MH4以降から登場。NPCから頼まれるクエスト。
緊急クエストと同様に、自分で受注しないとクリア扱いにならない。
ただしMHXXでは仕様が変更されており自分で受注しなくてもクリア扱いとなる場合がある、詳細は後述。
目次
概要
- 吹き出しの出たNPCに話しかけることによってリストに出現する。
クエストをクリアするか、所定のアイテムを納品することによって新たなクエストが派生し、
特定のアイテムや新たな狩技を習得したり、装備を生産できるようになる。
公式名ではないが、吹き出しクエ(スト)という呼び名も一般的。
- これらに近い仕様として、MH2の「村人との交流」と呼ばれるものがある。
やはりNPC達の頭上に吹き出しが表示され、納品や特定クエストの達成を依頼される。
これらの依頼を達成すると依頼内容ごとに細かく設定された「友好度」が溜まっていき、
ポイントに応じて行商人の来訪や食事の誘いといったイベントが発生する。
ストーリー進行や村の各種施設発展にも関わってくる重要な要素となっている。
MHXにおいて
- これまでのシリーズにもあった、いわゆる「わらしべイベント」的なクエストだが、
MHXではその質、量ともに半端ではなく、初心者から熟練ハンターまでを悩ませている。
- 序盤の村クエをクリアすると次々と黄色い吹き出しが現れ、例によってNPC達が面倒な相談事を持ち掛けてくる。
一人のNPCの依頼を順番にこなしていくだけではなく、他の人物の依頼も解決したり、
特定の条件を満たしていないと出ない依頼(HR◯以上、獰猛化クエストを2つ以上クリアなど)も多い。
- 村クエだけでなく、集会所クエにも山盛りの吹き出しクエが発生し、クリアしなければ狩技がショボいままだったり、
有能装備が作れなかったり、エリート炭鉱夫への道が閉ざされたりする。
また、同じ村で続きの依頼が発生する場合、一旦別の村へ移動しないと吹き出しが現れなかったりして、地味に厄介。
- 後半に入ると獰猛化多頭数クエが多くなり、ソロでのクリアは時間と労力を大いに伴うことによる困難さから
オンラインでメンバーの募集が行われるが、上述した通り依頼クエストは
受注した本人しかクリア扱いにならないため、手伝う人からすればメリットが殆どないのである。
なので野良ではただ該当クエストを貼って待っていても人が集まりづらい。並ハンは泣いていい。
そのため、依頼クエスト専用のクエ回し部屋が数多く建てられている。
最大で4人分の時間が掛かってしまうが、確実に人を集めたいならそれらを利用するのも手。- 後述する勲章のために、既にクリアしている依頼クエストの手伝いを積極的に行う高ランクハンターもいるため、
そういった人に手伝ってもらえると楽になるだろう。
ただし、特に依頼クエストの多いユクモ村の貢献度は当然該当クエストが多く、
周回する価値の高いクエストも存在するため、わざわざ積極的に稼ごうとしなくても
貢献度がたまっていくので勲章目当ての人からは倦厭されがちである。
なお、クエストがどの村からの依頼かはクエスト名の左にあるアイコンで判断することができる。
- 後述する勲章のために、既にクリアしている依頼クエストの手伝いを積極的に行う高ランクハンターもいるため、
- なお、吹き出しは不定期に各種チケットをNPCから提供されるフラグが立った際にも表示される。
チケット自体は有用であるが、厄介なことに両者に外観上の違いがない上、
普段チケット提供を行うNPCが依頼をしてくることもある。
全く依頼を行わないNPCから吹き出しが出ている場合はチケットと判断できるが、
下画面マップに表示される吹き出しからは判断できないため、実際にその村に赴いてみないとわからない。
そうでない場合、該当のNPCに話しかけるまで判断できないこともある。
特にベルナ村は提供されるチケットの種類が多く、かなりの確率で吹き出しが表示されるため、
吹き出しから依頼クエストの有無を判断するのがかなり難しくなっている。
ただし、直前のクエストクリア状況などから吹き出しの出るタイミングが予測できるので、
(特にロードの遅い旧3DSでは)無駄足を踏まないためにも、吹き出しの仕様を事前に調べて
出るタイミングを把握しておくとよい。
- MHXに登場するクエストのクリアが必要ない納品依頼も含めた依頼の総数は、
ベルナ村20、ココット村27、ポッケ村25、ユクモ村47であり、その総数は119に上る。
MHXの勲章には各村の依頼をクリアした時と依頼に関わるクエストをクリアした時に
もらえる貢献度を村毎に一定数集めるというものがあるが、
このように依頼の数に一部片寄りがあるため、ユクモ村の貢献度はカンストしているのに、
他の村は勲章すら取れていないということもありえる。
なお貢献度の上限は10000ポイントである。
MHXXにおいて
- 上記のMHXでの問題点が改善され、MHXXでは依頼クエストを自分が受注できる状態になっていれば、
他人のクエストに参加した場合でもクエストをクリアした扱いになるようになった。
ただし自分が受注条件を満たしていない状態で先にクエストに参加してクリアしても、
依頼を受けたらすぐに依頼達成とはならず、
依頼を受けた後で改めて(任意の)クエストクリアする必要がある。- とはいえ、発売からしばらくして多くのプレイヤーが依頼をクリアしてしまうと
MHXのときと同様になってしまった。
獰猛化モンスターの単体クエストなどでは素材集め部屋に参加するだけでもいいので、多少はましだが。
これを利用することで依頼クエストを消化したい人同士で一緒にクエストを消化しやすくなっている。 - とはいえ、発売からしばらくして多くのプレイヤーが依頼をクリアしてしまうと
- 各村の貢献度は20000まで貯まるようになったが、
特にこれによって勲章が手に入ることもないため、あまり意味がない。
なおG級では一つのクエストで100ポイント以上もらえるものもあるため、
上記の勲章の入手は非常に簡単になった。
- 新たな拠点「龍識船」の乗組員や訪れる人物からも依頼があるが、
それらは全てベルナ村の依頼に分類されている。
余談
- 依頼クエストの達成で得られる利点は、強力な武器や防具が作成用の専用素材を得られる他、
(それでも、使わない武器種やオトモ装備となると、ほぼ恩恵が無いに等しい物も点在するが。)
各種の連動要素のチェーンフラグの順次解放要素が大きく、
村クエスト全制覇報酬の各種ピアス、R装備の解禁、などと避けては通れない側面も大きい。
他方、ルームサービスで変更できるキャラクターが増えたり、プーギーの新しい服が貰えたりと
物によっては御褒美とも罰ゲームとも意見が分かれ、恩恵の価値には千差万別がある。
だが。
もう一つの隠れた利点として救済クエスト的な側面も意外と大きい。
代表的な一例で言えば、村★6高難度シャガルマガラなど
正規クエストでは骨が折れるクエストが、若干の手心補正によって
依頼クエストの方がほんの少しだけクリアし易い環境へと調整されている場合もある。
例えば、上位ブラキディオスの単体狩猟は、メインクエストでは地底火山が舞台となるが、
依頼クエストの中には舞台が孤島に変更されている物がある、など
クエスト内容が酷似していても、依頼クエストの方を注意深く確認すれば
サブターゲット条件が緩和されていたり、上位でも乱入が発生しなかったりと
自分にとって、より有利な環境や状況で狩猟が捗る依頼内容が隠されている場合も少なくない。