【種族】

Last-modified: 2023-10-14 (土) 16:45:15

概要

MMOである今作ではDQ9の主人公と同様に、人間以外の種族をプレイヤーキャラクターとして選択することになる。

プレイヤーキャラクターとして選択可能な種族

オーガ・エルフ・ドワーフ・プクリポ・ウェディの総称として「五種族」、更に人間を加えて「六種族」と呼ぶ。
これらの用語は作中で登場しているが、プレイヤー間で用いられることもある。
 
ゲーム開始直後は【オフラインモード】で人間キャラクターを作り、オンラインモード移行の際に五種族の中から一つを選んで転生、人間の姿を取り戻すことがオンラインモード最初の目的となる。
人間の姿を取り戻した後は、人間の姿と選択した種族の姿を任意に切り替えることができるようになる。
ただし、オンラインモード開始時の種族の選択は後からやり直すことができない。五種族の身体自体が同名の他人の身体を使わせてもらっているという設定であり、元の身体の持ち主に因んだ展開もある本作のストーリーの都合上種族変更はできない。
【藤澤仁】は、「人間を含む六種族から選ぶようにすると全体の6割~7割ぐらいが人間みたいな偏った種族バランスになるかもしれないと思った。六種族間で種族変更できるシステムではなく、人間と五種族の両方の姿を使えるシステムにした」と語っている。
 
なお、【ドラゴンクエストX 国勢調査】によるとオーガ・ウェディを選ぶ人が多いが、オーガ・ウェディを選ぶ人は人間に戻る傾向があり、逆にプクリポ・ドワーフを選ぶ人は種族への愛着からか人間には戻らない傾向にあるようだ。
 
Ver.5.0で【主人公】は魔族になることができる。
但し、Ver.5.0のストーリーに突入するとクリアするまで元に戻ることはできない。クリア時に手に入る【転魔の刻印】で以後自由に元の姿と魔族の姿を入れ替えることができる。
魔族は六種族をベースに改変した容姿を持つため、Ver.5.0ストーリークリア後の主人公は以下の4つの姿を自在に切り替えられるようになる。

  • 人間としての姿
  • 五種族(転生時or仮想メイクで選んだ種族)としての姿
  • 人間ベースの魔族としての姿
  • 五種族(転生時or仮想メイクで選んだ種族)ベースの魔族としての姿

なお、設定上の話をすると、人間-五種族間の変更は教会で頼んだ際のセリフにて「もうひとつの姿を目覚めさせる」と表現され、非魔族-魔族間の変更は転魔の刻印の設定から「血の盟約で宿った魔族の要素を体内から出し入れする」ものと見られる。
ただし、主人公には「どの種族の外見をしていても他人からは同じ姿に見える魔法」がかかっているため、作中人物と会話する中では(見破れる人物を除き)相手が最も違和感を感じない種族の姿に見えているらしく、種族の変化を指摘されることは無い。

種族差

各種族間には特徴を持たせるために【パラメータ】差や【属性耐性】に差が存在していたが、運営が想定した以上に大きな格差となったためか、Ver.2.1で見直しが図られ、更にVer.3.2前期で完全撤廃された。
Ver.3.4後期で種族に関係なく移動中・戦闘中の視点の高さを変更することもできるようになったため、現在では種族による性能差は皆無といっていいだろう。
唯一の例外はウェディが足ヒレなしで速く泳げる点である。
詳しくは種族格差 に記載。

その他の種族

竜族はVer.3.0で本格的に登場。本来は上記の六種族と同列に扱われるべき種族だが、諸々の事情によりプレイヤーはこの種族になることができず、NPC専用となっている。
なお、オフラインモード終盤で転生先を選ぶ所で空座になっている台座が2つある。

種族間の関係

アストルティアの六種族に限れば、異種族間における差別や偏見、争いごとなどは一部を除きあまり見られず、基本的には良好な関係と言ってよい。
ただし、500年前のオーグリード大陸では人間の指導者である【シオドーア】がオーガから城を奪って他種族を締め出し、オーガとの戦争になる目前であった。
なお、同種族間での争いは見られ人間同士、オーガ同士、ドワーフ同士、ウェディ同士では戦争にまで至っている。
 
竜族は神話時代に【ナドラガ】に率いられアストルティアとの戦争に及んだが、【種族神】に阻止され、大陸ごと隔離された。
それ以降はアストルティアとの交流がほぼ断たれているが、一部はアストルティアに隠れ住んでいる。
本格的に登場した後も、一部の過激派を除いて神話時代の禍根はほぼ見られず、アストルティアの種族ということで無下に扱われることもなく友好的である。
 
魔族とは基本的に敵対関係にあり、これは魔族の成り立ちに関係している。
しかし、主人公が【大魔王】に即位してアストルティアとの関係を取り持ったことで、現状かなり部分的なものではあるものの七種族との和解が始まっている。
 
なお、シリーズでたびたび見られる異種族間での恋愛や婚姻は今作ではほぼ見られず、そのことに言及されることもない(ウェディの【ムーロン】と人魚の【メローラ】の恋愛が示唆されているが、やはり種族差による壁はある模様)。
混血種などが絡んでくると話が複雑になるためだろうか。

種族変更問題

サービス初期は3キャラまでしか作れず全種族プレイすることができなかったこともあり種族変更アイテムを望む声があった。
要望を受けVer.1.1.3aで5キャラコースを実装された。サービス開始から3か月ということもありキャラを作り直し全種族プレイする人がほとんどだった。
 
この問題については2012年8月5日に質問番号: 64007(2018年05月31日改訂)で「種族の設定を変更することはできません。どうしても変更したい場合はキャラクターを「新規作成」し、改めて設定し直していただく必要があります。」とはっきり回答されている。
 
Ver.2.1の2014年2月27日に改めて【齋藤力】から「種族は後から変更できない要素」とディレクターコメントで記載されている。この発表を受けて、初期からやっている人もキャラを作り直すなり、アカウントを追加するなりし種族変更問題は収束した。
 
Ver.3.5前期にハロウィンイベント用の【仮装メイク道具】が実装されると、技術的に種族変更できると勘違いしたプレイヤーが永続種族変更アイテムを提案するようになった。
最大90日以上延長させて欲しいという提案もされたが、時間利用権やDQXポイント等の失効期限である180日を考慮すると90日が妥当だと思われる。
※ムービー中は元の種族の見た目で表示されたり、特定の種族で始めた場合のみ追加される台詞も仮想メイクでその種族になっていても追加されないため、システム上種族変更はできていない。
 
余談だが、FF11でもFAQ番号: 11202ゲームの途中で、プレイヤーキャラクターの名前や種族などの設定を変更することはできません。どうしても変更したい場合はプレイヤーキャラクターを「新規作成」し、改めて設定し直していただく必要があります。」と回答があり、2002年~2023年の21年間たっても種族変更は実装されていない。
 
新生FF14は幻想薬という種族変更アイテムがあるがこれは特殊な事情で実装可能になった経緯がある。
旧FF14では種族変更はサービス中に実装することは技術的に問題があり実装されていなかった。
2012年11月に旧FF14がサービス終了後、新生FF14のサービスが開始されるまでのサービス停止期間約9か月でシステムを時間をかけて作り直し実現できた機能であり、サービス中のDQ10やFF11では技術的に無理だろう。