概要
DQ6で初登場し、その後はDQMシリーズにも登場しているモンスター。
魔王の力で巨大化し、その呪縛によって冒険者に襲いかかる鳥の魔物。
系統最下位種で、上位種には【フライングダック】と【グレートペリカン】がいる。
ちなみにこの系統の魔物はグース(=ガチョウ)、ダック(=アヒル)、ペリカンと、同じような見た目でも鳥類としての分類は違っている。
DQ界ではこちらがアヒルであるフライングダックの下位種だが、羽毛業界的にはアヒルよりガチョウの羽根のほうが上品質らしい。
DQ6
【地底魔城】にのみ出現する。
通常攻撃の他に、わしづかみにする【強化攻撃】と【おいかぜ】を使用する。
同地域に出現するモンスターと比較するとHPが高めなこと、一度目標と定めたキャラだけを【集中攻撃】するのが特徴。
しかし、地底魔城には恐怖の【ストーンビースト】をはじめ、【バギマ】を唱える【はねせんにん】、打撃で混乱させてくる【スカルガルー】、【マヌーサ】でかく乱してくる【フェアリードラゴン】など強敵が出てくるため、多少タフなだけのこいつはほとんど空気。
後回しで問題ない。【浮遊系】に属しているため、ハッサンの【とびひざげり】が有効。
ちなみに、おいかぜはこちらが息系の特技を使用して攻撃した場合のみ使ってくるようになる。
が、地底魔城攻略時には息系の特技を使える仲間はいないため、通常プレイではこいつがおいかぜを使用する姿を見ることはまずないだろう。
【魔物使い】や【魔物マスター】などに転職して息系の攻撃を覚え、わざわざ地底魔城に戻ってこない限り、こいつがおいかぜを使う事実には気付けない。
地底魔城は一度クリアしたら二度と訪れないプレイヤーも多いだろう。
ストーンビーストやフェアリードラゴンのように、転職後に訪れる場所にも出現すればまだマシだったかもしれないが。
何か配置場所などの設定を間違ったとしか思えない敵の1種。
もっとも、おいかぜを使う意味が全く感じられないだけで、ステータスは地底魔城の敵として妥当な強さである。
落とすアイテムは【キメラのつばさ】で、ドロップ率は1/64。
DQM1・DQM2
鳥系として登場している。
DQ6での扱いが流石にかわいそうだと思ったのか、モンスターズでは能力面や技でかなり優遇されている。
1では【さばきのとびら】、【あやつりのとびら】に、2では【天空の世界】のフィールドなどに出現する。
配合では【キメラ】・【ヘルコンドル】など×ドラゴン系orゾンビ系、もしくは【いわとびあくま】×【ダックカイト】or【デスフラッター】、鳥系×【ドロル】で生み出せる。
習得する特技は1とPS版1・2では【メダパニ】、【ふしぎなおどり】、【さそうおどり】。
2では【ホイミ】、【かまいたち】、さそうおどり。
野生個体も頻繁にさそうおどりを使用してくるため、敵に回すとかなり鬱陶しい。複数体出てくるとさそうおどりでハメながらふしぎなおどりで延々とMPを削るといういやがらせのような動きをしてくることも。
場合によっては作戦を【めいれいさせろ】にし、動かれる前に確実に処理すべきかもしれない。
ステータスは早熟寄りで、Lv1-17の間はMPと素早さががっつりと伸び、それ以外もやや低めの賢さを除き悪くない育ち方をする。成長速度も鳥系らしく非常に早い。
そして何より一回休み系の特技の中ではトップクラスの使い勝手を誇るさそうおどり持ちであるため、ストーリー攻略ではかなり頼りになる存在。ついでに言えば会心率も高め。
成長限界がデフォルトでLv30と低いのがネックだが、早くからステータスが伸びるおかげでストーリー攻略では気になりにくい。配合の繋ぎと割り切っておけば問題ないだろう。
何気にギガスラッシュ耐性が完璧。DQM2では【ギラ】系耐性を強耐性にすれば【ドーク】相手にかなり優位に立てる。
なお、DQM1の【マチコ】は【ライバーン】とお見合いさせてくれるが、先に挙げたキメラやヘルコンドル等の一部鳥系モンスターは【ロックちょう】よりこちらの特殊配合パターンが優先されてしまうため注意が必要。
ただ、先に述べた通りこっちはこっちで結構優秀なモンスターである。キラーグースを血統にして【ゴーレム】や【ストーンスライム】、後に同じくマチコからもらえる【うごくせきぞう】等と配合すれば結局ロックちょうになるので、誤って配合させてしまった場合もそんなには気にしなくて大丈夫。
むしろ長い目で見た場合、微妙な特技しか継承させてくれないマチコのライバーンから直接ロックちょうを生み出すより、さそうおどりや【だいぼうぎょ】等を継承できるこちらのルートの方が上策と言えなくもない。サクサク進めたいかじっくり戦力を養成したいかで決めるといいだろう。
ドラゴン系を血統にして配合すると【バピラス】が生まれる。バピラスは成長が早めな上に【にじくじゃく】の親になるため、うまく活用していこう。
DQM2では【はぐれメタル】がボスのダンジョンが存在し、非常に硬くて中々ダメージを与えられないのだが、このモンスターのさそうおどりで動きを封じ込め、そこから回避不能の【まじんぎり】を当てるというコンボを使用すれば簡単に突破できる。どうしてもはぐれメタルが倒せないならば、このダンジョンの近くに野生のキラーグースが出現するのでうまく活用してみよう。
テリワン3D
自然系のランクBに属し、さいはての扉で出現する。
普段から落ち着き無く動き回っている。さいはての扉の深層ではこちらを追跡してくるので厄介。
HPと攻撃力、素早さに優れた典型的なアタッカー。【みかわしアップ】もあるので素早さの高さが活きる。
【いきなり黒い霧】が発動すれば肉弾戦に持ち込めるが、防御は低いので注意。
+値25で【わるぐち】、50で【亡者の執念】が特性として付く。
所持スキルは【暗黒】。
攻撃モーションではカートゥーンばりのダッシュアタックを繰り出し、呪文モーションではこっちにシリを向けて屁をこくコミカルな動きをする。
イルルカ
位階470、自然系のBランク。
自然系としては【ダンジョンえび】の一つ上、【ひとくいそう】の一つ下。
能力傾向や特性のおおまかな特徴はテリワン3Dと同じ。
装備可能武器は斧と杖。所持スキルは【暗黒】。
特性は【スタンダードボディ】、【みかわしアップ】、【いきなり黒い霧】。
+25で【わるぐち】、+50で【亡者の執念】、【新生配合】で【ザキブレイク】。
さらに【メガボディ】化で【AI1~3回行動】、【ギガボディ】化で【ザキ攻撃】が付く。
新生配合を行った際の、基本サイズでの不利な特性のつきやすさは丁度0。
ー4のみかわしアップがあるのにプラマイゼロというのは、ものすごい重コスト。
新生配合の特性入れ替えはマイナス特性押し付けに要注意。
コストが重いだけあって優秀な特性を多く持つ。
いきなり黒い霧やザキブレイクで開幕から勝負をかけ、
通じない相手にはみかわしアップ・わるぐち・亡者の執念で粘り強く戦うという構成。
- ステータス成長率(100Lvアップの基準値)
HP:635 MP:230 攻撃力:369 守備力:231 素早さ:382 賢さ:278
- ステータス上限の基準値(新生配合済み・スタンダードボディ)
HP:1865 MP:606 攻撃力:970 守備力:620 素早さ:970 賢さ:767
ステータスはHPが高く、MP・攻撃力・素早さもそこそこ。
上限値はどうもパッとしない。HP以外はイマイチ。
本作では各モンスターの上限基準値の合計における差はほぼ無いが、
HP・攻撃力・素早さが2倍の価値がある計算で上限値を設定されており、
それらを重視しているコイツのようなタイプは、どうしても実数値が低くなってしまう。
耐性は自然系の基本のほか、呪文封じ・息封じ半減、体技封じ軽減を持つ。
○○封じ系だけに独自の耐性を持つのは非常に珍しいが、あまり良いとは言えないか。
【天空の世界】のヒターノの町付近に生息しており、こちらを見かけると飛び掛かってくる。
時々、うろついている【アイアンホーク】に捕食されているので助けてあげよう。
本作で捕食されるモンスターの中では最も位階が高いので、運良く仲間になってくれれば儲けもの。
被食者同士で仲が良いのか、【風の塔】近辺では【トンブレロ】と過ごしている。
落ち着きのない待機モーションが少し怖い。狂ったようになる倍速状態では怖さ倍増。
イルルカSP
アイアンホーク近くの個体が全て【マッドハニービー】に差し替えられており、襲われることはなくなった。
【超ギガボディ】化で「まれにマジックバリア」を覚える。
ジョーカー3
魔獣系のFランクになった。スキルは【黒い霧マスター】。
本作でのこの系統の魔物はいずれも○○の霧マスターのスキルを持つ。
【時空の裂け目】に生息していることがある。
特性は【ノーマルボディ】、【みかわしアップ】、【わるぐち】。
+25で【ときどき黒い霧】、+50で【亡者の執念】、+100で【即死ブレイク】。
メガボディ化で【AI1~3回行動】、ギガボディ化で【即死攻撃】、超ギガボディ化で【暴走列車】を習得。
モーションが変更されたので、前作までのコミカルな動きは見られなくなってしまった。
ライバルズ
第2弾カードパック「解き放たれし力の咆哮」にて、占い師専用カードとして登場。
レア度はスーパーレア。
2/3/3
おうえん
召喚時:相手は50%の確率でカードを1枚引く
コスト以上のスタッツに加え、さらにおうえんまで兼ね備えた極めてコストパフォーマンスの良いカード。
デメリットとして相手が1ドローできるのだが…驚くべきことに、これが発動するかどうかは50%である。
相手にドローさせても十分強力なカードであるのに、運次第ではそれすら許さない。
そのためこのカードが見えた瞬間、両プレイヤーが自分が有利になるように必死に祈る光景が見られた。
或いは占い師なら確率的事象さえも従えて見せよ、ということか。
このようなランダム効果には不満意見が多く出たこともあってか、効果が発動するかがランダムなカードはこれ以降登場していない。