本来の意味は「映画の音声部分」の事だが、
そこから転じて、映像作品やゲームソフトなどのBGMを収録したアルバムを差す。
オリジナルサウンドトラック等と呼ばれる事もあり、略して「サントラ」、「OST*1」等とも呼ばれる。
ここではモンスターハンターシリーズのサウンドトラックを扱う。
概要 
- モンスターハンターシリーズの楽曲を扱ったアルバム。
劇中で使用された楽曲はほぼ網羅されているので、
音楽だけをじっくり堪能したいという方は是非購入してみてはいかがだろうか。- アルバムにもよるが、iTunes等でダウンロード販売もされている。
CDという媒体に拘りが無く、コーデックによる音質の差も気にしないのであれば、
インターネット上で音源のみを購入しても良いだろう。
一部サウンドトラックはAppleMusicやSpotifyなどのサブスクリプションサービスにも登録されている。
- アルバムにもよるが、iTunes等でダウンロード販売もされている。
- ライナーノーツにはスタッフのコメント、サウンド製作に携わったスタッフが掲載されている。マニアなら必見。
- 詳しくは後述するが、初期のサウンドトラックは書籍扱いで販売されていた。
中古ショップ等で探す際は注意を要する。
MHFについても、当初はCD単品での販売ではなくパッケージの特典という扱いだったが、
2014年になってMHF-Gアップデート後のBGMをまとめたサウンドトラックが発売された。- 「モンスターハンター 狩猟音楽集II ~咆哮の章~」に収録された6曲は
既にサントラが発売されているものとして収録しておらず、
狩猟BGMに関してはシーズン2.0以降に追加されたものを収録している。
- 「モンスターハンター 狩猟音楽集II ~咆哮の章~」に収録された6曲は
- モンハンシリーズは同一の楽曲を複数作に渡って使用していることが多く、
またベスト盤を兼ねたサントラもあるため、複数のサントラに同一曲が重複して収録されていたり、
ゲーム本編で使用されていた曲がサントラには収録されていなかったり、といったことがある。
購入の際には収録されている内容をよく確認しておこう。- 複数のサントラに収録されている場合、サントラによって曲名に表記揺れがあることもあるので注意。
- 新作の発売前に「ハンターノート」という書籍が発売されるが、
昨今のシリーズではこのハンターノートに2~4曲程度の新曲を収録した
ミニアルバムが付録としてついてくるのが恒例となっている。
新曲を楽しみながらまだ見ぬ冒険の舞台へ色々と思いを馳せてみるのもまた一興かもしれない。
- MH大狩猟クエストのメインテーマやメゼポルタ開拓記のイメージソングなど、
ソーシャルゲーム関連の楽曲もiTunes等のサイトで個別に販売されている例もある。
- 映像作品やゲーム等の音楽では、
音色を追加した(もしくは抜いた)音源等のサントラ収録曲と少し異なる音源が使われる事があるが、
CDの収録時間の都合*2やスタッフの意向*3等の理由から、サントラに収録されない事もあり、
収録を期待していた熱心なマニアから不満の声が挙がる事がある。
- MHシリーズでは、以下に示す曲が収録されているサントラが1つもない(2020年12月現在)。
サウンドトラック一覧 
アルバム 
- モンスターハンター サウンドトラックブック
- 無印のサントラ。「舞い降りる伝説」は隠しトラック。
ちなみに大型書籍扱いであり、書店で取り扱われていた。
- モンスターハンター2(dos) サウンドトラックブック VOL.1 ジャンボ村の歌
- MH2のサントラ。Disc1ではMH2のエンディング(オフライン)までの楽曲、Disc2ではMHPの楽曲が収録されている。
こちらも大型書籍扱いである。
- モンスターハンター2(dos) サウンドトラックブック VOL.2 ドンドルマの旋律
- MH2のサントラ第2弾。オンラインモードの楽曲を中心に収録されている。
「祖なる龍」が隠しトラックとして収録されている。
こちらも大型書籍扱いである。
- モンスターハンター3(tri-) オリジナル・サウンドトラック
- 2枚組でMH3の楽曲が収録されている。
どちらのディスクにも隠しトラックが収録されており、Disc2に「とあるモンスターの狩猟曲」が収録されている。
- モンスターハンター4 オリジナル・サウンドトラック
- 2枚組でMH4の楽曲が収録。
一般販売の前に、モンハンフェスタの会場で先行販売された。
ちなみに、オーケストラは「狩猟音楽祭」でも演奏を担当した
東京フィルハーモニー交響楽団*5によって演奏されている。
- モンスターハンタークロス オリジナル・サウンドトラック
- 2枚組でMHXで使用された楽曲が収録。
Youtubeのカプコンチャンネルにおいて、
モンスターハンタークロス 楽器収録ダイジェスト映像が公開されており、収録風景を見ることができる。
隠しトラックも収録されている。
2015年12月16日発売。
- モンスターハンター エクスプロア オリジナル・サウンドトラック
- MHXRで使用された楽曲が収録。
一部楽曲は過去作からの再録である。
2016年3月16日発売。
- モンスターハンターストーリーズ オリジナル・サウンドトラック
- MHSTで使用された楽曲が収録されている。
MHSTはシーンごとに個別の楽曲が用意されているため、収録楽曲数は歴代サントラの中でも多い90曲。
ただ、その曲数の多さをCD2枚組に収めたために、一曲当たりの再生時間がかなり短め(基本1ループ)となってしまっている。
2016年11月9日発売。
- モンスターハンター:ワールド オリジナル・サウンドトラック
- MHWorldで使用された楽曲が収録。
狩猟曲などの一部楽曲はフルオーケストラで録音されており、豪華なサウンドを聴かせてくれる。
発売時期の関係上、アップデートでの追加曲は『モンスターハンターワールド:アイスボーン オリジナル・サウンドトラック』に収録された。
Disc3枚組で83曲を収録している。
2018年2月14日発売。
- モンスターハンターワールド:アイスボーン オリジナル・サウンドトラック
- MHW:Iで使用された楽曲の他、MHWorldのアップデートで追加された楽曲を収録。
初回生産限定盤には「モンスターハンター:ワールド オリジナル・サウンドトラック」を一緒に収納できる限定スリーブが付属された。
ワールド本編のものと同様追加アップデートのBGMは収録されていない。
Disc3枚組で66曲を収録している。
2019年9月25日発売。
ベスト盤 
- モンスターハンター 狩猟音楽集 ~3周年記念ベストトラック~
- シリーズ3周年を記念して発売されたもの。
Disc1には無印、MH2、MHPの楽曲(一部新規収録)、Disc2はMHP2の新曲を収録。
- モンスターハンター 狩猟音楽集II ~咆哮の章~
- MHP2Gで使用されている曲が全収録曲47曲のうち45曲を占め、そのうちの27曲が戦闘BGM。
Disc1は無印~MHP2Gの戦闘BGM、Disc2はMHP2Gの新曲を収録している。
MHFで初お披露目となった密林・砂漠・沼地・火山・樹海・塔の新汎用BGMも全て収録されている
ただし、このサウンドトラックではMHFというゲームの存在に言及をしていないため、
便宜上"MHP2Gで初登場の楽曲"という扱いになっている。
なお、ウカムルバス戦のBGMは収録されていないので、そちらが目当ての方は注意。
(後に「狩猟音楽集III」に少しアレンジされたMHP3版の音源が「絶対零度」として収録された。)。
ちなみにこのアルバムではミラボレアス関係の楽曲も普通に曲目リストに載っている。
再マスタリングされているらしく、再録曲は「狩猟音楽集」やサントラブックと音質がやや異なっている。
両方持っている人は聴き比べてみるのも良いかもしれない。
- モンスターハンター 狩猟音楽集III ~モンスターハンターポータブル 3rd & レアトラック~
- Disc1ではMHP3の初出の楽曲、Disc2ではMH2以前の楽曲のうち、
狩猟音楽集IとIIで収録できなかったもの*6を収録している。
終了音楽集IIでは収録されなかった「絶対零度」が初収録されたが、MHP2G版とは音源が少し異なっている。
MHP3で使用された汎用戦闘BGM等、MH3が初出となる楽曲はほぼ未収録なので、
それらが目当ての人はMH3のサントラも一緒に購入する事をオススメする。
- MONSTER HUNTER 2004-2012【LIFE】/MONSTER HUNTER 2004-2012【HUNT】
- 2012年9月19日に発売。
無印~MH3Gまでの全ての楽曲のベスト盤であり、多くの人気BGMが収録されている。
MH3G初出のBGMが音源化されたのはこれが初めて。
【LIFE】では村や街で流れる曲や歌姫の唄、プーギーや肉焼きのBGMなどを収録し、
【HUNT】ではモンスターとの戦闘時に流れるBGMを収録している。
「祖なる龍」や「殷々たる煌鐘の音」といった禁忌のモンスターらのBGMもしっかりカバーしているが、
MH3Gが初出となるグラン・ミラオス戦のBGMは未収録である。
狩猟音楽祭2012の会場で先行販売された。
- モンスターハンター 狩猟音楽集IV
- 2015年1月14日発売。
DISC1とDISC2の2枚組で、1枚目にはMH4Gで使用された新曲が、
DISC2にはMH3 ~ MH4で使用されたモンスターの狩猟曲のベストトラックがそれぞれ収録されており、
DISC2にグラン・ミラオス戦のBGM「燃ゆる溟海」が初収録された。
収録曲リストによると、全収録曲45曲中戦闘BGMが少なくとも24曲あり、
再録となるDISC2も半分以上はMH4Gで使用されているため、収録の傾向が狩猟音楽集IIに似通っている。
こちらも再マスタリングされており、再録曲は音質が若干異なっている。
- モンスターハンター 狩猟音楽集XX
- 2017年4月12日発売。
MHXXで初登場したフィールドである遺群嶺のBGMや、新メインモンスターのバルファルクのBGM、
更にはカティとミルシィのボーカル曲などなど、MHXXで初登場した楽曲を中心として構成されており、
ベスト盤というよりもMHXXのサントラと呼べる内容になっている。
実際、再録曲は4曲と少なめで、MHXXメインモンスターとして扱われている四天王モンスターの専用BGMである*7。
なお、再録曲は、過去の狩猟音楽集と同様にやはり音質が少し異なっている。
また、隠しトラックも収録されている。
MHF 
- モンスターハンター フロンティアオンライン 2周年記念プレミアムパッケージ
- 2009年7月1日発売のプレミアムパッケージ。
特典であるCDにシーズン5.5までのMHFオリジナル曲が収録されている。
当時はまだ専用BGMを持つモンスターがいなかったので、
メゼポルタ広場関連のBGMや、狩猟地ごとの凄腕汎用BGMが中心となっている。
- モンスターハンター フロンティアオンライン アニバーサリー2012 プレミアムパッケージ
- 2012年8月15日発売のプレミアムパッケージ。
特典として上記の2周年記念CDを含む3枚のCDが付属する。フォワード.4までの曲を収録。
専用曲を持つモンスターが増えたこともあり、曲数が大幅に増えている。
ただし、峡谷汎用戦闘BGMはいずれのCDにも収録されていない。
- モンスターハンター フロンティアG オリジナル・サウンドトラック
- 2014年4月23日発売のオリジナルサウンドトラック。
超大型バージョンアップ『モンスターハンターフロンティアG』からMHF-G2、G3、
そして発売日である4月23日に始動した『MHF-GG(ダブルジー)』までに制作された曲を収録
(ただし、G級の紅ミラボレアス戦に使用される2曲のみ収録されていない)。
上述の2012年版サウンドトラック以前に収録されなかった楽曲、
「荒涼たる裂け目/峡谷(峡谷汎用戦闘BGM)」や「暴砂の巨城/オディバトラス」も含まれており、
全48曲となっている。
- モンスターハンター フロンティアZ 10thアニバーサリー スペシャルグッズ
- 2017年7月5日発売の10周年記念スペシャルグッズには、
上記以降~2017年7月5日アップデートまでに作られた楽曲のサウンドトラックCD3枚組が付属する。
今回は至天征伐戦におけるUNKNOWNの第8形態用BGMが収録されていない。
ゲーム中やプレビューサイトで流れるものとは構成が異なる曲が多く、
またゲーム中で使用される全曲がループ無しで終わるように結びの一節が加えられている。
…というよりも、ゲームの方が編集された音源を使っているのだろう。
収録曲数は全59曲。
- モンスターハンター フロンティア サウンドBOX
- 10thアニバーサリースペシャルグッズ同様、
MHFサービス開始10周年を記念して2017年7月19日に発売されたサウンドトラック。
こちらは2007年~2014年までの楽曲、つまり過去に特典化されたサウンドトラックの楽曲が収録されており、
ピクチャーレーベルCD5枚組となっている。
著作権について 
- 著作権で保護された楽曲を無許可でインターネット等にアップロードしたり、映像のBGMとして使用するのは、
れっきとした違法行為であり、絶対にしてはいけない。
著作権法違反は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という重い刑罰あり、
自分は大丈夫という思想はかなり危険である事を理解しよう。- また、複製した音源を知人に配る事もも違法行為である。
友人と割り勘でアルバムを買いコピーするといった行為は法律上認められない。 - ちなみに違法にアップロードされた映像や音楽を、
違法と知りながらダウンロードする事も違法行為であり、刑罰の対象となる。
詳しくはこちらを参照。
- また、複製した音源を知人に配る事もも違法行為である。
関連項目 
BGM
イベント・メディア展開/狩猟音楽祭 - MHシリーズの楽曲のオーケストラコンサート
イベント・メディア展開/BlackLute - MHシリーズのコンポーザーによるユニット