ヘクターってこわい

Last-modified: 2019-02-05 (火) 20:48:23

「随分と面倒臭そうな奴だねぇ…。」
ヘクターってこわい

日本版タイトルヘクターってこわい
英語版タイトルHector the Horrid!
脚本サイモン・スペンサー
放送日・2007年9月5日(英国)
・2007年9月23日(米国)
・2008年4月3日(ドイツ)
・2009年5月27日(日本)
・2010年5月26日(ハンガリー)
・2011年9月16日(オーストラリア)
話数270
この話の主役ヘクター
登場キャラクターAトーマスジェームスビルベンロージー貨車達石炭の貨車)、ヘクター
登場キャラクターBエドワードロッキー
登場キャラクターC無し
登場人物Aトップハム・ハット卿給炭所の責任者
登場人物Bトップハム・ハット卿の付き人作業員
登場人物C無し
登場スポットナップフォード操車場
給炭所
あらすじトーマスは給炭所で貨車の入れ替えをしていた。その中に『怒鳴り屋ヘクター』がいた。ヘクターは怖くておっかない奴だった。ヘクターは入れ替えられるのを嫌がってトーマスに向かって怒鳴った。トーマスは我慢できなくなり…。
メモ・日本話数270話達成。
ヘクター、初登場+初台詞*1*2
トーマスビルと初めて会話する。
・この話のビルベンは終始笑っていない。
トーマスゴードンヘンリーディーゼルオリバーピーター・サムパーシークランキービルダックアーサーエミリースカーロイ続いて歌で揶揄われるヘクター*3
時のジェームスヘンリーゴードンオリバーパーシーキャロライントーマススカーロイレニアストビーミスター・コンダクター続いて、悪意の有る渾名をつけられるヘクター
ジェームスヘンリークランキードナルドジャックダンカンエドワードトードケリー続いて横倒しになるヘクター
エドワードロッキーは今回は台詞無し。
ビルは日本版では第17シーズンクレーンきかんしゃハーヴィー』まで、英国版では第17シーズンパーシーのおまもり』まで台詞無し。
ヘクターを脱線させた件でトップハム・ハット卿に責められる事はなかったトーマス
台詞ナレータートーマスは楽しそうに貨車達を入れ替えている。トーマスは他の機関車達より早く強く体当たりする事が出来た。貨車の入れ換えは大好きな仕事の1つだった。或る朝、トップハム・ハット卿から大事な発表があった。」
トップハム・ハット卿「今日は特別編成で、石炭の配達をしてもらう。トーマス給炭所で貨車の入れ換えだ。ジェームスエドワードは午後にその貨車を運んでくれたまえ。」
ナレータートーマスはとても嬉しかった。丁度その時、ビルベンがやって来た。の真ん中で大きくて黒い貨車が体当たりをしていた。」
トーマスは何をしているんだい、ビル?」
ビル給炭所この貨車を運ぶ所だよ。」
トーマス貨車1台を運ぶのに、どうして機関車が2台も必要なの?」
ベン「だってこの貨車、全然言う事聞かないんだもん」
ナレーターベンが言った。」
ビル「名前はヘクターって言うんだよ、僕等は『怒鳴り屋ヘクター』って呼んでる」
ナレータービルが不機嫌そうに言った。そしてヘクターを連れてゆっくりと走り出した。」
ジェームス「随分と面倒臭そうな奴だねぇ…。」
トーマス「僕には何て事無いさ!僕ならあの貨車をしっかりと入れ換えれるよ!」
ナレーター「その後、トーマス給炭所へ向かった。其処にはあのヘクターが居た。他の貨車達がくすくす笑う。」
貨車A・貨車B「大きい悪い、怒鳴り屋ヘクター、こ~わい♪」
ナレータートーマスヘクターに近づく。」
ヘクター「近寄るなぁ!!!!!」(初台詞)
トーマスビルベンが言ってた事は本当だなぁ。本当に怖くて其れに嫌な奴だ。」
ナレータートーマスヘクターから離れる事にした。午前中、トーマスは他の貨車達を入れ替え、石炭を積み込んだ。その間、トーマスはずっと、ヘクターに見られてるように気がした。責任者トーマスに会いに来た。」
給炭所の責任者「もっと多くの石炭が必要になんだ。ロージーの手伝いに来るから、貨車を入れ替えて、ヘクターに石炭を積み、ジェームス貨車の後ろに繋げてくれ。」
ナレーター「直ぐにロージートーマスの所にやって来た。ロージーヘクターを見た。」
ロージーあの大きな貨車を入れ替えて石炭を積めばいいのね、トーマス。」
トーマス「そうだよ…。だけど、入れ換えられるのが嫌がっているんだ。は…」
ナレータートーマスが言いかけた時、ヘクターが今まで一番大きな声で怒鳴った。」
ヘクター「近寄るなぁ~!!!!」
ナレーターロージーは吃驚して震えだし、その場から一目散に逃げ出してしまった。トーマスは腹を立てた。ヘクタービルベンに強く体当たりをし、トーマスを怒鳴りつけ、更にはロージーを怖がらせたのだ。此れでは配達の準備が中々終わらない。トーマスは我慢出来なくなり、勇敢にヘクターに近づくと強烈な体当たりをした。」
ナレーターヘクターは後ろに下がると、とても怒った。」
ヘクター「近寄るなぁ!!!!!!!!!!」
トーマス「嫌だねェ!!君は皆を困らせ仕事を遅らせてる!!酷い奴だ!!」
ナレーター「そしてもう一度、強烈な体当たりで、ヘクターを車止めの後ろへと突き飛ばした。ヘクターは脱線した。其れを見たトーマスは悪い事をしたと思った。引っ繰り返す積りは無かった。トーマスヘクターに近よった。ヘクターは悲しそうに横たわってる。もう怖そうに見えなかった。」
トーマス「強く体当たりしちゃってごめんよ、ヘクター。でも、どうして入れ替えられたくないんだい?」
ヘクター「だって…怖いんだもん…。」
トーマス「どうして?」
ヘクター「俺は新入りだ…今までに石炭を積んだ事が無いから、どんな物か知らないんだ…だから石炭を積まれたくなかった…とっても怖かったんだっ!!」
ナレータートーマスはビックリした。すぐにロッキー作業員達が到着し、ヘクターを線路に戻した。トーマスヘクターを助けたかった。」
トーマス「何か新しい事をする時は時々、心配になるけど…石炭は、怖くなんかないよ。」
ナレーターヘクタートーマスが石炭ホッパーに進んで黒くて埃っぽい石炭を積み込むのを見ていた。誇りが収まると、トーマスが笑っているのを見た。」
トーマス「ほらねぇ。怖くないだろ!?」
ナレーター「胸を張るトーマスを見て、ヘクターはワクワクした。」
ヘクター「俺も石炭を積みたくなった!」
トーマス「よし!じゃあ急ごう!」
ナレータートーマスヘクター石炭ホッパーの下に連れて行った。ヘクターは直ぐに石炭で一杯になる。とても良い気分になった。トーマスは時間通りにヘクターを決められた場所へと入れ替えた。ジェームスエドワードがその場にやって来た。其処にはすぐ貨車が用意されていた。ジェームスは自分の貨車の後ろにヘクターが居るのを見て目を丸くした。」
ジェームス「やったじゃないか、トーマス!!」
ナレーター貨車は直ぐにジェームスエドワードに繋がれ、はそのまま配達へと出掛けて行った。その後、トーマスが汽笛を鳴らし、声を掛けた。」
トーマス「頑張ってね!」
ナレーター「でも其れは、ジェームスへの言葉ではなかった。新しい友達、怒鳴らないヘクターへの言葉だった。」
英国CVナレーター/他:マイケル・アンジェリス
米国CVナレーター/他:マイケル・ブランドン
日本CVナレータージョン・カビラ
トーマス比嘉久美子
ジェームス江原正士
ビルベン/貨車達石炭の貨車)A:下屋則子
ロージー望月久代
ヘクター金谷ヒデユキ
貨車達石炭の貨車)B/給炭所の責任者金光宣明
トップハム・ハット卿納谷六朗
シリーズ前回(英語)たいせつなことシリーズ前回(日本)トーマスとうちゅうせん
シリーズ次回(英語)ゴードンとせんろのしゅうりシリーズ次回(日本)トーマスとしょうせつか
参照画像 未公開シーン

*1 因みに、ヘクタースクラフィー普通の貨車達と同様、同じ貨車仲間である。
*2 また、自分でも「新入りだ」と言う自覚がある。
*3 この頃のヘクターヘンリージェームスダンカンマックスモンティと同様、かなり問題児だった。また、今回は怖がられる側だけでなく、怖がる側の立場の両方を経験している。