、刃に乗せて「気刃」を放つ。
    特殊な一閃を放つことで"練気"をオーラのように刀身に纏わせるため、
    達人の振るう太刀は赤く染まるという。
    攻撃を直接受け止めることはできないが、居合いの構えから繰り出す抜刀技は
    モンスターの攻撃を受け流すことすら可能。
    纏ったオーラを一気に放出することで、一閃した箇所を千々に切り裂く"気刃兜割"という技法も編み出されている。

片手剣

  • 英名:Sword & Shield
  • 小振りな短剣と盾のセット武器。左手に剣を、右手に盾を装備する。
    リーチが短くモーションに癖が大きいが、様々な作品で初期武器となっている。
    跳躍やバックステップなど、高い機動力を活かした臨機応変な戦いが持ち味で
    属性の扱いに長ける一方で盾を使った打撃も得意であり、サポートもアタッカーも柔軟にこなす。
    一撃の威力こそ低いが、熟達すると恐るべき手数で高い火力を発揮する。
    非常に軽量かつハンターの動きを妨害しないため、武器を構えたままアイテムが使用可能である。

双剣

  • 英名:Dual Blades
  • ミナガルデ発祥とみられる、片手剣から盾を捨て両手に1本ずつ短剣を構えるスタイル。
    片手剣以上の連撃による徹底的な攻めが持ち味の攻撃特化型。
    スタミナと引き換えに自己強化とスーパーアーマー、乱舞が追加される鬼人化が可能。
    また、MHP3以降では鬼人化の余熱状態である"鬼人強化"が登場し、
    MH4以降は高低差を利用すれば、段差を生かした大技「空中回転乱舞」も繰り出せる。
    メゼポルタでは体力を犠牲に回避すらも攻撃とする超攻撃スタイル"真鬼人解放"及び"極鬼人解放"という技も編み出された。

ハンマー

  • 英名:Hammer
  • 重量級の鈍器。攻撃速度は劣悪で隙も大きいが一撃が重く、
    強大なモンスターも頭部への強烈な打撃を繰り返されれば昏倒は免れない。
    リーチは短いが、代わりに機動力が重量級にしては高めで比較的動きやすい。
    さらに大剣と異なるのが溜め攻撃。スタミナを消費しつつ力を溜め、さらに溜めながら移動が可能である。
    溜めはじめた場所から動けるため弱点部位を狙いやすく、
    そこから放たれる一撃は大きなダメージと衝撃、頭部に当てれば昏倒値の蓄積を生む。
    一部作品では、大ジャンプから槌で対象を思い切り叩き伏せる大技も繰り出せる。

狩猟笛

  • 英名:Hunting Horn
  • 巨大な笛の形をした楽器であり、特殊な音楽を奏で自分や仲間を強化する異色の打撃武器。
    奏者により演奏方法も多様なスタイルを見せる。
    響く音撃はモンスターの甲殻を貫く打撃を与え、頭部を揺さぶれば昏倒させる。
    また、メゼポルタではモンスターに旋律を作用させ弱体化させる技術が、
    新大陸では空間に旋律を内包した響玉を設置する技術が編み出されている。

ランス

  • 英名:Lance
  • 鋭く巨大な槍と、これまた巨大な盾のセット武器。
    武装の重量により抜刀時の移動や納刀は極めて遅いが、巨大な盾による守りは正に鉄壁。
    ピンポイントの素早い突きを連続で放ち、攻撃面でも隙がない。
    スタミナを消費することで、専用技「突進」で高速移動しながら攻撃を仕掛けたり、
    方向順不同で3連続で出せるステップで回避と位置調整を兼ねたりと、
    使いこなせば普段の鈍重さからは想像出来ない運動性を発揮する。
    様々なガードアクションを駆使することで、流れるようにカウンターを繰り出したり、
    ガードしながら死地に飛び込むなど、徹底的に相手のターンに割り込む戦法を得意とする。
    メゼポルタでは自分のみならず周囲の味方さえも守護する「範囲ガード」や、
    ガードで蓄積したストックで自他をサポートする技術も生み出された。

ガンランス

  • 英名:Gunlance
  • とある工房にて開発された武器を発展させ、
    ランスの先端に砲撃機構を搭載した、浪漫溢れる武器。ランス由来の巨大な盾も健在。
    武装のさらなる重量化によりランスの持っていた運動性は犠牲となったが、
    搭載した砲撃機構は硬い甲殻すら物ともせず撃ち抜くことが出来る。
    さらに、刀身に多大な負荷をかけ威力を高めた砲撃を放つ必殺技「竜撃砲」まで実装している。
    ガンランスは砲撃による斬れ味磨耗、変則的な斬撃など扱うべき事柄は多い。
    しかし武器を知り、相手を知り、使いこなすことができれば、必ず狩猟の糧となるだろう。
    長らく砲撃機構は爆風しか発生しなかったが、
    近年ではモンスターの体表に食い込んだ後爆発する
    特殊な炸裂弾頭を射出する「竜杭砲」機構が開発された。
    メゼポルタでは、炎の刃を形成し斬撃の威力を大幅に引き上げるヒートブレードという機構が、
    さらに武器に秘められた属性を大幅に増幅して爆発させる技、属性砲も編み出された。
    技術の進歩は続き、装填されている全ての弾薬を一度に撃ち出すフルバーストや連撃砲、
    竜撃砲に大量の弾薬をつぎ込んだ超強化版、"爆竜轟砲"・"極滅竜砲"といった大技も台頭した。

スラッシュアックス

  • 英名:Switch Axe
  • ロックラックにて開発された変形機構を搭載した戦斧。
    大型武器の双極、大斧と大剣に変形する、攻めに特化した可変武器。
    その代償として身を守るすべを持たず、特性の異なる二つの武器を操る事になるため扱いが難しいが、
    熟練者はまるでモンスターの攻撃をすり抜けるかのように闘うという。
    ビンに仕込まれた特殊な薬液の効果を発揮する剣モードを繰り返し使用することで、
    短時間だが薬液が武器表面で活性化し続け、傷口を炸裂させる高出力状態となる。
    近年では空気中では拡散してしまうエネルギーを地面に打ち込み爆発させる"真属性解放突き"や、
    モンスターに突き刺し爆発させる"零距離解放突き"といった技法が編み出された。
  • メゼポルタでは独自の改変が加えられ、スラッシュアックスFとして生まれ変わった。
    瞬間的に剣モードに切り替えることで薬液の爆発を推進力に変換する技法や、
    モンスターから属性エネルギーを吸収し、光剣モードという形態に変化させる技法などが搭載されている。
    以前は一部の職人が生産について独自に研究しているという状況であったが、
    間もなくして実用化が可能となり、G級ハンターのみ生産が認められている。
    近年では光剣モードを維持しつつ、薬液の爆発を推進に変換する技術が編み出された。

チャージアックス

  • 英名:Charge Blade
  • バルバレギルドで開発された機械武器。
    右手に盾を左手に剣を持ち、機動力と防御を備えた剣モードと
    合体により、盾を刃として用いる斧モードの2形態を持つ。
    最大の特徴は剣撃エネルギーを内蔵ビンに蓄積し、一気に解放するチャージ機構。
    蓄積したエネルギーはモンスターの甲殻に撃ち込み爆発させる「属性解放斬り」として利用する。
    さらに、盾へ圧縮エネルギーを付与し爆発反応装甲として利用する属性強化や、剣に付与する剣属性強化、
    変形機構をオーバーロードさせ斧を高速回転させる斧強化などの手法が開発されている。
    エネルギーを圧縮し、一気に解放する"超高出力属性解放斬り"は圧巻の一言。

操虫棍

  • 英名:Insect Glaive
  • バルバレギルド管轄域にてその存在が公になった猟虫と呼ばれる虫と、切断属性の棍の2つを操る武器。
    特殊な印や虫笛を使い猟虫を操り、近接武器ながら遠隔攻撃ができるだけに留まらず、
    棍を使って跳び上がり、射出機構を利用して空中を跳ぶなど非常にアクロバティックな動作が特徴。
    また、猟虫が採取したエキスを身体に取り込むと身体能力が強化され
    棍を片手で自在に振り回し、強力な連続攻撃を繰り出せるようになるほか
    少々の攻撃や咆哮を無視できる耐久性をつけることまでできる。
    近年では猟虫と同時に攻撃する技も考案された他、モンスターを足場に宙を舞うこともできるようだ。

穿龍棍

  • 英名:Tonfa
  • メゼポルタで実用化されていた変形機構を有する2本で1対のトンファー型鈍器。
    変形によってリーチを変化させ、攻撃手段もそれに伴い変化する。
    パイルバンカー状の特殊な機構が武器内部に組み込まれており、
    これを利用した「ジャンプ回避」で上空に跳躍し、そこから連撃を行うといった軽快なアクションも可能。
    ステップや抜刀ダッシュを併用した連撃でモンスターの部位に「龍気」を蓄積させ、
    「龍気穿撃」によって穿龍棍独自の様々な状態異常を発症させることができる。
    体術や武術に加えて旋棍を自由自在に操る運動神経など、他の武器と比べて扱いが難しく、
    穿龍棍が開発されたメゼポルタでは当初、歌姫と親交を深めたハンターのみが扱えたが、
    後にG級ハンターであれば誰でも生産・運用が行えるようになった。

マグネットスパイク

  • 英名:Magnet Spike
  • 西方よりメゼポルタにもたらされた、超重量級の近接武器。
    全体を折り曲げるように変形させる事ができ、広げた形態では刃が飛び出た「斬モード」、
    折り曲げた形態では刃が収納された「打モード」と、切断と打撃の2属性を切り替えられる。
    武器に内蔵されている「磁筒ビン」を用いて反発力を発生させ、
    重量武器でありながら素早い移動が可能となっているほか、モンスターや武器自体にも磁気を蓄積できる。
    また「磁界銃」にて磁界を発射することで対象に磁界を発生させ、
    これによってその見た目からは想像のつかないスピードでモンスターへの急速接近/離脱を行う事が可能。
    要となる磁筒ビンはG級へ昇級したハンターの噂を聞きつけたとある人物より受け取ることができるが、
    実際にそれをマグネットスパイクに搭載して運用するには磁筒ビンに磁気を溜めて磁力を永久化させる必要があり、
    それを実現するために磁力を操るモンスター達を討伐して磁気蓄積を行う必要がある。

アクセルアックス

  • 英名:Accel Axe
  • 断裂群島にて実用化された砲撃機構を内蔵した機械斧。
    砲撃によるブーストを移動・攻撃に用いて重量武器さながらの一撃と
    爆発的な加速力を持ち合わせる。
    爆発を推進力にした“セルフジャンプ“や、砲撃エネルギーを高めた強力な一撃“バースト斬り“
    など砲撃機構による独特の運用が考案されている。

遠距離武器

ライトボウガン

  • 英名:Light Bowgun
  • 火薬と弦を併用した軽量級の銃。
    一発の威力は低いものの、多彩な弾と高い機動力で敵を翻弄出来る。
    ヘビィボウガンに比べて状態異常弾の扱いに長ける傾向にあり、
    搦め手の強さはまさに片手剣のガンナー版。
    抜刀中のアイテム使用こそできないものの、任意のタイミングでの状態異常発動は非常に強力。
    弾の威力の低さをカバーすべく一部の銃には一定数の弾を高速で連射する速射機能が搭載されており、
    剛種武器にはそれすら超えた超速射機能が搭載されている。
    また、メゼポルタでは高速で弾丸を撃ち出す「ジャストショット」が編み出されている。

ヘビィボウガン

  • 英名:Heavy Bowgun
  • 火薬と弦を併用した重量級の銃。
    高威力の弾を次々に撃ち込む姿は正に移動砲台そのものであり、その火力は絶大の一言。
    また、剛種武器に搭載可能な、弾発射時の熱を使ってグラビモスの熱線を再現した排熱噴射機構
    MHP3以降の一部の銃で可能な、移動を犠牲に一度に大量の弾を装填するしゃがみ撃ち
    メゼポルタにて考案された、複数の弾を圧縮し、1発にして撃ち出す圧縮リロードなど、
    徹底的なまでに火力が追求された武器である。
    しかしその重さ故に機動力は絶望的で、上記の超火力システムは全て大きな欠点が存在する。

  • 英名:Bow
  • 弦のみを用いて矢を放つ武器。
    スタミナと引き換えに弓を引き絞り、引き絞った時間で攻撃性能が変化する。
    付かず離れず適正な距離を見定めながら戦う必要があるが、それが可能なだけの機動力はある。
    ピンポイントに狙える腕が必要だが、それが出来ればその火力はヘビィボウガンに匹敵する。
    矢を用いた近接攻撃もガンナーのものとしては強力で、小型モンスターともある程度渡り合える。
    メゼポルタでは煌く光とともに高威力の超遠距離狙撃を行う「オーラアロー」という技も存在する。
  • どう見てもスリングショット(パチンコ)にしか見えない物もあるが、そうした武器も弓カテゴリに入れられている。

ボウガン(組立式)

  • 各種パーツを組み合わせて創作するタイプのボウガン。
    MH3でのみ登場しており、見た目も性能も使用者次第なので最も個性が表れる武器。
    重量によって、上記の「ライト」「ヘビィ」、そして下記の「ミドル」のいずれかになる。

ミドルボウガン

  • 火薬と弦を併用した中量級の銃。
    組立式が流通している時期にのみ存在したボウガンで、
    ライトボウガンとヘビィボウガンの中間に位置し、火力と機動力を両立することが出来る。
    そのバランスの良さから攻撃にも援護にも優れた性能を発揮する。
    但し一体型のミドルボウガンはたった一種類しか存在していない。

オトモ武器

  • オトモアイルーオトモガルク、及びニャンターが使用する武器。
    アイルーやガルクが使用できるように小型に作られている。
    武器ごとに剣、槍、槌などの様々な形状を取っており、斬撃または打撃攻撃が繰り出せる。
    また武器とブーメランはセットになっており、装備によってブーメランの性能も変化する。
    しかしオトモやニャンターは近接攻撃とブーメランだけでなく、
    爆弾や爪、体当たりなどハンターとはまた違った行動・戦法を可能とする。
    また、ガルクは「猟犬具」と呼ばれる独自の狩猟道具を別個に用いることができる。

漫画版オリジナル武器

狩猟鞭
漫画『モンスターハンター オラージュ』オリジナル武器。
剣士とガンナーの中間距離での戦闘を想定した、蛇腹剣のような武器。

特殊武器

  • 一部の武器には特殊な効果やシステムが存在し、「○○武器」と銘打たれ体系化されている。
G武器
発掘武器
二つ名武器
鑑定武器
覚醒武器
百竜武器
  • MHFにおける特殊武器は、基本的には完全に独立した生産・強化ルートを有しており、
    見た目が似ていたり、素材元が同じモンスターでも基本的には派生はできない。
    例えば「通常武器から剛種武器に強化」といったことができなくなっている。
    ただし、剛種(剛猫)武器の系統、進化武器、遷悠武器、天廊武器、祈歌武器以外の武器群は、
    一部に限るが「通常武器から○○武器へ強化できる」ものが存在する。
    また、刻竜武器は2017年現在唯一、通常武器から剛種武器に強化できる武器群である。
  • MHF以外の派生作品においては、MHXRに明確な特殊武器群が存在している。
    以下の一覧で作品名の記載が無い場合は、いずれもMHFにて登場するものとして見ていただきたい。
派生作品における特殊武器の一覧
SP武器
HR5~から入手できる汎用素材を用いて生産する武器。
加工段階でセンショク草を使用し、武器に色を着色している。
MHP2GのG武器のように大部分が既存の武器をモチーフとしているが、
あちらとは異なり色違いで、さらに属性も異なることが多い。
HR5~のクエストにSP武器を装備して出発すると攻撃力と会心率が上昇するボーナスが付く。
近接武器と弓も強化はレベル制で、7段階目まで強化できる。もちろん強化には素材を要する。
ボウガンは従来と同じ強化法で、生産できればゼニーだけでレベル強化できる。
武器の解説文に桃色の文字でSP武器:LV○と表示される。
親方印武器
イベントクエスト武器の最終派生や、狩人祭武器の最終派生などに位置する特殊な武器。
抜刀と納刀の両方の速度が20%上昇する。
武器の解説文に青色の文字で≪親方印≫と表示される。
なお「最終派生」というのは親方印武器が実装された時点の話であり、
現在はG級武器などにさらに強化できる例が増えている。
HC武器
ハードコアクエストに登場する特異個体から得られるHC素材を用いて生産する武器。
数は少ないが、通常武器や狩人祭、イベントやパッケージの武器から派生するものもある。
レア度に反して非常に高い性能を持ち、
ライトボウガン以外は後述の剛種武器に匹敵する性能を持つものも存在する。
ハードコアクエストに出発すると近接武器の場合斬れ味ゲージが全て1段階上がり
ガンナー武器には会心率の大幅なボーナスが付加される。
武器の解説文に橙色の文字で≪HC武器≫と表示される。
進化武器
ラヴィエンテの素材、
及び「ハリセンネコくじ」で得られる生産券から入手できる、「進化する」特殊武器。
通常の武器と違い、大自然のエネルギー「ゲキ(g)」を注ぐ事で、
性能が、文字通り少しずつ「進化」していくのが特徴。
この進化武器でしか装填できない特殊な剣晶・弾・ビンが存在する。
武器の解説文に、黄色の文字で≪進化武器≫と表示される。
更に、進化武器は進化を進めていくことで「G級進化武器」、「辿異進化武器」となり、
G級進化武器で後述のシジルシステムに対応、
辿異進化武器は更に装飾品にも対応し、辿異スキルを1つ備えるようになる。
MHF-Z現在、極限まで強化を施したG級進化武器の段階で、
辿異武器を含めた、MHFに存在する全武器群中最強の性能を誇るが、
それには、途方も無い労力が要求されることになる他、
後述する辿異武器が有する「発達部位破壊促進効果」を、辿異進化武器は有していない。
剛猫武器
HR5~から出現する親方ネコに生産依頼することで生産できる武器。
少量の剛種素材と証1枚、5000zを要求される。
手軽に作れるが、性能はランダムで本当に良い性能の武器を作れるかは運次第。
稀に剛種武器を超えるほどの性能のものが出来ることがあり、
その武器が生産されるとチャットウィンドウに所有者の名前が刻まれる。
剛種武器と同じ特殊効果も付属している。
性能ごとに3種類の名前があり、最高ランクのものはレア度12。
武器の解説文に赤色の文字で≪剛猫武器≫と表示される。
剛種武器
MHFを代表すると同時に目玉でもある武器。
過去には伝説の職人に生産依頼をして生産するシステムだったが、
武器生産のタイミングがイベント時に限られるためかなり不評であった。
そのためシステム変更され、現在は親方に依頼して生産する通常の方法になっている。
剛種素材に討伐の証、多額の費用がかかるが武器はどれも超高性能である。
また、剛種武器は特殊な効果、機能を持つ。
天嵐防具や覇種防具を装備して特定のクエストに出発すると、
防具の部位数によって武器倍率などが上昇する。
武器の解説文に赤色の文字で≪剛種武器≫と表示される。
天嵐武器
一部の剛種武器が、武器魂と特異個体のHC素材を用いることによってさらに鍛えられた武器。
剛種武器の特殊効果をそのまま備え、天嵐・覇種防具の恩恵も同じように受けられるほか、
天嵐防具や覇種防具を2部位以上装備して特定のクエストに出発すると、
剛種武器では解放できなかった更なる力を引き出すことができる。
天嵐武器は刻竜武器のみレア度11、それ以外はレア度12であり、
クエスト中、武器を構えると赤と緑のオーラを纏う。
武器の解説文に赤色の文字で≪天嵐武器≫と表示される。
覇種武器
天嵐武器が、武器魂と覇種の素材によってさらなる強化を遂げた武器。
天嵐武器同様に剛種武器の特徴をそのまま備え、
覇種防具を2部位以上装備して特定のクエストに出発すると、こちらも天嵐武器同様に強化される。
すべてレア度12で、クエスト中に武器を構えると青と紫のオーラを纏う。
武器の解説文に赤色の文字で≪覇種武器≫と表示される。
G級覇種武器
MHF-G2で実装された、覇種武器を正式にG級版へ対応させた武器。
覇種武器が少し強化され、クエスト中構えると現れるオーラは紫と金色。
特殊効果等はすべて覇種武器と同じである。
武器アイコンの左下に小さく"G"という表示がされ、
≪G級覇種≫と略されて解説文に表示される。
烈種武器
G級覇種武器に、烈種モンスターの素材を用いて強化を施した武器。
性能は覇種武器からG級覇種武器への強化と比べると、大幅にUPしている。
更に、武器そのものに何らかの(本来は防具の)スキルが付随しているという特徴も備えている。
オーラのエフェクトがG級覇種武器までと異なり、武器全体から赤色の光が放射状に放たれる。
武器アイコンの左下に小さく"G"という表示がされ、
≪烈種武器:(付随スキル名)≫と解説文に表示される。
始種武器
烈種武器に、始種の素材を用いて極限まで強化を施した武器。
烈種武器に備わる、武器そのものに発現するスキルの一部が更に強化されるのが特徴。
武器自体のポテンシャルも高く、極限まで強化したG級武器と同等、あるいはそれ以上の性能を有している。
烈種武器と同じく武器全体から光が放射されるが、色は自然的な発光色に変化している。
武器アイコンの左下に小さく"G"という表示がされ、
≪始種武器:(付随スキル名)≫と解説文に表示される。
G級武器
MHF-G1より実装された特殊武器。
素材を用いてレベルアップするという形式で強化するという点ではSP武器に近い。
限界を超えた性能は覇種武器すら遥かに凌駕する超絶的性能を誇り、
さらに、複数の特殊能力を付加する印、「シジル」を通常2つ、LV30以降は3つまで焼き付け可能。
武器アイコンの左下に小さく"G"という表示がされ、
特別強化を施したG級武器はこのマークが赤色に変化する。
G級技巧武器
MHF-GGにて先行実装され、MHF-G5で正式実装された、G級武器の1種。
通常武器や親方印武器、HC武器、G級武器と言った、
既存武器から派生強化*5を施して作成できるLV強化型G級武器である。
基本的な部分はG級武器と同じで、武器アイコンの左下に小さく"G"という表示があり、
特別強化を施したG級技巧武器のGのマークが赤色に変化する。
G級武器との相違点は親方印武器と同じく武器の抜刀・納刀速度が上がり、
更に納刀時の移動速度が上昇する
という2つの特殊効果を備えていることである。
≪G級技巧≫と解説文に表示される。
遷悠武器
MHF-G8で実装された武器。
HR5から狩猟できる遷悠種モンスターを狩猟する事で生産が許可される。
汎用性に優れており、スロットがシジルと装飾品どちらにも対応しているという特徴を持つ。
ただし1スロットに装着、焼き付けられるのは1つのみで、
例えばシジルを焼き付けたスロットに装飾品を装着する、といったことは出来ない。
また、飲食アイテムを素早く服用できるという効果も有する。
天廊武器
天高く聳え立つ天廊の内部で発見された、
古代人が残したとされる文献に記されている、古の技術を用いて作成された武器。
拡張性に優れており、武器の性能を全て自由にカスタマイズ可能という特徴を持つ。
更に専用の天廊石で武器にスキルを付与したり、天封印で武器に属性を付与することができる。
祈歌武器
G10.1で実装された、歌姫狩衛戦の報酬で生産可能な武器群。
特定の期間中、歌の力を受けて武器が多くの特殊効果を発揮して更に強化されるのが特徴。
「いのりうたぶき」と読む。
≪祈歌武器≫と解説文に表示される。
辿異武器
MHF-Zで実装された、「辿異種」の素材で生産する武器群。
武器アイコンの左下に小さく"Z"という表示がされ、
遷悠武器同様、スロットがシジルと装飾品どちらにも対応しているという特徴を持つ。
また、辿異種の極端に発達した特定部位、通称「発達部位」を破壊しやすくなる効果を有する。
更に特定のスキルを強化したり、スキルの最大発動数を増やしたりする「辿異スキル」を備える。
強化を行うことでG級武器すらも超える性能が発現するのも特徴。
ちなみに「てんいぶき」と読み、≪辿異武器≫と解説文に表示される。
覇玉武器
MHXR Ver.6.0より登場した武器カテゴリ。「はぎょくぶき」と読む。
既存の武器を進化させるものと新たに入手できるものとの2系統が存在し、
これを用いることで大剣であれば「溜め二連斬り」、ライトボウガンであれば「ドライブショット」などの、
新たな攻撃手段(アクション)が解禁されるという特徴を有する。

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武器/ベータ武器
武器/ロウシリーズ


*1 スラッシュアックスFを含めると18種類
*2 武器であればその作品の初期装備のみであったり、比較的バリエーションの多い防具でもレザーシリーズから、強力なものであってもバトルシリーズやクロムメタル、上位防具でもアロイSなどがせいぜい。いずれも鉱石や小型モンスターの毛皮や骨など比較的ランクの低いハンターやそもそもハンターに頼らないルートであっても入手可能と思われる素材で構成されている場合がほとんど。MHF-ZではドゥンルなどG級素材を用いたかなり強力なものも販売されていたが、本家シリーズとはまた異なる事情なのかもしれない
*3 製品に一定の尺度と基準を設け、生産体制を効率化すること。達成には高度な製造技術の普及を要する。標準化とも
*4 例えばボウガンなどは、どうしても個体差があろう野生の実や骨を弾丸に使うくらいなので、工業製品としての精密さはかなり低いと推測できる
*5 ただしLv強化型G級武器からの派生を除き、ボウガンは直接生産する