概要 
一角兎。
名前の通り額に1本の角が生えたウサギのモンスター。英語版での名称はバニーとユニコーンをかけた bunicorn。
色違いには【アルミラージ】、【ブラバニクイーン】、【ゴールデンコーン】がいる。
初登場作品のDQ3では全てひらがなで「いっかくうさぎ」の表記で登場していたが、DQ5以降の作品ではカタカナを含んだ「いっかくウサギ」の表記で定着している。
アルミラージと共にこの系統の基本的な存在だが、外伝ではどちらかしか出ない作品はかなり多い。
どちらもそれなりに知名度はあるが。
初登場時に名前が全てひらがな表記だったのは、当時は一部のカタカナが使用できなかったためだと思われる。
他のモンスターを見てみると、FC版の時点ではカタカナの「ウ」が使われていないことがわかる。
全てのカタカナが解禁された後続の作品では、読みやすさなどを考慮して表記が変更されたのだろう。
ちなみに日本語の慣用句として「ウサギ(兎)の角」という言葉が存在する。
これは仏教語の「兎角亀毛」に由来し、意味は「(ウサギに角が生えたり、亀に毛が生えるような)現実にはあり得ないもの」を指す。
そして現代語でも用いられる「とにかく(兎に角)」の語源ともされる。
いっかくうさぎの名前や姿のルーツはこれらにあるのかも知れない。
また、アメリカには「ジャッカロープ」という「ツノの生えたウサギ」の伝説がある。
ただし、こちらは鹿のようなツノであり、二角。見た目にはあまりいっかくうさぎ族と似ていない。
正確な正体は不明だが、「病気でツノのようなイボができたウサギでは?」という身も蓋もない考察もある。
DQ3 
【レーベ】周辺や【ナジミの塔】など序盤に出現する。
FC版では最初の橋を渡ったすぐ上の森にも出現する。
【おおがらす】に毛が生えた程度の強さだが、4匹グループにLv1で遭うとちょっと危険。
HPがおおがらすよりさらに高いので、レベルが低いうちは【勇者】や【戦士】が殴っても一撃で倒すのは難しい。
それどころか、【魔法使い】が【メラ】を唱えても倒しきれないことがままある。
落とすアイテムは【やくそう】(最高の1/16)。
序盤のザコモンスター恒例のドロップだが【スライム】(1/256)やおおがらす(1/128)に比べるとドロップ率はグーンと高い。
かなり確率が高いので【おおありくい】の【かわのぼうし】を狙ってレーベ周辺や【岬の洞窟】で狩りまくっているとジャンジャン手に入ることもあるが、この時期で【ドロップアイテム】を狙って乱獲というのは珍しいので経験者は意外と少ないかもしれない。
リメイク版 
【格闘場】では、【スライム】・おおがらすと戦うカードと、【バブルスライム】・おおがらすと戦うカードがある。
前者は高確率でいっかくうさぎが勝つが、倍率は1,0~1,3と旨味がない。小銭稼ぎに興味がないならスルーするか、素早く回避率もあるおおがらすに賭けた方がいいだろう。
後者はバブルスライムが頭一つ抜けた攻撃力により高確率で勝つものの、耐久力はいっかくうさぎと変わらない為、おおがらすの矛先次第でいっかくうさぎが勝つ事も珍しくない。バブルスライムは1倍なのに対しこちらは5倍の配当になるので賭けるならこっちの方がいいかもしれない。
小説版 
【ロマリア】の【格闘場】で登場。【おおありくい】・【アニマルゾンビ】・【バブルスライム】と対戦する。
おおありくいと組んでアニマルゾンビを始末するが、直後におおありくいと仲間割れの末に共倒れとなる。
モンスター物語 
【キメラ】族の誕生経緯を描いた『合成魔獣異聞』の冒頭で合成魔獣の一例として挙げられている。
サイの力とウサギの繁殖力を兼ね備えることを期待されていたが、出来上がったのは単なる角のついた大きな兎に過ぎなかったと語られた。
そもそもサイの要素が角しかない(サイの突進力はその巨体ありき)ので、そりゃ弱いのも当然である。
DQ5 
幼年期の【サンタローズの洞窟】や【アルカパ】周辺に出現する。
サンタローズの洞窟では地下2階に出現する。ゲーム開始直後ではやや強敵なので注意。
また、とげぼうずやせみもぐらのように青年期以降はすごろく場以外で会えなくなることはないが、アルカパのイベントを終えるとボブルの塔周辺まで出会えないので、図鑑コンプリートを目指す場合は注意しよう。
サンタローズの洞窟では出現率は低いので、狩るならアルカパ周辺がよい。
【強化攻撃】であるトッシン攻撃を覚えたが、耐久力は低い。
【かわのぼうし】を落とすことがある。落としたらちょっぴりお得。
小説版ドラゴンクエスト5では、幼年時代のビアンカがメラの呪文でいっかくウサギをやっつけた武勇伝を主人公リュカに語ったことで、幼さ故に魔物の恐ろしさがまだ解っていない上に動物好きなリュカの不興を買い、序盤の2人のギスギスした関係を悪化させるエピソードがある。
DQ7(リメイク版) 
【Vジャンプ強者への試練】(スマホ版は「強者への試練」)で登場。近年の作品だがウサギの表記は平仮名である。
能力はすべて低く通常攻撃しかしないので簡単に倒せるだろう。
戦闘中たまに後ろ足で耳の後ろをかくしぐさをする。かわいい。
DQ8 
【トラペッタ地方】に出現する。
異変前は中央部の平地以外に分布し、平地では昼間のみだがどこも出現率が高い。
然し終盤は事態が変動し、まずは他のモンスターの生態系への乱入の煽りを食らって出現率が減少。
東部の平地では完全に姿を消したが、代わりに中央部の平地に僅かながら昼間限定で出現し、中央部の森では昼間の出現率が少しUPする。
攻撃力、HP、素早さが高めで、森に早い段階で突っ込むと後悔させてくれる。
西側では森だけでなく平原にも出るので、【ステテコパンツ】を回収する際はご注意を。
通常枠でかわのぼうし(1/64)、レア枠で【うさぎのしっぽ】(1/128)を落とす。
最序盤なのでかわのぼうしを落としたら嬉しい。すぐに主人公を【バンダナ】から強化してあげよう。
時期的に装飾品がほとんど無い頃なので、うさぎのしっぽもすばやさ+2とはいえ運良く入手できたらラッキーである。
もっとも、確率は両者ともかなり低いので狙って手に入れるのは難しい。
【シンボルエンカウント】が実装された3DS版では、この系統はこちらに追い付くほどのスピードで跳ねながら近付いてくる。
DQ10オフライン 
【育みの大地】、【ランガーオ山地】に生息。
テンションをためることを覚えたが、序盤の雑魚であることは変わりない。
通常ドロップは【ふさふさの毛皮】、レアドロップは【ホワイトパール】。
DQ10オンライン 
生息エリアを増やしているほか、魔界では【いっかくウサギ・強】が登場。
詳しくは【いっかくウサギ】を参照。
DQ11 
引き続き「いっかくウサギ」表記。
主に【デルカダール地方】に出現する。3DS版では、異変前の【名もなき地】(【デルカダール地方】東、【ネルセンの宿屋】東)にも出現する。
この時点では若干攻撃力が高い上ちからためも使ってくるので、油断しないように。こちらが強いと逃げることも。
PS4版等だとフィールド上で数匹で集まって談笑している光景が見られてかわいい。
上位種のアルミラージ同様、レアドロップで【うさぎのしっぽ】を落とすため、やりこみ派のプレイヤーは最終的に兎狩りに勤しむ。
ちなみに、通常ドロップは【皮のぼうし】。
【連武討魔行】壱の試練では「デルカダール四獣士」の一員として登場。
やはり凄まじくステータス強化されており、【フロッガー】のたたかいの歌で攻撃力が上がった上に力をためての攻撃が来ると危険。
強ver 
世界に異変が起きた後のデルカダール地方に出現。2Dモードでは【名もなき地】(通常版と同じ場所)にも出現する。
凶暴化した【強モンスター】の名に恥じず、逃げなくなっている。
【ネルセンの迷宮】では、PS4版等では【導師の試練】・天啓の谷の西部に昼のみ生息。一方3DS版等では【賢者の試練】・不惑の森に居る。
行動は変わらないがこちらは何故か逃げる。
DQMJ3 
モンスターズでの出番はアルミラージに譲っていたがついに参戦。ランクはEと、こっちの方が上位種。
アルミラージに物質系を配合すると作れる。
さらにこいつに【ゴールドマン】を配合すれば【ゴールデンコーン】ができる。
特性は【スモールボディ】、【きぶん屋】、【にげあし】。
+25で【カウンター】、+50で【こうどう きぶん次第】、+100で【スモールキラー】。
メガボディ化で【AI1~2回行動】、ギガボディ化で【まれにハイテンション】、超ギガボディ化で【いてつくはどう】を習得。
スキルは【ビーストフォース】。
スラもり 
しっぽ団の一員として登場。【ノッケの森】と【ノッケの森のおく】に出現する。
普段はそこら辺を跳ね回っているが、主人公を見かけると一直線に突っ込んでくる。
素早い上にHPが4ポイントと多く、所見では少し手こずるかもしれない。
壁にぶつかると角が刺さって抜けなくなり隙だらけになるので、その間に逃げるなりスラ・ストライクを溜めるなりすると良い。
ノッケの森ではももんじゃ二本兵がこいつをパンチで殴り飛ばしてきたり、ノッケの森の奥では逃げ場のないフロアで大量に出現したり、トロッコから運ばれてきたりといった奇襲要員も兼ねている。
その際、満面の笑みを浮かべながらジャンプしてくる。かわいい。
ちなみに、上記のパンチでぶっ飛ばされる場面がこいつの初登場である。あんまりではないだろうか。
ミニゲーム「ドキドキツボくらっしゅ」の上級コースでハイスコアを取るには、こいつを上手くおびき寄せ、ツボを壊してもらう必要がある。
スラもり2 
ひき続き登場。【ノッケの林道】に出現する。
だが、勇車が無い時点ではロープが降りていないため、遭遇できるエリアに行けない。
扉を開く仕掛けを作ったドラキー(やたら自信満々)に「子供騙しだピョン」と言い捨てるイベントも。
イベント後、この扉の仕掛け付近ではコイツが三匹も居る。
よって三匹背負う→ワープ井戸に入りトロッコに全部乗せる→ワープ井戸に入ると復活しているのでまた三匹背負う…と繰り返せば簡単に100匹集めることができる。
勇車バトルでは【しんにゅうして こうげき!】と【テキせんしゃに ダメージ!】を命令できる。
だがテキせんしゃにダメージ!は威力はたったの15、しんにゅうしてこうげき!は【プリズニャン】等のほうが性能がいい。
終盤まで使い続けるのには深い愛が必要である。
仲間にする際、とても重いことを言われる。いっかくうさぎのファンは必見である。
なお、二本兵はアルミラージのカラーリングが使われている。
スーランの城下町に送ったこいつに話しかけてみると、
「あらごきげんいかがピョン?天気もよくって気もちがよいピョン」と返答する。
突っ込むという攻撃方法にしては、意外にお上品な性格をしている。
スラ・ストライクをぶちこむと、「おねがいですピョン。そんなことなさらないでくださいピョン」と言う。かわいい。
ちなみに、勇車バトルの開始時や命令変更時に耳でポーズをとる。とてもかわいい。
スラもり3 
【ナン・ダ・ベーいせき】と【モジャパンじょう】に出現する。
HPが1ポイント減り、攻撃スピードも下がってしまった。
船バトルでの作戦は前作と同じ。
飛んでいくスピードが早いので、若干進入が成功しやすい。
テキせんしゃにダメージ!が、船の攻撃性能を強化することにより、威力が上昇するようになった。
これで名誉挽回かと思われたが、その作戦主体なら確実になかまになる【ミイホン】がいるのでわざわざコイツを集める必要はない。
それでも使いたいのであれば、自動装てんされる弾除けとして使うとよい。ミイホンやモーモンなどとあわせて敵のタマを防ぎつつ、主人公がタマを撃ちまくるという戦法も面白いだろう。
また、性格はお淑やかな感じから、姉御肌な口調に変化した。
DQMB2L 
【レジェンドクエストV】の一章で登場。
色は体毛が白で耳がピンクで、普通のウサギに近い。
「きゅうしょ突き」と「デイン」を使う。勇者と組んだ【アルミラージ】と同じ。
思わぬダメージを受けることがあるので、【セラフィムのローブ】を装備しておくと良い。
お供に【おばけキャンドル】と【メラリザード】がいるので、炎と雷に耐性のあるメンバーで挑もう。
DQB 
1章と3章に登場。好戦的ではなく、こちらからちょっかいを出さないかぎりは襲ってこない。
力を溜めた後に突進してくるが、壁にぶつかると角が刺さって動けなくなる。
倒すと基本的に【生肉】を落とすが、2016年3月3日のパッチ更新で【やくそう】の材料である【くすりの葉】を落とすようになった。
DQB2 
【オッカムル島】や、オッカムル島クリア後の【からっぽ島】の草原床上、【ゴロゴロ島】に出現する。前作同様、力を溜めた後に突進してくる。
前作と異なり触れるだけならダメージを受けないので側面を取るように戦うと楽に倒せる。
倒すと生肉や【わた】を落とす。前者はペットの幸福度を高めるために、後者は【じゅうたん】や【タペストリ】などで必要な中間素材として需要が高い。【トゲわな】を置けば非常に倒しやすいことも相まって、オッカムル島やからっぽ島にトゲわなを置いて生肉とわたを自動で稼ぐトラップを作っているプレイヤーも少なくないのでは。
DQトレジャーズ 
お宝として【いっかくうさぎの像】が登場。
星ドラ 
ブルリア星・マール島 苔むしたほこら1階や岬のほこら2階などに登場。けもの系。
DQR 
ベーシックパックにて初期から実装。共通のノーマル。
2/2/1
速攻
シンプルな速攻持ち。アグロデッキによく採用されていた。2ダメージ速攻には【プチファイター】、【デッドペッカー】等のライバルも多いがそれでも選択肢に入ることはある。
ただ【アカリリス】で次々召喚される姿がトラウマになっているプレイヤーも多いと思われる。
DQウォーク 
メインストーリー1章8話~2章2話などで出現。ちからためを使う。
こころの色は黄でコストは12。グレードSできあいためを覚える。
DQタクト 
Fランクの魔獣系、こうげきタイプで登場。
使用技は【たいあたり】【するどいツメ】
ダイの大冒険 それぞれの道 
第3章 マホイミを習得せよにて小型の個体が登場。
ヤブから出たところで【マァム】と遭遇し、奥に逃がされそうになるも、【赤い鎧の戦士】一行に狩られてしまう。
アベル伝説 
序盤に登場。【ムーア】に率いられアリアハンの城を襲撃する。
木製とは言え、城門を角で突き破る。
少し細身だが人間よりもデカく、熊ぐらいの体格。