『いいや!!もう返す気なんてない!!俺の邪魔をするな!愚かな蒸気機関車め!!』
日本語版タイトル | きかんしゃトーマス ディーゼル10の逆襲 |
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英語版タイトル | Day of the Diesels |
監督 | グレッグ・ティアナン |
プロデューサー | ニコール・スティン |
脚本 | シャロン・ミラー |
音楽 | ロバート・ハーツホーン ピーター・ハーツホーン |
公開 | ・2011年8月24日(米国:TV版) ・2011年9月1日(オーストラリア) ・2011年9月6日(米国) ・2011年9月26日(英国) ・2011年10月21日(ドイツ) ・2011年11月1日(ドイツ:DVD) ・2012年2月25日(ハンガリー/ルーマニア) ・2012年4月28日(日本:劇場公開版) ・2012年10月3日(スウェーデン) ・2012年10月10日(ノルウェー) ・2012年10月19日(日本:DVD) ・2012年11月6日(デンマーク) ・2012年11月7日(フィンランド) ・2012年12月6日(ポーランド) |
分数 | 60分 |
アニメーション制作 | ニトロゲン・スタジオ |
配給 | ヒット・エンターテインメント |
登場キャラクターA | トーマス、エドワード、ヘンリー、ゴードン、パーシー、トビー、エミリー、スタンリー、ベル、ディーゼル、メイビス、ハリーとバート、ディーゼル10、ソルティー、デン、ダート、ノーマン、パクストン、シドニー、フリン、ビクター、ロッキー、ケビン、クランキー (英米版のみ:ジェームス) (使い回し映像のみ:バッシュとダッシュ、ファーディナンド) |
登場キャラクターB | ジェームス、ハッピー・フック |
登場キャラクターC | ロージー、ヒロ、チャーリー、ハロルド、キャプテン |
登場キャラクターD | スペンサー(言及のみ) 当初の予定:ドッヂとスプラッター、デニス*1 |
登場人物A | トップハム・ハット卿、ハット卿夫人、トップハム・ハット卿のお母さん、ブリジット・ハット、マッコールさん、トーマスの機関士、消防士、植木職人達、作業員、ブレンダム港の作業員 |
登場人物B | トップハム・ハット卿の付き人、エドワードの機関士、エドワードの機関助手、パーシーの機関士、エミリーの機関士、ソドー整備工場の作業員、ティッドマス機関庫の転車台の操縦士、口笛を提案した男性 |
登場人物C | ウェルズワーズ駅長、ウェルズワーズ駅の駅員、ウェルズワーズ駅の作業員、ナップフォード駅長、ナップフォード駅の作業員、双眼鏡の男性?、人形劇の演者の女性、灰色のベストを着た男の子、白と水色のストライプ服の少年、緑色の服の女性、黄土色の服の女性、茶色いハンチング帽の男性?、ソドーレスキューセンターの作業員、ジェム・コール、カメラマン、先生、船の操縦士、赤いブラウスの女性、学校の子供達、ブロンド髪の男の子 |
登場人物D | 無し |
登場スポット | ・ノランビー漁村 ・ソドーレスキューセンター ・ソドー整備工場 ・ヴィカーズタウンディーゼル整備工場 ・ブレンダム港 ・ソドー運送会社 ・カーク・ローナン分岐点 ・ティッドマス機関庫 ・ウェルズワーズ駅 ・ナップフォード駅 ・ヘンリーのトンネル ・バラフータウン高架橋 ・バラフー駅 |
あらすじ | ・放水銃の付いた大型消防機関車ベル、線路も道路も自由自在に走れる特殊消防車フリンが来島した。彼らの夢中になったトーマスに仲間外れにされたパーシーはディーゼルに誘われてディーゼル整備工場にやって来た。 ・彼はディーゼル軍団のグループになり、ディーゼル10からディーゼル整備工場を改築するように言われるが…。 |
挿入歌 | ・Day of the Diesels? |
メモ | ・きかんしゃトーマス長編映画作品第6作目およびCG長編作品第3作目。 ・時系列は第14シーズンと第15シーズンの間の物語*2。 ・ベルとフリンとデンとダート初登場。 ・ノーマンとパクストンとシドニー正式前初登場。 ・チャーリー、トップハム・ハット卿のお母さんが長編作品に初登場*3。 ・ルパート・ディガスがボイスキャストに参加*4。 ・ベン・スモールさんが米国版のボイスキャストに参加。 ・ディーゼル10、長編第1作以来、悪役を演じる。 ・今回のディーゼル10の声はお笑い芸人の南海キャンディーズ ![]() ・日本版ではオープニング前に前作のソドーレスキューセンター完成後とエンディング後のディーゼル10のシーンが収録されている*5。 ・河本邦弘さんと石野竜三さんはソルティーとロッキー以外のキャラクターを演じるの最初である。 ・土田大さんが人間のキャラクターを演じるのは現在、この回のみ。 ・佐々木望さんと坪井智浩さんと根本圭子さんとケン・サンダースさんと石野竜三さんと坂口候一さんは2役、土田大さんと吉岡さくらさんと金光宣明さんと河本邦弘さんは3役。 ・ディーゼル10、初めてトップハム・ハット卿と会話する*6。 ・ヘンリーの声はエドワード役の佐々木望さんが担当している。 ・英国版ではジェームスも喋っているが、日本では当該シーンはナレーションに充てられ、前作と同様、台詞なし。 ・ベルは長編第8作まで、スタンリーは第18シーズン『サムソンがおとどけ』まで台詞なし。 ・ディーゼル10とシドニーは第17シーズン『きえたクリスマスのかざり』まで出番無し。 ・第5シーズン『ハットきょうふじんのたんじょうび』以来、煤まみれになるトップハム・ハット卿。 ・あの時のジェームスやトーマスやトビーやトレバーやダックやキンドリー夫人に続いて、涙を流すパーシー*7。 ・トーマスとパーシー、第5シーズンの『トーマスとふるいきゃくしゃ』以来、消火活動に協力する。 ・ゴードン、何故かディーゼル10に怯えていない。*8 ・あの時のデュークとトーマスとヒロとジェームスに続いて、ヒーローと称えられるフリンとケビンとパーシー。 ・英語版ではパーシーの冗談の答えは「Choo Choo Train」が、日本語版では「上機嫌機関車」と差し替えられている。 ・シドニーの日本語吹き替えの声優は不明。 ・ディーゼル10はパーシーに会うのは久々らしい*9。 ・現時点で、土田大さんがスタンリー以外のキャラクターを吹き替える唯一の作品。 ・ディーゼル10、初めてデンとダートにキレる。 ・ビクターのように、ケビンを説教するディーゼル10。 ・あの時のゴードンに続いて、相手の言いたい事を代弁するダート。 ・ソドー建設会社の重機達にディーゼル整備工場の改築作業を依頼しない機関車達とトップハム・ハット卿。 |
台詞 | ・ナレーター「ソドー島では長く暑い夏の日が続いていた。太陽は明るく輝き、海は何処までも青く、1日がとてものんびりとしていた。トーマスの出す煙は、雲一つ無い空に白くなって浮かんでいる。トーマスは楽しそうにカーブを走り抜けた。」 ・トーマス「あっ!?」 ・ナレーター「青く澄んでいた空がみるみると黒くなってきた。何処からか黒い煙がモクモクと上がっているのだ。」 ・トーマス「火事だ!」 ・ナレーター「何処から農場の倉庫が燃えているようだった。」 ・パーシー「トーマス…」 ・トーマス「大丈夫かいパーシー?僕も手伝う!」 ・ナレーター「パーシーは消火活動を手伝っていた。その顔は煤だらけで真っ黒だった。」 ・トップハム・ハット卿「もっと水を掛けるんだ!」 ・パーシー「タンクの水が無くなっちゃうよ!如何したらいいかな!?」 ・作業員「こっちだ!」 ・トーマス「僕にはまだある心配しないで!」 ・トップハム・ハット卿「何としても燃え広がるのを防げ!ソドー島の安全が何より大事だぞ!我々が守るんだ!」 ・植木職人達「ほら!受け取れ!」 ・トーマスの機関士「ようし!」 ・パーシー「ねえ、どうしたらいい?トーマス…」 ・トーマス「僕達に出来る事をやろう。」 ・ナレーター「突然、辺りに鐘の音が鳴り響いた。とても長くて大きな音だった。」 ・パーシー「あれは…何だろう?」 ・ナレーター「煙の中から1台の蒸気機関車が現れた。ソドー島に到着したばかりの新しい蒸気機関車ベルだ。ベルは真鍮の鐘を響かせ、汽笛を鳴らしている。」 ・ベル「私もお手伝いしましょう!」(初台詞) ・トップハム・ハット卿「頼んだぞベル!君の積んでいる水が必要なんだ!」 ・ベル「はい!お任せ下さい!」 ・トーマス「あ!」 ・パーシー「蒸気機関車があんな事出来るなんて知らなかったよ!」 ・トーマス「本当だ!放水銃から水を噴き出してるぞ!」 ・ベル「貴方達はトーマスとパーシーね?私はベルよ!」 ・パーシー「やあ、ベル。君って凄いね!」 ・トーマス「それに、とても勇気がある!」 ・ベル「私は、ただお役に立ちたいだけよ。」 ・ナレーター「そして、遂に…火が消えた!トップハム・ハット卿も漸く安心した。」 ・トップハム・ハット卿「よくやったぞ、トーマスにパーシー!素晴らしい活躍だったぞ、ベル。ソドー島へようこそ! では、洗車場へ行ってきなさい。」 ・ナレーター「だが、ベルは蒸気を上げる事が出来ず動く事も出来なかった。タンクの水を使い切ってしまったのだ。」 ・ベル「困ったわ…どうしましょう…。」 ・トーマス「心配要らないよ!僕らがソドー整備工場まで送ってあげる!そうだろパーシー?」 ・パーシー「う…う~…うん、トーマス!勿論だよ、それじゃあ出発しよう!」 ・ナレーター「ソドー整備工場では、トップハム・ハット卿が待っていた。」 ・トップハム・ハット卿「君は、本当に役に立つ機関車だな、ベル。今まで消火活動の出来る機関車はいなかった。だが、君がいてもまだ足りない。このソドー島には、他にも消防車が必要だ。」 ・ベル「其れでしたら、素晴らしい仲間を知っていますわ。『フリン』と言う名の特殊消防車なの。彼はとても速くて勇敢だし正真正銘の真っ赤な色の消防車です!本物のヒーローですよ!」 ・ケビン「ヒーローに何て会った事無いや。」 ・ベル「ウフフフフ…!!ソドー島で働く機関車は皆ヒーローだけどね。」 ・トップハム・ハット卿「その通りだな、ベル。よし、フリンがソドー島にやって来たら、君達も島の消防隊だ!トーマス、ベルにソドー島を案内してやってくれ。それから、パーシー。…郵便配達に行きなさい。」 ・ナレーター「次の朝になるとベルがティッドマス機関庫にやって来た。」 ・ベル「皆さんおはよう!いい朝ね。」 ・機関車達「オッ!」 ・トーマス「おはようベル!」 ・パーシー「おはよう、トーマス!」 ・ナレーター「トーマスはパーシーに気付かず、ベルと一緒にさっさと走り出していた。」 ・パーシー「……後でね、トーマス…。」 ・ナレーター「トーマスはベルに港を案内した。あの気難しいクランキーもベルに興味津々だった。」 ・クランキー「持ち上げる物が有れば、何時でも俺に言ってくれよ。」 ・ベル「どうも有り難う!」 ・パーシー「じゃあ手伝ってくれる?今日は何だか荷物が重くて…」 ・クランキー「何言ってる?郵便配達はお前の仕事だろ。」 ・パーシー「ああ…そうだねクランキー…。」 ・ナレーター「パーシーは悲しい気持ちで自分の線路へと戻った。」 ・ディーゼル「ヘッヘヘヘヘ…!!」 ・ナレーター「次に、トーマスはベルにナップフォード駅を案内した。其処へパーシーがやって来た。」 ・ベル「あら。おはようパーシー。まだ郵便配達で忙しいの?特別な仕事ね。」 ・トーマス「もう次に行かなきゃ。」 ・パーシー「はあ…郵便配達はそんなに特別な仕事じゃないよ。」 ・ナレーター「その時、ディーゼルが近づいてきた。」 ・ディーゼル「お前の親友はあの大きな青い機関車と随分楽しそうじゃないか。」 ・パーシー「あぁ…そうだね…。」 ・ナレーター「トーマスとベルはソドー整備工場にも来ていた。其処へパーシーもやって来る。ベルやビクターと笑い合うトーマスの声が聞こえた。」 ・ディーゼル「又一人でいるのかいパーシー?」 ・パーシー「忙しくてさ!」 ・ディーゼル「トーマスはもっと忙しい。ベルとな!」 ・トーマス「(笑い声)」 ・ベル「こんにちはディーゼル、此処本当立派な整備工場ね。ディーゼル機関車用もあるの?」 ・ディーゼル「ん…、そりゃあ有るに決まってる。此処の整備工場程、立派なとこじゃないけどな。」 ・ベル「まあ私も見てみたい。」 ・トーマス「もう行こうよベル。」 ・ディーゼル「じゃあなパーシー。」 ・パーシー「じゃあまたね…。」 ・トーマス「ディーゼル機関車の整備工場へは行かない方がいいよ。彼処は古くて汚いし、ディーゼル機関車だらけだ。あの連中は信用出来ないからね。」 ・ベル「まあ、そうなの。」 ・トーマス「急ごう!貨車を運ばないと!」 ・パーシー「後で手伝えるかも知れないよ!」 ・ナレーター「しかし、トーマスはベルと一緒に走って行ってしまった。パーシーはまた一人ぼっちだった。次の朝、パーシーはウェルスワース駅に郵便物を届けた。其処へディーゼルが現れ、パーシーの側へ近づいて来た。」 ・ディーゼル「お前の親友はもう、お前と仲良くする暇も無いみたいだぞ。」 ・ナレーター「ディーゼルの言う通りだった。パーシーは悲しい気持ちになった。」 ・ディーゼル「新しい親友を見つけろよ。御前と一緒に居てくれて話を来てくれる友達をな。」 ・ナレーター「パーシーは友達が欲しかった。」 ・パーシー「そうだ!ディーゼル、僕と一緒に郵便配達をしてみない?」 ・ディーゼル「そうしたい所だけど、俺はこれからディーゼル整備工場に行くよ。友達がそこで待ってるんだ。」 ・パーシー「ディーゼルには友達が待ってくれてる。なのにトーマスは僕をもう待ってはくれないんだ…他の皆も同じだ!」 ・ナレーター「次の日、パーシーは大きな荷物を受け取る為に港に来ていた。」 ・トップハム・ハット卿「もうすぐ、消防車のフリンが此処へ到着する。此れはフリンのホースだ。とても大事な物だぞ。パーシー、此れをソドーレスキューセンターまで届けてくれたまえ。」 ・パーシー「わかりました!」 ・ディーゼル「フリンがトーマスの新しい友達になったら、お前と一緒にいる暇はもっと減るぞ。」 ・ナレーター「パーシーはディーゼルの言葉を信じたくなかったが、確かにその通りだと思った。ディーゼルがさらに近づいてきた。」 ・ディーゼル「昨日な、ディーゼル整備工場の友達に御前の話をしたら凄く会いたがったぞ。『御前なら特別なお客さんだ』そう伝えてくれって言ってたなあ。彼なら仲良くしてくれるぞ。」 ・パーシー「有り難うディーゼル。其れって本当かい?」 ・ディーゼル「勿論本当さパーシー。(汽笛)おっと…。」 ・トーマス「パーシーじゃないか。それ特別な荷物みたいだね。」 ・パーシー「あ…!…そうなんだトーマス!これはフリンのホースだよっ。良かったら僕と一緒に運ばないかい?」 ・トーマス「ああ、ごめんよ。これから、ベルと一緒に子供達を入江まで連れて行くんだ!其れじゃあ又ねパーシー。」 ・ナレーター「パーシーはまた悲しくなった。其れから今度は今迄とは違う気持ちになった。其れは怒りだった。パーシーは分岐点にやって来た。右はレスキューセンターに向かう線路。左はディーゼル整備工場に向かう線路だ。パーシーは又少し悩んでいた。」 ・ディーゼル「御前なら特別な御客さんだ。御前なら特別な御客さんだ。」 ・トーマス「あの連中は信用出来ないからね。あの連中は信用出来ないからね。」 ・ナレーター「パーシーは特別な御客さんになりたかった。そして自分といてくれる友達が欲しかった。彼は遂に決心した。」 ・パーシー「左の線路に行こう…ディーゼル整備工場へ向かうぞ!うわぁ!トーマスは確か、ここには来ない方がいいって言ってたよね…だけど、トーマスと違ってディーゼルの友達は僕に会いたいって言ってくれた…!うわぁ!此れって凄いなぁ!今まで見た事ない物ばっかりおいてある!」 ・ナレーター「建物はとても古くとても変わっていた。何処も暗くて汚くソドー整備工場とは大違いだった。でも、パーシーはワクワクしていた!」 ・パーシー「そうだ!僕は郵便配達するだけのパーシーじゃない。凄く勇敢なパーシーさ!凄く特別なパーシーだ!ディーゼル整備工場までやって来た凄いパーシーだぞ!ハッ…!ディーゼル10だ…」 ・ディーゼル10「親愛なるパーシー。ディーゼルからお前が来ると聞いていたぞ。来てくれて嬉しいよ。随分久し振りだよな。ん?」 ・パーシー「こんにちは…」 ・ディーゼル10「ディーゼルからお前の事、沢山 聞いてるぞ。お前さんは…特別な機関車だパーシー。何をしてるんだ?さあ、こちらへ。」 ・ナレーター「パーシーは躊躇い、そして迷っていた。『特別な機関車』と言われたのは初めてだ。」 ・パーシー「トーマスは僕をもう特別な機関車とも、友達とも思ってない… でも、ディーゼル10は違う!」 ・ナレーター「パーシーは、少しずつゆっくりゆっくりディーゼル10について行った。そして、ディーゼル整備工場の中へと入って行った。パーシーは息を飲んだ。其処は油で汚れ埃塗れだった。変な臭いがして変な物音がした。そして、其処はディーゼル機関車だらけだった!パーシーの車輪は震えたが、ボイラーは勇敢に泡立っていた。」 ・パーシー「こんにちは…。」 ・ディーゼル10「俺達の整備工場へようこそ!」 ・パーシー「えっと…その…」 ・ディーゼル10「俺達の整備工場は御前等のみたいにピカピカで立派な所じゃない。でも来てくれて凄く嬉しく思っているぞ。」 ・パーシー「有り難うディーゼル10…。」 ・ダート「あっ痛て…!」(初台詞) ・デン「おっと…」(初台詞) ・パーシー「あ…」 ・デン「どうもどうも、俺はデンだ!えっと、その、つまりだな…。」 ・ダート「『自分が整備工場のボスで、あっしが部下』って事でやんしょ?あっしはダート。」 ・デン「あんたが故障したら、直してやるぜ!」 ・ダート「でもお宅は蒸気機関車だから無理か!ハッハハハハハ…!!!!冗談冗談へっへっへっ冗談好きなんで!」 ・ナレーター「パーシーは笑った。気に入って貰いたかったのだ。」 ・パーシー「…僕も冗談好きだよ!…こんなのはどうかな?」 ・ダート「聞きてぇな。」 ・ナレーター「パーシーは一度も冗談を言った事がない。一寸不安だった。」 ・パーシー「ウキウキしている機関車は…その…何て言うでしょう?!」 ・デン「えっと…、そうだな…。つまり、俺が言いたいのはな…。」 ・ダート「『分からない』って事でやんしょ? ・パーシー「じ、上機嫌機関車!!…えっへへへ!!」 ・ディーゼル機関車達「(笑い声)」 ・ナレーター「ディーゼル機関車達は皆笑った。ディーゼル10の声が一番大きかった。」 ・ディーゼル10「ハッハハハ~!!本とに面白い奴だなパーシー最高だ!さあ御前の事をもっと話してくれよ。皆聞きたがっている。」 ・ナレーター「パーシーは特別になれて嬉しかった。」 ・パーシー「僕は郵便配達をする!…それは…えっとぉ…」 ・ディーゼル10「物凄く重要な仕事だなパーシー!本当に重要な仕事だよ…。」 ・パーシー「はあっ!大事な荷物の事すっかり忘れちゃってた! えっと…レスキューセンター迄運ばなきゃいけないんだ。特殊消防車フリンのだーい事なホースがその荷物なんだ…」 ・ディーゼル10「ダート!パーシーの大事な荷物は御前に任せたぞ!分かっているだろうな?」 ・パーシー「これ凄く大事な荷物なんだ…」 ・ディーゼル10「分かっているってパーシー、心配するな。」 ・ナレーター「其処へ、メイビスがソルティーに押されてやって来た。メイビスはパーシーを見て吃驚した。」 ・パーシー「やあ、メイビス!」 ・メイビス「こんにちはパーシー!あぁ、私故障しちゃって…、デンに直して貰うの。」 ・ソルティー「そうとも!デンは何だってあっと言う間に直してくれるんだぜ!ハハハハハー!持ってる道具は古いし、車庫なんてボロボロだけどなぁ。はぁー。」 ・パーシー「トップハム・ハット卿に言って新しくして貰ったら、どう?」 ・ディーゼル10「頼んださ。でもディーゼル機関車の言う事なんて全然聞いちゃくれない。蒸気機関車の話しか聞く気がないんだ。」 ・パーシー「そんな…そうだ!僕なら何とか出来るかも。」 ・ディーゼル10「頼もしいじゃないかパーシー。」 ・パーシー「新しい整備工場の事を、トーマスからトップハム・ハット卿にお願いして貰うよ!トーマスの言う事なら聞いてくれるからね!」 ・ディーゼル10「御前はホントにいい奴だなパーシー、ありがとう。」 ・パーシー「すぐにトーマスの事、探しに行って来る!」 ・ディーゼル10「待っているからな。ワァ!うぅ~!!うわぁ!!あー!イテッ!あぁ全く…!」 ・ナレーター「ブレンダムの港では消防車のフリンが到着したところだった。誰もが皆興奮していた。何時も冷静なクランキーもワクワクしていた。」 ・クランキー「随分変わった車だな。初めて見たよ。」 ・ブレンダム港の作業員A「降ろせ!」(土田大さんのブレンダム港の作業員の初台詞) ・フリン「やぁ。僕はフリンだよ!君は?」(初台詞) ・クランキー「クランキーだ!」 ・ブレンダム港の作業員B「よし!」 ・フリン「クランキー?(笑い声)随分変わった名前だな!」 ・ブレンダム港の作業員C「いいぞ!」 ・ブレンダム港の作業員ABC「じゃあなフリン!」 ・ナレーター「暫くして、パーシーはソドー整備工場でトーマスを見つけた。ディーゼル10の事を話したくて、仕方がなかった。」 ・パーシー「トーマス!…あっ」 ・トップハム・ハット卿「パーシー!何処に行っていたんだ?フリンに会っていないのは君だけだぞ!」 ・フリン「ハロー!パーシー!」 ・ビクター「フリンに会った感想は、どうだい?」 ・ナレーター「フリンは本当に早くて勇敢そうだった。」 ・トーマス「トップハム・ハット卿から、ソドー島を案内するようにって言われたよ!子供達が喜ぶだろうな!」 ・ナレーター「トーマスはフリンに近づいた。フリンに夢中になってるようだった。パーシーはまた悲しい気持ちになった。パーシーは機関庫に一人ぼっちだった。自分が特別な存在だとは思えない。パーシーは遂に決心した。」 ・パーシー「誰も僕の事なんか気にしてくれない…明日又、ディーゼル整備工場に行って見ようかなあ…。ディーゼル10なら僕の相手をしてくれる。この僕に会いたいって思ってくれてるんだ。えへっ…へへっ」 ・ディーゼル10「おはようパーシー。トーマスに俺達の整備工場の事を頼んでくれたか?」 ・パーシー「う…ああ…話そうとしたよ!でも、トーマスは忙しくて、そんな時間は無かったんだ…」 ・ディーゼル10「フン!」 ・ダート「ああ全くもう!誰がこんな所に置いたってんでい!!」 ・デン「ダート!落ち着くんだ!あちこちぶつけてたら、壊れちまうぞ!」 ・ダート「もうとっくに壊れてまさあ!此処には新しいクレーンが必要だって何度も頼んでいるって言うのに、このハッピー・フックは役立たずでやんす!」 ・ディーゼル10「煩い!!」 ・ナレーター「皆が静まり返った。」 ・パーシー「新しいクレーンは必要だよ!クレーン無しじゃ機関車を直せないんだって、ビクターがいつも言ってるもん!」 ・メイビス「その通りね、パーシー。」 ・ディーゼル10「確かにそうだパーシー、御前なら俺達の問題がわかるだろ?御前達にはケビンが居るのに、ディーゼル機関車には誰も居ないなんて不公平だ。」 ・ナレーター「こうして、パーシーはトーマスを探して走った。全速で線路を走り、そしてソドー整備工場へと到着した。」 ・パーシー「ねぇ、ケビン?ディーゼル達の整備工場に行ってきたよ。」 ・ケビン「そこ行っちゃ駄目なんだよ。」 ・パーシー「ディーゼル機関車達は皆優しかった。でもね、クレーンが無いんだぁ…」 ・ケビン「うわぁ~!!」 ・ビクター「ケビン!」 ・ケビン「すんません!すんません!『クレーンが無い』ってホント?『クレーン無しじゃ、機関車は直せない!!』ってボスはいつも言っていますよ。」 ・パーシー「そうなんだよ…ケビン!君もその整備工場に行って見ない?君の事が必要なんだ、今ならヒーローになれるよ!ディーゼル10だって、きっと、そう言うに決まってる!」 ・ケビン「ディーゼル10!だって?ディーゼル10が僕をヒーローって呼ぶの?」 ・パーシー「うん、間違いないよ!」 ・ケビン「そりゃあ凄いや!ヒーローに何てなった事無いもん。」(汽笛) ・トーマス「パーシー!一日中、君を探し回ってたんだよ!ビクターに頼まれって、フリンのホースを取りに行ったんだけど、届いていなかったんだ!」 ・パーシー「そんな筈無いよ!僕の友達が代わりに届けてくれたはずだ…届ける場所を間違えちゃったのかもね!」 ・トーマス「じゃあ、早く見つけないと!フリンがずっと待っているんだ!」 ・パーシー「トーマス!!実はとっても大事な話があるんだけど…」 ・トーマス「心配無いよビクター、パーシーが急いでホースを見つけてくるからさ。」 ・ケビン「さっきのヒーローになれるって話、行ってみたいな僕もね!だけど、その場所何処にあるか全然知らないんだ。凄く遠いのかな?」 ・ビクター「おいケビン!一体何度言ったら分かるんだ!?お喋りしてる暇なんか無いぞ!御前もだパーシー!早くホースを見つけて来てくれ!」 ・パーシー「そうだよねビクター!話しててごめんなさい!すぐ探しに行って来る! ダートが運んだ筈なんだけどなぁ…。」 ・ロッキー「手伝ってやろうかパーシー?」 ・パーシー「んーん!大丈夫だよロッキー!急がなきゃ!」 ・ナレーター「パーシーは色んな場所を一所懸命探した。1日中、彼方此方を走り回っている内にすっかり日が暮れてしまった。其れでもホースは見つからない。」 ・パーシー「はぁ!」 ・ナレーター「何とその夜、機関庫のパーシーの場所にフリンが居た。トーマスの横に。」 ・フリン「パーシー!又会えたね!トーマスが此処で休ませてくれたんだ。勿論、君が戻る迄の間にね。」 ・トーマス「今迄何処へ行ってたの?」 ・ナレーター「パーシーは裏切られたと思った。今はもうトーマスの事を親友とは思えなくなった。そしてとても寂しい気持ちになり、ディーゼル達と一緒に居たいと思った。」 ・パーシー「其処から動かなくていいよ…僕は忙しいんだ!行く所が有るからさ!」 ・ナレーター「その時、パーシーは決心した。こっそりケビンをディーゼル整備工場へ連れて行くのだ。ケビンならきっと役に立ってくれると思った。ソドー整備工場にはケビンしかいなかった。彼方此方動き回って片づけをしている。ビクターはすっかり寝ていた。」 ・パーシー「ケビン!」 ・ビクター「ん…?」 ・パーシー「ケビン?いい事思いついたんだ。今から例の場所に連れてってあげる。すぐ一緒に行こう?皆待ってるよ!」 ・ケビン「(笑い声)」 ・ディーゼル10「ケビン!よく来てくれた!物凄く嬉しいよ。本当に光栄な気分だ。お前が必要なんだ。ケビン。お前は、ヒーローだよ。」 ・デン「よく来たな!」 ・ダート「すげえじゃねぇか!そのフックで活躍してくれってんだ!」 ・ディーゼル10「よくやったなパーシー!素晴らしい働きだった。御前がケビンを連れて来てくれて嬉しいよ。」 ・パーシー「有り難うディーゼル10。」 ・ディーゼル10「トーマスの方はどうだった?トップハム・ハット卿に話すよう、もう頼んでくれたかい?」 ・ナレーター「パーシーは焦った。トーマスにまだ話をしてないとは言いたくなかった。ディーゼル10の気分を悪くしたくなかったのだ。」 ・パーシー「ごめんなさい… 誰とも話す暇が無い位トーマスは忙しく働いてるんだ。でもちゃんと頼むよ。そうすれば、トップハム・ハット卿に伝えてくれる。」 ・ディーゼル10「それならトーマスをここへ連れて来い!此処だったらトーマスも御前の話を聞くだろうからな!」 ・ナレーター「パーシーは怖くなって来た。不機嫌そうなディーゼル10は、とても恐ろしかった。」 ・パーシー「解った…トーマスを連れて来るよ。」 ・ナレーター「でも、パーシーは良く知っていた。トーマスは絶対、この整備工場には来たがらないだろう。」 ・ディーゼル10「頼んだぞ。今夜はケビンと一緒に此処に泊まるといい!うわ!!んっ…!!イタイっ!!あっ!うわぁー!!もう!!ハァ、全くもう…!」 ・パーシー「彼処に泊まった蒸気機関車は僕が初めてだね!」 ・トビー「昨夜は何処に行ってたんだい?」 ・エミリー「トーマスが貴方の事を探してたわ!」 ・スタンリー「機関庫には居なかっただろ?」 ・トビー「トーマスが心配してたよ。」 ・トーマス「パーシー!一体、何処に行ってたの?」 ・パーシー「…友達の所で一晩過ごしてた。」 ・トーマス「え?友達は僕らだろ!」 ・パーシー「違うよ。新しい友達といたんだ…ディーゼル機関車と!」 ・トーマス「え?!何だって!?」 ・パーシー「僕を特別な機関車だって。ディーゼル10がそう言ったんだ!」 ・ヘンリー/トビー/エミリー/スタンリー「ディーゼル10!?」 ・ゴードン「大変だ!ケビンがソドー整備工場から消えちまった!」 ・パーシー「知ってるよ。きっと今ごろ大活躍だ!」 ・トーマス「何処で?!」 ・パーシー「ディーゼル機関車のとこ。」 ・トーマス「何でそんなとこに?!ビクターは知ってるの?」 ・パーシー「まだ言ってない…」 ・トーマス「じゃあ、それを早く伝えに行かなきゃ!ほら、パーシー!整備工場へ急ごう!」 ・ナレーター「トーマスはケビンの事を心配していたが、ケビンは新しい友達と楽しく過ごしていた。」 ・ケビン「準備はいいかい?そ~れ~!!ハハッ楽しいね!ハッピー・フック!行くぞ~!」 ・ディーゼル10「ケビン!そんな下らない遊びをしてる暇なんか無いんだぞ!頼むから、そのガラクタをさっさと片付けてくれ!」 ・ケビン「あぁ~分かりました…ボス。」 ・パーシー「兎に、角不公平なんだもん!誰も見た無い事なんか無いんでしょう?ディーゼル整備工場は古くてボロボロだし、油塗れでクレーンも無いんだ!だからケビンを連れてったんだ…皆が必要としてる。」 ・ビクター「私もケビンが必要だ!!」 ・トーマス「ビクター?ケビンに戻って欲しいんだよね。…だったら、トーマスが連れ戻しに行かないと。」 ・ナレーター「皆は何も言えないままパーシーを見つめていた。パーシーは特別になった気がした。」 ・ビクター「こりゃまた何てことだ!トップハム・ハット卿に直ぐ知らせないと!」 ・ナレーター「ディーゼル整備工場ではディーゼル10が大満足で微笑んでいた。」 ・パーシー「もうすぐ、トーマスがやって来るよ。」 ・ディーゼル10「それはそうと、ビクターは何処に居るんだ?」 ・パーシー「トップハム・ハット卿の所さ。」 ・ディーゼル10「ビクターは整備工場へには居ないんだな?」 ・パーシー「うん。」 ・ディーゼル10「でかしたぞパーシー!本当によくやった!パーシー!俺達はこれから皆で特別な事をするんだ!ソドー整備工場で騒ぎを起こしてやるんだよ!!」 ・パーシー「!?」 ・ディーゼル10「案内するのはお前だ!整備工場で騒ぎを起こせばトップハム・ハット卿も俺達の話を聞くだろう!そうなったら、お前は俺達の『ヒーロー』だ!」 ・パーシー「うわあ…トーマスはどうするの?」 ・ディーゼル10「トーマスはケビンと此処に残る!そして俺達の要求が通ったら、呼びに戻ってくればいいじゃないか!準備はいいかいパーシー?」(汽笛) ・ディーゼル10「よく来たなトーマス!お前が来るのを待っていたよ!長い事ずっとな!デンとダートが相手をしてやる!パーシーと俺は忙しいんだ!」 ・デン「着いて来いよ!工場の裏へ行こう!」 ・トーマス「僕は工場の裏へなんか行かないよ!ケビンを連れ戻しに来ただけだからね!」 ・ダート「そうはさせねえでやんす!お前はこの場所に残るんだ!あっし等がちゃんと相手をしてやるからよ!安心しな!そうだろケビン?」 ・ケビン「その通りだよ!トーマスもハッピー・フックと一緒に遊びましょ!アハハ楽しいよ!ホント…。」 ・ディーゼル10「ヒーローになる心の準備が出来たかい?」 ・ナレーター「パーシーは微笑んだ。彼は自分がゴードンより立派に、スペンサーより特別になった気がした。」 ・パーシー「うん、勿論だよ。」 ・トーマス「待ってパーシー!行っちゃ駄目だ!ねえパーシー!パーシー!!」 ・パーシー「皆着いたよ。ここがソドー整備工場だ。」 ・ナレーター「パーシーは誇らしい気分だった。ディーゼル10がヒーローの自分を褒め称えるのをジッと待っていた。だが、ディーゼル10は何もしなかった。褒める事も無い。パーシーの事をまるで気にも留めなかった。そして突然笑い出した。」 ・ディーゼル10「あっはっはっはっは~!!ソドー整備工場を乗っ取ってやったぞ!!全部俺達の物だ!!このままずっとここにいるんだ~!!ガハハハッ!!」 ・パーシー「あっ!待って!そんなの駄目だよ!」 ・ディーゼル10(山里亮太バージョン)「いいや!!もう返す気なんて無い!!俺の邪魔をするな!!愚かな蒸気機関車め!!」 ・ディーゼル10(仁科洋平バージョン)「いいやもう、返す気なんか無いね!!俺の邪魔をするな、愚かな蒸気機関車め。」 ・ノーマン「派手にやろうぜ!!」 ・パクストン「暴れるぜ!!」 ・ディーゼル10「(笑い声)」 ・ノーマン「ウハハハハ!!」 ・パクストン「アハハハ!!」 ・ディーゼル「最高だぜ!!」 ・ディーゼル機関車達「(笑い声)」 ・パーシー「困ったぞ、どうしよう… こんな大変な事になるなんて…トーマスは如何するの?」 ・ディーゼル10「ああトーマスの事か?彼奴はもう何も出来んない!お前は本当に!愚かな蒸気機関車だ!」 ・ナレーター「パーシーは惨めな気持ちだった。」 ・パーシー「僕は皆のヒーローで、大事な存在だと思ってた…。友達が出来たと思ったのに… でも今、トーマスはディーゼル機関車に捕まってるし、ディーゼル機関車達はこの場所を占領してる。僕の所為で、こうなっちゃったんだ… ディーゼル10は友達なんかじゃない。本当の友達はトーマスだ!トーマスこそ僕の親友だ!その親友が困ってる!僕だけじゃソドー整備工場は救えない。…でも、トーマスの事なら助けられるぞ !今行くからねトーマス!!僕の大切な親友だもん!! こうなったのは僕の所為だ…でも絶対に解決するぞ! トーマス!!パーシーだよ!君を助けにきたんだ!!!…あ!!火事だ!大変だぞ…急いでベルとフリンを探さなくちゃ! ベル!フリン!ディーゼル整備工場で火事なんだ」 ・フリン「OK!心配するな!僕達が直ぐにで火を消しやるぞ!」 ・ベル「でも、まだホースが無いわよ、フリン! パーシー、フリンのホースを何処にあるの?」 ・ナレーター「パーシーはまだ、フリンのホースを見つけていなかった。」 ・パーシー「ダートが届けるって言ったんだ。」 ・ロッキー「でも、まだ届いてない!」 ・パーシー「そうか…は本当に駄目な機関車だな…ディーゼル10に騙されてたんだ。…ホースはまだ、ディーゼル整備工場の何処かに有る筈だ!時間が無いよ!!皆急いで! トーマスの汽笛の音だ…!急いでベル!フリンもね! デン!フリンのホースは何処だい?」 ・デン「ホース?何の話だ?俺は知らんなぁ!」 ・ダート「何の話か解らないってことでやんすよ!」 ・パーシー「嘘を吐いても駄目だよ。レスキューセンター迄運んでくれるって言ったじゃないか。でも運ばなかった。…騙したんだね!ホースは何処なの?緊急事態なんだ!」 ・ダート「工場の裏のゴミの中でやんす!」 ・フリン「OK!後は任せろ!」 ・ベル「私達で見つけるわ!」 ・パーシー「今すぐトーマスを解放して!!!」 ・デン「ディーゼル10の命令は絶対だ!!」 ・ダート「あっし等はここを、動かねぇって事!!」 ・パーシー「…君達は僕より愚かなんだね!ここが今火事になってるんだよ?!建物が燃えちゃうんだ!」 ・デン「…そう言う事なら…。」 ・ダート「行きやす?」 ・デン「ああ。」 ・パーシー「もう大丈夫だよ…」 ・トーマス「有り難うパーシー!」 ・トーマス「あぁ…!」 ・ケビン「あぁ!大変だ!大変だ!こんな炎を今まで見た事ないや!怖いですよ~!!」 ・フリン「下がってて!落ち着くんだ!心配要らないからな!もうすぐ消えるぞ!!」 ・ベル「フリンは、速くて勇敢だって言ったでしょ!」 ・トーマス「凄いじゃないフリン! ・パーシー「凄いじゃないベル!」 ・ナレーター「漸く炎は収まった。何とか火は消えたのだ。ディーゼル整備工場は間一髪で無事だった!」 ・パーシー「ハッ…!トーマス!ディーゼル10の一味が、僕等のソドー整備工場を乗っ取った。取り返しに行かなくちゃ!一緒に来てくれるかい?」 ・トーマス「勿論、一緒に行くよパーシー!他の皆も集めよう!汽笛を響かせるんだ!皆で力を合わせて僕達の整備工場を取り返さなくちゃ!」 ・パーシー「全速で走って行こうよ、トーマス!さあ、ケビン、家に連れて帰るからね!」 ・トーマス「有り難うフリン!」 ・パーシー「有り難うベル!」 ・エドワード「僕らも行くよ!」 ・エドワード/ヘンリー「力を合わせよう!」 ・ナレーター「エドワードとヘンリー、ゴードンとジェームスもやって来た。」 ・ゴードン「ディーゼル機関車め!只じゃおかないからなぁ!」 ・ジェームス「We'll stop their trickery with a whoosh and wheesh!(日本語翻訳をお願いします。)」 ・ナレーター「蒸気機関車達は猛スピードでソドー整備工場へと向かった。 ・エミリー「ディーゼル機関車なんか、追い出してやる!絶対に許せないんだから!」 ・ナレーター「トビーは不安だった。でもその時、仲間達が大勢やって来たので、自然と勇気が湧いて来た。」 ・トビー「悪い事をするなんて許さない!僕達の整備工場を乗っ取るなんて!」 ・(BGM) ・ディーゼル機関車達「(笑い声)」 ・ディーゼル10「フフフフ!回る!回る!グ~ルグ~ル回る!グルグルグルグ~ル!!!!」 ・ディーゼル10「ソドー整備工場はもう俺達の物だ!!」 ・トーマス「違う!この場所は僕達のだ!」 ・パーシー「君達の気持ちも分かる。」 ・トーマス「でも、乗っ取るだなんて間違ってる!」 ・パーシー「僕を騙したでしょ?」 ・トーマス「でも、僕らは騙したりしない!」 ・パーシー「お互いに狡は無し。それなら力になるよ!」 ・ナレーター「ソドー整備工場は静まり返った。誰も音を立てず動かなかった。全員ジッとしてディーゼル10の事を見ていた。 ・ディーゼル10「一体どうやって、力になるってんだ?」 ・パーシー「トップハム・ハット卿に話をするよ。」 ・トーマス「君達のディーゼル整備工場を新しくしてってお願いする。」(クラクション) ・ナレーター「丁度、其処へトップハム・ハット卿が現れた。」 ・トップハム・ハット卿「ディーゼル10!この騒ぎは一体どう言う事だ!!」 ・ディーゼル10「ああ…こ…これは…その…」 ・トップハム・ハット卿「何だディーゼル10!!君達だって、このソドー鉄道で働いている!私の指示が第一なんだ!勝手な事をされては困る!如何かね分かったかな!?この騒ぎで、混乱と遅れを招いたぞ!君達の整備工場は火事になった。ソドー整備工場だって酷い状態だ。それに、君達の所為で、他の機関車達の重要な仕事が皆止まっている。自分のした事の責任は、しっかり取って貰うからな!」 ・パーシー「あのぅ… ディーゼル10はディーゼル整備工場があまりに古くて、悲しんでます。」 ・トーマス「油塗れで、騒音も酷い。」 ・ケビン「それに、クレーンだって無いんですよ。ボス。」 ・パーシー「だから、こんな悪さをしちゃったんです。」 ・トーマス「お願いです。新しい整備工場を作ってあげて下さい。」 ・トップハム・ハット卿「勿論、新しい整備工場は作る予定だ。だが、其れにはまだ時間が掛かる。順番を待たないといけないんだ。もう少しの辛抱だディーゼル10。きっと待った甲斐が有ったと思うだろう。」 ・ナレーター「トーマスとパーシーはディーゼル10を見た。すると、ディーゼル10は笑顔になった。ディーゼル機関車と蒸気機関車は一緒になって働いた。大変な作業ばかりだったが、彼等は力を合わせて毎日一所懸命働いた。」 ・デン「おいおい!何だか車輪がグラグラするよ…。」 ・ダート「あっちこっち痛いでやんす…!」 ・ナレーター「遂に、新しいディーゼル整備工場が完成した。とても立派だった。ハッピー・フックも修理された。蒸気機関車は煙と蒸気をあげ喜んだ。」 ・ディーゼル機関車達「イェーイ!!(笑い声)」 ・トップハム・ハット卿「新しくなったディーゼル整備工場は特別な建物だ。だが、諸君!その理由と言うのは此処が新しいからでも立派だからっても無い!本当に役に立つ機関車達全員が力を合わせて完成させたから、ここが特別なんだ!皆は私にとって大切な存在だと言う事を忘れないでくれ!全員が特別なんだ!君達を何時も誇りに思っている!」(汽笛と警笛) ・ディーゼル10「フフフン…ムフフフ。」 ・トップハム・ハット卿のお母さん「本当、その通りねえ。」 ・ハット卿夫人「ええ、お母様。」 ・パーシー「トーマス。」 ・トーマス「何だいパーシー?」 ・パーシー「君と一緒にいると、僕は自分に自信が持てるんだ!特別な気持ちになれるよ!」 ・トーマス「何だか不思議だよね。」 ・パーシー「それ、如何言う事?」 ・トーマス「だって、僕も全く同じ気持ちになっちゃうからさ!」 ・ナレーター「大親友のトーマスとパーシーは嬉しくて何時までも笑い合っていた。」 |
英国版CV | ・ナレーター:マイケル・アンジェリス ・トーマス/トビー:ベン・スモール ・エドワード/ヘンリー/ゴードン/ジェームス/パーシー/ソルティー/デン/パクストン/トップハム・ハット卿/トップハム・ハット卿のお母さん/トーマスの機関士/消防士/植木職人達/ブレンダム港の作業員:キース・ウィッカム ・エミリー/ベル/メイビス/ハット卿夫人/ブリジット・ハット:テレサ・ギャラガー ・スタンリー/ディーゼル10/ビクター/ロッキー/ケビン/クランキー/マッコールさん:マット・ウィルキンソン ・ディーゼル/ハリーとバート/ノーマン/シドニー:ケリー・シェイル ・ダート/フリン:ルパート・ディガス |
米国版CV | ・ナレーター/ディーゼル:マイケル・ブランドン ・トーマス/パーシー:マーティン・シャーマン ・エドワード/トビー/ロッキー/マッコールさん:ウィリアム・ホープ ・ヘンリー/ゴードン/ジェームス/ハリーとバート/ノーマン/シドニー/ケビン/トップハム・ハット卿:ケリー・シェイル ・エミリー/メイビス/ハット卿夫人/ブリジット・ハット:ジュール・デ・ヨング ・スタンリー:ベン・スモール ・ベル:テレサ・ギャラガー ・ディーゼル10:マット・ウィルキンソン ・ソルティー/デン/パクストン/トップハム・ハット卿のお母さん/トーマスの機関士/消防士/植木職人達/ブレンダム港の作業員:キース・ウィッカム ・ダート/フリン:ルパート・ディガス ・ビクター:デヴィッド・ベデラ ・クランキー:グレン・ウレッジ |
日本版CV | ・ナレーター:ジョン・カビラ ・トーマス:比嘉久美子 ・エドワード/ヘンリー*10:佐々木望 ・ゴードン:三宅健太 ・パーシー:神代知衣 ・トビー/フリン:坪井智浩 ・エミリー:山崎依里奈 ・スタンリー/ブレンダム港の作業員A/作業員:土田大*11 ・ベル/トップハム・ハット卿のお母さん*12:根本圭子 ・ディーゼル/ノーマン*13:ケン・サンダース ・メイビス/ハット卿夫人/ブリジット・ハット:吉岡さくら*14 ・ハリーとバート:並木伸一*15 ・ディーゼル10:仁科洋平*16 ・ソルティー/デン:石野竜三 ・ダート/ロッキー/ブレンダム港の作業員C:河本邦弘*17 ・シドニー:不明*18 ・ビクター/パクストン*19:坂口候一 ・ケビン:河杉貴志 ・クランキー:黒田崇矢 ・トップハム・ハット卿:納谷六朗 ・トーマスの機関士/消防士/植木職人達*20/ブレンダム港の作業員B:金光宣明*21 ・マッコールさん:中村大樹*22 |
ゲストCV*23 | ・ディーゼル10:山里亮太(南海キャンディーズ![]() |
予告 | ディーゼル10の逆襲 予告編![]() |
前作 | きかんしゃトーマス ミスティアイランド レスキュー大作戦!! |
次作 | きかんしゃトーマス ブルーマウンテンの謎 |