事件一覧
緊急度:!
▓ 事件調査記録 | |
「おもちゃ調達」 | |
緊急度:⚠ | 場所:闇市 |
EMPの望みを叶えるためにイヴが手伝ってくれた。 |
記録再生
│[再生中...] | ||||||
│[事件完了] | ||||||
▓ システム通知 | ||||||
管理局の学習プログラムに積極的に参加するなら、一つだけ願いをかなえてあげるとあなたはEMPに約束した。しかし、EMPが欲しがったのは、既に生産終了した漫画コラボのぬいぐるみだった。お手上げのあなたの悩みを知り、イヴは正規の値段で売れ残りのそのぬいぐるみを購入してくれた。 | ||||||
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これからはあなたが主席おもちゃ調達顧問だ ◀ | ||||||
│[処理済] | ||||||
▓ 事件調査記録 | |
「騒音被害」 | |
緊急度:⚠ | 場所:屋外エリア |
あなたは騒音被害に関するクレームを連続で受け取った。 |
記録再生
│[再生中...] | ||||||
│[事件完了] | ||||||
▓ システム通知 | ||||||
最近、騒音被害についてのクレームが増えている。イヴが管理局に入ってから、なぜか叫ぶチキン人形が流行っていて、それを使って曲を奏でる人さえいるという。イヴもその騒音に困っているらしく、どうすべきか相談された。 | ||||||
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問題を引き起こした人がその問題を解決できるとは限らないか ◀ | ||||||
│[処理済] | ||||||
緊急度:!!
▓ 事件調査記録 | |
「永遠の夜」 | |
緊急度:⚠ ⚠ | 場所:管理中枢 |
永遠の夜が来るという噂が広まっており、不安がるコンビクトは少なくない。 |
記録再生
│[再生中...] | ||||||
│[事件完了] | ||||||
▓ システム通知 | ||||||
最近、大人気の映画「チランコード」が管理局で上映された。そのストーリーに登場する予言の日付がちょうど迫っているので、一部のやじ馬がネットで噂を拡散した。すると、永遠の夜について、管理局で熱い議論が始まった。 | ||||||
[局長] | ||||||
判断力がある大人のコンビクトはともかく……ヘラやEMPのような子供は本当にその噂を信じたようだ。 | ||||||
催眠室のスケジュールを確認する ◀ | ||||||
▓ システム通知 | ||||||
ふとイヴのスケジュールを見ると、催眠治療の項目が全部灰色で、それは「未参加」を意味している。つまり、彼女は既に催眠治療を何回もサボったのだ。 | ||||||
[局長] | ||||||
嫌な予感がする……彼女もその永遠の夜とやらの噂を信じて、落ち込んでいるのだろうか…… | ||||||
イヴのところに行く ◀ | ||||||
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[局長] | ||||||
イヴ、最近催眠治療に参加していないようだが、もしかして、ずっとベッドで寝ているのか……なにをしているんだ? | ||||||
[イヴ] | ||||||
局長、ちょうどよかったです……次は局長のベッドですよ、これと、これ……どの抱き枕がいいですか? | ||||||
▓ システム通知 | ||||||
落ち込んでいるどころか、イヴは嬉しそうに見える。いつも真っ白だったこの部屋には珍しくたくさんのおもちゃが飾られてあり、熊のぬいぐるみまで新しい服に着せ替えられていた。 | ||||||
[局長] | ||||||
よかった、あの噂を信じてないみたいだ……コホン、いや、どの抱き枕もよさそうだな。あの熊の服もとても可愛い。こんなものを飾って、急にどうした? | ||||||
[イヴ] | ||||||
いいことが起きますから、少し準備した方がいいと思って。 | ||||||
[局長] | ||||||
いいこと?イヴの誕生日はまだのような気がするが…… | ||||||
[イヴ] | ||||||
永遠の夜を祝うために……夜が明けない日が来るんですよね。本当に素晴らしい…… | ||||||
[イヴ] | ||||||
熊ちゃん、あなたも嬉しいよね?不幸も、痛みも、全部消えるもの。イヴは、あなたのそばにいるからね…… | ||||||
[イヴ] | ||||||
局長、その日が来たら、傍にいてくれますよね?おもちゃと一緒に、痛みのない、永遠の夢に入りましょう…… | ||||||
[局長] | ||||||
うん……なんというか、あれはただの噂だと打ち明けるのは、想像以上に難しいな…… | ||||||
│[処理済] | ||||||
▓ 事件調査記録 | |
「恋愛脳打破」 | |
緊急度:⚠ ⚠ | 場所:密室 |
イヴはゲストとして、生配信に出演させられた。 |
記録再生
│[再生中...] | ||||||
│[事件完了] | ||||||
▓ システム通知 | ||||||
仕事がやっと一段落し、暇ができたあなたはコンビクトに対して抜き打ち検査を行った。 | ||||||
コンビクトの居場所を確認する ◀ | ||||||
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[局長] | ||||||
あれっ?どうしてイヴがニノと同じ部屋にいるんだ?イヴが休もうとして、偶然ニノのライブルームに入ったとか? | ||||||
▓ システム通知 | ||||||
ギャーギャー騒がしいニノがイヴに嫌な思いをさせるかもしれないと考えると、つい頭を抱えてしまう。 | ||||||
[局長] | ||||||
幸いにもニノの状態を確認するなら手っ取り早い方法がある……彼女の配信を見ればいいのだ。 | ||||||
ニノのライブルームに入る ◀ | ||||||
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[局長] | ||||||
ニノのライブルームに入るとやはり、不慣れで気まずそうにぎこちなく笑っているイヴがいた。 | ||||||
[イヴ] | ||||||
その選択は明らかに間違いです。あなたにとっては、彼は小さい頃と何も変わりなく、あなたを守ってくれる騎士かもしれませんが……今はもう違うんです。人は変わるものですから。 | ||||||
[イヴ] | ||||||
奇跡を待つのはやめましょう。あなたも、彼も、過去に戻ることはできません。このままだと、あなたの価値は最後の一滴まで絞り尽くされて、そして捨てられるでしょう。 | ||||||
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▓ システム通知 | ||||||
イヴがぎこちなく視聴者の投稿に対応するのを見ながら、あなたは急いでライブルームに向かった。しかし彼女のネガティブな発言は反対意見が出るどころか、大多数の賛成を得ていた。不幸中の幸いと言うべきか。 | ||||||
[ニノ] | ||||||
いいね、ほら、よくやってるじゃん!アンタならできるって!そうそう、その冷静な頭脳で、恋愛脳を打破しちゃえ―― | ||||||
[局長] | ||||||
……ニノ、何をしている?人を無理矢理配信に出演させたな? | ||||||
[イヴ] | ||||||
局長、やっと来ましたか……ニノさん、その、私は本当に配信に疎いんです。雰囲気づくりをしたいなら、局長に頼んでみませんか……? | ||||||
[ニノ] | ||||||
イヴ、自分を見くびっちゃダメだよ! さっきの発言、お見事だったじゃん!ああいう夢から覚めない恋愛脳には、さっきみたいな辛辣な言葉が必要なんだってば! | ||||||
[ニノ] | ||||||
あと、別に無理矢理出演させたんじゃないから!イヴはもっと多くの人と接触するべきだし、彼女の力になるために、自分に出来ることを考えさせたのはアンタじゃないか! | ||||||
[局長] | ||||||
恋愛脳の視聴者の対応をイヴに任せたらバズると思っただけだろう……それに、コミュニケーション能力のリハビリには段階があるんだ。今のイヴにとって、そのやり方は過激すぎる。もうしないように。 | ||||||
│[処理済] | ||||||
緊急度:!!!
▓ 事件調査記録 | |
「獅子の頼み」 | |
緊急度:⚠ ⚠ ⚠ | 場所:屋外エリア |
イヴはガオの要求を断れないところがある。 |
記録再生
│[再生中...] | ||||||
│[事件完了] | ||||||
[ガオ] | ||||||
大丈夫、何が起きても、悪く思わないヨ!ガオ様は懐が広いアル!さぁさぁ!急ぐネ~ | ||||||
[イヴ] | ||||||
最悪の結果になるかもしれません。その覚悟ができているなら……分かりました、やってみましょう。 | ||||||
▓ システム通知 | ||||||
屋外エリアを通りかかった時、不可解な会話が聞こえてきて、あなたは足を止めた。 | ||||||
姿を隠して様子を見る ◀ | ||||||
[局長] | ||||||
--------------- | ||||||
待てよ、イヴの対するガオの頼み事というと……何か嫌な予感がする…… | ||||||
[ガオ] | ||||||
そうこなくっちゃ!ガオ様の願いを叶えてくれるなら、悪いようにはしないアルヨ!ガオの二番――いや、獅子頭が動けるようになったら、二番じゃなくて――三番弟子か、そう、ガオの三番弟子にしてやるネ! | ||||||
[イヴ] | ||||||
結構です。物事は思い通りにならない可能性があると、ただそう忠告したいだけですから…… | ||||||
[ガオ] | ||||||
獅子頭の事ならガオ様が一番よく知ってるアル。獅子頭が動けるようになったら、ガオ様の一番の親友になってくれるに違いないヨ!さぁさぁ!急ぐネ~! | ||||||
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<分岐> | ||||||
制止する ◀ 観察する ◀ | ||||||
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制止する ◀ | ||||||
[局長] | ||||||
ガオ、無理に獅子頭に対して異能力を使わせるな。 | ||||||
[局長] | ||||||
イヴは体調が悪いんだ。たとえ一時的に成功したとしても、ずっと動ける保証なんかない。それにガオ、そんなに獅子頭に動いてほしいなら、動けない獅子頭はそれを聞いて悲しむだろう? | ||||||
[ガオ] | ||||||
うっ……わ、分かった。一理あるネ!獅子頭、ごめんね。わざとじゃないアル! | ||||||
[イヴ] | ||||||
……私が思ったようなわがままな子じゃないみたいですね。その獅子頭に対する思いも、私が思ったより本当みたいです。 | ||||||
[イヴ] | ||||||
あなたはいいご主人を持っていますね。叶わない夢でしょうけど……ずっと彼女の傍にいてあげてください。 | ||||||
▓ システム通知 | ||||||
気のせいだろうか、ガオが抱えている獅子頭がイヴに撫でられると、少し動いて、ガオの胸元にすり寄ったように見えた。 | ||||||
│[処理済-A] | ||||||
観察する ◀ | ||||||
[局長] | ||||||
先に様子を見てから決めようか…… | ||||||
[イヴ] | ||||||
思い通りになるかはともかく、分かりました。あなたが本当に動けるようになった獅子頭を好きになれればいいんですが…… | ||||||
▓ システム通知 | ||||||
あなたとガオの緊張と期待の交じった視線を浴びる中、獅子頭が勢いよく房飾りのついた体をブルブルと震わせた。そして何かを探すかのように、ぐるりと一周した。 | ||||||
[局長] | ||||||
どうしてこっちに……ちょっと待て、この動きと表情、以前獅子舞を教えてやると言ってきたガオとそっくりじゃないか。 | ||||||
[ガオ] | ||||||
あぅ──!獅子頭!ガオ様のところに戻るネ!オマエを一番よく知ってるのはこのガオ様だヨ!ディス人のところに行っちゃダメ! | ||||||
[イヴ] | ||||||
ぜんまいはこの獅子頭にあの女の子によく似た自我と行動力を付与できます……獅子舞を教えるとあなたに言っているのかもしれません。 | ||||||
[局長] | ||||||
獅子舞を教えてくれる獅子頭か……それは本格的だ。 | ||||||
▓ システム通知 | ||||||
慌てたガオが自分のところに来ていた獅子頭をぎゅっと抱きしめた。隣のイヴに目を向けると、彼女は獅子頭を大切にしているガオの様子を見て微笑んでいた。 | ||||||
│[処理済-B] | ||||||
▓ 事件調査記録 | |
「バリアフリー」 | |
緊急度:⚠ ⚠ ⚠ | 場所:管理中枢 |
管理局の廊下に、いつの間にか虹色の橋ができていた。 |
記録再生
│[再生中...] | ||||||
│[事件完了] | ||||||
▓ システム通知 | ||||||
ごく普通の平日。書類を全て片付けたあなたは執務室の前で身体をぐっと伸ばした。 | ||||||
[局長] | ||||||
ナイチンゲールが新しい書類を運んでくる前に執務室から離れないと……うん?いつの間にか廊下に虹色の橋ができているな?新しい飾りか何かか? | ||||||
[イヴ] | ||||||
その声は……局長ですか?推進器のランプがついているか確認してくれませんか? | ||||||
声の出所を探す ◀ | ||||||
[局長] | ||||||
イヴ?どうしてこの虹の橋の上に?いたずらでもされたのか? | ||||||
[イヴ] | ||||||
いいえ、違います。これは夏音さんが私の要望を受けて、特別にデザインしてくれたバリアフリー設備です。移動が速くて助かります。 | ||||||
[局長] | ||||||
そうだったのか……車椅子の後ろについているランプなら光っているが、それが推進器かどうかは…… | ||||||
▓ システム通知 | ||||||
イヴの周りを回って、ランプの状況を確認してあげた。しかしどうにも腑に落ちないところがある。ただのバリアフリー設備にどうして推進器が? | ||||||
[イヴ] | ||||||
ランプがついているなら大丈夫でしょう。では、行ってきます。ご協力ありがとうございました。 | ||||||
--------------- | ||||||
<分岐> | ||||||
呼び止める ◀ 見送る ◀ | ||||||
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呼び止める ◀ | ||||||
[局長] | ||||||
ちょっと待て、イヴ。このバリアフリー設備の設計図は審査を受けてないと思うが。 | ||||||
[局長] | ||||||
つまり、この設備が本当に管理局の基準に合っているかどうかは分からない。それを利用したいなら審査の後にしてくれ。 | ||||||
[イヴ] | ||||||
そう、ですか……しかし、夏音さんと何度もテストしました。とても安全ですよ。 | ||||||
[イヴ] | ||||||
それに、バリアフリーの定義に合っていると思います。見た目も可愛くて、廊下に飾ってもいいデザインです。十分な高さがあって、他の通行人の邪魔になりません…… | ||||||
[局長] | ||||||
いや、いったいどんな基準で設計されたんだ…… | ||||||
[イヴ] | ||||||
あと、推進器があるおかげで、速く移動できるようになりました。これでみんなの足手まといにならずにすみます。 | ||||||
[局長] | ||||||
違うんだ、イヴ。バリアフリー設備はあなたが不自由なく暮らすために作られるものだ。他人の足手まといとかそういった言い方は…… | ||||||
│[処理済-A] | ||||||
見送る ◀ | ||||||
[局長] | ||||||
い、いってらっしゃい?道中気をつけて。 | ||||||
[イヴ] | ||||||
それでは、行ってきます。局長。 | ||||||
▓ システム通知 | ||||||
イヴがボタンを押して、虹の橋のレールを起動した。推進器も稼働して、車椅子が凄まじいスピードで飛び出した。 | ||||||
[局長] | ||||||
イヴ――本当に大丈夫なのか―― | ||||||
[イヴ] | ||||||
…… | ||||||
▓ システム通知 | ||||||
イヴは返事をしなかった。あなたの言葉は彼女の耳に届いていないようだ。彼女の周囲は目に見えない力場に覆われている。どうやら夏音がつけた安全装置らしい。 | ||||||
▓ システム通知 | ||||||
監督システム:警告、警告。運動エネルギーが制限値を超えた物体を検知しました。至急対処してください!至急対処してください! | ||||||
[局長] | ||||||
夏音のやつ……やはりあれはバリアフリー設備じゃなくて、ただのロケットだな…… | ||||||
│[処理済-B] | ||||||