暗き地の底から出づる十四の
破壊。第八の破壊はすべてを
飲み込む穿孔の形をしていた。
(冥淵大笛トゥリパ)
目次
概要
- MHR:Sで初登場した狩猟笛。
本作のラスボスであるガイアデルムの素材を使用して作られる。
- 青銅製の笛にガイアデルムの翼爪を束ねて取り付けたようなデザインで、
テキストのとおり大地に穿たれたクレーターを思わせる見た目をしている。
穴の外側から中心へと光が吸い込まれるかのような発光ギミックがあり、
大地に大穴を開けるガイアデルムらしい武器と言えるだろう。
- 演奏すると、ガイアデルム戦BGM「深淵から迫る絶望」の序盤メロディが流れる。
本武器や冥淵纏鎧シリーズ生産のために何度か戦う内に気付けるだろう。
性能
MHR:S
- 冥淵大笛トゥリパは一発生産でのみ入手可能で、それ以上の強化先は無い。
気になるその性能は、- ガイアデルム武器としては低い攻撃力320
- 足を引っ張る会心率-20%
- 龍属性笛ではワースト2位の龍属性20
- 斬れ味は素で長い紫。匠で延長可
- 装飾品スロットは無し
- 百竜装飾品スロットはLv3
- 旋律は全属性やられ無効、属性攻撃力UP、攻撃力UP
これである程度カバーできる。
- ライバルはバルク笛の赫絶の澄翼ステレジア。
攻撃力でこそトゥリパが上だが、属性値で大幅に上回られている上に会心UP付き、
さらに高周衝撃波まで持ち出すため、単純な火力勝負だとどうしてもトゥリパが不利になりやすい。
そして何より属性攻撃・通常攻撃UPの旋律を持つ方向性が丸被りで、
マルチで持ち出す役割の差別化が全属性やられ無効旋律1つにかかっている状態。- 幸いというか、今回は属性値上昇と引き換えに全耐性値が減算される業鎧【修羅】があるので、
全耐性値+10が付随する全属性やられ無効をこれの相殺に使うという手もある。
また素の攻撃力と斬れ味で上回るため、炸裂音珠メインの演奏方針ならトゥリパに分がある。
連撃のステレジア・一撃のトゥリパと軸をズラすなら性能上の差別化は可能だろう。 - 旋律の方向性が被っている点も、裏を返せば到着が遅いステレジアに近い攻撃的な支援を、
ストーリークリア直後から存分に振りまわせるという意味では利点となる。
本作では及第点の物理攻撃力を確保した高属性武器が多数存在するので、
会心UP抜きでも火力強化には十分な効果がある。
- 幸いというか、今回は属性値上昇と引き換えに全耐性値が減算される業鎧【修羅】があるので、
- Ver.14にて、新スキル龍気変換が登場。
属性攻撃強化・全属性やられ無効旋律を併せ持つトゥリパはこのスキルの運用に高い適性を持ち、
激昂の錬成付与などできっちり仕上げればステレジアもかくやという龍属性値を手に入れられる。
まさしく差別化のキーであった全属性やられ無効旋律が輝いた瞬間である。
この運用でのライバルは、同じく両旋律を併せ持つTHEグレゴリア。
元の龍属性値の差で響打追撃の威力ではあちらに分があるものの、
代わりに素の攻撃力が低く、さらに斬れ味維持を考慮する必要があるため一長一短。
ステレジアとの比較では被っていた攻撃力UP旋律も、グレゴリアとの比較では大きな評価点になるだろう。- Ver.16で追加された刻銀の撲笛は龍40にLv4スロット×3、
全属性やられ無効を持っているが、属性攻撃強化の旋律を備えていない。
一方で、赤色の旋律が攻撃力&防御力UPであるため、防御面でのサポートはそちらに分がある。
- Ver.16で追加された刻銀の撲笛は龍40にLv4スロット×3、
余談
- トゥリパ(τρύπα)とはギリシャ語で「穴」の意。
笛などの気鳴楽器は演奏者の息を吹き入れる開口部が存在するため、これを意識したネーミングと言えるか。
この武器がイメージしている破壊は、そのままガイアデルム自体のモチーフの一つと目される地盤陥没だろうか。
ガイアデルムは巣作りに適した場所を見つけると大穴を開けるという生態を持ち、
シナリオ中でも地中から大穴を開けて出現していた。