概要
DQ3で初登場したモンスター。
ドクロの上に乗った気味の悪いカラスで、このドクロはこいつにやられた冒険者の末路を表しているらしい。
色違いに【デスフラッター】、【ヘルズクロウ】、【転生モンスター】に【フギンムニン】がいる。
DQ11で30年ぶりに本編再登場するまではDQ3のみの登場だったのだが、マイナー扱いされていないのはDQ3自体の人気の高さに加え、最序盤で頻繁に出現するのでインパクトがあるからだろうか。
しかしDQM1・2では上位種のデスフラッターに出場機会を奪われてしまった。一方ジョーカー1~ジョーカー2プロフェッショナルではあっちが欠席し、テリワン3Dでようやく共演を果たした。
DQ10オンラインやウォークのように登場が序盤でない作品もいくつかあり、そうしたものは上位種のヘルズクロウにならってか炎を吐いたりもする。
【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】では原画とともに「リーベンマン」という名称が記されている。
DQ3
【アリアハン】周辺に出現する。【スライム】よりちょっと強い。
DQ3では序盤の味方のステータスがかなり低く、最大HPが1ケタしかないことも多い。
複数で出現し、数で押してくることも多いので、油断するとやられてしまうことも。HPの低い仲間は防御するなど慎重に戦おう。
とは言ってもスライムは最大8匹組の群れを作ってくることに対し、おおがらすは最大4匹組。グラフィックの大きさ的には5匹出られるはずだが、出現数に制限がかかっている。
というわけでコイツが出てくるとむしろホッとするというプレイヤーもいるらしい。
しかし他のモンスターと徒党を組むことがあるので、あなどるなかれ。
「おおがらす2匹+スライム6匹」とか「おおがらす4匹+スライム3匹」のような組み合わせで現れると「スライム8匹組」よりもずっと脅威。
落とすアイテムは【やくそう】。
リメイク版
スライムの出現数が減ったため、相対的にはこちらの脅威が若干ではあるが大きくなった。
鳥系モンスターのイメージに合わせてか回避率が付き、攻撃をちょっとだけかわされやすくなっている。
こちらのHPに不安があるときは、攻撃を回避されるとかなりまずいので、【メラ】で片付けた方が良い。
しかしHPは最大9のこともあり、メラの最低ダメージである8が出ると倒せないことがある。
攻撃モーションは、飛び上がってからドクロを落下させるものとなっている。
【たいようのいし】入手から【オルテガ】復活までの時期には、アリアハンに住む少女が「町の外に遊びに行こうとしたら大ガラスにギロッと睨まれた」と言う。
パーティが【へんげのつえ】でスライムに化けて話しかけると「あ、スライムだー。ぷにぷに~」と言うので、少なくとも大ガラスはスライムと違って子供には舐められていない模様。
【格闘場】ではスライム・【いっかくうさぎ】と戦う組み合わせと、いっかくうさぎ・【バブルスライム】と戦う組み合わせがある。
回避率があるとはいえ、前者はいっかくうさぎが後者はバブルスライムが高確率で勝ち残ってしまう。
スライム・いっかくうさぎのカードでは何故かスライムより倍率が高い場合もあり、実力もそこまで差があるわけではないのでかけてみるのもいいかもしれない。
バブルスライム入りのカードでは、前者の試合でスライムが勝つ可能性よりは高くはあるが、下手をするとバブルスライムの攻撃一撃だけで沈む事もあるし、こいつより強いいっかくうさぎと同じ倍率なので賭ける利点は薄い。
HD-2D版
新たに【ようすをみる】ようになったほか、【ぼうぎょ】も使うようになった。このため戦いが長引くこともある。
小説版
【レーベ】から【岬の洞窟】に向かおうとするパーティに襲いかかった。
DQ10オンライン
DQ11より後のVer.5より登場。【魔界】に生息するため、かなり強化されている。
詳しくはこちらを参照。
DQ11
本編では30年ぶりに登場。
「スライムの次に雑魚」のポジションは【モコッキー】に譲ったので、DQ3の頃よりも少しだけ強くなっている。
そのあたり風来のシレンでいうところのタネッコやタコぎんに従来のポジションをゆずり、自分はワンランク上の強さに格上げしたチンタラと事情は似てるかもしれない。
【デルカダール地方】に出現する他、3DS版では【名もなき地】(【ダーハルーネの町】北西)にも出現する。
ピオラを唱えてくるが、とりわけ厄介な攻撃は使用してこない。さっさと攻撃して倒してしまおう。こちらが強いと逃げることも。
落とすアイテムは通常ドロップで【かぜきりのはね】、レアドロップで【けもののホネ】。
図鑑の説明によると、乗っている頭蓋骨は夫婦になるときの結婚指輪代わりに使うらしい。
邪ver
過ぎ去りし時を求めた後の【デルカダール地方】、【デルカダール地下水路】、【シケスビア雪原・南の島】に出現する。
上位種に【ヘルズクロウ・強】が存在する。
通常版同様、名もなき地にも出現する。行動パターンはピオラがピオリムになっただけでドロップ枠も変わらず。
ジョーカー1
久々に復活。本編とは打って変わってBランクのそこそこ強豪モンスター。鳥なんだから自然系で良さそうなものだが、ドクロに乗っているからかゾンビ系。
配合限定で、能力値の伸び、上限共にまずまずだが、ものすごく高いというわけではない。
【みかわしアップ】の特性を持っているので意外と打たれ強くはある。また、レベルアップに必要な経験値が低ランクのモンスター並に少ないという長所もある。
所持スキルは【フェザーウインド】。以降の作品でも一貫してずっとこれ。
高ランクになった理由はモンスターマスターメモリーズによると、開発末期に島が一つ削除された結果モンスターの位階調整をしなければならなくなり、ゾンビ系の帳尻がどうしても合わなくなってしまったためだという。前述のレベルアップの早さはこの調整によりランクが変更された名残の可能性がある。
ジョーカー2・2プロ
系統が自然系に変更。ランクはBのまま据え置きで、配合限定なのも相変わらず。
特性に【わるぐち】が追加されたので、テンションを上げる相手には効果的か。
プロフェッショナル版では特性に【ドルマ系のコツ】が追加。
最強化で【いきなりぎゃくふう】が加わる。
テリワン3D
デスフラッター登場の影響か、ランクが一気にFまで低下。本編での立ち位置を考えれば、妥当な位置に収まったとも考えられる。
今作では他国マスターが連れている場合があり、初めて直接スカウトできるようになった。
SP版では野性個体がまもりの扉、しんじつの扉の【黄金郷】に出現する。
特性は【スタンダードボディ】、【みかわしアップ】、【わるぐち】、+25で【ドルマ系のコツ】、+50で【ときどき黒い霧】。
これまでは位階配合で作ることができたが、今作では【ピッキー】×【ゾンビ系】の配合でしか生み出せない。
烏仲間(?)の【やたがらす】との配合でデスフラッターを作れる。
なお本作ではこいつのように低ランクでも能力値上限は非常に高い、というモンスターが多いので、低ランクに甘んじているから最弱クラス…なんて事はない(ただし成長率はえらく低いのでカンストさせるのは大変)。
イルルカ
位階80、自然系のFランク。
自然系としては【ガマニアン】の一つ上、【エミュー】の一つ下。
能力傾向や特性のおおまかな特徴はテリワン3Dと同じ。
装備可能武器は爪と杖。所持スキルは【フェザーウインド】。
特性は【スタンダードボディ】【みかわしアップ】【わるぐち】。
+25で【一発逆転】、+50で【ときどき黒い霧】、【新生配合】で【ドルマ系のコツ】。
一発逆転が追加され、ドルマ系のコツ習得が遅くなった。
さらに【メガボディ】化で【AI1~3回行動】、【ギガボディ】化で【ドルマブレイク】が付く。
新生配合を行った際の、基本サイズでの不利な特性のつきやすさは-1。コストは驚くほど重い。
特性ラインナップはイマイチ方向感がない。コストが重いだけあって、一つ一つは優秀。
わるぐちで敵のテンションを下げ、ときどき黒い霧で呪文を封じ、ドルマ系攻撃を得意とする。
バギ&ドルマの風系体技で攻めるのが無難だろうか。
上位の【デスフラッター】と似ており、みかわしアップ、ときどき黒い霧、ドルマ系のコツが共通。
- ステータス成長率(100Lvアップの基準値)
HP369: MP:161 攻撃力:233 守備力:277 素早さ:286 賢さ:203
- ステータス上限の基準値(新生配合済み・スタンダードボディ)
HP:1588 MP:596 攻撃力:916 守備力:1059 素早さ:1084 賢さ:773
ステータスは素早さのほか意外にも守備力も高め。HPと賢さが低め。
特性同様、イマイチ方向感がない。上限値はそこそこ。
耐性は自然系の基本のほか、マヌーサと体技封じに半減を持ち、息封じが弱点に。
また、本来は配合を重ねて成長する眠り耐性が最初から無効。
眠り使いとの戦いで活躍してくれる……かもしれない。
今作でも野生では出現せず、他国マスターが連れている。
位階配合で作れないのも変わらず、作成は【ピッキー】×【ゾンビ系】の配合のみ。
SP版では【超ギガボディ】化で【ツッコミ】を習得。
パーティメンバーがいないと意味がない特性だが……わるぐち+ツッコミというキャラ付け優先だろうか?
DQM3
自然系のGランク。
野生では【煉獄峠の魔界】初級および中級で冬の吹雪時に出現。
ドロップアイテムは【メタルストーン】、レアドロップは【いのちのきのみ】。
自然系とゾンビ系の系統配合で生み出される。
特性は【みかわしアップ大】・【いきなりピオラ】(Lv20)・【しっぺがえし】(Lv40)。
Lサイズ化で【1~3回行動】・【闇のコツ】・【闇ブレイク大】(Lv60)。
所有スキルは【つむじ風】。
【ピッキー】との配合で【おおにわとり】、【いっかくうさぎ】との配合で【スカルガルー】、【スキッパー】との配合で【タップペンギー】、魔獣系との配合で【ホークマン】が生み出される。
ビルダーズ2
【ムーンブルク島】と【ヒエヒエ島】に登場。
一体あたりは弱いが、基本的に群れを形成しており、さらに仲間を呼ぶという数の暴力で攻めてくる。たまに分散していることがあるが、ひとたびケンカを売れば一斉に集まってくるため注意。
アップデートにより、【ドラキー】系同様【かかし】、【人型のコマ】、【スライム型のコマ】、【兵士用マネキン】を見ると怖がって逃げ出すようになった(ドラキーと異なり台詞が出ないので分かりにくいが、鳴きながら数回跳び跳ねるモーションをした後に逃げていく)。
倒すと【ひも】と【石炭】、さらにダジャレのつもりか【ガラス】をドロップする。
星ドラ
ブルリア星 ガンドグビア大陸 堕天使の城などに登場。鳥系。
【かまいたち(特技)】などを使用してくる。
ライバルズ
スタンダードパックにて実装。魔剣士のノーマル。
2/1/3
死亡時:召喚時:カードを1枚引く
【わらいぶくろ】より体力が1高いが効果が死亡時と少し遅い。
魔剣士お得意の生け贄に最適だろう。
封印やコントロール奪取には弱い。
ウォーク
メインストーリー12章全般でフィールドに出現する。
180ダメージ程度の"ひのいき"やおたけびを使う。
こころは黄色でコストは123。
タクト
2020年9月25日開催の「ドラゴンクエストIIIイベント」にて、ドロップモンスターとして登場。追憶やストーリーでスカウト可能。
自然系・Fランク・こうげきタイプ
とくぎは【たいあたり】・「がいこつ投げ」
ドラけし!
常設ステージ版のデルカダール地方の隠しステージに登場。
星3の青属性で、スキルは菱形の範囲を物理攻撃する「がいこつ投げ」。
ダイの大冒険
新アニメ版において、【鬼岩城】の周囲にこいつらと思われるカラスが複数羽登場した。【キルバーン】と【ピロロ】が初登場する直前と鬼岩城が移動する際である。
アベル伝説
【バラモス】の根城である【浮遊要塞ガイム】の周囲を飛び回り、各地の視察や【アベル】一行を監視するなど斥候的な立場として度々登場。
3話の【レーベ】で登場したのが最初で、このときは2羽のおおがらすが発する赤と青の光で映像を映してバラモスたちに見せるという技を披露した。