武器/残滅の爪

Last-modified: 2024-02-28 (水) 09:05:51

咎人の罪はこの両の腕に抱かれ、
浄化の時を迎える。
(残滅の爪)

「罪深きを知れ、我を恐れよ」
十の凶爪が咎人の罪を切り刻む。
(残滅の爪【鬼】)

MHWorldで登場した、ネルギガンテ素材を使用した双剣。

目次

概要

  • MHWorldのメインモンスターであるネルギガンテの素材から作られる双剣。
    ツインダガーを強化し続けることで派生が可能となる。
  • 外見はツインダガーにネルギガンテの棘の装飾をあしらったようなデザインであるが、
    最終強化である残滅の爪においては、その名の通り完全にTHEアポストルのようなと化す。
    • 武器名やその特徴的な外見から本武器はしばしば「爪」と略される。

性能

MHW

  • ネルギガンテ武器の例に漏れず、性能は非常に優秀。
    ネルガルガウジの段階で、右端に達するそこそこの青ゲージ、高めの攻撃力、
    おまけ程度の龍属性、そして龍封力:大が手に入る。
    冥灯龍素材や宝玉を投入することで完成する殲滅の爪の性能は、
    • 非常に高水準な攻撃力294
    • 会心率は0%
    • 属性主体で戦うには物足りない龍属性120
    • 古を喰らうものの武器に相応しい龍封力:大
    • 白ゲージは存在しないものの、右端まで伸びた長い青ゲージ
    • おまけのレベル1スロットが1つ
    となっている。
  • 今作の双剣の中で、汎用性という意味ではトップクラスの性能を有していると言っても過言ではない。
    • 物理攻撃力は4位タイだが、爪より上の攻撃力を持つ武器は軒並み会心率がマイナスである上、
      斬れ味に難があり、匠なしでは継続的に高い火力を出せない。
      対して爪は長大な青ゲージを有しており、斬れ味のフォローを全くすることなく
      火力や生存のためにスキルを割くことができる。
    • 属性値の低さは双剣にとって致命的と思えるかもしれないが、
      今作は龍属性に極端に弱い敵が少ない上、龍属性がよく通る部位の多くは斬撃肉質も柔らかいため、
      他の龍属性武器と比べてダメージで劣るケースは少ない。
      むしろ着目すべきは龍封力:大を有していることであり、他属性の武器と比べても
      今作の古龍戦においてアドバンテージを得やすいといえる。
    • 物理ダメージ、古龍適性、スキルの自由度が非常に高い水準でまとまったこの武器は
      ネルギガンテ武器の総評に違わぬ高い完成度を誇り、多くのモンスターに対して
      最適解とは呼べずとも、高い戦闘力を発揮する。
  • まとまった武器ゆえ欠点と呼べる欠点は存在しないに等しいが、当然惜しい点はある。
    レア度が8であるためカスタム強化枠は1つしか存在せず、
    物理特化運用をしようにも龍属性武器のため無属性強化が乗らない、
    最大まで達した青ゲージが仇となり匠での威力上昇が見込めない、などが挙げられる。
    無論、弱点属性に特化した他の双剣と比較してなお最適解となることは少ないため、
    これ一対だけ作っておけば十分というわけではない。
  • 最大のライバルとなるのは、やはりイビルジョー武器のラースプレデターだろう。
    会心はマイナスであるがこちらを遥かに上回る龍属性を持ち、龍封力も大、
    そもそも物理性も青ゲージの段階でこちらとほぼ同じ、さらに匠で出現する白ゲージ50、
    レア7のため2枠あるカスタム強化など、こちらは少々食われ気味といった立場である。
    爪の強みであるスキル自由度の高さを生かして差別化を図る必要があるだろう。

MHW:I

  • 前作MHWでは、時期が進むにつれ素で白ゲージを持つ武器も増え、
    最終的にはジルエアエル皇金双剣に立場を譲っていた爪。
    今作ではラスボス撃破から当分後に出没する、悉くを殱ぼすネルギガンテの素材で、
    残滅の爪【鬼】へと強化できる。その性能は…
    • かなり高い攻撃力406
    • やはり低すぎる龍180
    • 目を見張るほどの斬れ味白120
    • 相変わらずの龍封力【大】
    • こちらも変わらずLv1スロット×1
    と、物理双剣最強クラスの武器として名乗りを上げた。
  • ここまで白ゲージが長い双剣は他になく、匠も無効ということで斬れ味スキルは捨て、
    火力や生存スキルを好きなだけ積めるのが1番の特徴。
    物理性能だけ見れば、名前負けしない、鬼のような性能と言えるだろう。
    どちらかというと人化のかもしれないが。
  • とはいえ、双剣は元より属性重視の武器。
    各属性攻撃強化がLv6まで伸び、真・会心撃【属性】や属性加速の登場で立場は危うい
    なんてことは全くなかった。
    • 双剣はVer.10.11アップデートにおいて、各モーションにおける属性値計算に激烈な下方修正を受けている。
      攻撃モーションにもよるが、その値なんと0.5~0.7倍、つまり3~5割カット。
      並程度の属性値の双剣では使い物にならないという事態が冗談抜きで発生していた。
      今作のエンドコンテンツでも多数の(歴戦)古龍と戦うことになるのだが、
      スキルの自由度と持ち前の龍封力により、本武器が最適解となる古龍も少なくなかった*1
    その後、Ver.12.01で双剣の属性補正値がかなり見直され属性武器も復権、必ずしも最適解とはならなくなった。
    加えて高性能な赤龍武器砕光武器などの登場で物理特化双剣としての立場も揺らいでいるが、
    双剣だからこそ活かせる圧倒的な斬れ味があるおかげで、白ゲージが過剰すぎる他武器と比べると
    これらアップデートで追加された武器にも引けを取らない性能に治まっている。

余談

  • 「残滅」とは「害い滅ぼすこと」の意。一般的に馴染みのある熟語ではない。
    漢字や発音、意味も似ているため分かりづらいが「殲滅」ではないので注意。
    また強化前の「ネルガルガウジ」の銘の由来だが、恐らく英語の"gouge"と思われる。
    名詞で丸ノミ(工具)を意味する他、「掘る、目を抉る」といった意味の動詞としても用いられる。
  • 残滅の爪のデザインは非常に目を引くが、
    似たデザインとして過去作のマガラ双剣が存在する。
    奇しくも古龍種のメインモンスター武器である点も共通している。
    ただしあちらは左右対称だが、こちらは右の爪のほうが大きい。
  • MHWorldの双剣は鬼人化をすると逆手持ちになるが、
    この武器の持ち方は変わらない。当然といえば当然だが。
  • 鬼人化時の移動は姿勢を低く両腕を左右に大きく開いて走るというものだが、
    この武器でそれをやる姿からは非常に獣っぽさを感じる。
    全身をオーグ一式で揃えれば、特に男性はネルギガンテの擬人化の如き風貌となる。
    空中回転乱舞・天を繰り出し、破棘滅尽旋・天ごっこに勤しむのも一興。

関連項目

モンスター/ネルギガンテ
モンスター/悉くを殲ぼすネルギガンテ
武器/ネルギガンテ武器
武器/クロウofリッパー…類似形状の双剣


*1 以外の属性は高くて属性値360であり、ブランハチェットがある氷はともかくマイナス会心持ちか双属性の火属性、最大が300と他より一段劣る水属性は特に厳しい状況にあった。