概要
【魔剣士】クエストの一連の事件の黒幕である【魔族】の男。
魔の波動が好物であり、多くの魔剣士が彼の犠牲となったという。
「絶望の毒」と称した洗脳術を操る。作中の活躍を見る限り、この術で悲劇を引き起こすことで犠牲者を絶望の底へ突き落とし魔の波動を引き出すのが常套手段であったと考えられる。
幼少時両親と喧嘩した【ディゼル】に戯れで絶望の毒を植え付け、ディゼルに両親を殺害させ【アガサ】の顔に傷をつけさせた。
その後大魔剣士【ビッラ】との戦いで負傷したが、傷が癒えたため活動を再開。
第4話【刃の感触】にて【レビュール街道南】の西の古跡の井戸へと主人公とディゼルを誘う。
戦闘時の姿は紫色の体色に黒い服を着た【悪魔ザイガス】で、3匹の使い魔(【つかいま】と異なり、【フレイム】の色違いで黒い体色)と共に襲いかかる。BGMは色違いの【くらやみ飛天】と同じ【強き者ども】。
撃破後ディゼルに両親の死の真相を告げて溢れた絶望を食おうとしたが、予想以上の美味かつ膨大な絶望に身体が耐えきれなくなる。しかし自身の欲望を優先させ、絶望を食べながら四散した。
なお、【魔界】について本格的に掘り下げが始められたVer.5シリーズで登場した人物だが、【デルクロア】などと異なり魔界側で彼について言及される場面は特に存在しない。
まめちしきによれば、元は魔界で著名な美食家だったが、魔界にない絶望の味に魅せられアストルティアに渡ったとのこと。【グーラ・マシュラン】などと同業だったのだろう。
ただし、少なくとも主人公が魔界で出会う他の六種族型魔族や一般の魔物に、他人の魔の波動やら負の感情やらを食い物にして味を感じているような人物はおらず、強いて言えば一部ボスが該当するくらいである。
能力と言い性格と言い、ここまでの外道は魔界でもなかなか見当たらず、彼がいかにしてこのような能力を得たかは謎である。
更に余談として、ボスとして対峙することになる変身形態は系統としては【あくま系】に分類されている。
参考までに同じく魔族が変身し、戦うことになる【魔瘴魂オジャロス】はあくま系、【反逆者ゴッツェ】はドラゴン系、【創造神マデサゴーラ】、【狂信者ヤイル】は【???系】である。
一方、変身せずそのまま戦うことになる魔族、【大魔王マデサゴーラ】、魔王【ヴァレリア】、魔王【ユシュカ】や【ダルカス】、【ゾブリス将軍】は???系となっている。
変身して系統が???系以外となる魔族はいずれも【魔瘴】が関わっているが、ウィーヌムの場合は元々の正体が悪魔なのか、魔の波動を食べ続けた結果悪魔の姿に変身できるようになったのかは不明。
戦闘
邪毒のウィーヌム
2回行動。
- 通常攻撃:守備力500程度で200前後のダメージ
- 【苦悶の表情で踊りなさい】:前方範囲に踊り
- 【まだまだこれからですよ】:使い魔を3体呼ぶ
- 【足元がお留守ですよ】:周囲に【転び】
- 【じわじわいくのも一興ですねぇ】:猛毒
- 【やみのブレス】:前方範囲に150程度の闇属性ブレスダメージ
使い魔
HPは3000程度。攻撃力もブレスも大したことはないが、闇耐性が25%程あるため邪炎波やダークマターなどで一掃しようとすると意外としぶとく感じられる。
- 【やみのブレス】:前方範囲に80程度の闇属性ブレスダメージ
攻略
このバトルではディゼルが【NPC戦闘員】として加わる。魔剣士Lv50、HP370。片手剣装備だが、盾は持っていない。
攻撃力は高めで、バイキルト込みで暗黒連撃が1発あたり450程度のダメージを出せる。ただし防御面は脆く、ウィーヌムの通常攻撃1発で瀕死に近くなってしまう。
ウィーヌム自身のダメージのある攻撃は通常攻撃とやみのブレスのみ。ブレスは使い魔も含めて150程度のダメージとさほどでもない。
レベルが低いようなら【心頭滅却】などで耐性を強化すべし。
範囲攻撃で使い魔諸共まとめて攻撃しにいくと良い。
耐性で欲しいのは闇やブレスよりも行動を阻害される踊りや転びのほう。ここを万全にしておけば苦戦要素は全く無い。