【神獣カシャル】

Last-modified: 2023-10-23 (月) 23:46:55

概要

ウェディの神【マリーヌ】の眷属である【神獣】。マリーヌに代わり【水の領界】を見守っていた。
初めて【オーフィーヌ海底】に入ると泳いでいるところを目撃する。
その姿は鳥の羽のような水色の背びれに青い紋様を持った神々しい白いイルカで、目撃したエステラも「なんて美しい生き物なの」と驚嘆するほど。
 
かつてナドラガンドが5つの領界に分断され水の領界が海中に没したときに、「ルシュカの姫」が生命をかけて深海に棲むカシャルのもとを訪れ、救いを求めた。
カシャルはそれに応え、「神秘のサンゴ」を配して海底に人々が住めるようにしたという伝承が存在する。
以後ルシュカでは【フィナ】を巫女とする【青の教団】に崇められている。
また海底の往来に便利な【カシャルの水門】の設置も行っている。
 
【天水の聖塔】【水魔ヴァーテル】を倒すと「水門」同様の水球を出して主人公・【エステラ】【トビアス】の三人を上層に拉致し、襲い掛かってくる。
【神獣パチャティカ】同様、何かしらの試練として戦うことになるかもしれないと思っていたプレイヤーは多かっただろうが、よもや水魔との連戦になるとは……。

【サジェとリルチェラの神聖秘文】

「水しぶき舞う海の精」を回答し終えると【オーフィーヌの海】から見える聖塔付近に出現。
水面を繰り返し飛び跳ねており、正確にカメラに収めるのは少し難しい(カシャル自体が写っていなくても方向さえ合っていればクエストは進行する)。
【サジェ】によると、こうして水面から空気を海中に送っているとのこと。

攻略

トビアスの介抱を終えたエステラが参戦するため、5人パーティでの戦いとなる。
カシャルとの戦闘で全滅した場合は水魔ヴァーテルからやり直しである。
ちなみに戦闘曲は【天空の世界】。イベント用の曲が戦闘曲に用いられるのは珍しい。
戦闘後は【フィナ】の姿に戻り、ナドラガンドの真実を話してくれる。
 
色違いに【冥海の悪魔】【ペコリア・アルファ&ペコリア・オメガ】がいる。

前半

【ムーカシャル】【レムリカシャル】【アトラカシャル】の3体が登場。
いずれもモンスターリストには載らず、【みやぶる】不可能。
 
最初はムーカシャルだけが動き、15秒程経過すると残りの2体が動きだす。
その為、ムーカシャルから攻撃したくなるが、狙うべきはアトラカシャルである。
何故ならばアトラカシャルがムーカシャルやレムリカシャルにテンションバーンをかけ、レムリカシャルがそれにテンションリンクするので他のカシャルを攻撃すると2体同時にテンションが上がってしまい、被害が大きくなる。
そして、アトラカシャルはHPパサーで他のカシャルにHPを5000も分けるので他のカシャルを狙ってると余計に時間がかかってしまう。
 
よって、アトラカシャルを狙うのが一番危険が少ないのである。
範囲攻撃でムーカシャルを巻き込むのも良くないので、サポートはツメ等の単体攻撃に特化したキャラを選んだ方が無難。
 
被ダメージが厳しいようなら3匹とも攻撃力低下の耐性に穴があるので、物理主体のアトラカシャルとムーカシャルに【ヘナトス】等をかければ楽に戦える。
耐性は強めだが、幻惑もたまに効くので【月のタロット】等で狙ってもいい。
様々な【休み】系の技が厄介だが、サポート仲間の僧侶は余裕が出来れば【キラキラポーン】をかけてくれる他、弓持ちがいれば【弓聖の守り星】を使ってくれるので、気になるようなら活用していこう。
 
エステラは【闘魂の陣】を張ったり、【守護の結晶】を召喚してくれる。
守護の結晶はほぼ【パラディンガード】と同じ性能。これに気をとられてる隙に補助特技をかけてしまいたい。
【におうだち】性能はないので、範囲攻撃には巻き込まれない様に注意すること。
いずれか1体を倒すと、残りの2体が【精魂一体】でこちらを全員マヒにしつつ合体して神獣カシャルとなり、後半戦に突入する。

後半

神獣カシャルが時折張る水のころもはこちらの攻撃ダメージを10分の1にしてしまう。
これはエステラの【竜気の炎球】で解除できる。
発動までの時間が長いものの、今までのボスと違って露骨な阻止をしてこないので、放っておいてもエステラ自身が倒されない限りまず発動できる。決めの大技はこの後のために控えておきたい。
竜気の炎球が決まるとカシャルはしばらく痺れて動けなくなり、こちらが与えるダメージも2倍になるので要は【勇者の光】と似た効果である。
【テイルフィニッシュ】によるショックはキラキラポーンで、【ミジカルウェイブ】【ホップスティック】でそれぞれ対処しておきたい。

使用技(神獣カシャル)

使用技(エステラ)

他作品・企画への出演

スーパーライトのDQ10コラボに登場。
詳しくはこちらを参照。

余談

ルシュカのとある民家の本棚には一冊の童話が置いてあり、そこにはかつて海賊がルシュカを襲った際にどこからともなくカシャルが現れ、三体に分身して海賊を撃退したとの記述があったりするので、興味がある人は探してみよう。
名前の由来はおそらくマッコウクジラ上科のフランス語における総称「カシャロット」からだと思われる。
 
バトルではムーカシャル、レムリカシャル、アトラカシャルの3体になるが、この名称はそれぞれムー大陸、レムリア大陸、アトランティス大陸から命名されていると考えられる。いずれも超古代文明が栄えたが水没して滅んだとされる伝説の大陸で、それは水の領界の境遇とも重なるとも言える。
 
ちなみに、開発中はイルカではなくクジラだったのだが、DQ11の【ケトス】とデザインがそっくりであったため、急遽イルカに変更された。
なお、ケトスの方が先にあり、乗り物であるケトスが優先されてこちらが変更になったという。
「ドラゴンクエスト夏祭り2018 EAST」の開発者座談会~シナリオチーム篇~にてこの話が紹介された。
なお、現実におけるイルカとクジラには生物分類上の明確な違いはなく、主に成体の大きさで呼び分けられているため、実はそう大きな変更ではないとも言える。

関連項目