概要
DQ3で初登場した【獣系】モンスター。
ドラクエシリーズ初のライオンモチーフのモンスターで、背に竜の翼が生えており、脚は六本もある。
オレンジ色の毛皮に紫色のたてがみと、現実のライオンに近い配色をしている。
ライオンをベースに複数の動物の要素が混じっているという点では一般的な【キメラ】のイメージに近い。
色違いに【ラゴンヌ】、【マントゴーア】、【ホワイトライオン】、【バクーモス】、【ミケロ】がいる。HD-2D版DQ2ではプレイヤー側が戦う敵としては登場しないが、イベントにて【バリーレオ】というモンスターが登場する。
いかにも野性そのものな見た目とは裏腹に、実際は複数の呪文を使い分ける知性派揃いである。
【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】掲載の原画には「マンティコア」という名称が添えられている。マンティコアの由来はマントゴーアの頁を参照。
同じライオンモチーフのモンスターに【キングレオ】がおり、外伝作品ではあちらに出番を取られがちだが、イルルカなどではこちらも出演している。
似たような外見のモンスターに【暴君バサグランデ】がいるが、あちらは4本足。
DQ3
ラゴンヌとマントゴーアの下位種にあたり、系統最下位種。
【ネクロゴンドの洞窟】と【バラモスの城】にのみ出現。後者では必ず3匹で出現する。
通常攻撃のほか、【ベギラマ】や【マホトーン】を唱える。
なかなかの技巧派ではあるが、同地域には2回行動で【やけつくいき】を吐きまくる【じごくのきし】、【ザキ系】の鬼【ホロゴースト】、桁外れの【しゅび力】を誇り【マホカンタ】を用いる【ガメゴンロード】といった難敵が跋扈しているため、イマイチ影が薄い。
ただ、【ニフラム】で即退場が願えたり、【くさなぎのけん】があればナマスにできる連中と違って、決め手となる攻略法がないのが厄介。
攻撃呪文では【デイン系】以外はメガンテを含めてすべてに耐性を持つ。
【ヒャド系】が弱耐性でそれなりに有効なので、時期的に魔法使いがちょうど習得するであろう【マヒャド】(リメイク以降なら【ヒャダイン】)と打撃で仕留めたいところだが、先手を打ってマホトーンをかけられるとご破算。
こちらからのマホトーンも有効。素早さが47は比較的鈍いこともあって大抵は先手を取って封じることができる。
だが、そもそも出現場所の関係でついついMPの消費を控えがち。
かといって最初から打撃オンリーの勝負を挑むと、待ってましたとばかりにベギラマの連打をくらう。
結局どんな方法を採っても一定の被害は免れず、繰り返し対戦することでじわりじわりとこちらの余力を削り殺してくる性格の悪い獅子。
これといった脅威や長所を持たない反面、致命的な弱点も持たない堅実な敵と言える。
経験値が多めで1350(4人パーティで3匹を倒すと1012)もくれるので逃げ損ねている間にベギラマでヘタに被ダメージを重ねるぐらいならマホトーンをかけて一気に打撃でたたみ込もう。
落とすアイテムはこの系統共通の【なげきのたて】。
数値上は【上の世界】最強の盾ではあるが、呪いの効果がキツ過ぎるので実用には不向き。
そもそも確率が1/256なのでお目にかかること自体まずないだろうが。
リメイク版
【まふうじのつえ】が追加されたので多少は対処しやすくなった。
【格闘場】では【エビルマージ】と死闘を演じてくれる。
マヒャドとメラミの猛攻がきついが前述通りそれらの攻撃呪文に耐性を持つためダメージを受けずにそこから勝つことも。
ただし相手は【ベホマ】で体力を回復してくるので長期戦になるとこちらの方が不利。
しかしマホトーンで呪文が封印されると通常攻撃しかしなくなるため、勝利する可能性が高くなる。
こちらのマホトーンが相手に効くと、エビルマージは通常攻撃を一切仕掛けないので、効きにくい上、メラミに比べで火力の低い【もえさかるかえん】しかして来ず、有利に戦える。
マホト―ンで呪文を封じても封じられても有利になるという、面白い試合である。
HD-2D版
【バギ系】が弱点になった。デイン系とヒャド系も普通に通る。
一方でこちらからのマホトーンは効きにくくなっている。
ゲームブック版
中巻に登場。ゲームブックオリジナルである「ネクロシティの町」に勇者を狙って集団で押し寄せる。戦うことはできず、隠し通路から町を脱出することに。
小説版
バラモス城でベギラマを唱えつつパーティの前に現れるが、直後にマホトーンを食らい、更にアレルに首を切り落とされ、あっさり死亡した。
DQ7リイマジンド
DQ11から輸入されたモンスターの一種。
【魔王像】や過去【ハーメリア周辺】に出現。魔王像崩壊後は【砂漠周辺】のフィールド上、ナイラ川付近にも出現する。
魔王像では単独出現だが他のモンスターは連れてくる。ハーメリア地方だと複数出現するが、DQ11同様の巨体のためせいぜい2匹まで。
やはりベギラマを使い、見た目通りに攻撃力やHPも高い。自身の使う炎属性には耐性があるので、それ以外で攻めよう。
ドロップアイテムは【ちからのゆびわ】。
DQ11
DQ3出身モンスター多数再登場の流れに乗り、超久々の本編登場。【始祖の森】や異変後の【古代図書館】に出現する。
イルルカを反映してか、DQ3の時代に比べてかなり大型化しており、画面に3匹も入らなくなっている。
2回行動で相変わらずベギラマとマホトーンを使用するほか、【かみつき】や【痛恨の一撃】も繰り出す。
ドロップアイテムは、ノーマルが【せいれいせき】、レアが【ドクロのゆびわ】。
異変前にドクロの指輪を2個ほど入手しておくと【屍騎軍王ゾルデ】戦が楽になるので、見かけたら【スーパールーレット】を狙っていくと良い。
せいれいせきも異変前に集めておくと、異変後の早い段階でいくつかの装備の素材になり便利。
【まめちしき】によると【勇者】を倒すために生み出された合成獣とのこと。
邪ver
始祖の森の他に【ユグノア地方】にも登場する。バクーモス・邪の手下だろうか。べギラマが【ベギラゴン】にパワーアップしている。
2Dモードでは【名もなき地】(【デルカダール城下町】南東)にも出現する。
イルルカ
実に遅まきながらモンスターズ初登場を果たす。
位階325、魔獣系のCランク。324は【ちょうろうじゅ】、326は【エビルワンド】。
魔獣系としては【キラースコップ】の一つ上、【ガーゴイル】の一つ下。
装備可能武器は爪と杖。所持スキルは【ハンター】。
特性は【メガボディ】【れんぞく(2回)】【AI1~3回行動】【封じブレイク】。
+25で【ギャンブルカウンター】、+50で【スタンダードキラー】、【新生配合】で【メタルキラー】。
さらに【ギガボディ】化で【ときどきテンション】が付く。
新生配合を行った際の、基本サイズでの不利な特性のつきやすさは-16。
特性はコスト的に弱キャラ扱いだが、割と優秀なラインナップ。
スタンダードキラーとメタルキラーで火力を出し、封じブレイクで呪文などを封じ、物理にはギャンブルカウンターで反撃を行う。
相手が小型パーティでも大型モンスターでも、そこそこの働きが期待できよう。
- ステータス成長率(100Lvアップの基準値)
HP:505 MP:210 攻撃力:385 守備力:334 素早さ:193 賢さ:269 - ステータス上限の基準値(新生配合済み・特性抜き)
HP:1769 MP:699 攻撃力:1091 守備力:1020 素早さ:678 賢さ:807 - ステータス上限の実数値(新生配合済み・メガボディ・AI1~3回行動)
HP:2123 MP:839 攻撃力:917 守備力:857 素早さ:570 賢さ:678
ステータスは攻撃力が高く、MPと守備力も高めで、素早さが低い。物理的な特性とは合っており悪くない。
本編では攻撃呪文を駆使する系統だが、そちらの適性は低め。
耐性は魔獣系の基本のほか、ギラとベタンに半減を持ち、基本は弱点のダウンも半減。
マホトラが弱点になっている。上昇幅は6(上昇7・下落1)と並以上。
メガボディ補正を除けば状態異常がほぼ素通しなのは注意が必要かも。
【雪と氷の世界】をクリア後、【砂漠の世界】にシンボルが1体だけ登場するようになる。
ときどき【サボテンボール】や【デザートランナー】を捕食しているが、雑食なのだろうか。
配置はデザートランナーのすぐ近くで、出現と同時にデザートランナーを発見することも珍しくない。
捕食のモーションは【ダースウルフェン】や【せつげんりゅう】と同じ。
また、じゅうおうの試練のカギで【ヘルゴラゴ】のお供としても登場する。
配合では普通の位階配合で作れる。
早期に作りたい場合は、一つ下のキラースコップを作って経由するのが楽。
こいつの特技モーションは、「星のドラゴンクエスト」でこの系統が一部の呪文・特技を使用する際や、3DS版DQ11のバクーモス・邪戦の前のイベントで襲い掛かってくるモーションとして流用されている。
ウォーク
DQ3Rewalkイベントで2024年6月18日から登場。ネクロゴンドの洞窟で登場し、歴史を正そうとする主人公の前に立ちはだかる。
クエスト3章5話でボスとして登場するほか、同日よりカンダタ盗賊団に代わってシンボルで登場(盗賊団は乱入でのみ引き続き登場)。
シンボルはさほどでもないが、上述のクエストボスがかなり強い壁ボス。
通常攻撃はしないが、メラミで単体550程度、ベギラマは全体400程度と、アリアハンの勇者にとっては恐ろしい威力。
3ターンおきにこの2つを連続で使用。2つとも受けると戦士以外ではほぼ即死する。例えレベル35まで上げていても、勇者とて例外ではない。
補助にマホトーン、HP50%以下ではメダパニ、マヌーサ、ディバインスペルも交える。ベホマラー持ちの僧侶含めまもりのたては必須。
眠りや混乱による足止めが有効なので、これらを使える盗賊を入れると対策になる。編成にも注意したい。
こころは紫色でコストは149。紫色の中ではどれも高くもないが低すぎないバランス型。
高グレードでは特にヒャド系の呪文ダメージが増加し、ドラゴン系へのダメージも増加する。
ドラけし!
常設ステージのバラモス城で稀に登場するレア敵。
星3の赤属性で、スキルは横長長方形を呪文攻撃するベギラマ。
クロスブレイド
ダイ大本編でも印象的な登場をしたことが功を奏してか第一弾時点で【スーパーレア】ですでにカード化されていた。
その後は3弾、真1弾、真3弾、超1弾、エクスブレイク1弾でも登場。いずれも【コモン】か【レア】でのカード化となっている。
属性は百獣で、必殺技はやはりというべきかベギラマ。
ダイの大冒険
序盤に登場している。百獣魔団に属しており、【魔の森】で【ダイ】と【ポップ】が遭遇した。旧アニメ版での声優は川津泰彦。
新アニメ版では「モンスター」の表記で書かれている木内太郎、佐々木義人、蓮岳大のうちの誰か。
ダイ大では【ギラ系】呪文が優遇されておりベギラマ使いであるこいつも強者として有名なようで、生まれて初めて見る、こんなに強いモンスターがいるなんて、と評された。
寝ていたため起こさずに素通りしようとしたが、音をたてたことで起こしてしまい、ベギラマで森を炎上させた。
二人を追い詰めるが百獣魔団の長である【クロコダイン】のおたけびに怯え縮こまり、クロコダインが現れるとすぐに逃げていった。
強い獣が自分を超える強さを持つ者の存在に気付いて縮こまって逃げ出す、クロコダインの力のいいアピールにもなっている。
一般的に「百獣の王」と形容されるライオンの魔物よりも格上であり、「獣王」の名に説得力を持たせているのもポイントか。
なお新アニメ版ではこちらのライオンヘッドは出番が削除されている。そんな、ひどい…
その後、同個体と思われるものが逃げたポップに尻尾を踏まれた事で追い回したが、【マァム】に顔面を思い切り殴られ、メラの【魔弾銃】で燃やされ退散していった。新アニメ版ではここだけが彼(?)の出番である。
ポップはベギラマばかり注目していたが、ヤツは魔法使いの天敵、【マホトーン】も使える。そちらを注意すべきはずだが……。
まあ、ダイ世界のモンスターが本編モンスターと同じ性能で同じ呪文を使えるとは限らないので、この世界のライオンヘッドはマホトーンは使わないのかもしれない。
勇者アバンと獄炎の魔王
マァム編の序盤で登場。後ろ脚を怪我した影響で気が立っており【アバン】に襲いかかってきたが、突如駆けつけた【マァム】に【ハンマースピア】で頭部を殴られて気絶し、その間に手当をされて大人しくなり、森の奥へ帰っていった。
なお頭蓋骨がかなり頑丈である。
その他
【モンスター物語】では、ライオンと【ガルーダ】の合成魔獣と語られている。当時からキメラ設定はあったのだ。
ベギラマを使えるようにはなったがライオンの習性のせいで空腹時しか人間を襲わない欠点が残ってしまったらしい。
ミクシィの『モンスターストライク』ではダイの大冒険コラボでユニットの一種として登場した。
「獣の咆哮」というオリジナルのストライクショット(必殺技)を所持する。