【主人公の兄弟姉妹】

Last-modified: 2020-10-24 (土) 21:28:45

概要

【ドラゴンクエストX】最大の主要人物。
【レンダーシア】【エテーネの村】で生まれ育った【人間】の若者。
名前・外見・兄弟姉妹のどれかは【キャラクターメイキング】により異なる。【主人公】より背の高い妹、主人公より背の低い兄といった設定も可能。
口調も兄弟姉妹のどれかで異なり、一人称は兄は「オレ」弟は「おいら」、姉は「あたし」妹は「私」となっている。
なお、攻略本等では「テン」という名前になっていることが多い。

活躍

エテーネの村のおはなし

生まれた時、島中に響き渡るかという程大きな産声を上げたという。当時は「大物になるか、ずっと迷惑をかけられるかのどっちかになる」と語り合っていたらしい。
ゲーム開始の8年前に初めて錬金術を使い、エテーネ村の『伝説の錬金術師』の再来と期待されていたが、錬金術を行ってはほとんどが失敗するばかりで、村人に叱られていた。
よろず屋の掲示版によれば、ゲーム開始時点での錬金結果は以下の通りである。
ちなみに【新エテーネの村】にもこの掲示板はかかっている。そこまでしっかり元に戻さなくても…

大成功…1回
成功…3回
失敗…628回
ケガ人…0人

 
【アバ】は彼/彼女がかつての『伝説の錬金術師』本人であることに気づき、【冥王ネルゲル】の襲撃が近いことを悟った。
 
【育みの大地】東部の「いしずえの森」にて、自分を呼びにやって来た主人公に、錬金術で作成した【ごきげんなぼうし】をプレゼントする。
 
アバから使命を受け、主人公と【シンイ】の3人で【テンスの花】を摘みに洞窟に向かう。その際【魔導鬼ベドラー】によってテンスが枯らされてしまうが、一輪だけ無事に残っていた花を見つけ出す。
 
その後、帰還した村はネルゲルの軍勢に襲撃されていた。
モンスターの火球に包まれそうになるが、主人公が放った謎の光によって護られ、そのまま何処かに消えてしまう。

さまよえる錬金術師

Ver.3までは【オフラインモード】の続き(兄弟姉妹の冒険)での主人公となるが、ドラクエシリーズのお約束として、主人公である間は自発的に喋ることはなかった。
オフラインモードが廃止されたVer.4からは【エテーネの島】周辺で本棚にある本を発見して読むことで追体験ができる。
オフラインストーリークリア(Ver.4からは本を全て読んだ)後、酒場もしくは教会でゲームを終了している状態でログインするとイベントが発生する。夢の中と思われる暗い場所で、主人公の前に現れ「忘れ物を届けにきた」と言ってごきげんなぼうしを渡し、謝罪と感謝の言葉を伝えて消えてゆく。
また、オンラインモードのストーリーを進めていくと、オフラインモードをプレイしていなくても兄弟姉妹は過去に飛ばされたことがわかるようになっている。

時を超えた再会

オンラインモードにてようやくオフラインモードの続きのストーリーが展開される。
【時渡りの術】で飛んだ時代が60年以上前であることが判明する。
 
輝くテンスの花を錬金するためにエテーネの島を出て【魔導鬼ベゼブー】から隠れながら世界中を旅する(途中、グランゼドーラで大流行した【メラゾ熱】の治療薬を錬金して根絶している)。
花の栽培に適した【ラゼアの風穴】を見つけてそこで何十年もかけて輝くテンスの花の錬金に成功。
主人公との再会は果たされなかったが、輝くテンスの花は手紙と共に主人公に託された。
 
イッショウ・リリオル共に60年経った割りにさほど老けて見えないこと、ナルビアの町の住民の話から不老長寿のような術を施したと推察されるが、詳細は不明である。
手紙に「時間がない」と書かれていること、イッショウのセリフから既に故人であるとも考えられたが……。
リリオルによると時渡りの術も研究していたらしく、何処か別の時間軸で生きているのではと推測している。

いにしえの竜の伝承(Ver.3.0)

とうとう現代のアストルティアに姿を見せる。
プロローグにて1度だけ、現在チェンジできるイメージも含めた髪型や姿、名前の変更が可能。他人には見られないと思って適当に決めたプレイヤーへの配慮と思われる。ただし「兄/弟/姉/妹のいずれであるか」は変更できない。
ただし、【冒険の書】の削除画面では変更は保存されないので注意が必要。
また、使える髪色や髪型は、アップデートやクエストクリア状況に関わらず初期設定時のもののみ。
以前となんら変わらないような年齢で、DQ8の【モリー】のような赤緑のスーツを纏っている。
船上パーティに突如として現れ、謎の箱を用いてアンルシアとラグアス王子を攫っていく。
一方で、フウラが狙われた時は主人公を庇うなど完全に敵ではないような様子を見せているが…。

聖炎の解放者(Ver.3.1)

主人公が【ナドラガンド】に入った際、そのことを望んでいなかったようなモノローグが流れる。
その後、【氷の領界】への道を開いたところを遠くから眺めていた。主人公の行いは彼(彼女)にとっては好ましいものではないようであったが、【クロウズ】と共に彼らが本拠としているらしい領界に戻った。

氷雪と恵みの彼方へ(Ver.3.2)

【氷晶の聖塔】に向かう途中の主人公の前に現れ、このままでは死んでしまうが今なら引き返せると忠告するが、後ろから【エステラ】が歩いて来たのを見て立ち去った。

闇を抱く月光の楽園(Ver.3.3)

主人公たちが楽園に行っている間に「浄月の間」で寝ている【マイユ】を攫おうと、彼女を結晶化し始める。
駆けつけたエステラと戦闘になり【ピオラ】でスピードを上げた上で【メダパニ】と思われる呪文で混乱させて優位に立つが、マイユの結晶化を進めることに気を取られたため、エステラの反撃を受ける。
遅れて主人公たちが駆けつけた時、【邪悪なる意志】は彼らのすぐそばにいると警告し姿を消した。
 
結晶化能力は後述のエテーネルキューブとは関係ない、自身の能力と思われる。
また、主人公に加勢するバトルにおいてはほぼ全ての状態異常に耐性を持つエステラをも一瞬混乱させていたが、これに関しては兄弟姉妹の魔力が抜きん出て高いせいか、エステラがこの時はたまたま耐性を付けていなかっただけなのか、あるいは単なる演出の都合によるものかは不明。解釈は人それぞれだろう。

嵐穿つ断罪の虚空(Ver.3.5前期)

主人公が【嵐の領界】に突入する前にクロウズと共に【聖都エジャルナ】のナドラガ教団大神殿に潜入し、保管されていた【創生の霊核】を奪取するも、教団の追っ手を振り切れずにクロウズを逃すための囮となって捕まったことが判明する(この出来事で嵐の領界への道を見張っていた教団の者も駆り出され、この隙に主人公と【ヒューザ】は嵐の領界へ突入することになった)。
 
また、【ムストの町】でも錬金術で住民を助けており、更に【ナドラガ教団】に対抗するために住民を説得して【疾風の騎士団】を組織していた。
なおクロウズの口ぶりから、クロウズよりも先にナドラガンドに到達していたこと、主人公の兄弟姉妹がいたことはクロウズの計算外だったことが分かる。
これまでの領界において主人公をナドラガンドから追い出そうとしていたのは、クロウズの予知能力によって、主人公がナドラガンドのどこかで死ぬ未来が見えた為であったことが、クロウズから明かされる。

ナドラガンドの決戦(Ver.3.5後期)

【大神殿・地下】の奥で【勇者姫アンルシア】【総主教オルストフ】と共に倒れていた。
しかし、それはオルストフによる罠だったため、以前から危惧していたように主人公はオルストフに殺されてしまう。
 
【神の器】たちにより主人公が蘇生された後は、主人公たちと共に【神墟ナドラグラム】に向かう。創生の霊核を失い追い詰められた状況ながら、楽観的な発言をしてオフラインでのムードメーカー役の顔を再び見せるようになった。
 
【邪竜教祖オルストフ】【虚空の神ナドラガ】戦ではNPCとして主人公と共闘。
Lv90、HP560、MP370。【ザオリク】による蘇生要員になるほか、時々錬金で【ハナちゃん】【ニコちゃん】を生成する。
虚空の神戦後は自らの手がうっすらとしていることに気づき、【邪竜神ナドラガ】戦のサポートは【エステラ】に任せる。
 
ナドラガを倒した後は宴会を抜け出して主人公とクロウズ(シンイ)と歓談。
数千年の間旅を続けてきたことと氷の領界での発言が本意ではなかったことを告白した後、光と共に消滅してしまい、例の【銀色の箱】だけが残った。
この段階では消滅した理由も、「数千年の旅」とはいかなるものであったのかも不明だが、Ver.4シリーズ終盤で判明することとなった。

砂上の魔神帝国(Ver.4.3)

まさかの再登場。状況は不明ながら3000年前のドワチャッカ大陸で【クオード】と出会い、時の漂流者同士、共に力を合わせて兄弟姉妹と再会することを誓う。
ウルベア地下帝国で二人で名を上げて技術庁の筆頭研究員となり、【ウルベア大魔神】の心臓部となる【地脈の結晶】を作り上げるが、その後暴走を始めたクオードに監禁に近い形で【エテーネルキューブ】の制作を進めさせられていた。しかし、主人公らが捕まった事を期に明確に反逆を開始。
主人公、リウ老師と共にウルタ皇女を助け出してエテーネルキューブの性質を伝えた後、クオードに迫る。
しかし、その途中パドレの乱入によって地下研究所が崩壊を始め、ガレキから逃れるために咄嗟にエテーネルキューブを発動させ、時渡りで再び消えた。
 
登場時点でエテーネルキューブを持っていないことや、筆頭研究員の服を着ていることから、ここで登場する兄弟姉妹は、神の器を奪いに現代に現れる以前の存在であると推察できる。
判明してる時系列では、ネルゲル襲撃以降ぶりの再会なのだが、あまり感慨深げでなかったのは意図されたものなのか、実は以前に会っていたのか、単純に文章量が少なかっただけなのかは不明。
或いは兄弟姉妹の登場シーンは全体的に切羽詰まっていたため、そのような余裕が無かっただけということも考えられる。

約束の再会

本人は登場しないが両親である【アーヴ】【エムリヤ】が登場。
アーヴは【バルザック】の孫で、兄弟姉妹が錬金術を始めたこと、兄弟姉妹がいずれ

おそろしいものに なりはてる

というアバのお告げを受けていたことから10年前に村を出て【おうごんのうでわ】と「乙女のたましい」という宝石を葬り去る旅に出たとのこと。
腕輪と宝石は処分できたものの、まだやることが残っているようなので、お告げの回避には未達である模様。

遥かなる未来への旅路(Ver.4.5前期)

【時獄の迷宮】で再登場を果たす。今回登場するのはナドラガンドの決戦後の時系列の兄弟姉妹である。
どうやらナドラガンドの決戦後に時獄の迷宮に飛ばされたらしく、本人は今いる場所が何処なのかはわからぬままずっと彷徨っていたらしい。
そして主人公がまた厄介毎に巻き込まれていることに呆れつつも協力しようとしたのも束の間、再び光と共に消滅してしまった。
 
また、今回の話で主人公とは血の繋がりが無いこと、これまでの突然の消滅が「時渡りの呪い」によることが明確となった。

王の戴冠(Ver.5.2)

【魔仙卿】の正体という衝撃の登場を果たす。今回から兄弟姉妹それぞれに【キャラクターボイス】がついた。このうち、兄弟のほうは市来光弘*1
【時獄の迷宮】から数百年前の【魔界】に飛ばされたらしく、そこで先代の魔仙卿に運良く拾われて命を救われ、後継者を探していた先代魔仙卿に素質を認められ、【大いなる闇の根源】と契約して今代の魔仙卿になったとのこと。
この契約によって魔界の環境に適応することができ、さらには一つの時代に長時間留まれないという時渡りの呪いからも解放され、長い放浪の果てにたどり着いた魔界が安息の地となった。
そのため魔界もアストルティアと同様に守るべき場所となり、そして両方の世界を【大魔瘴期】から救うために主人公に【大魔王】になることを願う。
魔仙卿としての行動はあちらの項目を参照。
 
前述のアバの予言はこのことを指していたと思われる。
というのも、兄弟姉妹が魔仙卿となった数百年前というのは大魔王でいうと【不死の魔王ネロドス】より後の時代であり、その後の代の【大魔王マデサゴーラ】の選定及び戴冠を行っていた可能性が浮上するのである。
マデサゴーラはアストルティアへの侵攻にあたって、故郷のエテーネを滅ぼすことになる【冥王ネルゲル】とも契約をしている。つまりこれが真実ならば、以前エテーネ村の滅亡を防ごうと研究していたにも関わらず、この兄弟姉妹は故郷であるエテーネを間接的に自ら滅ぼした、ということになるのだ。
大いなる闇の根源と契約した結果、無意識のうちにそちらの意思に引っ張られている可能性もある。
更に考えると、両親の目的は恐ろしいものに成り果てるのを阻止する為で、まだやる事がある=未達となる為、今後敵になる可能性も捨て切れない。Ver.5.3にて魔瘴の中に落下した為、それによって恐ろしいものに変異するのではないかという考察も挙がっている。
この辺りの真実、真意はおそらく次章以降で明かされてゆくのだろう。

兄弟姉妹視点での時間軸

上記で語られた部分を集めると、兄弟姉妹視点では以下のような時間軸なのだろうか。

  1. エテーネの村のおはなし:終盤で主人公から時渡りを受け、約60年前のエテーネ島へ
  2. さまよえる錬金術師のおはなし
  3. 錬金術と時渡りの研究を行う(時を超えた再会)。その過程で時渡りの呪いを発症し、3000年前のドワチャッカ大陸へ
  4. 砂上の魔神帝国:エテーネルキューブ作成。途中でキューブを起動させどこか別の時代へ
  5. この間の動向は不明。キューブでエテーネ村滅亡を防ごうとするも失敗。その後現代へ
  6. いにしえの竜の伝承~ナドラガンドの決戦:終盤で再び時渡りの呪いが発生、キューブを主人公へ残し時獄の迷宮へ
  7. 遥かなる未来への旅路:主人公と再会するもまたしても呪いにより数百年前の魔界へ
  8. 先代から魔仙卿を引き継ぎ、【大いなる闇の根源】と契約を結ぶ。時渡りの呪いから解放され、数百年に渡り魔界を見守り続け、現代に至る
  9. Ver.5シリーズ(いばらの巫女と滅びの神~):魔仙卿として主人公との再会を果たす

関連項目



*1 公式では未公表だが、市来自身が許可を得た上で「プレイヤーキャラの兄弟」役だとTwitterで公表している